子峰院 和珞の鑑定例No76 

 高校生の中頃、将来と精神面でお母様からの相談でした。精神面では以下の如くで

「お母様には甘え易く他人には言えない事でも、話しやすいのだと思います。ストレス

解消になっていますから聞き役に徹してあげて下さい。心配は要りません反骨精神が

あって頑張りのきく人です。お家から一歩外に出れば案外シャッキとして仕事も頑張っ

ている筈です。」と伝えました。

四人兄弟三番目で唯一女の子の彼女は、家族全員に大事にされている存在でした。

子平学 四柱推命 運命学

 

※月令木(甲) 年干丁と月干壬の干合は化木 壬は甲 丁は乙に変化

< 命式・女性 > 

時 日 月 年     1987年2月(節日以降)生まれ 本年32歳

官   劫 比

    甲キ 乙キ      季節は、寅月(春)

庚ィ乙キ 壬 丁      甲乙3干(令)4支(局)プラス1 (10)

辰キ 未キ 寅キ 卯キ      庚1干(強化)3干0支  (3)

戊 己 甲キ 乙

          A(日干比劫)10 対 B(官)3

日干は陰干、月令は同気の陽干で羊刃格

AはBの三倍以上で、用神取法は専旺法(外格) 格名は外格弱従旺格

よって 日干印比劫敗が喜 児(食傷)財官は忌となる

喜の干=壬癸甲乙丙   忌の干=丁戊己庚辛  

※丙は、喜の甲乙を逆生と忌の庚を弱める二重の効果があり、喜とした。 

 

< 命式は >

〇年干丁と月干壬は干合の関係、月令が木(甲)で化木 年干丁は乙に月干壬は甲に変化する。

〇月令計算は、月令甲は陽干で天干の甲を二倍にし 陰干は1,5倍にする。

乙は2干で3 甲は1干で2 合計5 地支は寅卯辰の方局がそろい1プラスで4 

未が1支 地支の合計は5 甲乙の天干と地支の合計は10になる。

※日干と月令が同気で方局が揃っているが 正官庚は強化の干合で3の力が

あり曲直一行得気格にはならない。

〇日干乙と時干庚は干合の関係、絆神強化の干合は、日干乙はそのまま、時干庚は三倍

の強さになる。

※強化の干合は生涯続き 例え行運で乙が巡っても、

庚は合去とはならず木気が1増すだけ。

 

< 性格は >

日干乙に甲の劫財の透干の人は、気心の知れた友達・家族と一緒の時や一人の時は

乙(草花)で、普段は甲(木)で本心を隠して社会生活を送る(社会生活と私生活の二面性)

事が多い。

庚は強化忌で強く上司や目上の人等 (庚=正官) に注意や指図を受ける事を嫌い、

チャンとしたいと言う気持が強く「私はチャンとしているのに あの人がチャンとしな

いから・・・」の様な言葉が特徴、

よく気がつき律儀で堅苦しさを感じる人である(正官)。

格名は外格従旺、日干乙は比肩の透干あって通根の地支多く負けず嫌い、

庚強く日干比劫も強く、決して庚に従う事は無い。社会生活の甲に庚は偏官(殺)の出方

で人当たりはきつく、口が災いして人間関係のトラブルがストレスの原因となる

事が多い。(忌の偏官・殺)

※正官と偏官の両方の性格。

負けず嫌いで頑張り屋の性格は、人生の波乱に対しても抵抗力があり、

見かけの気強さはかなりのもので、顔つきに表れ厳しい顔つきとなる。

時干庚に対しては、不安・不満・反発・緊張・恐れ等の複雑な気持が入り乱れ、

1人きりの時や甘えられる人と一緒の時は落ち込みが激しく、

ごく身近な人には自然と愚痴をこぼす事が多くなる。

気分の浮き沈みが伺え精神的に不安定な人である。

日干が強いばかりに庚に従えず 反発心が強く生き方の不器用さに繋がり

苦労を伴う。それは、外格従旺に対して庚の疵が強すぎるからでもある。

「春は金を入れず」庚金を嫌い、ストレスが多い命式です。

 

< 大運 >

97 87 77 67 57 47 37 27 17 7

〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇

壬 辛 庚  戊 丁 丙 乙 甲 癸    →(年干)甲乙丙丁戊

印 殺 官 才 財 食 傷 比 劫 倒    ←天干の通変星

子 亥 戌 酉 申 未 午  辰 卯    →(年干)己庚辛壬癸

✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 ✓ ✓ 〇 〇    

  寅 卯 卯 寅   未          ←冲・合命式の地支

 

< 大運は >

幼少期より32歳までは喜運続き 料理専門学校へ行き調理師の免許を取得。

人間関係の問題で数回転職 その後学校給食関係の会社へ正社員として就職。

命式は、「庚乙甲乙」甲乙の大小沢山の食財を、三本の包丁(強化の庚)で切る形は、

手早い仕事で調理師は適職と言えるでしょう。

A10対B3の命式は食傷財官の行運での割合は、内格になり外格破

格運になり忌運。(丙は上記の通り)

破格運(内格)の時、この命式はA(日干比劫)が強く忌 B(正官)が弱く喜になる、よって

甲乙=忌 庚=喜 この場合、喜の庚は日干比劫の制の役目をする為、

日干は反発心を持ちながらも賢い対応(要領の良さ)となる

〇破格運の丁運は忌運、卯寅未の洩気に対し水支である辰は洩れ過ぎを防止

サービス・行動性(遊び・仕事)の過剰を抑え忌運であっても害は少ない。

〇破格運の戊財運は忌運、戊は強い甲乙に尅されるが、辰に養われて元気で辰を根に持

たない命式に比べて被害は少ない、しかし甲乙は強く成果の割には財に結びつかず 

ストレス解消や他の事でも出費は免れず、稼ぎより出費の方が多くなる時期。

〇67歳からの己運は、月干の甲を合去忌運 土台を失うような厳しさが伺え、

身の回りの変化や、ストレスから体調を壊すなどの調候が考えられる。

〇77歳からの庚運は、年干乙を合去この年齢での年干の変化は、影響は少なく

庚がそのまま命式に影響するよりは、はるかに良く現状維持程度となる。

〇この命式で、大運で最も悪くなる時期は庚が強まる時期であるが、庚運は上記の通り

である。地支では庚に通根の丑巳申酉戌であるが、上記の大運で巡る申酉戌運は冲・支

合で木気が弱くなっている、この場合も庚が地支で強くなるよりは甲乙の根が多く、

木気が弱くなる方が調候的に良い。よって直接庚が地支で強くなっての忌運の時期は、

32歳からの巳運だけである。

〇今年32歳になり、年運は32己亥・33庚子・34辛丑・35壬寅・36癸卯。

人生で一番苦しい時期の可能性がありますが(最近では本人からの相談もあり)

