平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 干支論」

子平学 四柱推命 運命学

( 本文より )

滴天髄を編纂したのは、明の太祖朱元璋を助けた劉伯温と言う人で、

時代は1311年より1374年の間、元末期より明の初期洪武の時代に生きた人です。

 

〇劉伯温焼餅歌より

 ある日、太宗は焼餅の入った器におおいをして、軍師である伯温氏に、その中にある

ものは何かとた尋ねた。伯温氏は、匂いで中味がわかるものをこと更に何故聞かれるの

かと、しばらく真意をはかってから、こう答えた。

「帝のお尋ねは明の行末のことでしょうか。明代は三百年位続き、次の世は

胡人(満州民族、即ち清人)で三百年位、その間は君主専制で、

その後は民主共和政体になるでありましょう。」

太子は子孫がそんなにも続くのかと喜ばれたそうです。実際との年数の誤差は、

明代で二十四年、清代で三十二年、合計五十六年でした。その経過内容からしても、

氏は占術家としても偉大な人だったと言えます。

 

< 滴天髄/干支論・その1 >

1)「陽順陰逆、その理もとより殊(こと)なれど、陽生陰死、その論はとるなかれ、」

2)「天全一気、地道これを乗せるなしに使わすべからず。地全三物、

         天道これかぶせるなしに使わすべからず。」

 

( 訳 )

1) 十二運長生とか帝旺等と言うものは、古く洛書から流行したもので、

陽干が順に廻り、陰干が逆廻りをする理論は特殊としか言い様がなく難しいものです。

 しかしこれでいきますと、陽干の場合長生となりますが、

陰干の場合は死になりますので、理屈に合いにくく採用すべきではありません。

2) 命式上の四天干が全部同じ気であっても、通根する地支があった方が良く、

例えば甲や乙は五物中唯一の生物ですが、無根の場合は四干そろっていても、

生木ですから、死木よりは生木となっている方が当然良いわけです。

四天干が同気の場合は外格の従旺となります。

外格専旺の場合は、強い程良いとされますから、この点からも根はしっかりとあった方

が良いと言えます。

地支に方局や三合会局がそろっていても、天干に同気のものがなければ暗蔵ということ

になり、行運でめぐってくる場合だけしか使えません。しかしこの時は命式の

天干に大きな変動が起こりますから、喜の干か忌の干かをしっかりと知っておく

必要があります。(行運の喜忌)

 

< 和珞 干支論についての余談 >

天全一気無根と通根の多い命式二例を作ってみました。

(命式 天全一気 例1)

          ※天全一気  根無し(無根・0支)の命式

時 日 月 年    甲4干0支

甲キ  甲キ  甲キ  甲キ    格名=外格)弱従旺格 

戌ィ申△戌キ  申△   丙丁(食神・傷官)運、戌2支が通根 破格 

               辛ィ      戊己(偏・生財)運、戌2支が通根 破格

           庚(偏官、月令三倍)運、4支が通根 破格 

           辛(正財・月令1,5倍)運、4支が通根 破格

申は、行運の喜の壬癸の印星に、忌の庚辛官星に通根のため△ 

〇食傷財官運の全てが破格 変動の大きさが伺え、特に庚運は全ての事で要注意の時期

となりそうです。こうした運の持ち主は、本来の命式の性格に加えて、

顔色に出やすく臆病で決断力に欠け、他人の顔色を伺う等の性格が見られます。

※尚、当然の事ですが、この命式では行運で庚と丁が重なる時期は注意の呼びかけが

重要となります。(年運の見極め)

 

(命式 天全一気 例2)

              ※天全一気  通根の多い命式

時 日 月 年    4干寅辰3支 (7)

甲キ  甲キ 甲キ  甲キ     格名 外格)従旺格 

寅キ  辰キ 子キ  寅キ     この命式での破格運は 丙丁(食傷)運の時期 

              癸キ      又丙運は逆生、その上辰の通根があり問題は少なく

丁運の洩気に対し辰水支の通根に対しても同じ事が言えますが、

どちらも破格忌運です。

己運は年干甲を合去 戊庚辛の忌運でも破格は起らず、甲は戊辰を尅しきり、

庚辛は0支傷つくのは庚 辛は堪えず 例え忌運であっても命式は大きく変動する事が

なく 例1と比べ人生の禍は比べものにならない程少ない人です。

〇天全一気命式二例をあげ、検証してみました。

 

(通根表)

 子―水   丑―土金水   寅―木火   卯―木  

辰―木土水   巳―火金   午―火   未―木火土  

申―金水   酉―金   戌―火金土   亥―木水

 

 

 

 参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 

        平岡滴宝訳 「神峰通考 干支対象詩」 

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/06/07 )

 
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