唄を忘れた、カナリヤは!

ツイートより「30歳の年、放送作家を辞めるべきか そうでないのかの選択に悩み 占

術師の手から手へと渡り 最終的に渕宝先生の手にゆだねられる事に、時経て私たち門

下生の課題となりました。問題は他に命式の絵柄 作家の作風や人間関係 そして

将来は!」

 甲乙が揃い言語・文書力などの才能に恵まれているが 40歳後半、40の転角となるま

では忌運続きで才能を開花出来ずに悩んでいる。しかし 苦しみ、不安、不満人間とっ

てはマイナス面とされる感情面の経験はいずれ作品によって活かされる事になる。そう

した事も考慮しながら推命をして行きます。

 

< 命式 男性 >  

時 日 月 年    季節春 31歳の相談

才   敗 比    壬丁 月令木乙 (化木) 申寅(冲)

  甲キ 乙キ      甲乙3干月令7,5 卯1支 (8,5) 

戊イ壬 丁 甲キ    戊1干0支   (1)

申 寅 卯キ 子キ    日干比敗8,5 対 偏財1

庚 甲 乙 癸    格名(外格従旺)

 

< 命式 > 

戊は1つの疵、日干と年干甲は幹 月干乙は枝や葉 季節は3月、月支の卯は木の専支

で月令は乙、卯は側支の子の蔵干癸(湿気)を養分にして元気。卯は根としては草花を支

える程度の細く短い根であるが専支。よって甲は大木ではなく背が低く卯の専支で丈夫

だが細い幹(柔軟)に繁った葉。年干の比肩(甲)は日干の側干ではなく、その競争心は憧

れ。又年干は父親で跡継ぎや、父親と似た仕事をする可能性 (多くの人を観た経験上そ

の可能性は大)。月干社会環境の乙は、甲を幹とし枝、葉 三月花が咲いているかも知れ

ない。乙の花や葉は甲木を盛り上げているが、乙は甲の幹からの養分により枝や葉とし

て育っている(持ちつ持たれつの関係) 又 その乙は年干と日干が共有していると言

う事は、仕事関係や支えてくれる人達は、父親との関係も深く盛り上げてくれる専門業

界の人達やスタッフなどの可能性。乙の比肩は応用性をも意味し幅のある作品。甲木は

立派になってよく見られたいと言う気持ちがあり、寅が冲によって無作用でそうした不

満を忌運の時はより強く感じる人、そして天干甲乙は月令により強められて強く しか

し 根は卯の1支のみ何時、冲や支合によって無作用になるのかと不安を抱えた人。そ

のため忌運が長引く時期は特に表には出さないが僻みや妬みを抱え込んでいる。生きる

目的は、時干の忌財戊土根無しの小さな山を甲木で尅す。充分尅しきれ手にし易い財で

あるが、戊忌財を軽く見る傾向で、日干甲が弱まる時期や忌財戊が強まる時期は借財や

出費がかさむ可能性がある。元享利貞、時間戊は60歳以降晩年も仕事ややる気に恵まれ

こなさなければならない人(大運次第)

 

< 性格 >

言語能力に優れ 話題が豊富で臆病や不満心を隠す為の虚勢でお喋り。協調性あり、

日干比敗多く根少ない為、思い込み強く、頭でっかちで知識や理屈に頼り行動が伴わな

い。日干強く弱い疵の忌財の透干や、良く見せる為の自身への必要以上な投資等で金銭

的に多少ルーズな面あり。

 

< 運での喜忌 >

外格従旺は、日干比劫敗が喜 食傷財官が忌 となるが丙運(太陽・食神)根無しは喜の

甲乙を逆生だが、弱い湿気子を弱め年齢を考慮して忌。 

 

喜の干=壬癸甲乙    忌の干=丙丁戊己庚辛 となる

 

< 大運 > ※変化の命式は、変化前月柱で大運を取る。

 

8 18 28 38 48 58 68 78 88 98

忌 忌 忌 忌 喜 喜 喜 喜 忌 忌 

戊 己 庚 辛 壬 癸 甲 乙 丙 丁  (年運,壬癸甲乙丙)

才 財 殺 官 倒 印 比 敗 食 傷

辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 子 丑  (年運、丁戊己庚辛)

△ 喜 忌 △ 忌 忌 忌 喜 喜 忌

 

