子峰院 和珞の子平学・四柱推命の鑑定例 No64

命式中に、印綬・偏印(倒食)等の印星と食神・傷官が透干の人が、人生の岐路には方向性

に迷う事が多くあります。この命式も同じく倒食(偏印)と食神が透干しています。

22歳の時の依頼で、相談内容は何点かありましたが一番の悩みは、例外なく食神と倒食

の道の選び方にありました。

 

< 命式・女性・6月 >  

時 日 月 年           午子―支合

食   倒 殺      甲1干寅1支  (2)

丙△甲キ  壬キ 庚ィ      壬1干申1支  (2)

寅△子キ  午ィ申キ    丙1干(令)寅1支 (4)  天干陽干は月令陰干で三倍

甲  癸   丁ィ庚    庚1干申1支  (2)

 

A日干・倒食4 対 B食神・偏官(殺)6

用神取法 内格扶抑法 内格食神格 

Aが弱く喜 Bが強く忌となるが 

丙(太陽)は忌の庚 喜の甲壬に影響を与え喜忌を兼ねる。

よって 喜=甲乙壬癸  命中丙=△ 行運の丙は=二丙で忌  

忌=丁戊己庚  辛=丙を合去 喜忌変遷で忌 

申=喜の壬と忌の庚に通根で△  寅=喜の甲と忌の丙に通根で△

 

< 命式の特徴・生きる道・両親 >

6月生まれ月令は丁、格名は内格食神 時干食神丙は月令陰干丁に旺じられ三倍の強さ

があり天上の太陽(丙)は、日干甲から月干壬、年干庚まで影響を及ぼしている。

6月生まれの日干甲(本人)は丙とは側干、寅とは還流して影響を強く受け、月干の壬の

透干が無ければ枯れの命式である。月干壬と年干庚の関係は庚と壬の門戸である申を

還流 庚は壬をよく生じている。壬は三倍の丙に尅されてはいるが、庚申の水源地の

様な関係を持ち弱りきる事は無く日干甲をよく助けている。

格名は内格食神、日干甲木は太陽(丙・ライト)にに頼ろうとするが、

食神(行動性=実技・人前で歌う)忌丙は、強く苦労(実力を発揮できないなどと、思う様

にいかない)を感じ、壬(倒食=偏印―教育)水に頼る方が楽であるが、食神の道を

捨て切れない人。又、日柱(本人)と月柱(社会生活・環境)の関係は、月支と日支は冲、

日干甲(本人)と月壬(社会環境)は浮の関係で、気持が不安定で定まりにくく揺れ動くなど

の象意から教育に重点を置きながらも、食神と倒食=偏印の両方の道を選び

色々な事をする人。大運と命式を重ね合わせて見れば、その為に道具を揃える、

場所の確保、経歴をつける、技術向上等の為に自身への投資が嵩む人でもある。

では、その財源はと言えば・・・

年干庚(父親)と年支申(母親)は還流して、両親は意思の疎通が出来た人達。

母親(申)は壬に通根偏印(倒)を強め教育熱心な人であり、飛躍の為に協力を惜しみ

なくしてくれる。又壬水申には土の濁りがなく清み、日干と直接還流もなく、余計な

干渉もない本人に取って、両親は都合の良い人達であり 経済援助をしてくれる人であ

る。結果、家族関係や経済的に恵まれた家庭で育った人であると見ました。

 

< 性格 >

天干は陽干ばかりで大らか 人の目を集める行動性 プライド強く人に笑われない様に

努力はするが理屈ぽっくは無い、丙壬に頼る調候はどこかに頼りたがる。

この人の最大の欠点は、望みや境遇からの要求が強く 自己中心形で人への配慮が  

少なく統率力に欠け、人を利用(偏印の性格)しようとするが反感をかい

利用下手である。

 

 < 大運・女性 五年運 >

申と寅について申は庚壬に還流門戸として壬を強め日干を助けているが、

寅は強い丙と日干甲に還流枯れを強め日干を苦しめている 申寅共に喜忌の干に通根し

て基本△ではあるが 夫々の役目を知り冲・支合で無作用になった時の調候(精神的)

には違いがあり依頼者には 口頭もしくは鑑定書にて説明を要します。

 

95  85 75 65 55  45 35 25 15 5 

〇 〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓

壬 癸 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛     →(年運)乙丙丁戊己

倒 印 比 敗 食 傷 才 財 殺 官     ←大運の通変星

申 酉 戌 亥 子 丑 寅 卯 辰 巳     →(年運)庚辛壬癸甲

△ ✓ ✓ △ 〇 △ △ 〇 〇 △

寅     寅   解 申     申 

 

〇5歳辛運は、時干丙を合去A4 B2と喜忌変遷で忌運。年運の丙よりバランスを戻し

あまり変化のない時期。

〇10歳巳運は、壬庚の門戸申を支合し壬申を弱めるが年運により変化はすくない。

〇15歳庚運は、時干の強い丙が庚を尅すが年運により変化は少ない。

〇20歳辰運は、壬甲に通根AとBの平均がとれ喜運 人生で最高の時、

大学院へ進学にあたり、食神か倒食の道どちらを選べば良いか迷い相談依頼、

才質的にはどちらも向いているが、上記の理由で教育者としての道に重点を置き

両立の道を選ぶ事を勧めた。本人は納得して喜ぶ様子だった。

〇25歳己(正財)運は、日干甲と絆神強化の干合で己は三倍の忌運 自身への投資で

出費が相当に嵩む時期となる。

〇35歳の戊(偏財)運は、無根ではあるが戊山は大きく己運と同じく

出費は免れない時期。

〇40歳の寅運は、年支申と冲、その象意は母親の変化、母親から独立(家を出る、

結婚など)が考えられ 母親からの援助が減額の恐れがあり

経済的にはそれまでに比べると苦しい時期の可能性。

〇45歳丁運は、月干壬を合去で忌運 日干甲は枯れで元気なく 庚(鋸)は側干になり

直接被害を受けてひどい鬱状態の可能性。

〇55歳丙運は 月令に旺じられ三倍、命式の丙を合計すれば7の強さに壬は涸れ

「丙火強ければ、壬癸涸れるように弱くなり」甲(本人)は苦しむ(健康被害)

旺火が庚金 壬水 甲木を弱める病症は数多くあり、生命の問題が生じる恐れの時期。

〇丙運を乗り切る事が出来れば、60歳よりは 壬水や日干甲を強める喜運が続き

自己表現の要領が上手くなり経験を生かし第二の人生、

晩年を楽しむ事が可能となります。

 

( 依頼(辰運)の時から その後 ) 

20歳からの辰運、依頼の時期より大学院へ行く傍ら、声楽だけでは生徒は集まらず

大学音楽科では、必須科目であったためピアノの指導者をも目出し、

ある楽器会社の指導グレードを受けるために先生につくなど、

技術向上に余念がない様子を風の噂で耳にしました。

 

 < 子平学の基本 >

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参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

     「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/01/20 )

 

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