子峰院 和珞の子平学・四柱推命の鑑定例 No54

 この方は、お母様が高校生の時期 中退、シングルマザーとなり産み育てた人です。

主に祖父母の手によって五歳までは育てられ、その後母親は再婚し養子縁組み再婚先で

育てられる事になりました。後に弟妹二人の兄弟に恵まれるが扱われ方の違いに気付

き、身近な人へ愚痴が多くなりそれを心配した、義理父の父親・義理の祖父から

「息子は、まさかこの子を虐めているのでは無いだろうか?」と

将来の事も含めて依頼でした。彼は高校生 

 

< 命式・男性 > 

時 日 月 年    干合・冲・支合なし 月令戊  生月4月(春)

傷   才 官    庚1干丑1支    (2)

癸キ 庚ィ 甲キ 丁ィ   癸1干丑辰2支  (3)

未△寅△辰キ 丑△   甲1干辰寅未3支  (4)

己 甲 戊ィ己      丁1干寅未2支   (3)

 

月令は、4月節日より12日以降で 戊

(A)日干2 対 (B)傷官・偏財・正官10 

Aとは、日干を強めるグループ(日干・比肩・敗財・劫財・印綬・倒食(偏印))

Bとは、日干を弱めるグループ(食神・傷官・正財・偏財・正官・偏官(殺))

 

( 格名は )

BはAの4倍以上で外格(専旺法)偏財が強く 外格従財格

( 命式の喜忌は )

Bの従格は、よく体干が日干か 専旺法用神のどちらか論争されますが、どっちでも良

いと言えば乱暴な話で こうして同じBでも喜忌が分かれる場合は、用神を体に取る

方法が、喜忌を決め易く推命もしやすくなります。

(平岡滴宝先生からは用神を体に、渕宝先生からはその時々で推命し易い方を体にとる様

にと教わっています。この場合私は用神甲(偏財)を体にとりました。)

外格従財格は、基本Bが喜となりAが忌となるが、専旺法用神は偏財甲が喜 

よって甲辰寅は喜 傷官癸(丑辰)は甲を順生で喜 丁は寅未が側干甲を洩らし忌とな

る、Aの庚丑は忌 よって

喜=甲癸辰 忌=庚丁 喜忌=丑寅未 月令戊は偏印Aで忌

元気の干=甲(干合化土運での忌運、調候はきつい)

 

( 命式は )

丁の役目は、甲木を洩気させる。癸水の根は辰丑で霧、その役目は忌の庚を錆びさせ忌

の丁を弱める。日干錆びた忌の庚は、喜の甲木を切ろうとするが甲は寅辰未の根を持ち

強すぎる甲木のため、庚はかえって刃こぼれする。

よって庚鉄は錆びた上刃こぼれした鉈や鋸のようなものである。

※甲木の質について 甲木は水気と火木の地支を持つ方が良く 水気だけでは

癸の根腐れ壬の浮木が心配。火気だけでは丁から洩気や丙の枯れが心配となる。

どちらも持つ甲木は元気で質の良い甲木と言って良い。

甲に通根する水気の地支(辰亥)火気の地支(寅未)

 

( ノートから )

渕宝先生は、「命式を絵にしなさい。」と口うるさく仰います。

命式を絵にした結果がこれです。五年ほど前のノートから、

甲強く外格従財格 財目的で生きた方が良い。それには、忌の庚(鉈)で喜の甲木(偏財)を

尅す(切る)よりも、喜の癸水(傷官=サービス行動・技術技能など)甲木を調節(育てる)す

る道を選ぶ方が良いが、庚(本人)金は錆び、はこぼれ状態で要領悪く 

鉈で甲木に対し切ろうとし判断ミスを起こしがちで甲木を育てにくい、

その様な庚をみて社会生活(月干)の人達(甲偏財=干渉)には

「なぜそんな事ばかりやっているのか」と言われ続ける人生。

月干には強い喜財が透干して社会にはチャンスがごろごろ転がっているが、

日干の判断ミスと力不足で物にできない。又甲木の見栄えばかりが気になるが

思うように行かず取り繕う、自分を良く見せる為に人の批判をする。

日干庚は丑を1支持ちしっかり者に見えるが、月干の甲財が強すぎ尻込み、

後退りをしがちで、第一印象と本来の物事の処理能力の差異があり 

人には期待はずれの感を生じさせやすい。

(命式)

時日月年   

癸庚甲丁   

未寅辰丑   

  戊   

 < 大運 > 男性逆行 

節日4/5(5日はその月の節日) 生日18日(18-4)÷3=4余り2 よって5年運

大運では 甲が強まり庚が弱まる時は喜運 その反対は忌運となる。

 

5 15 25 35 45 55 65 75 85 95

△ ✓ ✓ ✓ × ✓ ✓ ◎ 〇 〇

癸 壬 辛 庚 己 戊 丁 丙 乙 甲    ←(年運)壬癸甲乙丙

傷 食 敗 比 印 倒 官 殺 才 財    

卯 寅 丑 子 亥 戌 酉 申 未 午    ←(年運)丁戊己庚辛

〇 △ △ ◎ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 ✓

    未 丑 寅 辰 辰 寅 丑 未    命式の冲・合の地支

 

※この方の人生で一番良い時は、庚の根の丑(水・金)が冲や支合で無作用となる時期 

命式はA1 対 B9となる 日干1に対し甲財は3と割合的にも良くなる財的にも恵

まれる。

〇癸運は喜運のはずですが、丙の透干がない為甲の根腐れを心配して△とした。

〇壬運は、年干の丁を合去Bマイナス3で内格となり 外格破格運で忌運。

〇40歳からの子運は丑と支合で良い時期となるが、

〇次の45歳からの己運は、月干甲と干合月令は戊で化土、甲は戊 

大運の己はそのまま、命式は大きく変動で忌運 忌の戊の印綬が喜の偏財(甲)を尅した

癸甲戊丁 (大運己)  形となり調候は自身の知恵で喜財を失う忌運。40歳の

未寅辰丑        喜運の調子の乗り過ぎが原因と推測、この場合家族との関係

          で年支(母)が戊と庚(本人)に繋がり支えるのは母親と見た。

45歳からの五年間は要注意となるが、年干が悪くなく心がけ次第では

被害は少なく済む可能性。

〇寅・未(丁甲に通根、甲を洩気)を支合で無作用とする時期は、

Aマイナス2で外格から内格へ破格運で忌運 甲の洩気が少なくなりそう悪くはない。

〇辰(甲癸に通根、甲を育成)を支合で無作用とする時期は、Aマイナス2で破格運 

財・傷の変化でやる気を削ぎ失職の恐れ。この命式での唯一の柔軟性を失う。

〇75歳丙運からは、申運を除けば喜運続き、特に丙運は、甲木を育成 

1干2支で庚を尅し(癸を弱めても辰があり問題は無い、しかし同期年運で辰と冲合の

時期は健康面での注意)人間的に魅力的で経済的に恵まれ心豊かな時期となる可能性。

遅きの感はあるが、この時期を手に入れなければ損である。忌運が長く続く時には人は

心がへし折れそうになる、雨、曇り続き「何故俺ばかりがこんなに苦しいのか」と、

やっと日差しが見える時期 そして喜運は続く・・・人は運命を知らずして・・・

本人が傍にいない事を承知で「貴方だけではないよ。」っと この言葉は、

本人に伝えたとしても心の支えにはならない事を知りながら・・・

 

 

参考文献:平岡滴宝監修 平岡咲子著 「あなたの運命のすべて」

平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」 「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2018/10/18 )

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