子峰院 和珞の鑑定例No86

 この方はパリでオーナーシェフを勤め、今年日本人では初の星の数で

レストランの格付けする「ミシュランガイド」の2020年フランス版で

最高位の三つ星を獲得された方です。

生時は推定で勉強させて頂きました。

 

< 命式・男性・生時推定 > 1977年生まれ

時 日 月 年

倒 比 比 印     生月8月 季節(秋) 月令―庚

丙キ 戊キ 戊キ 丁キ    戊2干辰1支(3)  

辰キ 午キ 申ィ巳キ    丙丁2干午1支 (3)

戊 丁  庚ィ丙    比肩・印星(6)

 

      用神取法は専旺法 格名は外格従旺 

 

 < 疑問を論にそって出した答え >

1、生時を取るにあたって、料理人の成功者と言う事で時干に食傷の庚辛を

入れたが大運が合わず、三柱だけで比肩を見れば無根で燥土、

比肩二つの負けん気で頑張れたとしても、時に嫌気が差し、

気むらが生じやすく同じ事を続ける事は難しいと考え、

土につく水支の丑を入れると天干は癸の強化の干合の三倍 これも大運と合わず、

辰を取れば天干は丙になり理屈的には合うため時柱を丙辰とした。

2、印星と比肩の強さが数字的に同じで、従旺格、従強格どちらの

格名にするか迷った。丁と丙は離れて間に二つの山があり丁は隠蔽には

なっていない。丙は時干にあり戊山に邪魔され全体に行き渡っていない。

年干丁は戊に洩れている。

戊山二つはどっかんと真ん中で自己主張強く、印が強い従強格でなく

比肩が強い従旺格とした。しかし比肩や劫敗財ばかりの従旺格と違い、

比肩と印の差は無く従強格の様な性格が出るのは勿論の事である。

基本従旺格で自身の思い通りに生きる為に印星を上手く使い、

計画性があってそつを嫌う人である

又印星が強まる時期の格名は、従強格になる。

※従旺格と従強格では、性格に違いが出る。日干類が強い喜の従旺格は、

動く事を厭わないが、頭脳を優先させる印星が強い従強格は、

思考が先になり動く事を嫌う人もいる。

この方の場合従旺格で動く事を厭わず適職の条件の一つで 

運で喜の印が強まる時、この命式では要領や人使いの上手さが出る。

3、天干に陰陽の印星の透干あって、大運も印星運で巡るのに何故料理人の

道を選んだのかと疑問が湧いた。それは何故か言えば、比肩は見た目強く、

月令は庚の食神は自由思考の持ち主だが、

この形では頭脳を優先する印星の仕事を好む人が多くいるから。

 命式幼少期の環境から影響を見る、

母親(年支)巳は社会環境(月支)申と支合(仲良し)仕事で忙しい人の可能性 

月支蔵干は庚の食神 母親が調理人の可能性を探ると、

お父様が日本料理の調理人、お母様と一緒に仕事をされているそうで、

その影響を強く受けたとの情報を得って「なるほど」と納得した。

 

< 命式は >

 月干の比肩は年干の印丁に強めれ、ライバルは上司で戊山、

あの人の様になりたい憧れ視。

自身(日干=比肩)は時干の丙(太陽)に照らされ一番丙の影響を受け、

将来は上司よりも脚光を浴びたいと強い願望の持ち主(生きる目的)、

上司と並んで自分は決して見劣りはしない(自信・対等意識)と考えている。

 比肩が2干の負けん気と両側の印星透干は、自身とライバルの比較が気になり、

ランク付けとはっきり比較が現れ評価される事に、

何よりも充実感を感じる人である。

 

(もう一度命式)

時 日 月 年

倒  比  比  印     

丙キ戊キ戊キ丁キ     

辰キ午キ申 巳 ←支合   

              

 

< 1977生まれ・大運・逆行 > 今年43歳 

97 87 77 67  57 47 37   27  17 07

〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ △ △ 〇 〇

戊 己 庚 辛 壬 癸 甲 乙 丙 丁    年運→甲乙丙丁戊

比 敗 食 傷 才 財 殺 官 倒 印    ←大運天干の通変星

戌 亥 子 丑 寅 卯  巳 午 未    年運→己庚辛壬癸

〇 △ ✓ 〇 △ △ 〇 〇 〇 ✓

辰 解 午   解         午    ←命式の冲・支合の地支

 

< 大運は >

丁・丙・午・乙・巳・甲運は火を強めている。

〇12歳未運は、喜の午と支合の関係で火を弱め忌運でも変動は少ない。

〇17歳丙運は二丙となるが外格であり、時干の丙は二つの戊山によって

邪魔され、年干の元亨利貞幼少期・思春期にまで光は確り届いていない、

季節は秋でもあり運の丙は良い働きをするため喜運。

※陰陽喜の印星は確りして、修行する幾人かの師匠や地域選びは

 綿密な計画の基に行ったそうです。

〇乙運(27歳)は、洩気で(丁火は甲木や乙草を燃やす)丁を強めるが、

辰を根に持つ甲乙は湿木・湿草で洩気し難いが 戊で護丁された

丁火は安定していて時間は掛るが、洩気し喜の戊土を強める事ができる

(喜の木火通命)。

結果は喜運。しかし苦労が多く△とした。

〇乙(27歳)と甲(37歳)を比べて、甲は乙より火がつき難くく苦労は多いが、

燃料としては甲の方が多く丁火も戊土もより強められ、

苦労は多く忍耐強さを強いられるが、

其れを全う出来れば実りは大きい時期となる。

※(この様な時期力及ばず手に出来ない人も現実にいる。

  其れは大運の良し悪しでは判断つき難く正念場で厳しい時期。)

性格的には甲乙運の偏官・正官は喜の出方で 乙正官の律儀、甲偏官の誠実は、

苦労の分だけ身につき人間関係での評価を挙げる。

又この命での丁火の強さに対し戊土の炉は大きすぎるが、

丁が強まる丁・午・巳運の時期はその大きさが役にたつ。

よって丁特に地支運での午・巳は非常に良い時期となる。運午運21歳で渡仏。

〇42歳の辰運は戊を強め喜運、しかし辰2支は自刑 

この命式での象意はぬかるみを歩き、足を取られるような苦労。

今年1月にミュシュラン三ツ星を獲得

「嬉しさより大勢のお客さんの口を満足させなければならない重圧」

と仰っていました。

〇47歳癸運は、月干の戊を、57歳壬運は年干丁を、

67歳辛運は時干丙を合去するが破格は起らず変化は少なく平素無事!

