子峰院 和珞の鑑定例No91

 技術系、専門学校の特殊技能を持つ講師で、二十年程前将来についての

相談です。こうした学校では何処にも派閥があり、月干忌の強い官星を持つ人は、

対人関係において強気な姿勢の人と、何かとトラブルが続き気弱傾向で気

苦労の多い人です。しかし 格名は内格正官 キチンとしたい気持の中には

同じ所に長く勤めたいと心情が働く事も確かです。

命式は次の通りで、喜の干は頼りたくても頼りにならないものばかりで、

どうしたものかと・・・子平学 四柱推命 運命学

 

< 命式・男性 >

時 日 月 年    巳申-支合 丁壬ー強化の干合 壬は三倍

食 比 官 印    月令ー庚 季節―秋

己 丁 壬 甲    丁1干午1支(2)

酉 巳 申 午    甲1干0支 (1)

辛 丙 庚 丁    己1干0支 (1)

           壬(強)3干0支(3)

A 印比3 対 B食官4

用神取法 扶抑法内格  格名は、内格正官

午ー元機 

喜忌は 内格でAが弱く喜 Bが強く忌となる筈が、

時干己土は食神(己を洩気)であり、

壬から丁火を守る役目を果すこと出来ずに忌  

運での戊は、護丁作用で喜。よって

運での喜の干=丁丙戊(護丁)乙甲  

運での忌の干=己(甲を合去)庚辛壬癸 となる。

 

< 命式は >

日干丁は火の専支午1支を根に持ち、普通の力の地上の火であるはずが、

月干には無根ではあっても強化の三倍の壬が透干、時干には壬から

丁を守るには(護丁作用)程遠い己土が透干、丁を洩気(丁が燃えれば灰に)して

弱め、丁はマイナスαと命式以上に弱まっている。

よって強化の壬は、日干(本人)に取っては怖い相手であって慎重で内心臆病。

専支を根に持つ丁は行運でより強まる時期は強気の出方をする。

年干甲(印綬)は無根であって壬とは浮木、丁を強める事は無い。

絆神強化の壬は、行運の丁運では合去となる事は決して無い。

 

 

< 大運・順行 > 〇=喜  ✓=忌  

93   83    73 63 53   43   33 23 13 03

✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 〇 ✓

壬 辛 庚 己 戊 丁 丙 乙 甲 癸   (年運)→丁戊己庚辛

官 才 財 食 傷 比 劫 倒 印 殺   ←大運の通変星

午 巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌 酉   (年運)→壬癸甲乙丙

〇 〇 △ △ 〇 ✓ ✓ △ △ ✓

    酉 酉 解   午 解       ←命式と冲合の地支

                       解は、解冲解合

 

< 大運では >

〇辛は、行運の忌の庚辛を強め忌とした。

〇14歳甲運は、時干忌の己を合去。A3 対 B3とバランスがほぼ取れ喜運。

壬との関係で喜運との自覚は無いでしょうが、人に信用される行動は

周囲の人に信頼され協力を得られて、物事は順調に運び時間の経過と共に

精神的安定に繋がるはずです。

〇戌は、丁と己を強め△

〇乙(無根)喜の倒食で喜運。しかし命式を年から時まで辿れば、壬とは浮 

丁己とは洩気で最終的には忌の己土をやや強め、推命内容は慎重を要する

〇亥運は、巳申の支合を解き 巳は丁を 申は壬を 

亥は壬と甲を強めAを2 Bを2強め△

〇丙丁運は、喜の火を強めて喜運。特に丙は壬を弱め、他の干関係も良く、

全てにおいて順調で経済的、地位的に恵まれる可能性。

〇子運は、元機の午を無作用にする。健康的な問題の恐れ、

間違えば「病は地支にて重く」の可能性、自身で運命を知っていれば、

前後の運も良く免れる可能性は大。

〇己運は、年干喜の甲を合去で忌運。しかし この時期の年干の変化は

然程では無く、壬を汚す(濁壬)よりはましで、そう悪くは無い出方。

仕事の関係上日々の鍛えがあって物忘れの心配も少ない筈。

〇庚辛運は、年との関係で庚辛や申運は精神的に留意が必要となるが、

運を承知している為最小限に留める事が出来るでしょう。

  

              f:id:sihoin:20190706135559j:plain

 

< 相談とその解決策は? > 

月令は庚偏財で財欲強く独立や、職場での息苦しさから辞職や、現状維持などの

迷いがあったようでしたが、命式は上記の通りで八方塞りの状態です。

日支(伴侶)の巳と月支申の支合が気になり聞いて見ました。日支巳は体陰用陽の

地支で蔵干は丙 丙は日干丁を隠蔽そして同気。伴侶は同じ傾向の仕事をして

技術的には伴侶の方が上ではないかと尋ねてみました。

すると 伴侶とは同じ職場(学校)で知り合い結婚 伴侶は父親、祖父も同じ

仕事でこの世界ではサラブレッドと言われ技術的に優れている人で、

何人かの子供はまだ幼く専業主婦だが 周りの人達には惜しまれており

本人も何れ独立の道を選びたいと願っているそうで、

独立は夫婦一緒でする事になると伺いました。

夫婦一緒の独立は、本人は伴侶を引立て役で、もしかしたら上司は伴侶になる

可能性がある事を伝えました。

本人は幾つかの道を模索したようでしたが、OBの後輩たちが立場的に

上位に立つ中定年まで同じ職場で働き続け全うしたそうです。

 鑑定時には、内面での精神的起伏が激しい人の為、それを回避する方法と 

対人関係での 運での抵抗勢力は日干が強まる時壬も強まる事があり、

真っ向勝負は勝ち目が無く、その方策も数点提案させて頂きました。 

66歳の年となる現在では 新たに職場を変え技術を生かして働き続けています。

 