彼女はこの運を承知しています。彼女には伝えています。「五年後の丙(太陽)運は貴女

に取ってライト。上手くいけば それまでの努力に良い評価が出る可能性があります。

その時期を物にするには この五年間をどう乗り切るかに懸ります。」と 

この時期は人の意見に振り回され、自尊心の強い彼女は傷つき不満をためる傾向が強く

自分の気持に正直になる事が肝要でその為には「何時も、自分はどうしたいのか、

自身の気持とキチンと向き合うべきです。」と助言をしました。

 

< 結婚について >

正官の透干や辰の地支 水1火2と水火 共にある程度バランスが取れ、

結婚願望のある人です。正官(庚)は女性に取っては異性、日干乙は強化の庚には恐れや

警戒心がありあまり好きではありませんが、サービス精神は月支(社会)・日支(伴侶)に

気が向き可能性は充分にあります。早ければ34歳の丑年。

大運巳は庚を強め、丑は日支の未を冲で動かし日干類を弱めている為、

庚正官に従う可能性はありますが この酷い忌運での結婚は、私としてはお薦めでは

ありません。できれば丙運の時期を待っての方がベストかと思います。

大運40歳代は四十の転角期となって、その後はどちらにしても制約の多い人生となりそ

うですが、目的意識が強まり仕事はやる気満々です。

                       f:id:sihoin:20190719142402j:plain

 < 余談 >

乙甲乙の形は、活花や庭の木や草花 それを大きな鋏(庚)で調節は新派のフラワーデザ

イナーや庭師の様な職業でも良い。そうすればライト(丙)の運を必ず手に出来、

後の運も苦労があったとしても より満足のいく人生になったのではないかと

思います。今後趣味にしてもストレス解消になるでしょう。

 

子平学 四柱推命の基本

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( 子峰院 関都佺人・和珞 2019/07/19)

 

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和珞にとっての、干支論

  子平学 四柱推命 運命学

中国の先人、劉伯温氏が書き残した「滴天髄」は、

子平学・四柱推命を学ぶには必須不可欠な書物です。解り易くするために多くの

専門家の方々が注釈本や訳本を残されています。

 滴天髄の干支論を滴宝先生から学んだ昔、短い文にかなりの期間を費やした記憶が

あり、現在の師にその話しをすれば「干支論は子平学の基本ですから」と、

次!形象論と思いましたが、これを書かなければ次に進めず又 干支論。

題して「和珞にとっての、干支論」

 当然の事ですが、ここで言う天干とは「干支(かんし)」のことで、

一般的な「干支(えと)」十二支だけの話しではありません。

 干支論とは、命式や大運と天干・地支の関係の理論

十二支の事を「地支」と言うように、十干の事を命式の天干だけでなく「天干」

と呼びます。又 天干の事を略して「干」 

地支の事を「支」と書く事が多くあり御了承頂きたい思います。

 日本では、年月日時の夫々四つの柱で推命すると言う意味で「四柱推命」と言う

素敵な名前がつけられていますが、季節や地支を重視しない反面、子平学は季節や

天干の干関係や通変星だけでなく、天干と地支の縦横斜めの関係性に、重点をおいて

見る事ではかなり違いがあるようで そう言った意味で四柱推命は子平学の一部と

私は考えています。

天干の質は四天干との関係や地支によって決まる。

この干支論は、どうも子平学の領域と言えそうです。

 

< 十二支について >

 地支は、十二支あって 一気だけ強める地支は、専気と呼び、専気に対し二気・三気

強める地支を雑気と呼ぶ。

           

<下記の図は、滴宝著子平廣論 人元論の項より参考 >

※(内)は 同気干の内より強める干。

一気に通根(専気)   子―水(壬)   卯―木(乙) 

            午―火(丁)   酉―金(辛)

二気に通根(雑気)     寅―木(甲)火(丙)   ―火(丙)金(庚) 

           申―金(庚)水(壬)   亥―水(壬)木(甲)

三気に通根(雑気)      ―土(己)水(癸)金(辛)   ―木(乙)土(戊)水(癸) 

          未―木(乙)火(丁)土(己)   戌―火(丁)土(戊)金(辛)

子平廣論人元論より「人元とは地支に含まれている蔵干のことです。その内容は人間の

情と質です。人間に潜んでいる情や質を命式の中では地支の蔵干とし、人がそれを表現

する程度を天干で測っています。その各々の強さは何干何支であり、他の性質表現の

程度とバランスによって決まると言えるでしょう。

そしてその上手下手は、天干同士の関係や喜忌そして運によると言えます。」

 

( 情や質について少し書きました。和珞 )

※Aグループとは日干比劫敗印(A)   Bグループとは食傷財官(B)