しかし忌運。47歳癸運では、目上の人や上位の人を意識しなくても良いが、

下から上がってくる人に地位を脅かされないかと心配をする時期。

しかし日干と強化の干合になるよりかなりましで、

年干の己は直接日干を強め精神的にも割と楽で

、心配するような事は起らない可能性。

〇57歳壬運では、年干丁を合去するがこの時期での年干の変化は

破格も起こらず、問題は少ないと見る。

〇67歳辛運は、元亨利貞は晩年を意味する時干丙を抜き、気力の半減、

例えば体調を壊しても医者にかかるのを嫌がったり、

しかし辰があり健康的にはそう心配はない。規模を縮小の可能性。

〇52歳卯運は干支で△

〇62歳寅運は、巳申の合を解く、巳寅は火を強め喜運のはずが 

年運の庚では巳申が通根で破格となり△とした しかし期間は半年。

年運の辛と水運は上記の如く合去の干合。

〇72歳丑運は戊を強め喜運、年運庚は注意。

〇77歳庚(食神)運は、月令計算二倍根なし数字的にはぎりぎり、

しかし干関係に救われ破格は起らず、火に制された庚の出方はソフト。

かなり面白いと思ったのが、

時干(晩年)の丙とこの時期の庚との折り合いは良くなさそうだが、

丙(太陽)は公明正大と庚の食神、夫々の象意は「みんなのために!」

声を挙げて言ってしまった。目的は一緒!

縮小した店では、庶民にも手が届く価格で、

彩り豊かな美味しい料理が振舞まわれ、

来客者に喜ばれるのではないでしょうか。と想像してしまい・・・

〇82歳子運は午を冲して忌運だが破格にはならない。

〇92歳亥運は、同じく巳申の合を解く。

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< 最後に >

ミシュランの星を大運巳35歳で1つ星 

大運辰運中40歳で2つ星 42歳3つ星を獲得しています。

この道の厳しさを大運によって垣間見た思いがします。

 命式二つの戊の並び方、丙の位置や強さ、

季節に等によってプライベートには

人に立ち入って欲しくない思いが伝わって来ましたので、

書かないように心掛けました。日支や時柱の良さが光っています。

 大運には忌運を示す✓や △(結果は安泰)の印を付けていますが 

天干の合去等に救われ、地支の有り様と共に、

大運に大きな変動が起こる時期が無く、良い命式と言えるでしょう。

 若い頃より生きる目標があって 目標を果す為に綿密な計画を立て、

夢を叶える人。「なんと幸せな人なのか!」と

( 子平学の基本 )

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参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

     「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都佺人・和珞 2020/02/09)

 

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 歳運論」を読む。№1

   < 歳運論 >                            

 休咎(きゅうきゅう)は運よりかかわりて、尤(もっと)も歳よりかかわる。   

 衝戦はそのいずれかが降(くだ)るかを見て、和好はそのいずれが切なるを見る。   

                ( 訳 )                                

  命式上の効果は、大運によって決まりますが、確たる良し悪しは

年運と最も関係があるものです

 運の干が命式を尅したり、運の支が命式の地支を冲したりする時は、

命式上の喜や忌の干の強さに変動がありますから、よくはかり直して

見なければなりません。運の干と命式の干との合なども同様です。

   

       ( 追補 )                            

 「大運説」 大運の見方は十年説と上下五年説に分れます。

錦綉集での素庵氏は上下五年説ですが、輯要では運管十年と書いておられ、

任氏又蓋頭截支を論ぜずとし十年を説いておられます。

耀文氏等は上下五年説を採用され、その方が適確だとのべておられます。      

三命通会中の壺中子等や、神峯氏も五年説で大運を見ておられ、こ

の説は案外古くから採用されていることになります。

結局は楽吾氏も上下五年説です。

 運の興敗は干を重視し、地支の変化を見て喜忌を言う。

伯温氏は文書が非常に象徴的で、例えば大運と年運の関係や、

閑神同志が出会った場合、禍福的な解釈をどのように見ておられたのか、

その点もう少し説明がほしいところです。           

 滴天髄は他の章で清濁等色々あげてありますが、例えば災病、

具体的にどう見れば良いのかは、わずかしかのべられておりません。 

 この天干推命論は表面に現れる成敗論が主であり、

地支での分野が今一つもの足りないものを感じます。                地位が高く安定した収入を得ておられる人でも、病気がちで元気なく 

不本意な生活をされている方がおられるのが現実です

これらの見方が無いとは言いませんが、それは命式上運が主であって、

その中の質的な具体性となるともっと論説が必要と言えそうです。        

 現在では両説共に、定論されていないと言わざるを得ません。

 「年運との関連」耀文氏の説は命式と大運を先、

その後で年運と命式を関連させた見方の様に思いますが、

任氏や素庵氏は、大運と年運を先に見て命式との関連を説いて

おられる様に思いました。

 命式は人間そのものであり、運はその推移を現すものですから、

わずかに四柱八字ではありますが、

必ずその中にすべてが含まれていると信じています。

 禍福災病を含め日犯歳君を考慮しながら、尚勉強してゆくつもりですが、

現在私の論としては、その人の運の盛衰は大運で見、その歳に起る禍福災病は

大運考慮の上での年運重視でと、ごく当たり前の考え方に落ちついています。

子平学 四柱推命 運命学

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      < 和珞の余談 >                         

 歳運論と言っても、年運だけの事ではなく、

大運と年運(歳運)の関係についての論です。                   

 「命式の効果は、大運によって決まる」命式の喜忌が決まれば、

後は大運での干や地支との関係で運の喜忌が決まっていきますが、

十年運か五年運の見方で判断は変ります。現在での見方は天干運五年、

地支運五年の見方になっていますが、

古くの十年と言う考え方は興味深い話でもあります。

 大運とは、五年をぶつ切りにしたものではなく、前運は次の運へと

引き継がれ、次の運へと繋がった人生の流れです。

又「引従相承」の様に、これから訪れる先の運を

引き込んだり、過去の運を引きずったりする命式があり、

運の境目に線を引いた様なものでもありません。結局大きな運の流れを見て、

五年運を次に前後の運を見た上で、

長引くか早い収束なのか等の判断になるのではないでしょうか。         

 

 滴宝先生は、特に大運の流れを重視していました。

例えば25歳頃まで忌運 以降喜運の人はたとえ思春期が忌運で

酷い状況にあっても苦学や修行をして、その時期に基盤を作り

「叩き上げ」などと言われる人になる可能性。        

40代まで喜運続きで以降が忌運の人は、

思いは半ばで間違えば夭命の可能性。    

10歳前後から65歳前後喜運の人は大成功の可能性。           

その他、懐才不遇、大器晩成、晩年は不満の人生、

苦労の多いタイプなど大運の流れを

見る事で、注意深く見なければならない時期は何時なのか目安がつきます。     

60歳までは忌運続きその後は喜運となる様な人、

忌運の最後運の変り目の時期には特に要注意で、

最後の5年ないし10年の忌運を見れば大きな変動時期だったり

命式の喜の干との関係が悪かったりと、そうした人の中には早い退職は、

後の喜運に却って良い影響となる事も、40代の転換期もよくある話。

こうした可能性を念頭におけば、推命への糸口になるかもしれません。

         