< 最後に >

 命式は上記の説明通りで頭を抱えましたが、大運の20歳前後から65歳前後の

働き盛りに、一般の方でこれほど〇(喜運)がつく人はそう多くはいません。

決して誉められる命式ではありませんが、この方は技術者としては他の学校からも

幾度も誘いがある程の優れた人で、命式以上の人です。

この命の良さは破格が起らないところに一番の良さがあり、

日支の午(専支)の裏切りが無いところと 無根では有るが甲印綬の透干が

それを支えています。又絆神強化の壬もその役目の一端を背負っていると

言って良いでしょう。

滴天髄は体用論で言っています。「命式が体なら運は用」と

運の力はそう小さくないようです。

    

  < 子平学・四柱推命の基本 >

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子峰院 和珞の鑑定例No90

 この方は、半世紀前には数十万人しかいなかったインドで仏教徒を今や

1億5千万人を越える中心的役割を果した、日本からインドに渡った

インド仏教最高指導者です。精力の強さや女性問題などで数回の自殺未遂等々 

この様な方を知りたくて時間推定ではありますが勉強させて頂きました。

子平学 四柱推命 運命学 

 

( 命式・男性・時間推定 )

時 日 月 年     ィ=忌  キ=喜

倒  比 殺 官     申寅=冲 (月令庚)秋月生まれ

丙△戊キ 甲ィ乙ィ    戊1干戌1支   (2)

辰△寅 申 亥ィ    丙1干0支    (1) 

戊 甲 庚ィ壬     甲乙2干亥辰2支 (4)

     A比印3 対 B官殺4

病―亥  薬―運での巳寅  調候用神―丙

用神取法は扶抑法 格名は内格偏官

B(児財官)が強く忌 A(比敗印)が弱く喜となる。

 

( 生時推定は )

時干に丁(地上の火)巳を入れ木火通命の命式にしたが、亥の水支を根に持つ

甲乙は湿木湿草で洩気し難く(燃え難い)日干を強め難い その上日干は

無根となり多くの困難を乗り越えるには力不足で 湿草と湿土戊の炉では

火は却ってくすぶり、人を引き付ける魅力に欠ける為 丙辰で見る事にしました。

 

( 命式の特徴 ) 

戊(日干)山は、辰の根を1支持ち土壌豊かな普通の高さの湿山

丙は、無根で物足りない秋の太陽

甲乙は、亥辰の水支の根を持ち丙に照らされ元気な木や草花

丙偏印は時干にあって月干甲(社会環境の人々)や年干乙(幼少期環境の人々)を

照らして(逆生)おり 社会の人達や幼少期の人達(多くの人達)に知恵(丙印)

授ける人である。又甲乙は亥辰の根を持ち戊(本人)に対して、

忌で強く要求は強く時に無理難題を強いる可能性。 

又弱い丙、乙に亥辰の根は健康的で魅力的、

相手が欲しくなり、相手も寄り付いてくる時期がある。

 

(  性格  ) 

日干(本人)戊は1支だけ辰の根を持ち、行運で辰の根が抜ける時があり

内心は臆病で一途。人に立派と言われたい人であるが側干の強い甲(殺=偏官)に

尅されて、弱さを人に悟られるのを嫌がり大口傾向であるが、側干の丙印は

じっくりと伝えるタイプでその短所を上手く隠してしまう人であり、

丙は無根で力不足であるが、目的意識が強く不足を補う為の努力家でもある。

日干に対し強い甲乙の制はよく効いているようで、月令は庚の食神、

甲殺と庚食の象意は縛れる事を嫌い自由思考と1干1支の日干との関係で

感情の起伏が大きい人でもあるが、表面的には天干の官星で繕い精神面での

苦労は多い人と言える。

秋月、時干にあり夕方の様な場所にあって物足りない丙印の良さは、

1支を持つ丙印のひけらかし理論的の難しさに比べ、

この命式ならでの掻い摘んで伝える印星の良さと、

賢ぶらず謙虚な処に良さがあります。

 

< 桃花について一寸 >

この命式には いえ!どの命式も言っても言っても言いきれない事が多く

あります。この命は「桃花の命」 桃花の条件は乙の透干に亥の根 そして灯り 

壬にめぐり合えば追水桃花となります。異性との災いは興味本位にそればかりが

先走り語られますが、渕宝先生からは「そうとばかりは言えず、その象意は基本、

人とを引き付ける魅力で、命式の灯りの大小、亥と水支もしくは木支などの

組み合わせによってその他の象意は夫々で違ってくる」と習っています。

過去のブログでも桃花の命式があり、名声を得られる可能性を充分秘めている

事を学びました。

 

< 大運は >

〇壬癸の水運は、癸は日干戊と強化の干合で癸は三倍に亥辰の通根、壬運共々、

湿山戊の山崩れ 年運での酉戌運で辰が抜ける時期はかなりの酷い状況が

想像できます。癸運では10歳に酉 11歳で戌がめぐり 壬運の最後12歳で酉が巡り

例え大運で未午の喜運が巡っても尾を引く可能性。こういった意味での干10年運は

意味深いものが有りそうで、前後の大運と年運には気を配るべきかと考えます。

壬癸は財に当たり男性に取っては女性を現し、この命では忌財 

特に戊山に取って癸(雲)は寄せ付けの財で、癸運は初運から始まり

10代より女性問題では苦労があり

それが原因で、数回自殺未遂をおこしているようでした。

〇庚辛(食傷)運は 辛運は丙を合去、内格破格で大きく命式は変動 

丙印の知恵袋 学習意欲 将来性を失い精神不安の可能性。

庚運は年干乙と変化の干合、化金、乙は辛に変化 甲の制御は利かなくなり

人の忠告をきかず思う通りの生き方で 時に無謀な行動性となる可能性 

断食や断水の修行を行ったようです。

〇巳寅運は、亥の病を冲合する喜運ですが どちらも年干の庚辛壬が悪く、

特に巳運は大運庚辛に挟まれた運で、良くなりきれない可能性があり、

反対に寅運は喜運に挟まれ 成果を上げる可能性は大です。

33歳の巳運は年支を抜き、本格的な独立の時期外国に渡っています。

〇大運は丙79歳で体調を壊したが、容態を取り戻したようです。

〇大運亥運は 寅申の冲を解き亥寅は甲乙を強め、申は年運の金を強め、

申亥は水を強めます。

 