①日干壬に子が通根なら一途性で正直 日干癸に子(壬)が通根なら壬の劫財の融通性・

同調性等の性格を持ち合わせている。他の専気も上記の図により同様に考えます。 

②二気を受け持つ寅申亥は 通根の日干次第で印星や食傷に通根し 食傷の場合は

AとBに別れるため天干の喜忌を見極め大運での良し悪しを判断しなければならない。

甲日の寅は丙の食神の 丙日の寅は甲の倒食の性格を秘めている。他の地支も同様に

考えて下さい。又、地支巳は、丙と庚を強め庚が日干の場合丙は、偏官(殺)にあたり

巳が月支ならば月令は丙で 天干丙殺は強くなり日干を尅す状態は、殺の性格が強く

出るか 身弱傾向で大人しくなるか等は命式をよく見極める必要がありそうです。

獅子身中の虫について考える。

〇日干己に通根の未は 乙(殺)と丁(偏印)を強め、木火通命の命式になり丁は乙を

洩気しなが己を強める 又己土は丁を護丁し、丁と己は助け助けられの関係 

それを助ける乙殺は忌であっても、日干己が喜なら殺の質はそう悪くならない。

〇日干己に通根の丑は 辛(食)と癸(偏財)を強め順生で、癸財が喜なら運によっては大財

を摘むチャンスがあるが、反対に癸財が忌なら他人から大きな期待を受け対応の

まずさから大きな失敗などが考えられ、丑は喜の日干に通根しなががも獅子身中の虫

(見方の顔をした裏切り者)の可能性がでます。

〇日干戊に通根の辰は、乙(正官)と癸(正財)を強める 戊で喜 命式に忌の乙癸に

透干なら辰は忌の可能性が大きい しかし木水の倒干がなく喜の戊だけに

通根の辰は喜 

しかし大運で癸 年運で乙が巡れば命式は大きな変動が起こり、

辰は獅子身中の虫になる。

※上記の例は地支の一部分に過ぎず どの地支も様々な可能性を持っています。

特に二気・三気受け持つ地支は、複雑で人間らしさが表現され、

滴宝先生はそれを「人間の情」と本文では仰っています。

命式を見る時は天干の強さだけでなく 質や情をみる事も大事で本当の性格・本質は

そこから見えるものであるとも仰っています。

 

滴宝先生は、人元論では加えて言っています

人元論より「これらは潜んでいるものが命式の天干に通根して、表に出やすくなってい

る状態を指しているのです。」

※地支の情や質は、冲・支合・閑支等のように出にくい状態になっているものもあるが、

行運によって出現する時があり その時期と程度を必ず押し測らなければならない。

閑支の中には、暗蔵養虎なる地支があり、反対に猟犬の様に普段は繋がれ眠った様に

大人しくしているが、時を待ち活躍する地支もある事を理解していれば、

人生の前進 待機・休息 無理のし過ぎ等の見極めが容易と考えます。

暫くは 滴天髄書き続けていきます。和珞

 

< 天干と地支についての余談 >

上記のように地支には 特に雑気には二気と三気があり多くの蔵干が含まれ

味わい深いものです。

地支蔵干の出方で強いのは 一番に月支(月令) 次に日支 三番は40歳までは年支 

40歳以降は時支と言われています。

月令の場合、天干に同気の透干がなくっても その性格ははっきり出ると言っても過言

ではありません。例えば天干に財干の透干がなくても 月令が財干なら財志向は切って

も切り離せませんし、天干に印干の透干がなくても月令が印であれば 理屈に拘った

論争を好むなどの性格は明らかで、地支の中でも特に月令(月支)の判断は重要と言えそ

うです。又月令の強さは60歳頃から徐々に落ちていくそうで、

何故なら年齢的に勢いは弱まるからだそうです。

                                                                           f:id:sihoin:20190706135559j:plain

   ( 御参考に )

 <  滴天髄、劉伯温氏による通根説、通根表 >

         ① ② ③ ④ ⑤

甲乙(木)=寅 卯 辰 亥 未      

丙丁(火)=巳 午 未 寅 戌

戊己(土)=辰 戌 丑 未

庚辛(金)=申 酉 戌 巳 丑

壬癸(水)=亥 子 丑 申 辰

※ 木・火・金・水の、①・②・③は「方局」、②・④・⑤は「三合会局」

となっており、②は専気(専支)である。

又土は、辰丑、戌未と冲にならない順にならび揃っていれば四位純全となる。局が揃っ

て天干を強める時は1プラスする。この様に伯温氏の通根説は局気の地支を非常に重要

している。

 

 

参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/07/06)

 

子峰院 和珞の鑑定例No75

         子平学 四柱推命 運命学

 今回は平岡滴宝著 秘本・子平廣論から、主に組み合わせによる看方、生の関係、

尅の関係を参考に演繹で推命してみました。

お持ちの方には、御参考にして頂ければと思います。

 私の依頼者の殆どが、身近な人達とその紹介の方々で、鑑定の前 その後の人生を

知る事が容易です。この方は今年78歳となられる人、大運なら後半で 御本人に話しを

伺いながら、運命を大運に当てはめる作業は、検証と今後の他の方の推命にも活かす事

が出来勉強になります。

 

< 命式・女性 >

時 日 月 年    生月7月の暦の上では夏と秋の変わり目土用の頃

食   印 財    丙1干巳未戌3支 (4)

戊ィ丙キ 乙キ 辛ィ   乙1干未1支   (2)

戌△子ィ未キ 巳△   戊1干(令三倍)未戌2支 (5)

戊 癸 己ィ丙    辛1干巳戌2支 (3)

 

  A日干印6 対 B食財8

用神取法は、扶抑法(内格)  格名は、内格 食神格

干の喜忌は、Aが弱く喜 Bが強く忌となるはずが

喜=丙甲乙  忌=己庚辛  丁戊癸=△ (下記説明)

元機=未  疵=戊(合去運は、喜忌変遷になる為毒には使えない。)

毒=辛(忌の干で喜の乙を尅す。)

未子は害の関係で、大運での冲・支合は成立しない。

※丁はAで喜のはずが、月干喜乙の地支は未で洩気が激しく、未は戊に還流で忌の

戊を強める為△。(未―木火土)

※64歳からの壬運は忌のはずが、強い忌の時干戊を制する役目をするため△

※74歳からの癸運は、時干戊を合去 A6 対 B3 喜忌変遷となり忌となるが、

忌で5と重い戊の合去は身軽になり年齢的調候は悪い事ばかりでなく△。

※Aとは、日干を強めるグループで 日干比劫敗印

※Bとは、日干を弱めるグループで 食傷財官

 