 地位や経済的に恵まれても、健康に恵まれない人がいるように、

吉凶や禍福が人生には混ざりあっているのが通常です。

それを見極める研究に滴宝先生は余念がありません

でしたし、私達門下生には熱心に教えてくれましたから、先生の研究を生かした

推命に皆努力をしています。

 

加えて「確たる良し悪しは年運と最も関係があるものです」と

 こうした大運の見方の上に、歳運(年運)が係わって、

本当の運の良し悪しが決まると言っています。

大運の流れとして90年以上の大運全てに年運を考える事は大変ですが、

ポイントは命式によって方法があり、又多くの命式には大運と年運を重ねて

見る必要の時期があります。

 次回「新訳 滴天髄は」そうした命式とポイントの判断を

幾つか紹介したいと思います。 

 

( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

清代の初め  陳素庵氏  「嫡天隋輯要」(註釈本)

その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

      「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」 

      改訂版「あなたの運命のすべて」

 

( 子峰院 関都佺人・和珞 2020/02/08 )

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子峰院 和珞の鑑定例No85

 推命は、命式や大運の特徴を捉えて取り掛かる事になりますが、

その方法は何時も違います。今回の命式は大運と年運に特徴があり、

ノートでの下書きはそこから始めました。ノートをめくれば面白い事に、

比肩甲は3干に対し後は丙の食神だけの命式が幾つかあり 

当然の事ながら内容が全く異なっていて仕事中に係わらず

読みふけってしまいました。

子平学 四柱推命 運命学

 

( 命式・男性 )    1964年生まれ

時 日 月 時    子月生まれ(月令癸) 季節冬

比 比 食 比    戌辰―冲   子辰―半合(申で水の会局になる)

甲キ 甲キ 丙キ 甲キ    3干辰1支 (4)    

戌 辰 子ィ辰キ     丙1干0支 (1)

戊 戊 癸ィ戊 

※A(印比肩敗財)=壬癸甲乙  B(食傷財官)=丙丁戊癸庚辛 

A比肩4 対 B食神1 

AはBの三倍以上で、用神取法は専旺法(外格) 

格名は、外格弱従旺 (Bが1強まれば破格)

基本Aの印比敗が喜の干となる筈ですが  

丙は太陽に喩えられ、喜の甲木を逆生する為喜の干となり、

壬癸(水)はAであっても冬の弱い喜の丙を弱める為忌となり、特殊な命式である。

よって喜の干は、甲 乙 丙

   忌の干は、丁(甲木を洩気で弱める) 戊 己 庚 辛(化水) 壬 癸

良い=喜=〇 悪い=忌=✓ 現状維持=△

 

< 命式と性格 >

 日干甲は冬木 月干に丙の透干があるが0支と弱く物足りなさがあるが、

根に長養堪培(意味の一つに、丙の太陽や水がなくても物をよく育成する)の

辰を持ち比較的元気な甲木である。

甲の比肩は3干と多い割に根は1支で冬木の負けん気の表現方は、

気持ちの割には大人しく、自身より弱い人や親しい人にはやや大口気味、

やや内弁慶の傾向、しかし辰の蔵干乙喜の敗財を使い柔軟で協調性を見せる。

その上、冬の丙(太陽)食(サービス精神や行動性)としては無根で他人からは

物足りなさを感じられ、いざと言う時には何事にも逃げ腰になるのが、

運での助けは大いに役立ち暖かな心根と共に良い言行表現が発揮出切きると推測。

(※比肩が1干3支と比肩3干1支では数字的に同じでも 性格はかなり違いが出る為

日干以外に比肩が何干かある場合は多いと言い、

根が複数の場合は強いと言い換えています。)

従旺格で最終的には、月令は癸忌の印綬自身が楽に(自己中心型)なる為

丙食と癸印のチャンスを伺う目立たずに待機は、

この方に取って人生の課題で生きる目的と言えそうです。

3干と多い比肩に対し制や尅が全く無く、逆生の丙食の透干で自由思考

「何とかなる」と言う考え方は、

一つの職場に落着き難く将来のことなどあまり気にならない

気ままな性格でも、弱いながら37歳庚根無しの偏官運、

将来が気になったのでしょう「主に仕事面でそれと健康等」との依頼があり、

仕事については、鑑定の結果と本人の経験や希望を考慮に

意見交換の末その対策法を伝えました。

 

< 命式と大運の関係 >

従旺格は比肩が強くなれば強くなる程良く、

水は月令にあって水支の子辰が2支と事足りて、

これ以上の水は湿寒冷を強め甲木の成長の妨げになる。

むしろ暖照を求める命式で、丙(丙=太陽)が強くなれば甲木は大きく成長する為

Bグループであっても丙は喜の干になる。

二丙(天に両日なし)は良くないと言われるが無根(0支)の冬の丙は弱すぎる為、

丙運は喜運となり大運や年運で重なったとしても悪くは無い。

丙に通根の地支運は良く、寅や未等の様に丙と甲の両方を強める時期

特に良くなる。又丙が強まりはBが増え本来なら破格 

しかし数字的には表れないが甲木もよく育ち問題はない。

又辰は水支であっても3干の甲木を支え(通根) 

暖かく甲木を育成する地支であり、

無根の丙と共に冷たい命式を救っている為冲支合の運では、

よく見極めの必要がある。月支子を冲合で無作用にする時期は、

命式の冷を救い良くなる。

 

< 大運・男性逆行 > ※45歳辛運は化水 丙は壬に辛は癸に変化

95 85 75  65 55   45 35 25 15 05

〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓

丙 乙 甲 癸 壬  庚 己 戊 丁    (年運)→己庚癸壬癸

食 敗 比 印 倒 印 殺 財 才 傷    ←天干運の通変星

戌 酉 申 未 午 巳 辰 卯 寅 丑    (年運)→甲乙丙丁戊

✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

辰 辰     子     解   子   ←冲・支合する命式の地支

                     (解)は解冲解合

< 大運は >

〇5歳丁運(傷官)は甲木を洩気し忌運、しかし甲辰は湿木、

丁は無根で洩気は少なく被害は少ないが破格。

〇15歳戊運忌の財運は辰が通根で破格 しかし強い甲木が戊土を尅せる。

時期的に進学、学費は嵩むが本人の頑張りで高校進学の望みは叶う

(3甲の負けん気)

可能性。月令は癸の印綬、対面を保ち負けず嫌いな性格は大学を希望するが、

年運辛の化水運が邪魔をし希望を拒む恐れ。 

〇25歳己運は、年干喜の甲を合去で忌運そして破格。

〇35歳庚運(偏官)は無根、元気で多い甲木とでは傷つくのは

忌の庚金(刃こぼれ)、しかし破格。

〇45歳辛運は、月干丙と化水、丙は壬に辛は癸に変わる月令は癸 

壬は3倍 癸は1,5倍、そして辰子が通根。命式に太陽の暖照が

無くなった冬の冷たい水は、辰でも救えず体調を酷く壊す恐れ、

人生で一番辛い時期の可能性。

〇55歳や65歳の壬癸運は月令に旺じられ 

壬は3倍癸は1,5倍の強さになる。年運で申が巡れば子申辰水局となり、

辰が獅子身中の虫の可能性が出てくる。推命は慎重を要する。

大運の地支運では、子を抜いたり、甲を強めたり、

丙を強めたりと良い運に恵まれ、年運も喜運に恵まれている。

天干運でも庚運までは、上記の説明の如く忌運でも大して

悪く無さそうですが忌運、年運は己庚癸(化水)壬癸の忌運が巡り、

特に化水から壬癸の水運は、忌運の重なりで辛い時期となりそうです。

(※年運の天干運は2月の節日より8月の節日前日、

地支運はそれ以降次の年の2月の節日前)

