平岡滴宝著 新訳滴天髄を読む 天干論 ( 己 )

 「滴天髄を編纂したのは、中国明の時代 明の太祖朱元璋を助けた

劉伯温と言う人です。」と著書の中で書いてあり、

この時代中国では十干を唱えた中の一人です。

あくまでもこの天干論は「滴天髄」による論です。滴宝先生は「滴天髄は抽象的 

だからこそ皆勉強をするのだろうな」と仰っていました

「滴天髄は提議を投げかけた」と個人的には考えています。

よって推命は立ち止まらず 次から次へ推し進めて行かなければならない、

人は考え 判断し 時間の経過とともに、人生は一時も休まず進み続けているからで

す。滴宝先生は自身を「時を旅する、旅人」と仰っていました。

ですから、もし立ち止まって推命できずにいる人がいれば、

そのお手伝が少しでも出来ればと思い、何時もブログをしたためております。                            

天干論( 己 )                            

己土は卑湿で中正を蓄蔵し、木盛んなるをうれえず、水旺ずれを恐れず、

火少なければ火うとく、金多ければ金あきらかで、もし物、盛んなるを要すれば、

助けるによろしく助けるによろし。                      

 

 (  訳  )                              

己の土は低い所の湿った土にたとえます。その質は、戊土の中味の様なものです。

湿ってさえおれば、木が強くてもそう心配はありませんし、癸水の強すぎに(粘土)対し

ても同様です。丁が1干0支の様に弱ければ、洩気によって丁は尚弱くなる 

又庚が多くても、己が湿ってさえいれば庚をよく生じます。

この様に他の干を助け様とすれば、適当に湿っている事が必要ですが

己自体が弱い時には戊が非常に役にたちます。頼りになる兄貴です。

 

( 追補 )

壬の旺水に対しては、己土は泥土となりますから注意が必要です。

 

( 己土についての余談 )                       

天干や地支についてはこれから先も書き続けたいと思いっています。

ですから、ここで思いの丈全てを書く訳に行きません。

ここではほんの少しの余談。己土を田んぼの土との例えがあり、植物をよく育成します

日干が、上記の如く物をよく育成するような己の方は基本「役立ちたい」との思いが

あります。食神の透干があるのでは?と思う事度々。

しかし 水支や壬や癸の透干無く 丙や丁もしくは火の地支など

多くを持つ人の己土は砂です

日干が砂の人は砂丘の砂の様で姿形を変え至る所へ移動します。

その象意は心のあり方の変動で 昨日と今日の考えや言行に一定性を欠き、

それの度重なりや忌運では、対人関係に信用を失いかねませんが、その事を意識すれば

改善の予知がありそうです。又 砂丘の砂は付着はせず、食神や傷官の庚や辛を汚さな

いとこに長所があります。命式を見て注意すべき点や伸ばすべき事柄を、

認識する事で人生はかなり変わってくるのではと思います。

 

参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 

 ( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/03/26 )

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