平岡滴宝訳 神峰通考・干支対象詩、十二支咏(午)を読む 

 「午宮詩」を書きたいと考えた訳は、十二支咏の基本的な判断の仕方などが

示されていたからです。途中で「子詩」でも十二支の解釈方法があった事を

思い出し順番が違った事で後悔をしましたが、ツイートで「午」を書きます

と宣言したからには前に進むしかありませんでした。

又、気が向いた時期に「子詩」書きたいと思います。

本文は原文に次いで、誤訳、直訳、意訳、補注の順に進んでいますが、

今回のブログでは、誤訳の一部分と意訳は抜粋して書いています。

子平学 四柱推命

 

< 午宮詩日 >

五月炎炎火正升  六陽氣遂一陰生

庚金失位身無用  己土歸垣祿有成

申子齊来能戰尅  戌寅同見越光明

東南正是身強地  西北体囚巳喪形

十二支咏の月は旧暦(陰暦)にあたり、午宮詩の五月は

 陽暦では六月になります。他の十二支も同様です。

 

< 誤訳  >

六陽=六つの陽支   一陰=丁 

帰垣=格方局の土支が月令に落着く事。ここでは未の当令。

光明=丁火の強さ

 

< 直訳 >

 五月に当たる午の火は、炎が天にのぼるようです。そして丙

の余気は終って蔵干は丁に移ります。

 もし庚金が弱ければ、庚は非常にいためられ使いようがありませんし、

己の土が未の月令に旺じていたりして強ければ、己の土は活かされます

 申、子がともにある命式では、火金水での激しい尅の状態が

起りやすくなります。又戌や寅がそろっていますと火局になりますから、

午は非常に強くなりますし、東南の行運も強くなる時です。

しかし西北の行運では、午は非常に弱くなります。

 (意訳より)

庚は使いようが無いとは、用神として。

己土が生かされるとは、護丁として。

 

< 補注 >

同じ一支でも、位置又は配合や季節、更に行運によって強さが異なる

事を言っています。これは午だけではなく他の地支も同様です。

原文は地支同志の関係だけでなく、干と支、干と干を含めて論じ、

その結果を支で言っています。常に全体を想定していると言うことです。

1支は午の強さは月支が一番ですが、火局や方局で一段と強くなるのは

地支の中では午だけで、寅や戌は午を助けている事になります。

地支に午は多くを好みません。特に内格では他の地支も同様です。

申にはさまれた午は少々弱くなりますし、午にはさまれた申も

暗尅を受けます。又子や亥は側支になっていない方が無難です。

午の強さは季節的にも当然月支の午が一番ですが、

普通の強さの午とは春又は秋生まれの日支が基準です。

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 < 和珞のもっと追補 >

午月は六月で、暦の上では真夏 時間は11時より午後12時59分迄です。

子とは冲、未とは支合、丑とは害の関係になります。

 

( 上記の補注をより補足、同番号の説明になります。)

配合の強さとは、位置での強さの順は、月支(季節)が一番強く、

次に日支 三番目は40歳までは年支 それ以降は時支の順になります。

行運によっての強さは、月令(月支蔵干)が陰干で行運が同気の陽干の場合、

行運は三倍の強さに、月令、行運が同気で陽干同志なら行運は二倍の強さに、

陰干に場合は月令が同気ならいずれも1,5倍の強さになります。

命式の天干も同様です。

常に全体を想定してとは、

この様な専門書を読む場合私は、幾つもの命式を思い描きます。

まず文が提示した命式を、又は地支蔵干と同じ天干を年・月・日・時と

透干場所を変えたり、側干の天干や側支の地支をあれこれと変え、

性格や大運の流れ等を想像し色々と考えて見ます。

専門書はいったい何が言いたいのか等も考えたりしますから、

一文を理解するのにかなりの時間を要す事は稀ではありません。

又、元亨利貞での六親の関係などの推命ができます。

火の方局=巳午未  火の三合会局=午寅戌 

午は火の専支で方局、会局どちらにも含まれています。

午詩は「一陰生」を言い、陽支でありながら特に丁火を強め

月支午の月令は丁(体陽用陰)。

方局の内巳は火と金を強めますが、特に丙庚を強める。

     ※丙で庚を弱める役目

未は、特に己乙丁を強める。

     ※乙を洩気で丁を強め 己は護丁で丁を守る働き。

会局の内寅は特に甲丙を強め、戌は戊丁辛を強める。

     寅の蔵干甲は洩気で丁を強める。

     ※戌は護丁で丁を守るが、蔵干中丁は辛を尅で弱める。

     午は蔵干丁は戌との関係で、

      結果的に土を強めることがあっても、

      燥土で物を育成できる程の、良質の土ではありません。

 