そうした忌の天干運から喜の地支運と五年毎交合に、

浮き沈みが激しい期間が75年間も長く続き波乱万丈形と言える。

こうした人の性格は感情の起伏が激しくなる。

〇75歳以降は、其反対で喜の天干運に年運は忌、

地支忌の地支運に年干は救干で巡り、

申運で水支が会局となる時は、年運で水運が巡らず救われている為、

それまでと比べれば随分穏かな人生となりそうです。

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 (再び命式・男性)  1964年生まれ

時 日 月 時    

比 比 食 比    

甲キ 甲キ 丙キ 甲キ        

戌 辰 子ィ辰キ

戊 戊 癸 戊 

3干の甲の競争心は、日干甲(自分自身)と年干とは離れて憧れ

時干の甲には対抗意識と感情豊かで生涯に渡り、

父親や子供にもその意識は向けられる可能性がある。

夫々が似た者同士で、甲木は同じ価値感を持ちながらも折り合う事は少ないが、

根は辰で柔軟さや辰の蔵干には乙敗財(協調性)があり、

それを露にする事は無いでしょう。

波乱万丈型、困った時に助けてくれるのは年支の(辰)母親、

蔵干は戊偏財で特に経済面で、元亨利貞は年日時干に通じ生涯に渡って

援助があるでしょう。

(有情の戌辰(暗蔵財)の冲や年支辰が命式に喜で

働き母親は財を残す可能性。この有情の冲には多くの良さがある。)

 

< 結婚について >

日支(伴侶)は時支戌と冲で無作用となっている。忌の財運を救っている

有情の冲で結婚思考もチャンスあるはず(財も伴侶を意味し)、

時期は年齢を考慮に入れて次のように見た。

己運は年干(父親)を合去し、父親から独立して新しい家庭を築く可能性。

寅辰運は日干を強めそのチャンス、特に寅運は上記の通りで良い。

又卯運は、戌辰冲を解き解冲解合、戌は丙に、辰と卯は甲に通根して喜運。

命式の温度調節や、卯に辰2支は相手が最も欲しくなる時期で 

既婚なら違った面での問題が生じる可能性。

この四つの時期で、己運は忌運にあたり結婚は避けた方が無難、

甲丙共に強める寅運が一番良い時期になる。冲や合で日支が寝ている命式は、

結婚は不可能と言われるが 

現実に多くの方が結婚されていって現実には使えない。

しかし日支の冲合は不安定で離婚の可能性があり、

そう言った意味でも一番良い時期に結婚する事はリスク回避に繋がりそうです?。

彼は男性としては早い時期でしたが

寅運で結婚 辰運は年運の戊で離婚をされています。

推命を参考に今後の人生設計・計画を立てたいと話してくれました。

 

終わりに

この命式の場合、大運はさほどに悪くは無いけれど、

年運に翻弄されている命式と言え、

年運の作用まで見極める重要さを教えてくれています。

反対に大運忌運での年運の救干は「ホンマ天子!」

 

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 参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

     「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都佺人・和珞 2020/01/31)

 

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 従化論」を読む。№2 

劉伯温氏が編纂された「滴天髄」の従化論では、             

「化に真を得る者は、ただ化を論じ、化神又幾般の話あり。」

と言っています。   

今回は干合の中でも変化の干合 特に命式や大運で重複して起きる

変化の干合について書いていきます。                 

 

子平学 四柱推命 運命学                    

< 干合について >                         

〇干合には、年干と月干だけにおきる合去の干合と、日干と月干、日干と時間に

起きる絆神強化の干合の他、干合の組み合わせと月令の関係で起きる

変化の干合がある。  

命式で干合を見る順番は、まず変化の干合の有無を見て、

変化で無い場合は合去か強化かを見極めて格を決める。         

〇干合は、命式を作り上げるための最大重要過程である。

命式が出来上がれば内・外格が決まり喜神・忌神を分けられ、

                                   

  < 干合の組み合わせと変化の干合 >               

干合の組み合わせは、庚乙・戊癸・壬丁・丙辛・甲己の

五組の組み合わせがあり、変化の干合になる場合は、

以上の組み合わせに、以下の月令の関係で月令と同気の変化になる。    

〇庚乙は、月令が庚か辛(金)の場合は化金、

      庚はそのまま、乙は辛に変化。     

〇戊癸は、月令が丙か丁(火)の場合は化火、戊は丙に癸は丁に変化。    

〇壬丁は、月令が甲か乙(木)の場合は化木、壬は甲に丁は乙に変化。     

〇丙辛は、月令が壬か癸(水)の場合は化水、丙は壬に辛は癸に変化。     

〇甲己は、月令が戊か己(土)の場合は化土、甲は戊に変化、己はそのまま。   

※平岡滴宝先生からは 日干と月干若しくは日干と時干の変化の干合の場合

80%以上は外格従旺可能性があると教えられています。           

 

   <重複して干合を起こす特殊な組み合わせ>          

改訂版 あなたの運命のすべてより。                   

 「変化の干合の場合のみ重複して干合を起こす組み合わせがあります。

それは庚と乙の化金の場合と、いま一つは甲と己の化土の二種類のみで、

その起こり方はいずれも同様で、命式中では側干同士のみで、

運から命式への関係では年月日時の順に三度まで起り、

逆に命式からは運へも又同じで、

良くも悪くも運命的に天と地ほどの激しい変化が生じます。

 (変化前の命式)  (変化後の命式)

時 日 月 年   時 日 月 年 

乙 庚 乙 丁   辛 庚 辛 丁              

亥 戌 酉 未   亥 戌 酉 未              

壬 戊 辛 己   壬 戊 辛 己         

上の例は、月令が辛(金)で、日干庚に月干と時干の乙が重複して干合し、

双方とも辛に変化となります。月令が金であれば月干が庚で、

年と日が乙でも同様です。

 

    (運の干は己)

(変化前の命式)    (変化後の命式)

時 日 月 年     時 日 月 年        

甲 甲 甲 甲       戊 戊 戊            

戌 午 辰 寅     戌 午 辰 寅            

    戊                   

上の例は命式の年月日の甲に、運でめぐる己が順に変化の干合を起こした後、

時干の甲とは合去となります。庚乙の化金、甲己の化土いずれも

変化しない方の干への重複変化の干合で、めったに出会わない形です。

注、(いずれの例のような場合も、

   大運を出す時は変化前の元の干支を基準にします。)  

                      f:id:sihoin:20190815164116p:plain

< 運から起きる重複変化の干合2例 >                

行運での重複干合 例1                       

( 命式 女性 )