 

< 大運 >     喜(良い)=〇 忌(悪い)=✓ 普通=△

98 88 78 68 58 48 38 28 18 8

✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓   

甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸    年運→癸甲乙丙丁

殺 官 印 倒 比 敗 食 傷 才 財    ←天干運の通変星

戌 亥 子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未    年運→戊己庚辛壬

✓ ✓ △ 〇 〇 ✓ △ 〇 〇 △

辰 解     亥     亥       ←冲合する命式の地支

 

< 最後に >

行運での水、金、木の災いは酷く 命式と共に苦労人で人間らしい情をたっぷり

備え、生身の人の苦しみを心得た人。こうした人の経験談や説得力は、

言葉では言い現せない程の味わいあるものでしょう。

インドの仏教徒は今後とも増える様子を見せているようです。

 

 

 2年ほど前、辰について書いたものです

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 子平学の基本

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子峰院 和珞の鑑定例No89

「バイク事故が原因で人生が狂いだし、今なんの努力もする気が起きない、

自分はいったいどうなるのかを知りたい」との事で鑑定依頼を受けました。

当時25歳前、大運では戊の終わり頃だったと思います。

子平学 四柱推命 運命学

 

< 命式・男性 > 1971年生まれ 

時 日 月 年    

才 比 才 財    月支寅 季節(春) 亥寅―支合

庚ィ丙キ 庚ィ辛ィ   丙1干戌寅2支 (3)

寅キ 戌△寅 亥    庚辛3干戌1支 (4) 

甲 戊  甲△ 壬    比3 対 財4

      用神取法 扶抑法 格名は内格偏財

          体=丙 用=庚  

 

< 命式は >

 季節は春、日干丙(太陽)は1干2支と強く庚を鈍らにしている。辛は戌の通根で

丙と還流して銅。丙は二丙では無いが2支。春の太陽そして日干と位置的に

真上にあり強すぎる(丙(太陽)内格の場合は基本1干1支が理想)。

寅と戌も丙の透干あって燥木に燥土と質を高めない関係、

天干の丙と庚や辛との関係も質を高めないように、

命式には質を高める関係性が全く無い

 

< 象意と性格等は、>

象意は、強さと通根の地支によって異なる。 

〇丙―庚財は、無理押し、強引。

〇丙ー辛財は見逃さない、よく気がつく。 

〇丙―月令甲印はひけらかす、大っぴら。

 忌財庚辛は強く、何事にも口出し多く干渉の仕方は、上から目線、

重箱の隅をつつく様な形で強引、人前などでも相手の人格を無視して大声で

叱責を平気でするような人、湿が全く無く、この命での情がない為他人を

思いやる気持ちは少ない。庚辛は丙に尅され、月令の甲(偏印)は燥木で、

その言行は不器用で的外れ他人からは、馬鹿にされたり、聞き入れて貰え

なっかったり、嫌われる恐れもある。又金銭欲強く、仕事のチャンスは

沢山あるのに対し、甲印のプライドで拘り能力以上の仕事を選別、

高望み傾向で諦めの悪い人。お金の使い方にも問題がありそうです。

 

< 大運では >

A比肩3 対 B財4と、B強くBが忌となる筈が、この命はほぼ平均が

取れた命式、こうした命式はB(児財官)の忌運の他、

A(印比敗)運で喜忌変遷運(AとBのバランスが変わり喜忌も変わる)に

気をつける必要がある。丙(太陽)の推命にも要注意

 

( 大運・逆行 )

✓ × △ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 ✓ ✓

99  89 79   69 59  49 39 29 19 09  

庚 辛 壬 癸    丁 戊 己  →(年運)庚辛壬癸甲

才 財 殺 官 倒 印 比 敗 食 傷  ←大運天干の通変星

辰 巳 午 未  酉 戌 亥 子 丑  →(年運)乙丙丁戊己

△ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ △ △ ✓

戌 解     解     寅      ←冲支合する命式の地支

 