< 命式では >

 時  日   月  時

食(戊)←日(丙)→印(乙)←財(辛)  先後では、先に財印、後に食の形となる。

天干乙は、丙強く根は未で枯柴、側干辛(鋏)に酷く尅され印の気位よりも、

財の現実的合理的に生きる人である。

性格は、夫々の干は1支以上の地支が通根 特にBの食財に地支多く、

粘り強く芯は据わり、何事も顔に出さず度胸のある人。

短所は怖いもの知らず、事故に注意(日干強く、自滅のシナリオで実際に何度か

事故っています)。

干関係と強さのバランスによる性格は、印の作用は弱く、行動性は戊山と丙(太陽)の

距離は近く見た目マイペース形。しかし はさみ(辛)で乙草を切る俊敏さで遅れを

取り戻し成果には信頼を得られる。

第一印象は、強い日干丙の性格を加え威圧感を与える人であるが、付き合えばおっとり

と明るく信頼に値する人である。

丙は1干3支と強く敗財無く、一途で頑固で思い通りに生きたい願望、乙印の根未は、

側支子(蔵干癸)に助けられ全くの枯れ柴ではなく 

そのチャンスを根気強く窺っている人。

※乙草は、弱るのも早いが甦るのも早く、甲木との違い。

 

< こんな才能は、先天的 >

 乙印と辛財の象意は、笑われても良い。辛財と戊食は巳戌が還流で、

成功を願うの象意、たとえ忌運であっても遊興には走らない

乙印と戊食は未が還流して象意は、適度で綺麗なやり方

 人前で緊張する事なく(笑われても良い) 立派なパフォマンスができ(成功を願う) 

人気が得られ易い(適度で綺麗なやり方) 

結果やり遂げる(思い通りに生きる)事が出来る人。

 働き盛り運に恵まれれば司会者の様な仕事で成功できるが、残念な事にその運に恵ま

れていません。しかし 日常生活では地域や趣味の集まりでは重宝がられ頼られ

多くの人を楽しませています。緊急の仕事も対応が可能。

※食傷の透干や、それらの行運で遊興に走るか、そうでないかを見ることは、

推命上重要な案件となり見極めが求められる。

 

 < 大運 >

94 84  74 64 54 44  34   24 14 4

〇 〇 △ △ ✓ ✓ ✓ ✓ △ ◎    

乙 甲 癸 壬 辛 庚 己 戊 丁 丙    →(年運)乙丙丁戊己

印 倒 官 殺 財 才 傷 食 敗 比    ←大運干の通変星

巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌 酉 申    →(年運)庚辛壬癸甲

△ △ △ ◎  ✓ △ △ ✓ △

    戌 戌       巳     巳    →冲・合命式の地支         

  < 大運は >

〇4才の丙運は、本来なら二丙で忌運となるが、年干忌で毒の辛を合去で喜運。

忌運を救いとても良い運となる。又忌の辛は、幼少の時期に忌運を救う(年干)父親は 

本人に取っては良い父親。現実でも父親が大好人間である。元亨利貞では、

年干(幼少期)辛は忌財であるが、強さは3とやや強く日干4に対し平均がとれ 

喜の日干に対し忌の財が僅か弱く経済的には恵まれた家庭で育つ。

青年期には、有名女子短気大学に進学、教員免許を取得、卒業。

〇19歳酉運から 己の38歳迄の間に結婚(日干子は水支であり、蔵干は癸の官星は結婚

思考)子供三人を儲け、大運戊戌己は時干戊(食神・将来性・子供)を強めそのサービスは

子供へ向けられ主婦。 

〇39歳亥運頃より、パートの仕事に就く。庚辛は忌財運。

〇特に54歳の辛運は日干と強化の干合、忌財辛は3倍になる。伴侶が早めの退職で

経済的に苦しい時期だったと。

〇59歳丑運は、忌の辛と戊を強め忌運。54歳から63歳までは人生上一番苦しい

時期である。酉運(19歳)頃から丑運(63)頃まではプライドをかなぐり捨てての人生で

学生時代得た教員免許は活かさないままだったと。

※日干丙強く、乙印と辛財の干関係はプライドをかなぐり捨てての経済活動

を可能にしている。干関係が悪くても生きるため為には力強く、

人間らしいと個人的には思う。 

〇64歳からの壬殺運は、強い忌の戊食を制御△。

〇69歳からの寅運は、喜の丙と乙に通根で喜運、しかし日支水支の子を弱め伴侶を

失う。伴侶(日支子 蔵干癸)とは、(本人丙)折り合いをつける事に何時も苦労をする

相手であった。樂になった様子を窺わせるが「御主人は、貴女にとっては

潤いの人(命式上唯一の水気)」と言えば、思い当る事があるらしく

もっと早くに伺いたかったと涙ぐむ。

 この頃、天然の性格から痴呆の心配で若い家族から相談を受けた。大運は喜の印星巡

りでもあり、印甲乙は戊食を尅し運的にも良く問題ない事を告げる。

後日本人が尋ねてきて上記の話となった。

晩年は、喜運続き長生きの傾向です。元亨利貞時柱(晩年)忌の戊食を、

喜の印星が調節流れ的にも良い傾向。

 

( こんな内容の依頼を受ける事も多く )

子平学は本来は一生に一度の鑑定で良い筈ですが、こんな些細な相談の依頼もあり

お付き合いが長い方も多くおられます。

 地域活動では、百件以上の集まりの会計を長年しているが、病気など万が一の事を

考えるとどうしたら良いものかと。他の人に手伝って貰う事を勧める、忌の戊食を印で

尅した時期は人間関係も上手く行き、思うように事が運ぶはずと伝える。

後日御家族より 他の人に手伝って貰い気が楽になった様子を聞かせてもらった。

 

< 余談と感想 >

 御家族からは、口には出さないけれど働き盛りはかなりの苦労をされた方と伺ってお

ります。元亨利貞、晩年(時干)強い忌の戊食を、大運は甲乙(印星)や地支は寅卯辰と

春巡りで調節。希望はサービス(忌戊食)地域や趣味の集まりのお世話、それを会計(辛財)