時 日 月 年    

印 比 印 印    丙1干未寅2支(3)

乙 丙 乙 乙    乙3干未1(4)

未 子 酉 巳    印比肩=7 

                                 

数字的には、比肩より印綬の方がやや強いが、力関係では丙(太陽)が強く   

格名は、外格従旺                           

※命式に中に水支の子があるため乙は全くの枯芝では無い

大運は丑の時期は、命中唯一の水支(日支)子を支合で弱め 45歳年運は庚が巡り

変化の重複干合(化金)で不調を訴えた。

翌年46歳から大運は、庚が巡り再び重複の化金が始まってすぐに、

46歳で雲膜下出血で帰らぬ人となりました。                  

 

(  大運  )           (行運での庚、変化後の命式)        

46 36 26 16 6       時日月年

× ✓ ✓ 〇 〇      財比財財

 己 戊 丁 丙      辛丙辛辛      

寅 丑 子 亥 戌      未子

  ✓ ✓ ✓ 〇    比肩丙1干巳未2支(3)

月干辛強化(3+2干)×1,5(月令)+酉巳2支=9,5            

格名は、内格正財 命式は大きく変化した時のことでした。        

何故、大運戌亥子運 年での庚の化金運で体調を壊さなかったのか?

戌は喜運、亥は喜の巳と冲で忌運だが燥を弱めて潤いを強めた。子は水支で潤い。

又土の戊己(食傷運)運は未が通根するが、比印7 対 食ないし傷2 

格名は外格従旺、破格起らず、命式は燥に近く、大運土の間は水支が順に

巡り土や乙が元気になるこれを「土や乙に愛嬌も出る」等と言い、

双方の干の疲れ方や推命も異なり特に他人からの理解が得られやすく、

忌運であって多少身の回りの騒がしさの可能性があっても

健康を酷く壊して生命に係わる程の事はないと見る。

 

行運での重複干合 例2                       

( 命式・男性 )                         

時 日 月 年                            

比 比 比 比  乙4干未亥2支 (6)                  

乙 乙 乙 乙  格名は 外格従旺                   

酉 未 酉 亥  乙未亥=喜 酉は=忌                 

辛 己  壬                            

 

( 大運・逆行 )                           

格名は外格従旺、比劫印(木や水)が強まる時が喜となり、弱まる時は忌となる。 

年運は5の歳に庚が巡る                       

43  33   23  13  3                         

× ✓ 〇 〇 〇                        

庚 辛 壬 癸 甲                         

官 殺 印 倒 劫                           

辰 巳 午 未 申                       

〇 ✓ ✓ 〇 △                           

申は行運の喜の水と忌の金を強め△、午は関支年では火は巡らず△とした。

大運33歳からの辛運は、辛が月令に酉2支と巳が通根4,5の強さで

年干の乙から時干の乙を順番に虐めて(この場合の辛は鋏)いき、

大運の辛運の始め33歳年運忌戊(正財)に白血病を発病 

乙が弱り切った年運の庚、重複化金の35歳に亡くなられた。

大運は庚運を待たずしての事でした。

 ( 大運忌辛運 年運庚化金後の命式 )

時日月年   時干の乙は変化後年運の庚と合去となる

 辛辛辛   辛3干(大運辛)4干(月令)巳酉3支 (9)

酉未酉亥   命式は大きく変動しました

31歳の発病から35歳の亡くなられるまで壮絶な闘病生活を送られたのでは無いかと

推定。どちらの命式も地支や大運の関係から賢く、周りの人達からの

期待が大きく、それに応え評価を上げる事に生き甲斐を感じる様な

活動的な人ですが、幾つかの行運では不調な時がある筈で丈夫とは言えず、

無理をしがちな面が伺えます。

 

「改訂版、あなたの運命のすべて」では言っています。

重複干合は「良くも悪くも運命的に天と地ほどの激しい変化が生じます。」と、

こうした悪い例ばかりではなく、運での重複変化の干合のある人の中では、

上司にはある時は邪魔者扱いされ、本人は自身を「不器用」と言う。   

その様な人が、人が真似出来ない様な仕事で成果を残した人もいます。    

それは又いずれブログにしたいと考えています。

 

子平学・四柱推命の基本

     

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 ( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

清代の初め  陳素庵氏  「嫡天隋輯要」(註釈本)

その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

            「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」 

             改訂版「あなたの運命のすべて」

 

( 子峰院 関都佺人・和珞 2020/01/19 )

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子峰院 和珞の鑑定例No84

「禍福は、糾う縄の如し」

 この様な人はどんな命式の持ち主なのか、興味が湧いての推命となりました。

生時は十三通りで大運を出し、本人の人生としっくりくる時間をあて(時間推定)

推命、勉強させて頂きました。とても興味深い命式になりました。

 ある問題で、多くの国民にその名を知られる事となった国税庁長官まで勤めた

方です。ある学校法人に、国有地を不当な値引きで売却引き渡し 

背任容疑や取引に関する文書改ざんの有印公文書変造などの 

容疑で告発され不起訴になり多くの人の怒りをかい、

マスコミを日々騒がした人です。

   子平学 四柱推命 運命学

 

< 命式・男性・時間推定 >

時 日 月 年     冲・支合・干合なし 11月初め季節変わり  

印 比 倒 財     酉戌=害 午丑=害 大運では冲合の成立無し

辛ィ壬ィ庚ィ丁キ    壬1干丑1支 (2)

丑ィ午キ  戌△酉ィ    庚辛2干酉戌丑3支 (5)    

己 丁 戊キ 辛     丁1干戌午2支 (3)    

 

   A比印7 対 B財3  

用神取法は扶抑法(内格)  格名、内格偏印格(辛より庚が強く)

A(比敗印)強く忌 B(食傷財官)弱く喜

喜の干=甲乙丙丁戊己   忌の干=壬癸庚辛

酉戌・酉丑=金の半合 午戌=火の半合 

 

半合とは、三合や方局の内四専(子卯午酉)があって、1支が欠けているいる

組み合わせを言う。例えば子丑 子辰 酉戌 卯亥 午未のようなもの

(必ず専支がある)