〇19歳戊の食神は、食神の技術の道を選び医療系手技の専門学校に入学し、

その道でのアルバイトをしながら学校生活を支えましたが、20歳3月年運は

辛の範囲、辛は日干丙と強化の干合三倍の時期、年運も強い忌運バイク事故で

入院を余儀なくされ、学校の勉強はついて行けず、経済的にも苦しんだ末

三年間の学校生活を何とか卒業に漕ぎ着けたが、現役の国家試験は不合格に

終った。現役合格を逃せばその後の合格率は落ち、受験者には非常に厳しい

道が続くと聞いています。この方も御他聞に洩れず三回の挑戦でも希望が叶わず

以降は挑戦を諦めました。性格は上記の通りで人の上に立ちたいと言う

気持ちの強い人、いずれ独立をしようと計画立てた筈ですが、

「もう一頑張りも出来ない」との事で、この頃将来についての依頼でした。

〇24歳子運は、閑支命式に影響少なく△

〇29歳丁運は、喜の敗財運実行に結びつけば成果は必ずある筈が、年運に

邪魔される可能性。

〇34歳亥運は、時支の喜寅と支合するが 丙は1干1支になり大して悪くは無い。

〇39歳丙運は、年干忌の辛を合去、命式はバランスが取れ、丙が二干となるより

かなりマシで、運的には人生で最良の時期になる可能性。    

〇44歳戌運は、金丙を共に強め丙は3支、忌の金を強め毒に近い調候

決して良くは無い。 

〇49歳の乙運は、月干の忌の庚と合去の干合、年干の辛が日干丙と

強化の干合三倍となり忌運。年の庚辛運は事故や健康に留意、

間違えば命に係わる事になる。

〇54歳の酉運は、忌財庚辛を強め忌運。

〇64歳の甲の偏印運は、月令陽干二倍に時支寅が通根、A6 対 B4となり

喜忌変遷忌運、月令付き寅の根を持つ忌甲は枯れであっても、

鈍らな喜庚金では切って尅す事はできない、その調候は財で人に迷惑をかける、

大運44歳戌運からこの時期までの25年間の一連の流れには嫌なものがあり、

財的にかなり貧朴の恐れがある。相当に辛酸をなめる時期になる可能性。 

〇64歳の申運は、亥寅の支合を解き、寅は丙を申は金を強めるが

調候的にはあまり良いとは言えない。

〇69歳癸忌の正官運は1干0支と弱く、丙に尅されるが庚とは僅かであっても

錆びは錆びで忌運。

〇79歳壬忌の偏官運は、1干0支丙に尅され命式との干関係悪くなく△ 

弱い壬との光輝照映は期待薄。

〇午未運は、丙を強め忌運健康的な問題が生じる恐れ。

〇89歳辛運(忌財)は、丙と絆神強化運、命の問題が生じる時期になる。

                f:id:sihoin:20190715142536j:plain

 < 最後に >

 対面鑑定時には、鑑定書は出来上がっていて、聞かれる事に対し

鑑定書に出た通りのお話をさせて頂きます。

この方の場合、ある推命師の方に、お金持ちになれる良い命式と

言われたそうですが、私の鑑定には、自身の経験から納得いくものがあると

仰って頂きました。職業的なものは、時間厳守と時間には厳しく、

ワンパターンを嫌わない性格があり、それを活かす仕事を進め、

欲をあまり欠かない事、そして倹約に努め借財をしない事など提案しました。

彼は「それならなんとかやれそうな気がする。」と言ってくれました。

 

 この方が特別に運が悪いか?と言えば、この様な運の持ち主は

多くおられます。私自身も御他聞に洩れずこの方と同じタイプですが、

子平学を勉強した御蔭で命拾いいたしました。

死を覚悟する程の忌運、注意はしていましたが、立続けに頭を打ちケガ 

1度は一週間程の入院、1度は数針縫っての治療。

それでも命は捨てずに済みました。

経験から確信しています。その悪い運は知る事によって軽減できると・・
               
生きる道を模索してみませんか?

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/04/19)

 

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子平学・四柱推命の基本 十干の通変星表

 以前ツイートで日干を主体とする通変星の組み合わせを呟きましたら、

反響多く、ブログでも通変表を書いて見ました。

子平学・四柱推命は主に十個の通変星を使い、

意味の良し悪しで二十種に使いわけます。    

 

日干 →  甲  乙  丙  丁  戊  己  庚  辛  壬  癸

       ↓    ↓    ↓    ↓    ↓   ↓    ↓    ↓    ↓    ↓

比肩  甲  乙  丙  丁  戊  己  庚  辛  壬  癸

敗財  乙     丁     己     辛     癸

劫財     甲     丙     戊     庚     壬     

食神  丙  丁  戊  己  庚  辛  壬  癸  甲  乙

傷官  丁  丙  己  戊  辛  庚  癸  壬  乙  甲

偏財  戊  己  庚  辛  壬  癸  甲  乙  丙  丁

正財  己  戊  辛  庚  癸  壬  乙  甲  丁  丙

偏官  庚  辛  壬  癸  甲  乙  丙  丁  戊  己

正官  辛  庚  癸  壬  乙  甲  丁  丙  己  戊  

倒食  壬  癸  甲  乙  丙  丁  戊  己  庚  辛

印綬  癸  壬  乙  甲  丁  丙  己  戊  辛  庚

 

尚、通変星名を、必要に応じて1字で現し、次の通りに表記します。

 比肩=比  敗財=敗  劫財=劫  食神=食  傷官=傷 

 偏財=才  正財=財  偏官=殺  正官=官 

 偏印=倒 ※偏印を倒食と書く事あり  印綬=印

 食神や傷官を児と書く事があります。例えば外格、従児格のように

          

天干は基本次の様なものに例えらるが、あくまでも例えで、

当然人は木でも草でもなく、人間は考える生き物で、何時も、

どの様な事でも「・・・の様な」と言う言葉付け加えられる筈が、

抜粋されている事が殆ど、しかし推命上は、必ずそれを記憶に留めておく

必要があると個人的には強く考えています。

甲―木  乙―草  丙―太陽  丁―地上の火  

戊―山  己―平地の土  庚―鉄  辛―庚金より柔らかい金属や珠玉

壬―海や湖  癸―雨・霧・雪・霜等

 

 夫々の干は 他の干に会えば(干関係)形を変える事が多々あり、

 推命の上で生かす事ができます。それらは二つの干関係の他 

 三つ・四つの干関係が生じる事があり 干関係を唱える事だけに終始せず

 どんどん推命に役立て行きましょう。又天干に個性を持たせる役目をするのは

 季節や地支で、子平学は地支の役目を重要視、同じ通変星でも性格や体質は

 異なります。

 又干関係の組み合わせで、それぞれに喜忌によって 又は生尅制洩によって

 多くの象意があり通変星の出方に違いがあります。

 ですから、命式は人そのもので個性豊かなものなのです。(和珞)

 

参考文献 平岡滴宝著 改訂版 「なたの運命のすべて」

 