地支同志で質を高める事があっても、基本、地支が地支を強める

 事は決してありません。蔵干の同気命式の天干や、

 行運での天干を強める事が可能となります。

②の論も含まれています。

命式中、同じ地支の多くを好みません

午午は自刑に当たり、酉酉、亥亥、辰辰も同様です。

自刑の象意は、落ち着きがない、慌て者等で災いに合い

易いなどですが、古人も「悪い事ばかりでは無い」と仰っています。

現在の師によりますと「俊敏」に使えるとの事で経験としては

同じ意味で、目敏い気働きなど命式によって色々と

使える事は確かで、御検証頂ければと思います。

 

 午ならでの刑は、月支と日支では、その性格は小賢しさが顕著で、

自身の利益に走りがちその手段は時にあからさまで、

人に見透かされやすく、自身では当たり前の事も他人から見れば

異様に映る事があり、評判や信用を失う事が多々有ります。

その利も対人関係の中で発生するものですから、

運では却って全てを失う事もあり、

それが何時なのか損害の大小など大運で推命できます。

又、調子の乗りすぎに気をつければ、古い事から脱却の速さ、

斬新なアイデアや閃きで活躍出来る可能性があります。

短所を抑え込む方法ではなく、持ち前を活かす事は本人にとって

一番楽な道ではないかと思います。

 

(申にはさまれた午は少々弱くなる。)

申の主な蔵干は庚壬 午の丁、壬丁の暗尅 

(午にはさまれた申も暗尅を受けます。)

両側の蔵干丁から庚への暗尅。

(又子や亥は側支になっていない方が無難です。)

子の蔵干癸や亥の壬との激や尅の関係。

午詩は言います。「申子齊来能戰尅」と 

直訳:申、子がともにある命式では、火金水での激しい尅の

状態が起りやすくなります。と

これらの、命式の想定と元亨利貞から見る六親の関係の推命にも

非常に役立ち、う~と唸るように絵が頭に浮かばない命式は、

地支の関係を推命する事で助けられます。

命式中午としての良し悪しや、日支では配偶者、年支では親、

月支では兄弟・仕事仲間、時支では子供、年支と月支では親と社会環境、

日支と時支では配偶者と子供の関係など、多くを推命する事が可能です。

 

午は火の専支と子は水の専支は、相性は悪い方ですが、

地支だけの話になりますが次の様な例はでは、子は良い役目をします。

水の天干無く、他の蔵干と同じ天干が透干していると想定

※(蔵干)  年支寅(甲) 月支午(丁) 日支戊(戌) 時支子(癸)

私の推命法として、丁を通常護丁する土は、壬との関係で

戊を真干として見ることが多く、

経験では、戊は山崩れの時が怖い時になり、壬運がそれに当たりますが、

山崩れが起きやすい戊に燥土が含まれ、戌の戊は燥土で戌の側支の子(癸)は、

戌を湿らし癸の透干より良い働きで山崩れへの抵抗が出るでしょう。

又滴宝先生は著書で「水の透干が無く火局となっていても、

1支の水支は子(子供)なしの心配は無い」と。

 

様々な論の例外を考えることは、宝物を見つける様な楽しさがあります。

まだまだ「午詩」については書き足りない事は沢山ありますが、

今回はこれまで、又何時の日か「午詩」書きたいと思います。 

 

( ブログの参考文献 ) 

平岡滴宝訳 「神峰通考・干支対象詩」「新訳滴天髄」 

平岡滴宝著 「子平学・四柱推命法深書」「子平廣論」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/08/31)

 

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子峰院 和珞の鑑定例No95

 この命式は内格でも食神制殺で、日干を弱める同グループでありながら

食神と偏官(殺)が喜と忌に分かれています。

 この様な食神制殺や傷官見官(傷官と正官)の命式は、喜忌のつけ方が

難しい命式になります。基本は日干比劫の強さですが・・ 

 

< 命式・男性 >   1964年生まれ

 時 日 月 年    干合・冲・支合なし 

 食   殺 劫    月支未・月令己 季節夏から秋の変わり目

 丁ィ乙ィ辛キ 甲ィ   乙甲2干3支(5)

 丑キ 亥ィ未ィ辰ィ   丁1干1支(2)

 己 壬 己△戊    辛1干1支(2)

 

A日劫5 対 B食殺4  AとBの差が少ない命式

用神取法は扶抑法(内格) 格名は内格食神 

< 命式の喜忌につい >

Aが強く忌、Bが弱く喜となる筈が

日干・劫財は強く忌 それを酷し調節する辛殺は喜 

喜の辛殺を尅す丁は忌となる。

忌の甲乙丁に通根(還流)する未は忌(最も悪い)。 

忌の甲乙に通根する辰亥は忌。喜の辛だけに通根する丑は喜。

 