「主に隣同士に並ぶものです」と滴宝先生の著書に書いていますが、

私は側支でなくても命式にあれば半合を意識します。何故なら欠けている

1支が運で揃えば会局や方局になるからで その場合は支える天干が急に強まり

命式は大きく変動や、年運にまで注意を要する事があるからです。

勿論側支の場合は、必要あれば推命内容に取り入れますが 

内容は命式によって異なります。

                f:id:sihoin:20191211133912j:plain

 < 命式特徴と性格 > 

命式の特徴としては、日干を挟んで日干よりもなり強い陰陽の印星。

強い忌偏印の側干にそれを制する喜財。月干庚に時干辛の透干。庚偏印の質。

辛と庚の関係について、同じ金であっても辛金は庚金より柔らかい物に

例えられる。この命では、庚は月干(社会運)にあって働き盛り特に影響強く、

庚は辛より強く印綬より偏印の性格が強く出る為、格名は内格偏印格とした

月干庚は錬金に近いものがある。丁が側干(鍛錬)にあり戌丑の地支は理想的な

組み合わせである。錬金になるには丁火を安定させる溶鉱炉の戊が

必要であるが、月令には戊があり錬金に近い。

この方が本当の意味での錬金になるのは戊運である。

※錬金の条件は、庚の側干か還流の丁 夫々が錬金に相応しい強さがあって

質良く程好い強さの戊土と 地支の組み合わせが絶対条件 

忌であっても喜運には発揮される喜なら尚良い、地支は戌丑の組み合わせが

最高で、象意は頭が切れるで、この命では印星の錬金、

頭脳明晰や物事の対処の俊敏性等。

忌の庚偏印を尅す側干喜の丁財と並び方は良く 双方の良さがでる為喜運では

世渡り上手で自信家。交渉好きであって才あり。

庚の偏印は月干 (社会環境) にあって、可愛がってくれる筈の目上人で

上司の様な人、壬をよく生じている、又日干(本人)壬は庚を洗金して

上司の持ち上げ上手で、持ちつ持たれつで関係は深い、

しかし月干庚は時干(将来性)の辛を虐めている為、

壬(本人)は社会官環境の上司の使い走りの様な存在だけでなく、

その上司によって将来を台無しにされる可能性(この象意は、

庚が日干壬より強い為)。日干壬よりも庚辛の忌の印星が強く 

性格は有名になりたい、賢く思われいたい等の

野心があって批判心も強く 議論では人には負けない自負があるが、

壬より社会環境の庚の方が強く二番意識が強く負けず嫌い。

一番になったと思え満足できる時期は、

月干の庚が合去となる乙運(50歳)である。

夫々の干に地支多く印星の透干は、度胸あって肝っ玉の据わった人、

物事に対して顔色を変える事無く慌てず騒がずの人。

 

< 大運 > 

100  90 80  70 60 50  40 30 20   10

✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 〇 〇

庚 辛 壬 癸 甲 乙 丙 丁 戊 己    (年運)→丁戊己庚辛

倒 印 比 敗 食 傷 才 財 殺 官    ←大運の通変星

子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉    (年運)→壬癸甲乙丙

✓ ✓ 〇 △ ✓ △ 〇 〇 ✓ ✓

  

< 大運は >          

〇10歳己運は喜運だが、庚辛は湿金で汚金に繋がり、壬は濁壬になる運でもあり

幼くして父親を失っている。

〇20歳戊運(錬金の時期)は 二浪して東京大学入学そして卒業 大蔵省入省、

その後はとんとん拍子の出世街道と言われているが、

それなりに苦労は大きかったと思わる。

〇50歳の乙運は、月干の忌の庚を合去で喜運。忌であっても錬金に近い

庚が無作用となれば繊細さや緻密な賢さは半減 

日干壬の側干となった喜の丁財は強化の干合で三倍に、丁は辛より強くなり

格名は、内格正財(喜)格、ワンマン的干渉 と印綬強く楽チンコースで、

顎で人を動かすタイプとなるが、運での作用はその様な地位に就き、

内格バランスが取れた喜運で昇進。

丁財の財源は大きくかなりの昇給があったものと思われる。

〇55歳巳運は、喜丁と忌金を強め△、日干はおいてけぼりで精神的に

落着きの無く迷いの時期、決め難いが倒食の庚に背を押されて

決定する可能性。

大運の終り頃に学園との売買契約は締結

〇60歳甲(食神)は喜運しかし無根、60歳の年マスコミは徐々に

この問題を取り上げるようになる、

この数ヶ月後に多くの人の反発に合いながらも昇進。

上司からの忖度があったのか無かったのか?

その後退職金の減額が決定 依願退職する。

何故喜運にこのような事になったのかと考える、行運は命式を巡り 

甲は丁によって弱まるが丁は強まる、庚から切られ、壬に浮かされ、

辛には傷つけられと、滴宝先生はこれを「却っての干」などと独り言を仰っていた

事を思い出す。事の重大さや多くの人の反発に合いながらも 

何事も無かった様に終結 期待薄だがやはり喜運。

退職金は減額されたとか?それを見越しての昇進だったのか、

それも定かでは無い。この様な運ではよく見極める必要。

〇65歳以降は 忌の比肩や印星を強める運が続き、忌の印星強く

生活水準は落とせずに経済的には徐々に逼迫の恐れ、プライドや自尊心は

満たされない状態が長く続く可能性。腹立たしさと後悔の繰り返し。

性格は理屈っぽく批判心も強い 敗財の透干や食傷は地支も無い性格は、

一般人との団体生活は折り合いをつけ辛く、孤立した生活を好む可能性がある。

くよくよ考えた挙句後悔、屈辱感に一人苛まれる恐れ、

しかし破格や喜忌逆転の現象は起らず、命式に変動が少なく本人次第でしょう。

 

( 最後に )

この時期にこんな運が欲しい そうした事が的確に人生の内 何度も訪れた

幸運の持ち主と言えそうですが、働き盛りまでの運とそれ以降の運には

落差が大きく、晩年は忌運で結果的には不満の人生。

ちなみにこの様な大運の流れの方は、家族縁に恵まれ難いと

滴宝先生は著書で仰っています。

あくまで生時推定で勉強させて頂きました。

こうした勉強は、後の鑑定に必ず参考になります。

 

 < 子平学・四柱推命の基本 >

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 参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都佺人・和珞 2019/12/24 )

 

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子峰院 和珞の鑑定例No83

  子平学 四柱推命 運命学

この方は、高校二年生の頃お母様からの依頼で、看護師を目指しているが、

どうか?の問いに「無理です」と返答、

銀行員等が適職とアドバイスをした記憶があります。

聞くところによれば母親は娘二人を連れての再婚、

再婚相手との間に息子が一人、嫁ぎ先は土地を持ち資産家と見かけは

良いものの、夫の両親とその姉との同居、大所帯は暮らし向きが大変で、

出来れば看護学校に行っている姉とこの方に、

息子の学費等の援助を期待しているとの事でした。

「見かけほど確り者ではありませんよ。重荷を背負わせれば精神的に

ダメージは大きく後退りをしますよ。」と鑑定結果を告げました。

それでも本人は「やれる」と言い看護学校へ進みました。

 

< 命式・女性 >   現在32歳

時 日 月 年    生月4月・季節(春)・月令(乙) 

殺   才 官     寅卯辰=木の方局 卯辰=害 寅=元機

丙キ 庚ィ甲キ 丁キ    庚1干0支 (1)

子ィ寅キ 辰キ 卯キ    甲1干(令)三倍 寅卯辰(局4) (7)

癸 甲 乙キ 乙     丙丁2干寅1支 (3)