                        ※無断転載禁ず

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/04/11 )

 

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 歳運論」№3 推命偏2

劉伯温氏の滴天髄、                 ( 無断転載を禁ず )    

  歳運論で、「休咎は運よりかかわりて、尤も歳よりかかわる。」述べています。

休咎とは吉凶、運とは大運、歳とは年運の意味です。「本当の吉凶を知る為には、

大運を関連した年運まで見る必要がある。」と言っています。      

私の大事な人達への推命は、年運まで見る必要があって、

その為に子平学・四柱推命を真剣に勉強をする気になった「論」でもあります。   

    子平学・四柱推命・運命学

この命式は平岡滴宝著、子平学・四柱推命法深書 五の章 壬日・癸日の命式です                                         

< 命式・女性 >   1943年生まれ                

時 日 月 年    冲・支合・干合なし            

印 比 印 敗    生月9月 月令―酉 季節―秋      

辛キ 壬キ 辛キ 癸キ     壬癸2干申丑2支(4)                

丑キ 申キ 酉キ 未△    辛2干(令)申酉丑(6)            

己 庚 辛キ 己                              

     A(比敗印)10 対 B(児財官)0                 

用神取法―専旺法  格名―外格従強 (比敗より印星が強く)         

喜の干=壬癸庚辛                             

忌の干=甲乙丙丁戊己  命式は疵無し 元機―申(水と金を強める)     

 

< 大運・順行 >               

79 69 59   49 39   29   19 09                     

✓ ✓ ✓ ✓  ▲  ✓ 〇 〇                      

己 戊 丁 丙 乙 甲 癸 壬    →(年運)壬癸甲乙丙        

官 殺 財 才 傷 食 敗 比    ←大運の通変星         

巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌    →(年運)丁戊己庚辛         

✓ ✓ ✓    ×  △ ✓ 〇 〇                    

  酉 酉 申 未 丑        ←冲・支合する命式の地支              

 

※本文を忠実に再現していますが、部分的に抜粋しているところがあり、

又年運ではより詳しく書き足している部分もあります。 

この方は、偏差値の高い看護学校に入学、看護師の道を選び大病院の看護師と

なられた人です(和珞)                       

 

「〇30才頃から自身で頭の異常に気付きました。それは、幼少期、浜にあげられた

小船で遊んでいた時、友達とぶつかり合って転倒、後頭部を打ち、それが原因で

出血があったのではないかと、医師の診察や診断の結果、腫瘍を除去しました。

しかし難しい手術だったらしく、一番奥の部分を残し、4ヶ所を無事除去。  

〇34歳の子は、時支を濁らせ(喜の丑を支合)忌運             

〇39歳乙運は、忌の傷官この頃より再び調子を崩しました。印星の悪いくせは

一度気になりだしたらそればかりを苦にする傾向があると共に、先へ先へと

悪い方に考えたりするものです。体の状態から独身を通していた彼女は、

親身に相談をする相手もなく、対面は、他人にそれを知られまいとする気持ちも

強かったそうです。1人で沈む日々が続き、決心に末再手術の要請。     

再手術は大運丑、年運は丁卯、春浅い頃でした。この方の体質は、強さが

金水火木の順で、火と木は年支の未だけに頼っています。大運44歳からの丑運は、

社会的には異常はありませんが、弱い木火を丑未の冲で痛めています。

44歳の年運丁卯は、日干壬と絆神無情財破格、卯は喜酉を冲して命式破ります。

また丁卯の前後の年運は、(大運乙)前年43歳年運丙寅は、辛を合去、

申を冲しています。45歳戊辰運は、癸を合去、酉を支合し前後3年に渡り

命式を破り(破格)続けています。結果的に手術は失敗だったと

言わねばなりません。

一年余りが過ぎた現在も体が不自由でリハビリを続けています。年運は戊辰、

己巳と続き官殺破格運、運は彼女に味方していません。49歳より大運の流れは

御覧の通りです。誠に憮然の情を禁じえません。」

この文は三十年以上も前のものです。 

54歳寅運は、元機申(喜の壬と辛に通根)を冲で無作用にし、とても悪い時期。

 

この様な運を持つ方は多くおられますが、早めの30歳転角からは忌運、

閑支であっても重要な役割を持った地支を抜いたり、命式と干関係の悪い干運が

巡ったり、将来性時支喜を抜いたりと立続けに20年続き、年運も続けて悪く、

やはり珍しく運の悪い人とかなー?と言えます。

地支の役割は、例え閑支であっても推命上きっちんと把握しておく

必要があります。             

 

喜運の幼少期に何故、後の災いの原因となる事故が起ったのでしょうか? 

水の多い命式、日干自身も壬の水に癸の透干で冲天奔地、通根の地支多く

弱まることを知らない勢いの強さがあります。古くより 冬生まれのように

水の勢いがあって水が忌の命式は 幼少の運は東南(木火)方向が良いと言う

話しがありますが、仲間達の話等でも喜運であっても、水勢の強い命式は、

幼少時期の北方(水)運はあまり良くないのが現実的です。この命式には日干(本人)を

制する関係が無く行動的、大運は9歳からですが壬で始まり勢いを増しています。

命式に疵無く大運は喜運、普段は思慮深く周囲の人達からは信用あって忠告など

される事は少なかったと思われるが、自身も自信家で勢いづき、そうした表面的な

顔に対し、稀に調子付くと歯止め無く調子に乗る裏の顔があります。

表の顔は目上の人に対し、稀なる裏の顔は友達など、良い子になる必要の無い

人達と一緒の時に表します(印綬)。そうした事が慎重さを欠き事故を招き、

忌運に結果が現れたものと思われます。こうした命式と大運を持つ人は

幼少時期には周囲の方の配慮がかなり必要と考えます。        

再手術で医師に相談した際、医師から手術はする必要が無いと言われた

そうですが、忌運で強い印星の性格から心配は募り悪い事ばかりを考え、

看護師の立場を利用してかなり強引に、遠い地より名医と言われる医師に依頼、

執刀して貰ったそうです。滴宝先生が依頼を受けたのは手術の日取りが決まった

後の事でした。辛は珠玉の他、辛が甲乙に会えば切れない小刀等に例えられ、

辛二干に申はメスを怖がらない性格、忌の甲や乙の時期は、

使わなければならない・使いたくなる時期等と見る事ができる。

頭の事も干や地支の有り様で、想像がつきそうです。

 