で洩らし自身の活動も無意識に調節ができアドバイスはありません。

 子供を立派に育て上げ 仕事は定年を全うし 全力投球で生きて自由になった

晩年ぐらい御褒美に例え忌の食神とは言え、したい事をしたって良いじゃないですか。

 まだまだ彼女は健康で御活躍されます。終は「子供は皆家庭を築き 私はしたいこと

が出来て本当に楽しかったわ」と言える人生に間違いなしです。

人生終り良ければ、全て良し・・・あやかりたいものです。

 

< 子平学の基本 >

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参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/06/30)

 

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子峰院 和珞の鑑定例 No74 

     #子平学 #四柱推命 #運命学

 平岡滴宝著 子平学・四柱推命法深書 十天干体象 戊→癸より

 本文「戊→癸 この関係は、戊は壬水の時のような激しいこわれ方はしません。

 しかし全く大丈夫なのかと言えば、そうとも言いきれない時が起ります。

現実での山崩れを思い起こして下せれば、おわかりでしょう。

(中略)このままでは山崩れは起きませが、水分を含んでいますので、

壬運は非常に危険です。即ち自身の喪失です。」と本文では書かれています。

 ここからは 私、和珞の推命です。限られたページ数等から、滴宝先生は話しを

濁している点がありますが、要点はキチンと述べています。

 そこで私はここで、推命をはっきりと書いていきたいと思います。

 

< 命式 >     イ=忌 キ=喜

時 日 月 年    生まれ月は11月(冬)

財   財 財    月・日干は絆神強化の干合、月干は三倍の強さ

癸ィ戊キ 癸ィ癸ィ   戊1干丑2支 (3)

丑△申ィ亥ィ丑△   癸5干(令)丑亥申4支 11,5

己 庚 壬 己      亥申は、害の関係で、大運での冲・支合は起らない。

A(日干を強めるグループ) 対 B(日干を弱めるグループ)11,5

Bは、Aの4倍以下で用神取法は、扶抑法=内格   

格名は、内格 正財格

喜の干=丙丁戊癸

忌の干=庚辛壬癸庚乙

 

< 命式は >

季節は11月冬、月干癸は絆神強化の干合(三倍)火気が全く無く亥の蔵干は壬であるが、

癸は雨ではなく雪で、強化と3干の癸に加え4支の水支は、大量の雪である。

(※雨でも雪でも結果は同じですが、見分ける事で推命内容は大きく異なります。)

戊(日干・本人)を両端で支えいる2支の丑は冷たく凍土、命式には火気が全く無く亥丑は

冷たく、申も側支の亥丑に冷やされ冷たい状態である。又丑は冷たく硬い土である。

日干戊は凍土で雪に覆われ雪山、山の回りは止む事の無い雪が降り続いている。

凍土2支の丑に支えられた日干(本人)戊の 身体は硬直状態、命式に印星の透干や

精神力である火気や木気なく思考力は弱い。

(※木気の内 亥の蔵干甲は、冷たい上に命式に冷やされたり、側支申の蔵干庚に

 尅され質を落としている。)

この様な状態の戊山(本人)は、多量の雪で世の中(社会や周りの環境全て)が見えない

状態は 弱い思考力に、追い討ちをかけるように思考力を弱めている状況である。

先天性に精神的、身体的に障害を抱えた可能性が大きい人である。

又火気無く木気弱い状態は、内臓疾患を抱えている可能性も大きいと見た。 

凍土である丑は硬く立つ事は出来ても 柔軟さが全く無く動く事を嫌がり

寝たっきりに近い。

声は、音(申丑)として出せるが言葉による感情表現はできない可能性。 

冷え性の症状を抱えているが、日干戊は凍土の硬い丑2支に支えられている為、

暖め過ぎは丑が溶け軟弱になり体調を現状以上に壊す可能性があり禁物。

目安は汗をかかない程度で、例え真冬であっても電気毛布等は良くなく、軽く部屋を

暖める程度がベストである。又明るい日差しの屋外よりも、優しい薄日差す

屋内の方が健康的にも良く、本人も好む可能性が大きいと見ました。

日干喜戊3に対し 忌財は11,5と強く 日干戊は忌財に挟まれて本人にお金がかかり、

医療や介護スタッフによる干渉が付き纏っている状態である。

※この命での戊癸の関係は座敗の反対で 寝たっきりであっても飽きる事を知らず

自身の身の回りの変化をとても嫌います。

 

< 大運は >

日干戊が強められる時や 癸財が弱められる時は喜運。

日干戊が弱められる時や、癸財が強まる時は忌運。

〇男性5歳からの壬運は、説明の如く体調は思わしくない状況に。

(滴天髄 干支論の「またすべからく道路光亨すべし」の反対となります。)

〇庚辛(金)運は、申丑の3支が通根内格破格で外格従財格になり忌運、

洩気により戊を弱め、申は癸を強め忌運 状態はかなり酷いくなる。

〇己戊運はAに1プラスとあまり変わらず、丙丁運も通根の地支はなく

丙は厚い雪雲に隠され、丁は強い癸によって消えてしまうような火であり

効果は期待薄で現状維持程度。

〇甲乙運は、1支の細いが長い亥の根が通根 弱い戊土は尅されて体調は崩れる。

〇男性地支の戌運は、戊に通根 年運の丙丁に通根この時期が

人生で一番良い時期である。

 

 < 大運・男性 >   架空の命式の為 5年運としました。

95 85 75   65   55  45   35 25 15 5

✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓

癸 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬   →(年運)戊己庚辛壬

財 殺 官 倒 印 比 敗 食 傷 才   ←大運干の通変星

丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌   →(年運)癸甲乙丙丁

△ ✓ ✓ △ 〇 〇 △ ✓ ✓ 〇   

            丑         ←冲や支合の命式の地支

 

< 大運・女性 >

 95 85 75  65 55 45  35 25 15 5

✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 ✓ ✓

癸 壬 辛 庚 己 戊 丁 丙 乙 甲    →(年運)戊己庚辛壬

財 才 傷 食 敗 比 印 倒 官 殺    ←大運干の通変星

酉 申 未 午 巳 辰 卯 寅 丑 子    →(何運)癸甲乙丙丁

✓ ✓ △ 〇 〇 △ ✓ ✓ △ △

    丑             丑    ←冲・合の命式の地支

            