     A日干1 対 B財官10  

BはAの四倍以上で、用神取法は専旺法(外格)  格名は外格従財格 

忌の干=戊己庚辛癸(丙丁と関係が悪い)

喜の干=甲乙丙丁壬(月令乙、丁と化木)丁は乙 壬は甲に変化

体神=日干庚 用神=月干甲(喜)

※体は日干で見る方が判断しやすく間違いが生じ難い為。

 

< 命式は >

日干庚金は、無根、程好く丙丁(寅)に暖められ心根は暖かいが弱い。

月干甲木(偏財)は、会局を持ち春生まれはで丙に逆生され強く元気、

卯の月令は立ち直りが早く衰えを知らないが、

丁には卯寅の部分で洩気され弱められ辰(水支)は洩れ過ぎを調節している。

年干丁火(地上の火・正官)は、寅の根を持ち、

甲(水支でない)寅卯を洩気して強まっている。

時干丙(太陽・偏官)火は、春の寅1支は適当、甲木を逆生育ている。

 

< 性格など > 

日干は1干0支、気が弱く引込み思案、内気、行動力や押しが弱い。

思考力を振りぼって何とか社会的地位(立場)を楽に有利に生きようとする

人だが日干(本人)庚は弱く、月干強い甲(偏財)干渉心を表に出せず不安(心配性) 

何事も知っておく必要の干渉心は、見張る(観察力)で目ざとくよく気がつく

庚は、弱さを悟られる事を嫌い、地位を上げられる程仕事が出来る事を他人に

知らしめる必要があり、表現方法は「私ならこうするのに」の様な主張、

それに対し過大評価、期待を受けて、却ってストレスに繋がる。

又甲(偏財)は、丁(正官)社会的地位を保つ為に贈り物をなどの

気遣いをする人で 官財とも喜や洩気調節等で、

財の上手な使い方(計算能力)、しかし何事にもお金で解決しようと

財に頼るところが大きく、経済面で恵まれない時は解決策を

見つけられず苦労は大きい。印星の透干なく行運では辰1支に頼るのみ、

人に甘えたり頼ったりする事が下手で特に喜運では周囲の人には確り者に映る。

 

 < 大運から >

大運とは、その人の人生の流れであって、5年ないし10年毎のパズルの

様なものを繋げたものではない。その流れによって物事のの時期や

吉凶の結果を見極めて対策方法を練る事ができると考えています。

この命式で大運、49歳の己運(喜の甲、用神)を合去運から、

79歳(83歳まで)壬運の化木運までの流れに気掛かりな点を見つけた。

79歳の壬は甲に 年干に丁は乙に変化 60歳以降年干の変化は、

影響は少なくても大運の壬から甲への変化は大きいものがあり、

この一連の流れを重視して鑑定内容に取り入れました。

(命式)

丙キ 庚ィ甲キ 丁キ    

子ィ寅キ 辰キ 卯キ    

    乙キ    

 < 大運 >

 ※日干庚を弱める時期や丙丁甲を強める時期は喜運 

庚を強めたり丙丁甲を弱める時期は忌運。閑支の影響は△しかし年運に注意。

※卯辰は害、よって大運での戌や酉との冲・支合は成立しない。

 

99 89  79   69  59 49 39 29   19 09

〇 ✓ × ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇    

甲 癸  辛 庚  戊 丁 丙 乙    (年運)→丙丁戊己庚

才 傷 才 敗 比 印 倒 官 殺 財    ←大運の通変星

寅 丑 子 亥 戌 酉 申 未 午 巳    (年運)→辛甲癸甲乙

〇 △ ✓ ✓ △ ✓ ✓ 〇 △ △

  子   寅     寅   子     ←冲・支合する命式の地支

 

看護師を目差した彼女は、19歳看護学校に入学 資格を取得 

病院に就職するが医療現場に馴染めず、院内で介護の様な仕事を引き受け、

収入は姉と比べ格段の差がついた。

ケアマネージャー仕事を思いつき、午運27歳頃再度の相談となる。

ケアマネージャーの試験を受けるには様々な条件があるそうですが 

その条件に該当して希望。聞くところによれば、試験の内容は結構難しく、

仕事内容は、多くの人と接触の機会や事務仕事が多く、

しかし看護師の医療現場の様に切迫感がないと 

看護師の免許も生かせ(受験条件の中に、医療従事者である事が

必要らしい)何より自分はやれる様な気がするとの

相談でした。計算等の事務職は適職と判断「大丈夫でしょう」と

返事をしました。

早速受験30歳までに資格を取得したようでした。

お母様からの話によれば、毎日沢山の書類を肩に走り回り今までに無く

生き生きとし、弟の学費として実家へ援助をしているとの事でした

(甲財は年干(父親)丁に洩れ)。

引き続き38歳までは喜運で問題は無いでしょう。

〇39歳戊運は、忌の偏印運、辰が通根破格、

埋金状態不意の出来事の対応のまずさ。

〇44歳申運は、元機の寅を冲で忌運、丙丁甲を弱め仕事が減る等。

〇49歳己運は、月干喜で用神の甲を合去 命式は大きく変動。

喜財の変化の調候を試行錯誤(説明すればかなりの量に)の結果、健康面と見る。

可能性は肝臓疾患が大きい、それからの大運78歳までは、

忌の庚を強める事多く(卯辰は害、酉戌は大運ではそのまま作用、年運に注意)、

亥運は甲を弱める(寅を支合)。

己運で弱りきった甲は、その後の大運では完治は難しく持病を長年抱える状態。

この長い期間は甲木と日干庚金(鉈)との攻防戦の様な形でしたが

〇79歳突然甲運は、喜財甲が強まり庚は無根この年齢による180度の変動 

そして抱えきれない重財の調候は、日干庚の弱りの重い気鬱 喜運とは言えず 

生命の問題が出てきそうです(若い年代の見方とは異なる)。

「人は運命を知らずじて」と言いますが、彼女はこの運命を承知しています。

「頑張り過ぎが一番の毒」とも伝えています。

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最後に

「一人夜遅く静かな部屋で、仕事をしながらの晩酌はこれまた美味しいのよ」と

言っていた彼女は「お酒はなるべく控えます」の一言を頂きました。

業界言葉として「当る!」は嫌いな言葉です。

この方も最初の鑑定では「当って欲しくない」と思い、

再度の鑑定の時は憂鬱でしたが看護師の免許を生かせると聞き 

「経験は」特に若い頃の経験は、何事も無駄にならないものだと痛感 

救われる思いがしました。

それでも、看護師になった事を何度か後悔したそうです。

健康面では時期と弱点を子平学によって承知、予防学の面でも進歩を続けている

現在の医療現状 医療従事者である事を含め 対処は容易な事と考えます。

一番の問題は精神面で、時に生きる事に疲れを感じ自暴自棄になる事が心配されます。

両親に頼る事は嫌でしょうが 支えた時期がある以上甘えて良いのだと

それが出来なくなれば 月干(社会環境)喜の財に頼る事 

社会に頼る事を勧めケアマネージャーであればそうした事に詳しくなる筈で 

大いに利用すべきと伝えた。適職に就く事は、精神面でかなり救われ 

身弱の方ほど適職に就く事の大事さを常に感じます

又この方の場合財が関係して運が決まり、命式によれば、

財テクや投資には興味が湧かないでしょうが、他人から迷惑をかけられる事を

危惧して「金の貸し借りは禁物」と付け加えました。

良い財が透干していながら生かしきれない、そう言った意味で「富屋の貧人」

の命式となりました。

多くの従財格を見てきましたが、大運の結果は様々である事を毎回痛感させられます。

滴宝先生は著書の中で「子平学、四柱推命は予知・予測学」と仰っています。

そうした推命から意識・注意・準備して難儀を回避する事は可能で、

占術者としては少なからず適切な助言が出切ると考えています。

 