                f:id:sihoin:20190815164116p:plain

     < 思い出 >                            

この方は私の趣味仲間でしたが、賢さのあまり近寄り難い人でしたから、

個人的には交流のなかった人でした。ある日、滴宝先生を紹介して欲しいと

耳打ちされ、滴宝先生の鑑定となりました。

仲間達との会話の中で「床の間のあるお家に、お嫁に行きたい。」

とよく話していたのが忘れられません。

しかし滴宝先生の後日談では、頭の事で結婚する気は全く無かったとの事でした。

数年後、お姉さまより年賀状を頂いた内容で、車椅子生活、自身が誰かも解らない

位の障害を負い、お姉さまの世話を受けながらの、生活を知りました。

 

子平学の基本

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( 子峰院 占い人・和珞 2020/04/05 )

 

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子峰院 和珞の鑑定例No88 

                  

 もっと柔らか頭であったなら、頑固で思い込み激しい故の苦労をして、

一時は放棄した命式です。やりかけた以上はやり抜かねばと一念発起・・・

この方はプロボクサー男性です。時間推定で勉強させて頂きました。

 

    子平学・四柱推命・運命学

 成果として18歳運からの癸運が最も良く 45歳の庚運は最も酷い状況の

ようでしたから、それを参考、ポイントにして生時の推測をしましたが

苦労をしたため、平岡滴宝著、子平廣論からスポーツの章に頼った結果、

己日、丙寅時にしました。

癸運は喜忌変遷が僅か起るが、丙時を入れる事でその抵抗力が生じ、

運の結果には問題は無いと見ました。但し亥寅は支合で無作用となります。

 

< 命式・男性 >  時間推定

時 日 月 年    生まれ月11月 月令―壬 季節―初冬

印 比 殺 比    亥寅―支合 

丙キ 己ィ乙キ 己ィ   己2干0支 (2)

寅 亥 亥キ 酉ィ   丙1干0支 (1)

甲 壬 壬 辛    乙1干亥卯1支(2)

       A印比3 対 B殺2 

 用神取法は扶抑法 格名は内格偏官(殺)格

喜忌はAが強くA(比劫印)が忌 B弱くB(児財官)が喜となる

しかし 

〇丙は喜の乙を逆生で喜 運では二丙となる時期は無根で冬の為喜とした。

〇庚は喜の乙を合去し忌 

〇辛運は、月令が壬、丙と化水喜忌変遷で忌

〇壬は、己と濁壬、喜乙は浮草で忌

  喜の干=癸甲乙丙  忌の干=壬丁戊己庚辛  

 

平岡滴宝著 子平廣論より

(スポーツ選手としての適応性についてを、抜粋して書き写してみました。和珞)

 「 ポイントは、まず25才くらいまでが好運である事が前提です。

命式の金水土木火の五行は出来るだけ平均が望ましく 2を中心とした前後を

目安にします。たとえば金2、水2 木3 火3のようにです。

土は種目によって考慮して下さい。金水は体力、木火は精神力ですから、

最低が1の場合たとえば金1、水2、木2、火1などは適当と言えます。

金は肺、呼吸器系、水は馬力、木は神経、目、筋力、火は心臓ですから

推測がつくはずです。」

 

上の命式は、金1、水2、木2 火1です。土は2ですが戊ではなく己は

 無根と身軽く軽量スポーツとしても問題無いと見ました。 

 

< 大運・男性・逆行 >

95 85 75 65 55 45 35 25 15 05

〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇

乙 丙 丁 戊 己   壬 癸 甲   →(年運)甲乙丙丁戊

殺 印 倒 劫 比 傷 才 財 才 官   ←天干の通変星

丑 寅 卯 辰  午 未  酉 戌   →(年運)己庚癸壬癸

✓ ✓ △ △ ✓ 〇 △ △ △ △ 

  亥 酉 酉 亥     解       ←命中冲・支合の地支

 

< 大運 > 5年運                      

〇5歳の甲運は、年干忌己を合去、将来はるか上の時干喜の丙印を見上げ、

将来の目的に向かって勉学に励み、親御さんに取っては自慢の

子供さんだったでしょう。    

〇10歳の戌運は、丙と己を強め△ 丙と己は無根、丙は程良い強さ己は

自我意識の強まりで、理を通しての自己主張が人からの理解を

得られやすい時期の可能性。                      

〇15歳癸運は、亥が通根月令に強められるが丙の透干あって喜。亥の蔵干は壬、

癸は壬を強める雨 天上は雨雲、雲は弱い丙を隠し、雨音をパンチの音に変え、

印星、知識の道よりも己比肩2干(負けん気)は勝負師の道を選ぶ結果となった。

高校入学と同時にボクシングを始める。インターハイフライ級準優勝、

18歳でプロ入りを果す(経験者の話によれば異例の早さ)。

大学は、有名私立大学の農獣医学部に進学そして退学(大学へは、地方の実家から

出てボクシング出切る環境を得る為の策略(丙印)では無いかと推測)