                                              f:id:sihoin:20190621193703j:plain

< まとめて >

Bグループでの忌運は 戊に忌で強く作用、Aグループでの喜運は、殆ど救いにならず、

日常でも変化を好まない。忌の干渉による介護、医療はあらゆる手段で験そうとする

が、本人に取っては迷惑な事であってもその意思表示をする術が無い状態。

こうした人たちの多くを見てきました。相談者は勿論御本人ではありません、

詳細に見る事で話したくない事は聞かずに済む長所がある上に 

表現力の乏しい本人に変わり僅かでも代弁できる長所もあります。

又依頼の方々の相談内容は様々です。聞かれた事に対しては、期待に答えたいと

努力をしてきました。その為にはよく見極める必要があります。

私自身もこうした依頼者の方々に、教えられ支えられてきた経緯があります。

 

 参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

                    「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

  <  子平学の基本 >

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( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/06/21)

 

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 干支論」

       子平学 四柱推命 運命学

( 本文より )

滴天髄を編纂したのは、明の太祖朱元璋を助けた劉伯温と言う人で、

時代は1311年より1374年の間、元末期より明の初期洪武の時代に生きた人です。

 

( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

清代の初め  陳素庵氏  「嫡天隋輯要」(註釈本)

その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

< 滴天髄/干支論・その2 >

1) 陽が陽位にのぼれば陽気は盛んで、最も行程の安頓を要し、陰が陰にのぼれば

陰気は盛んで、またすべからく道路光亨すべし。

2) 地が天を生ずる者は、天衰えれば冲を恐れ、天が地を合する者は、地旺ずれば

静かなるを喜ぶ。 

3) 甲申、戊寅これを殺印相生となし、庚寅、癸丑又これ殺印両旺、上下は情協を

貴び、左右は志同じを貴ぶ。その始まる所から始まり、その終る所で終れば、

富貴福寿は永き無窮かな。

 

( 訳 )

1) 内格では火の勢いが強かったら、行運が西北、庚辛壬癸の寒地が良好の運だと

言えますし、冬生まれの様に水の勢いや寒さが強い命式は、東南、甲乙丙丁の干や

支(寅辰巳午未)が巡る時が良好と言えます。

2) 地支が天干を支えていて、尚他の干と比べて弱かったら、当然その地支が冲され

ることが心配ですし、天干と地支との関係が、他の干とのバランスがよくとれている

場合も同論です。

3) 又例えば、申の蔵干は水を含んでいるので、甲木から見れば、通変星は偏官と

印星になりますが、天干に金や水があればそれらを支えることになり、

そのバランスが問題と言えます。戊寅、庚寅、己未、癸丑も同論です。

ですから命式によってどうなっているのかを見定めなければいけません。

命式中の喜の干が、年支と時支に支えられている時は良い命式だと言え、

富貴福寿が長く続きます。

※庚寅の場合の蔵干説は、旧月気三気説の戊日二分を指しています。

(局気を重要視している通根説では採用していません。和珞)

 

(追論)

最後の、その始まる所の項は、素庵氏の訳に対し任氏は条件をつけていますが、

伯温氏自体、休咎は運次第と言っておられ条件次第で良い命式と言え、

これに運がともなえば原文通りと言って良いでしょう。

例えば時上一位の干が、日干と干合して尚有情であり、根が年支と時支にあるような

命式です。

この様な場合は、時上の喜の干は運の干との干合、尅洩の変化が少なく、

地支の冲等の時だけの変化と言え、最も変動が少ない為です。                                                                

                    f:id:sihoin:20190715142536j:plain

< 和珞 干支論についての余談 >

1)について、「冬生まれの様に水の勢いがつよければ 東南が良い云々」

は、壬癸や亥子丑辰申などの字が多い命式で、こうした運が幼少期忌運で巡れば

「幼児忌の水勢強ければ、北方に死す」や「幼少に厄ずく」などと古書は言い 

今に伝えられています。

 これは「死」の意味とは違い、災難の大きさを言ったものですから 

命式の見極めが必要です

現実には、子峰院や推命仲間達からの経験談は興味深い話を、

私も依頼者からは多くの話しを伺っています。

例え喜運であってもこうした命式の方が 幼少期水運巡る人は消極的になり

親御さんに心配をかける例は少なくありません。

又、火気の強い命式も同じ事が言えますが、経験的な事から言えば水勢

の方が、災難としては酷いのでは無いかと仲間同士で話しをしています。

3)戊寅 己未 癸丑については

寅は、木火強め、未は木火土強め、丑は土金水を強める

戊日寅は、火は印星 木は官星にあたり、

己日未は、火は印星 土は日比劫 木は官星にあたり、 

癸日丑は、水は日比劫 金は印星 土は官星にあたる。

日干を強めるグループ(日比敗劫・印星)と日干を弱める(官星)に通根し、

喜忌を見極めるには難解ですが、見定める必要があります。

「辨別、分暁、一つをもって推すべからずとか、余これにならう」などと

古人も度々注意しています。

 

〇「その始まる所から始まり、その終る所で終れば、富貴福寿は永き無窮かな。」は

上記では、例を挙げて説明しています。

 

例の様な命式を作ってみました。

< 例・命式 >

時 日 月 年      ( キ=喜 ィ=忌 )

財   印 倒

乙キ 庚ィ己ィ戊ィ   庚(令)3干2支  5

亥キ 戌ィ酉ィ寅キ     戊己2干1支   3

      辛ィ     乙(強化)3干2支  5  内格 正財格

 

時上一位の財干は絆神強化の干合で三倍の強さがあり、生涯続きます。

又通根は年支寅 時支の亥にあり元亨利貞では、寅20歳代から始まり 時柱へ、

時干(乙)実を結び種子(亥)へと 多くの占術師の方は、良い命式として依頼者への説明が

あるようですが、現実には「そう言われても しんどい人生で納得出来ません。」と

言われる相談者も多くおられるそうです。

両師匠からは、大運次第と教わっていますが、勿論 形影的観点からは重要視し

参考にしています。

こうした論がある以上、其時々で命式に見合ったアドバイス

必ず必要になるはずです。

 