 ( 子平学の基本 )

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sihoin-waraku.hateblo.jp参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都佺人・和珞 2019/12/11)

 

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 従化論」を読む。№1 

   < 従化論 >                            

従に真を得る者は、ただ従を論じ、従神に又吉と凶あり。         

化に真を得る者は、ただ化を論じ、化神又幾般の話あり。         

真に従の象は幾人あるや、仮に従するも又その身を発すべし。       

仮化の人も貴ぶべし、孤児、異性もよく類を出ず。

                                                                             子平学 四柱推命 運命学

  ( 訳 )                                

 命式の四天干中、いずれかの五行が突出して強い場合は、その五行を中心にした

見方が外格であり、その場合は内格的な見方をしないで、

旺じて強い干を喜神として見ていきます。しかし命式によっては色々あります。

化格になって外格となる場合も同様ですが、やはり色々の命式が出てきます。   

 従格になっている命式と言っても、しっかりと純粋になっているものは、

逆に少ないものです。命式に少々の疵がありながら外格になっている人も、

悪い命式とは言えず、運の機会にめぐり逢える時は非常に好調になります。  

たとえば、年と月とが干合して化格となっている命式を仮化と呼ぶ人もいる様ですが、

やはり色々の話があって、命式によっては早年恵まれない人でも、

運にのれば随分良くなるものです。たとえその人が鍵っ子であってもです。

 

( 追補 )                            

従旺、従強格の場合、四天干に食傷財官がまったくないものを

あるけれど弱くてやはり外格になるものをと呼びます。

その場合、前者は純粋と呼ばれ、後者の命式は疵のある命式と呼びます。

この場合地支蔵干は気にしません。(これは通根説によった決め方です。) 

外格従旺格になる場合の考え方ですが、官殺については無気無根が原則なのはすでによ

く言われています。疵のある命式の場合、私は疵の干の強さを三倍にした強さと、

比劫両印星の強さを合計したものと比較して、同じ強さ以上を外格、

それ以上を内格とする基準を目安にとして使っています。

例えば疵の財が1干1支あった場合、合計の二を三倍にすれば六になります。

この時の日干を含む比劫敗、もしくは印の合計が六以上あれば外格、

それ以内を内格と言う様にです。

但しこの場合、月令が比劫敗印に関係あればその強さも計算して含みます。    

従児・従財・従官(殺)の場合 当然日干は無根が原則とされ、印のあり方については、

※素庵氏の子平錦綉集にのべてあります

(印星の透干の場合は、基本内格と教わっています。和珞)          

例えば日干が1干1支だけの様な場合その合計の二を四倍し、対する児財官に類する

干の合計が八かそれ以上あれば外格を採り、児財官中強いものを、

格の名称としています。勿論月令計算を含みますが、三種全象の場合、

特に従殺には児の位置に、即ち命式の配合(天干の並び方)に気をつけなければなりませ

ん。何故なら児は官殺を尅すからです。 前者の三倍、後者の四倍、

いずれもぎりぎりで外格になるものを、私は弱従格と呼んでいます。    

外格旺強の場合、疵となる干が二種の時は通常内格です。            

 

< 外格従官格有情の例 >

(甲己化土) ↓        (変化後の命式) 

          戊 己         ↓日干癸と戊は絆神の干合戊は三倍に

丙 癸 甲 己       丙 癸 戊 己               

辰 巳 戌 巳       辰 巳 戌 巳               

    (戊)            (戊)                 

 

〇変化後の命式を計算                         

日干癸1干辰1支(2)                          

丙(正財)1干巳戌3支(4)                               

戊(正官)絆神干合三倍 月令同気陽干二倍 3×2=6                 

己(偏官)月令同気1,5  6+1,5=7,5   戊己7,5戌辰2支(9,5)       

A日干2 対 B財官13,5   BはAの四倍以上           

正官強く 外格従官格                         

(命式の説明は、著書より詳しく書きました。和珞)                        

 化格の場合、渕源渕海では、日干と月又は時の干との干合のみを採用していますが、

任氏は微義で、年月の干合も月令と同気であれば化すと言われています。

例えば日干と時干が壬又は癸で月令を持ち、年月が丙辛で化となれば真化即ち化水格の

外格と言えますが、前例の様に、日干が癸で月令が戊又は己の時、月干の戊と再び干合

して絆神有情(外格従官)となる時や、又は時干が壬で地支に子亥の水支が多ければ内格

となる場合もありますから、やはり幾般の話がありと言わなければなりません。いずれ

にしても真化が良く、仮化が悪いとは一概に言えず、やはり運次第と言えるでしょう。

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( 和珞の余談 )

疵とは、外格従旺・従強(印星が強い)の場合、食傷財官の透干があればそれがに、

外格従児・従財・従官(殺)は日干が疵にあたり忌の干となります。

どちらの疵も、干関係で弱めたり、通根の地支を冲・支合で弱める時期は喜運で

最も良い時期の可能性があります。反対にそうした疵を強める時期は忌運で   

最も悪い時期の可能性が出てきます。                 

内格での疵とは、忌で強い干や喜で弱すぎる干を言います。

内格の疵についてはいずれ書きたいと思います。

この様に「疵」の意味を把握する事で、推命時重宝となり覚えておきたいものです。 

 数字的にぎりぎりの場合曖昧で難しい点や、特殊な命式が多くあり、

内・外格を決める事に苦労します。

 ブログでは そうした命式を紹介の時にはその理由をできる限り

示して行きたいと考えています。         

生前「命式には色々ありまして」が滴宝先生の口癖でした。

鑑定書をお渡ししてからですけど、鑑定の際には、大きな変動期が過去の時は「これで

良いですか、この時期はどうでした?」等と確認、

依頼者の方々は多くの事を話してくれます。

間違ってなかった事に安心!そして以後の鑑定の参考にさせて頂きます。  

※次回 新訳滴天髄、従化論№2は、重複干合の命式を実例を交えなが何点か紹介、

丁寧な作業で望みたいと考え来年以降に計画中です。

 

( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

清代の初め  陳素庵氏  「嫡天隋輯要」(註釈本)

その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

            「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

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