この時期に何度ものKO勝ちを果たす。     

〇20歳からの酉運は、庚辛共に干合で金を直接強める作用無く△ 

癸運からの運を引き摺る様に1年ほどは好成績を残し王座を獲得、それからは

年運の作用もあり 所属ジムとトラブルで失踪、日本王座は剥奪され、

無期限ランセンス停止となった。酉の蔵干は辛、喜の乙官(上司や月干社会環境)を

軽く見る傾向。

〇25歳からの壬運は、月令に旺じられ陽干同志で二倍、破格で濁壬、

乙は浮草で忌運、年運に助けられるように王座返り咲きに成功したが、

後の対戦は 様々な問題が生じて思う様に行かず 王座を返上。   

〇30歳からの申運は、亥寅の支合と解冲解合、亥寅は乙に 寅は丙に通根喜運と

したいが、申の蔵干庚は暗に乙の質を弱め△とした。

現役を退き地位的には一歩も二歩も退く形となった。

〇35歳からの辛運は、月令は水(壬)で時干丙と化水 時干丙は壬に

大運辛は癸に変化、月令に旺じられて喜忌変遷、壬癸は忌の財となり忌の

冲天奔地。壬は時干にあって将来性。将来の為にかなりの投資をつぎ込み 

結果将来に渡り返済の苦労を背負い込んだものと推測 

この時期ジム経営を始めるがストレスで離婚 ジム経営は婦人に任せたとの事。

〇45歳からの庚運は、現役時代の競技生活を要因としたパンチドランカーを

悪化して故郷の実家で療養生活をする。テンカンの繰り返しの発作で記憶障害も

酷くなったとの事。月干(社会生活)乙が尅を受け、社会生活を不可能とする様な

酷い体調の壊し方。

〇50歳の午運は、丙に通根で喜運、丙は太陽に例えられるが光でもあり 

ここではライトに例えれば午は火の専支丙だけを強め、丙は1干1支が理想の

この時期、あるテレビ番組で実情を報道され(ライトを浴び、脚光)、

パンチドランカーによる過去の、行動の誤解を解くことができた

(喜の丙印・名誉の挽回)。

今後は忌運が続き改善の道のりは厳しいものと思われるが、元亨利貞時干丙は喜、

日支(伴侶)と時支(子供)は支合(仲良し)と、元伴侶と子供は助け合って

行くでしょうし、時干丙喜はそうした人達の安泰をも意味している。

 

< 命式は、 >

印 比 殺 比    

丙キ 己ィ乙キ 己ィ   

寅 亥 亥キ 酉ィ  

      

比肩2干は負けん気強く、2干に無根は気強く振舞うが、側干の乙に尅され

精神力弱く見た目とは違い、困難に弱く負担に感じれば現実逃避傾向。 

仮に比肩に1支の根を持てば、精神力は強くなるが俊敏さに欠け、プロボクサー

としての質は落ちて好成績は上げられなかった筈。乙殺は素直そうに見えるが

不満を抱えている。丙の印の透干は、格好を取り繕い印の名誉と乙の地位両方

とも欲しいタイプ 又月令は壬財で財欲も強く欲張りな命式。

この命の場合、月干乙の(偏官)目上の人の良い干渉(指導やアドバイス)を、

受け技術を伸ばしていく事がベストだが、本心から従えずに苦労をする人。

乙が延びる時期が喜運。又丙(太陽)は逆生で乙を育てるが、無根丙としては

力不足で通根の地支運は喜運。乙が育つ時期は、

財運にも恵まれるが精神的には

とても苦しい時期となる。

        f:id:sihoin:20190715142536j:plain

  < 最後に >

 依頼を受けたプロボクサーのお話によれば、ボクサーをを経験した人は、

パンチドランカーに怯える人は多い様です。又こうした人が開くジムは、

ボクシングを主体としたジムで、ダイエットやボクサー志望の人の指導に

当たり 自らの体で受け止めて体を酷使する様なトレーニングが行われ、

若く志が高い人のパンチは強く、それを四六時中受ける側は、

かなりのストレスになると経験者からは伺っています。

この方は指導者としては高い評価・期待を受け、勇者が頼ってジムに

通ったのでは無いかと想像しました。

 

 <子平学の基礎>

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 歳運論」№2 推命偏

 滴天髄の原書を残した劉伯温氏は、歳運論で、

「休咎は運よりかかわりて、尤も歳よりかかわる。」述べています。        

平岡滴宝著 新訳滴天髄より

( 意味 )

命式上の効果は、大運によって決まりますが、

確たる良し悪しは年運と最も関係があるものです。      

子平学・四柱推命・運命学                       

 

 私事ですが、元々占いは好きではありませんでした。母や祖父の夫々異なる

占は、人の行動を制約する事が多かったり、自然には勝てず結果ははかばかしく

無かったりと・・占い無関係の御近所では、成果をたっぷり出している

お家があったり・・。高校やバイトと社会活動が盛んになり、人付き合いが

広まる共に、昨日まで幸せだった人が突然今日、人生のどん底を味あい、

立ち上がりに長い期間を要する人生を幾度か見るにつけ、その時期を知る手段は

無いものかと深刻に考えたものでした。しかし、だからといって一度きっりの人生

萎縮して生きるのはマッピラ・ゴメンです。

 大運の5年は長いものですがその中でも1年?ないし半年を知り その時期だけ

ちょっと意識、気をつければ良いとしたら、

又そこから問題解決の糸口を見つけられるとしたら、

そう言った意味からも、私に取って子平学に勝るものは無いと考えています。                   

  < 歳運論の観点から推命をしてみました。>

 次の命式は本来 生まれ日は甲日 月干己と変化の干合 甲は戊に変化をし、

生日は2月初め節日を前にしています。よって生まれ年は前年の干支 

生まれ月は前月の干支と、初心者に取っては少し手厳しいかもしれません。

< 命式・女性 >

時 日 月 年      子丑―支合

印 比 敗 官      戊己2干(令)4,5 0支 (4,5)