参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 

平岡滴宝訳 「神峰通考 干支対象詩」 

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/06/13 )

 

平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 干支論」

子平学 四柱推命 運命学

( 本文より )

滴天髄を編纂したのは、明の太祖朱元璋を助けた劉伯温と言う人で、

時代は1311年より1374年の間、元末期より明の初期洪武の時代に生きた人です。

 

〇劉伯温焼餅歌より

 ある日、太宗は焼餅の入った器におおいをして、軍師である伯温氏に、その中にある

ものは何かとた尋ねた。伯温氏は、匂いで中味がわかるものをこと更に何故聞かれるの

かと、しばらく真意をはかってから、こう答えた。

「帝のお尋ねは明の行末のことでしょうか。明代は三百年位続き、次の世は

胡人(満州民族、即ち清人)で三百年位、その間は君主専制で、

その後は民主共和政体になるでありましょう。」

太子は子孫がそんなにも続くのかと喜ばれたそうです。実際との年数の誤差は、

明代で二十四年、清代で三十二年、合計五十六年でした。その経過内容からしても、

氏は占術家としても偉大な人だったと言えます。

 

< 滴天髄/干支論・その1 >

1)「陽順陰逆、その理もとより殊(こと)なれど、陽生陰死、その論はとるなかれ、」

2)「天全一気、地道これを乗せるなしに使わすべからず。地全三物、

         天道これかぶせるなしに使わすべからず。」

 

( 訳 )

1) 十二運長生とか帝旺等と言うものは、古く洛書から流行したもので、

陽干が順に廻り、陰干が逆廻りをする理論は特殊としか言い様がなく難しいものです。

 しかしこれでいきますと、陽干の場合長生となりますが、

陰干の場合は死になりますので、理屈に合いにくく採用すべきではありません。

2) 命式上の四天干が全部同じ気であっても、通根する地支があった方が良く、

例えば甲や乙は五物中唯一の生物ですが、無根の場合は四干そろっていても、

生木ですから、死木よりは生木となっている方が当然良いわけです。

四天干が同気の場合は外格の従旺となります。

外格専旺の場合は、強い程良いとされますから、この点からも根はしっかりとあった方

が良いと言えます。

地支に方局や三合会局がそろっていても、天干に同気のものがなければ暗蔵ということ

になり、行運でめぐってくる場合だけしか使えません。しかしこの時は命式の

天干に大きな変動が起こりますから、喜の干か忌の干かをしっかりと知っておく

必要があります。(行運の喜忌)

 

< 和珞 干支論についての余談 >

天全一気無根と通根の多い命式二例を作ってみました。

(命式 天全一気 例1)

          ※天全一気  根無し(無根・0支)の命式

時 日 月 年    甲4干0支

甲キ  甲キ  甲キ  甲キ    格名=外格)弱従旺格 

戌ィ申△戌キ  申△   丙丁(食神・傷官)運、戌2支が通根 破格 

               辛ィ      戊己(偏・生財)運、戌2支が通根 破格

           庚(偏官、月令三倍)運、4支が通根 破格 

           辛(正財・月令1,5倍)運、4支が通根 破格

申は、行運の喜の壬癸の印星に、忌の庚辛官星に通根のため△ 

〇食傷財官運の全てが破格 変動の大きさが伺え、特に庚運は全ての事で要注意の時期

となりそうです。こうした運の持ち主は、本来の命式の性格に加えて、

顔色に出やすく臆病で決断力に欠け、他人の顔色を伺う等の性格が見られます。

※尚、当然の事ですが、この命式では行運で庚と丁が重なる時期は注意の呼びかけが

重要となります。(年運の見極め)

 

(命式 天全一気 例2)

              ※天全一気  通根の多い命式

時 日 月 年    4干寅辰3支 (7)

甲キ  甲キ 甲キ  甲キ     格名 外格)従旺格 

寅キ  辰キ 子キ  寅キ     この命式での破格運は 丙丁(食傷)運の時期 

              癸キ      又丙運は逆生、その上辰の通根があり問題は少なく

丁運の洩気に対し辰水支の通根に対しても同じ事が言えますが、

どちらも破格忌運です。

己運は年干甲を合去 戊庚辛の忌運でも破格は起らず、甲は戊辰を尅しきり、

庚辛は0支傷つくのは庚 辛は堪えず 例え忌運であっても命式は大きく変動する事が

なく 例1と比べ人生の禍は比べものにならない程少ない人です。

〇天全一気命式二例をあげ、検証してみました。

 

(通根表)

 子―水   丑―土金水   寅―木火   卯―木  

辰―木土水   巳―火金   午―火   未―木火土  

申―金水   酉―金   戌―火金土   亥―木水

 

 

 

 参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 

        平岡滴宝訳 「神峰通考 干支対象詩」 

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/06/07 )

 
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子峰院 和珞の鑑定例No73 

 ( 子平学 四柱推命 運命学 )

この命式は、平岡滴宝著「子平学・四柱推命法深書」十天干体象から、

戊→壬の項の命式です。

「戊→壬 この場合戊の作用は、壬水(河)の道筋をつけたり、流れを止めて池や湖に

する力があると言います。道筋をつけるとは制を言い、流れない状態(池や湖)を尅と

考えて下さい。」(本文より)

 

※この命式では、強い食神に弱すぎる偏印で、偏印は倒食の役目を果たしていません。

< 命式・男性 >

時 日 月 年    生年月日1972・9・6 巳時生まれ 節日9/7 8/7

敗   倒 食    干合・冲・支合なし。子申(半合) 巳申(破)

辛ィ庚ィ戊ィ壬キ     庚辛2干(月令) 申巳2支 (5,5)

巳ィ子キ 申△子キ      戊1干 0支(1)     

丙 癸 庚キ 癸     壬1干 子申3支(4)

                                       珠玉―側支でない巳申 

壬は元機の干 巳は金寒水冷を防ぎ 巳申の関係もあり毒には使えない。

※(A)日干敗倒6,5 対 (B)食4  

用神取法-扶抑法  格名-内格 食神格  日干と月令が同じ(建禄格)

