子峰院 和珞の鑑定例No90

 この方は、半世紀前には数十万人しかいなかったインドで仏教徒を今や

1億5千万人を越える中心的役割を果した、日本からインドに渡った

インド仏教最高指導者です。精力の強さや女性問題などで数回の自殺未遂等々 

この様な方を知りたくて時間推定ではありますが勉強させて頂きました。

子平学 四柱推命 運命学 

 

( 命式・男性・時間推定 )

時 日 月 年     ィ=忌  キ=喜

倒  比 殺 官     申寅=冲 (月令庚)秋月生まれ

丙△戊キ 甲ィ乙ィ    戊1干戌1支   (2)

辰△寅 申 亥ィ    丙1干0支    (1) 

戊 甲 庚ィ壬     甲乙2干亥辰2支 (4)

     A比印3 対 B官殺4

病―亥  薬―運での巳寅  調候用神―丙

用神取法は扶抑法 格名は内格偏官

B(児財官)が強く忌 A(比敗印)が弱く喜となる。

 

( 生時推定は )

時干に丁(地上の火)巳を入れ木火通命の命式にしたが、亥の水支を根に持つ

甲乙は湿木湿草で洩気し難く(燃え難い)日干を強め難い その上日干は

無根となり多くの困難を乗り越えるには力不足で 湿草と湿土戊の炉では

火は却ってくすぶり、人を引き付ける魅力に欠ける為 丙辰で見る事にしました。

 

( 命式の特徴 ) 

戊(日干)山は、辰の根を1支持ち土壌豊かな普通の高さの湿山

丙は、無根で物足りない秋の太陽

甲乙は、亥辰の水支の根を持ち丙に照らされ元気な木や草花

丙偏印は時干にあって月干甲(社会環境の人々)や年干乙(幼少期環境の人々)を

照らして(逆生)おり 社会の人達や幼少期の人達(多くの人達)に知恵(丙印)

授ける人である。又甲乙は亥辰の根を持ち戊(本人)に対して、

忌で強く要求は強く時に無理難題を強いる可能性。 

又弱い丙、乙に亥辰の根は健康的で魅力的、

相手が欲しくなり、相手も寄り付いてくる時期がある。

 

(  性格  ) 

日干(本人)戊は1支だけ辰の根を持ち、行運で辰の根が抜ける時があり

内心は臆病で一途。人に立派と言われたい人であるが側干の強い甲(殺=偏官)に

尅されて、弱さを人に悟られるのを嫌がり大口傾向であるが、側干の丙印は

じっくりと伝えるタイプでその短所を上手く隠してしまう人であり、

丙は無根で力不足であるが、目的意識が強く不足を補う為の努力家でもある。

日干に対し強い甲乙の制はよく効いているようで、月令は庚の食神、

甲殺と庚食の象意は縛れる事を嫌い自由思考と1干1支の日干との関係で

感情の起伏が大きい人でもあるが、表面的には天干の官星で繕い精神面での

苦労は多い人と言える。

秋月、時干にあり夕方の様な場所にあって物足りない丙印の良さは、

1支を持つ丙印のひけらかし理論的の難しさに比べ、

この命式ならでの掻い摘んで伝える印星の良さと、

賢ぶらず謙虚な処に良さがあります。

 

< 桃花について一寸 >

この命式には いえ!どの命式も言っても言っても言いきれない事が多く

あります。この命は「桃花の命」 桃花の条件は乙の透干に亥の根 そして灯り 

壬にめぐり合えば追水桃花となります。異性との災いは興味本位にそればかりが

先走り語られますが、渕宝先生からは「そうとばかりは言えず、その象意は基本、

人とを引き付ける魅力で、命式の灯りの大小、亥と水支もしくは木支などの

組み合わせによってその他の象意は夫々で違ってくる」と習っています。

過去のブログでも桃花の命式があり、名声を得られる可能性を充分秘めている

事を学びました。

 

< 大運は >

〇壬癸の水運は、癸は日干戊と強化の干合で癸は三倍に亥辰の通根、壬運共々、

湿山戊の山崩れ 年運での酉戌運で辰が抜ける時期はかなりの酷い状況が

想像できます。癸運では10歳に酉 11歳で戌がめぐり 壬運の最後12歳で酉が巡り

例え大運で未午の喜運が巡っても尾を引く可能性。こういった意味での干10年運は

意味深いものが有りそうで、前後の大運と年運には気を配るべきかと考えます。

壬癸は財に当たり男性に取っては女性を現し、この命では忌財 

特に戊山に取って癸(雲)は寄せ付けの財で、癸運は初運から始まり

10代より女性問題では苦労があり

それが原因で、数回自殺未遂をおこしているようでした。

〇庚辛(食傷)運は 辛運は丙を合去、内格破格で大きく命式は変動 

丙印の知恵袋 学習意欲 将来性を失い精神不安の可能性。

庚運は年干乙と変化の干合、化金、乙は辛に変化 甲の制御は利かなくなり

人の忠告をきかず思う通りの生き方で 時に無謀な行動性となる可能性 

断食や断水の修行を行ったようです。

〇巳寅運は、亥の病を冲合する喜運ですが どちらも年干の庚辛壬が悪く、

特に巳運は大運庚辛に挟まれた運で、良くなりきれない可能性があり、

反対に寅運は喜運に挟まれ 成果を上げる可能性は大です。

33歳の巳運は年支を抜き、本格的な独立の時期外国に渡っています。

〇大運は丙79歳で体調を壊したが、容態を取り戻したようです。

〇大運亥運は 寅申の冲を解き亥寅は甲乙を強め、申は年運の金を強め、

申亥は水を強めます。

 

 

< 大運 >     喜(良い)=〇 忌(悪い)=✓ 普通=△

98 88 78 68 58 48 38 28 18 8

✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓   

甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸    年運→癸甲乙丙丁

殺 官 印 倒 比 敗 食 傷 才 財    ←天干運の通変星

戌 亥 子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未    年運→戊己庚辛壬

✓ ✓ △ 〇 〇 ✓ △ 〇 〇 △

辰 解     亥     亥       ←冲合する命式の地支

 

< 最後に >

行運での水、金、木の災いは酷く 命式と共に苦労人で人間らしい情をたっぷり

備え、生身の人の苦しみを心得た人。こうした人の経験談や説得力は、

言葉では言い現せない程の味わいあるものでしょう。

インドの仏教徒は今後とも増える様子を見せているようです。

 

 

 2年ほど前、辰について書いたものです

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 子平学の基本

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( 子峰院 占い人・和珞 2020/05/09)

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