丙キ  戊キ  己キ  乙ィ    丙1干寅1支 (2)

寅△子ィ丑ィ酉△     乙1干寅1支 (2)

甲 癸   己キ  辛       A印比敗6,5 対 B官2            

AはBのぎりぎり三倍以上 格名は外格弱従旺格             

喜の干=戊己丙丁庚(忌乙を合去)甲(化土喜の比肩を強める       

忌の干=辛(喜丙を合去)壬癸乙                   

 

< 命式の長所 >                          

〇子丑の支合は双方忌財の水を強め有情の支合と言える。         

〇月令と月干(社会環境)が喜。                    

〇甲運の己との土化は喜比肩を強め喜                   

〇乙は枯れ草で喜の土を尅しにくい                  

< 命式の短所 >                            〇従旺格は、弱で破格が行運によって破格になりやすい            

〇日干比肩は、月令に旺じられ3の強さがあっても無根。           

〇乙忌官の1干1支は、外格従旺格の疵としては強すぎる。        

< 大運 >                            

 〇=喜 ✓=忌 △=現状維持  天干運5年、地支運5年の見方で                       

〇 〇 〇 〇 ✓ 〇 ✓ ✓ ✓ 〇

90 80   70 60 50 40   30 20   10 0

己 戊 丁 丙 乙 戊 癸 壬 辛 庚     丙丁戊己庚 

敗 比 印 倒 官 比 財 才 傷 食

亥 戌 酉 申   巳 辰 卯 寅     辛壬癸

✓ 〇 △ ✓ ✓ ✓ 〇 △ △ △   

        解 解   酉 酉 

< 歳運論としての大運 >                     

〇天干運では、年運は丙丁戊己庚が喜の救干で巡り、

例え忌運であってもあまり心配は無い。                   

〇ポイントは有情の丑子の支合が解ける大運は45歳からの午運と55歳からの未で、

年運は壬癸が巡る46・47歳と56歳・57歳時期にある。

壬癸の内 特に癸運47・57歳は、日干戊とは強化の干合になり

癸は三倍に子丑が通根、大運午運では、

A=比敗戊己3,5丑(4,5) 印丙寅午3、A合計7,5 

B=官乙寅2 財癸3子丑(5) B合計8

 A7,5 対 Bは内格 強い破格運になる。

年運の壬も同じ事が言えるが、強化でなく命式との干関係も悪くなく

癸運程の心配はない。癸運に考えられる調候は財が関わっての、

人から迷惑をかけられるが事が一番大きく、忌の子丑の場所や解冲解合での

命式の状態で誰に?を推測でき、注意喚起を促す時期と言えるが、

この方はまだ若く夢の無い話をするよりも、財管理は自身の手でしっかりと行う

事を伝えれば、問題回避の一番の手出てとなると判断をしました。

格名は従旺格だが、喜の丙印透干のため忌財運での破格は厳しくなる。

60歳以降は丙丁喜の印星運が続き、時柱丙寅、貞運も丙印、生きる希望は

そこにあり、どんな大学でも良いから行く事を伝えています。

戊日生まれの喜の丙1干1支は「頭が良い」と滴宝先生に教わっています。

その通りの方で成績の良い彼女は、必ず目的の大学へと希望を叶えるでしょう。

滴天髄歳運論での見方では、47歳・57歳は人生で一番苦しい時期と言えそうです

が、それはその年の2月の節日頃から8月の節日頃迄で約半年のことです。

大運午運は、年運では地支は45未(子丑午未で全て寝る) 46申 47酉 48戌 

49亥。大運未運55巳 56午(全ての地支が寝る) 57未 58申 59酉 となります。

(こうした年運のとり方は、長年続け多くの人達を見ていると、万年暦を見なくても

自然とできるようになり、おかしい事に職業病です。)

 

< 違った見方をすれば >                     

例えば、大運午・未運を解冲解合なしの違った見方をすれば、

午は火だけを強め喜運、未は木火土を強め軽い破格はあるが乙草は枯れ

忌運でも問題なく、

喜運は巳戊午と続き忌運だが問題の少ない乙未、その後に喜の丙(外格、

三倍の山で日陰があり、季節は冬二丙は問題無い)の流れは印星を強める運多く、

こうした見方をすれば、この方は小中高いずれかの学校の校長先生クラスと

言ってもおかしく無く形影的にはかなりの人と、見る事になります。

こうした見方は歳運論でも運勢的にもかけはなれたものになります。

 「かなりの人」の可能性は目的を持てば努力次第と言えますが、

三倍の日干に根無しは臆病な所があり、運の後押しがなければ

やはり無理としか言い様がありません。

 

 今回滴天髄は、比較的簡単なものですが、次回の滴天髄・歳運論は

    上級者向け、ある命式で大運・年運の見方を御紹介いたします。

                 f:id:sihoin:20190815164116p:plain

   平岡滴宝著  「秘本 子平廣論」より

行運の内、大運は本人と最も関係が深いものであり、滴天髄歳運論でも

「運より係わりて最も歳より係わる」即ち「大運とその期間中の年運に係わる」

とのべてあります。大運は5年ないし10年ありますから、

旺衰のポイントは年運と言うことになります。

< 最後に >

およそ100年分の大運と年運を1度に見極める事は困難ですが、

年運を見極めなければならない時期のポイントを押さえる事は、

案外慣れれば難しいくは有りません。滴天髄は言葉少なく抽象的ですが

其れを見極める必要性を言っていると考えます。 

 

< 子峰院では >

対面鑑定のみです。大運およそ100年分 年運は依頼頂いた年より10年分と

大運での、およその出来事の推命判断内容を鑑定書にしてお渡ししています。

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/03/10 )

 

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