喜の干=壬・癸・甲・丙

忌の干=戊・己・庚・辛・乙(化金)・丁(壬を合去し破格)

 

< 命式と性格など >

〇日干庚は申巳を根に持ち忌 月令は庚で建禄格 庚は制尅の関係は無く負けず嫌い、

自信家独立心強く頑張りは利くがその気になる事が少ない

日干は忌であり自己中心型

〇敗財辛は側干の庚に虐められているが、巳申は離れてあり(珠玉)質の良さで、

敗財としての協調性・応用性・妥協性の良さが出るが、

しかし、それと解る様な嘘をつく事も(御愛嬌でしょうか)

〇年干壬喜は1干3支と半合 庚申により金生水で強い壬水であり日干共に強く、

日干庚は命式に制尅の無く、制約を嫌い自由思考交際範囲は広く、財系の透干や地支

無く忌運では遊興に走りやすい

〇戊土1干0支の無根の防波堤は 強い壬水によって逆尅に合い、倒食(偏印)としての

緻密な計算力や他人の気持を思いやる性格はあまり出ない

〇よって喜食神を生かした道を行く人でしょう。沈金気味を懸念するが、

申と巳は離れてあり珠玉の意味の良さや金生水(喜の水を強めて)があり小器用

〇気になるところは、技術の取得の仕方は、制約を嫌う性格から他人から学ぶ事が

苦手で我流・自己流となりやすく、小器用でありながら技術を身に付け難い

〇年干壬食(サービス精神や技術)は、月干の戊無根を尅し濁壬の性格が多少出る為、

特に忌運にはずるさが働き、小手先の仕事や手を抜く事もあり信用を失う可能性が。

〇よって戊喜を合去する癸運(40歳)は、壬水に汚れが無くなり食神の良さ

(質の良い仕事やサービス精神)が出て、信頼を得やす(忌の社会性を合去)社会性が開け

人生の延びが期待できる最も良い時期となりそうです。年代的な良い運に恵まれている。

 

< 大運・男性・初運0歳 >  夫々5年運です

※60歳乙運は、日干庚と変化の干合、化金となり 日干庚はそのまま、

大運の乙は辛に変化、忌運。

 

90 80 70 60 50 40 30 20 10 0

✓ ✓ 〇 ✓ 〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓

戊 丁 丙 辛 甲  壬 辛 庚 己   →(年運)壬癸甲乙丙

倒 官 殺 敗 才 傷 食 敗 比 印   ←天干の通変星

午 巳 辰 卯 寅 丑 子   酉   →(年運)丁戊己庚辛

〇 △ ✓ △ △ ✓ 〇 〇 ✓ ✓

丑 申     申 子   巳       ←命式の冲・支合相手の地支

 

< 大運は >

〇0歳の己運は 忌の印綬運で土生金、濁壬(年干父親を汚し)で言う事を聞かず

ヤンチャで育て難い時期

〇5歳から24歳は、忌の日干敗を強め忌運、行動や交際は広く遊びが中心の時期、

庚運には争い事の可能性。

又戌の時期は、金と土に通根戌の根がつき、喜壬(父親)は相当苦労を強いられ、

遊びは知能的で逃げ上手。

〇25歳からの49歳までは、喜の壬を強めるなど働き盛りに命式は平均が取れ喜運に

恵まれている。40歳癸運は上記の通り。

 

( ※職業と家族 )

母親は(年支子・蔵干癸)は、父親(年干・壬)を助けて双方喜、本人(日干)も月支(兄弟)申を

還流金生水の関係で父親を助けいる命式、父親中心の一族経営・商売の可能性を見る。

伴侶は(日支子・蔵干癸)も年干壬に通根し壬癸の関係で父親を助けている、

この様な命式は結婚の可能性は大きく、婚期は丑運、年支の子を支合、

母親との世代交代を一番に取り、年運ではそれ以前にも可能性があるのを見た。

〇50歳の甲(偏財)運は、甲は命式に根が無く強い庚の尅に合う

(滴宝先生は「反っての干」などと教えてくれ)喜財運であっても財獲得の期待は

望めない時期。弱い甲は庚に尅を受け、肝臓疾患や脳疾患や神経系などの

病気の可能性、しかし喜運予後は悪くはないと見る。

〇75歳の辰運は、子申辰の水局4プラス壬子2=6 0,5喜忌変遷、60歳以降年干の

変動は、支障は少ないく金生水で物分りの良いお爺さんの可能性。

〇80歳の丁運は、年干喜の壬を合去、内格から外格従旺へ内格破格の忌運、

命式は大きく変動健康・生命の問題の可能性。

 

< 五気は >

金5    木0   五気では、精神力弱く 体力は突出して強く

   土1      命式では印星戊は1 そして壬に尅され弱く

水4    火1   思考力の弱さが伺われ、考えるよりも先に行動の人である。

しかし 庚辛に申巳(珠玉)に関係で良く見えるが 破の関係でもあり飽きっぽいなどの

象意 交際力あって第一印象魅力的な人、時間の経過と共に他人からも

飽きられるなどで、忌の日干は魅力的な自分を維持する事に苦労がある。

体質的には 視力・肝系・腰・胃系・血圧は低いなどの弱点はあるが、命式では壬から

戊の尅が直接的で胃系・腰は持病の可能性、表層的には歯や視力に弱点の可能性 

肝系は時期的なものと見るが、

暴飲暴食は普通の人に比べるとかなりリスクは高いと見た。

 

< まとめて >

父は食神 母・伴侶は傷官と家族事業は接客業の可能性。

本人の食神の象意の内、交際力で生きる人と見る。経済観念は弱いが、嫌われない努力

の交際力、顔を広める事で家業を手助け。

大運の働き盛は、喜運に恵まれ 命式は大きく変化の時が無く 事業は順調で

経済面は家族に支えられる構図を見ました。形影的には普通の人、

しかし 家族や大事な時期の運に恵まれ 精神的な苦労はあまり無く

「結構な事で!」と言いたくなる様な命式でした。

 

( 子平学の基本 )

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 参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/05/29)

 

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