13歳の辰運は、甲乙と戊に通根し△ではあるが、命式は強よまり辰は柔軟この頃よ

り、文書力を生かした仕事への願望 又自分にはそれができると思い始めた時期。

〇18歳からの己忌財運は 年干甲を合去し忌運父親の変動、父親が借財を抱える可能

性、ひどい場合は父親の生死に係わる事もあるが、この命の場合年運では喜運、それ程

ひどくはない。 

23歳巳運は、申と支合の関係 寅申巳は解冲解合で三支とも作用し寅だけが

甲乙に通根し強め喜運、気力の充実。

28~32歳庚運は 月干乙と合去の干合柔軟性や応用性を失い書けない時期となり、

将来性に不安を感じて転職を考えるが諦めきれず占術に頼る時期となった。

社会性月干乙が無作用となる時 仕事上の大事な人達と疎縁になる可能性があるが、

この時期繫がりを大事にしなければならない、細かな心配りが将来の役にたつ。

この方に取って繫がりは命綱、忌運の時期こそ大事な事がある)

33~37歳午運は、年支喜の子と冲で忌運 子は卯に水分を補給し甲乙をも元気にする

地支で無作用になれば甲乙は元気を失い、やる気や自信を損失して仕事ははかどらない

時期となる。

38~42歳の辛は忌運、辛は通根なし弱く命式に変動はあまりないが、甲乙に取って

は小刀、ナイフで神経が刺激されるような些細な事で鬱陶しい時期となる。

(体の凝り 0支なので神経痛は無し 痺れ ちいさなケガしかし治りにくい等々)。

43~47未(木火土)運は、天干木と土に通根で△だが木土とも水を欲しがり子卯甲乙が

弱る。(意欲減少)

48歳からの壬運は、喜運でも浮木傾向で気分にむらが生じる時期、壬は倒食作風が変

わる可能性もある。

53歳からの申運は、閑支だが(庚は乙を合去)年運の辛を強め、57歳の年運に注意

〇58歳からは、良い作品が書けるようになるが、注意すべき時期は卯を冲・支合で無作

用とする時期の酉戌にあり 天干の多い甲乙を支える1支だけの卯が無作用になる時期

は「こける」仕事上の失敗など、

58歳癸(印綬)運 印綬により時干の忌財戊を合去して、知的才能で稼ぎ名誉を手に入

れるチャンス。大きな賞などの可能性大。この方にとって一番良い時期。 

63歳からの酉運は、卯と冲 調子に乗りすぎて失敗。

68歳甲運は、月令に強められて運の甲は三倍、調子は上々猪突猛進、仕事は順調で無

理をし過ぎる傾向、しかし喜運何事も無く順調に過ごせるでしょう。

73歳の戌運は、卯と支合又も仕事上の失敗 甲運の無理が影響を及ぼす時期になり兼

ねない。健康面での注意も。

※58歳から77歳までに 少し気をつけることで失敗を免れ多くの良い作品を手掛け

人生に満足出来るでしょう。私は、この時期を一番丁寧に説明したい。上手く行けば

100歳近くまで活躍できる人で、決して放送作家の仕事から手を引くべきではない。

 

< 人間関係 >

年運(父親)と月柱は上記のとおり、年支の子は母親で側支卯を通じ 日干甲(本人)を元気

(栄養分)付けている。子は水の専支、蔵干は癸の印綬 社会生活から衣食住のことまで

事細かく躾には厳しい人、優しさと厳しさを使い分ける賢母 本人を良くするために一

途な人。

日支の伴侶寅は、時支(子供や本人の最終人生)申と冲(喧嘩) 日支と時支の冲は結婚しな

い可能性を言います。婚期を観れば巳運は日支と解冲解合ですが 巳申は金気2支は間

接的に甲の元気を削ぎ女性友達程度で可能性は低い、43歳未は、木の根卯と半合可能性

は多少あり。48歳壬運は、浮木でチャンスの時、しかし相手は遊び好きな人の可能性。

離婚の時伴侶は子供を置いて出ますが(日支・時支の冲)、子供申と日干甲の相性も良

くありません。日支寅は無作用だが、喜甲木とは相性の悪い申を無作用にして良い役目

もしている。結婚できれば相性の良い相手、しかし 家庭生活や仕事面での協力は期待

できない相手となる可能性。

 

< 作風 >

 

時干に戊の偏財 影響力は強く現実的。甲乙は五行の中では唯一生き物、感受性強く売

れない頃の下積み苦労経験は、人の気持ちが理解できる庶民派の作品。乙卯の敗財は融

通性で脚色力、強い日干比敗の卯のみの過大表現などの技術を生かし、

喜運続きはその時代に合った人気作品

 

( 子峰院 推命士・和珞の鑑定例 No37 2018/05/015 )

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