< 命式と性格など >

 月支は未 月令は己、夏も終わりに近い頃 唯一月干の喜の辛殺(偏官)は、

甲からは逆尅、丁からは制に合い弱った辛で日干乙への制御は効いていない。

(乙と辛との干関係は悪い)

日干乙は水支2支・火支1支を根に持ち元気な乙。

劫財甲の透干あって社会生活では甲の様に過ごし確り者に見えるが、

私生活や甘えられる人の前では乙で愛嬌よく、表現は豊かで甘えや言い訳上手、

辛や丁の側干で内心は臆病。日干は根を3支もって普段は大人しいが、

燃料は乙の他甲や3支あって丁は強く、日干劫は強く丁傷官は気性が激しくなり

月干辛を尅す様子は、激しさは社会へと向けられる。

二面・三面の人格を持ち人格は、その時々で豹変し時に暴力を振るう行動となる。

又臆病と言う気弱な性格は、運が悪い時は自傷の可能性がある。

財の透干無く月令の己財は少なく、運で財(戊己)巡れば忌(喜忌変遷)で強く,

宵越しの金を持たないタイプ。劫財甲の透干忌で強く群劫財奪、間違えば・・・

又借財も当然の如く恐れない。 

 

(天干運でのポイント)

忌の干を強めたり喜の干を弱める時は忌運。

喜の干を強めたり忌の干を弱める時期は喜運。

〇14歳癸偏印はAで忌、丁を弱めるが丁とは激の関係でもあり

傾向はあまり良くない。

〇24・34歳甲乙運は、忌の日干劫や丁も強め忌運、特に甲運は気性激しく、

金遣いも荒くなるり。トラブルが多くなり非常に厳しい時期の可能性。

〇44歳丙運は、命中天干では唯一の喜の月干を合去する丙運は最も悪く忌運。

社会性を失う事象で気性の激しさ共に人並み外れた禍の可能性。

〇64歳戊運は、月令に強められ三倍辰未丑6で喜忌変遷忌運。

〇74歳己運は、年干甲と化土、甲は戊に変化、月令は陰干己 

天干は4,5と3支で戊己は7,5の強さ喜忌変遷運となり忌運

〇64・74歳土の重畳の時期には、体の動きは不自由になり

医療費等で出費の可能性。

 

(地支運のポイント)

〇59歳丑運は、忌の木火を強める未と冲で最も良い時期の筈が

大運の流れからは期待は薄い

〇79歳卯運は、木の方局揃い最も悪い時期 

 

キ=喜=〇 イ=忌=✓ ×=忌=最も悪い時期

< 大運・順行 >

94   84 74  64 54  44 34 24 14  04

〇 △ ×  ✓ ✓ ×  ✓ ✓ ✓ ◎  

辛 庚  戊 丁 丙 乙 甲 癸 壬   ←(年運)丁戊己庚辛

殺 官 才 財 食 傷 比 劫 倒 印   ←大運天干の通変星

巳 辰  寅  子 亥 戌 酉 申   ←(年運)壬癸甲乙丙 

〇 ✓ ×  〇 〇  × ✓ 〇 〇 〇

亥       亥 未  丑   辰 辰      ←冲・合する命式の地支

 

 この方は郷里の友人の紹介。本人から叔母にあたる方から、

44歳を過ぎて間もない頃だったと思います。

「現在と比べ将来はどうなのか」と言うくらいの依頼でした。

命式や大運から事情を察して出たままを少し軽減して鑑定書を書きましたが、

将来は現状より悪くなる事は確り伝える内容となりました。

後日叔母さまより丁寧なお手紙をいただきました。

高校卒業と同時に(酉運)公務員になり、

戌運で独立事業を起こしますがトラブルで失敗。借財が嵩み破産、

車上生活をするが相次ぐトラブルで障害事件、身体を痛め障害者となり、

自殺未遂を繰り返し精神障害者にもなったそうでした。

結婚は2回、1回目は酉子供一人 時支丑は喜良い子が生まれているはずです。

甲で離婚 戌で再婚 丙でトラブル離婚

あまりに鑑定内容が合致していたからと連絡を頂きました。

その後直ぐに、二の足を踏んでいた福祉に任せる手続きを行い、

御本人は医療施設入りしたそうでした。

                  f:id:sihoin:20191211092230j:plain

( 最後に )

滴宝先生は著書で、強い忌の日干は官星で尅すよりも、

食傷で洩気の方法を取れば素直になって良い。と書いてましたが

推命仲間は「では乙を丁で洩気すればどうなる?」と言った事を思い出します。

しかし滴宝先生も自身の虎の巻には「激しさが伺える」と書いています。

子平学には全ての論に例外が沢山あります。

この命で激しさの原因はもう一つ、甲の透干です。

傷官見官 食神制殺の命式には何時も苦労をさせられます。

この命式天干の喜忌だけは師に確認を頂いての推命になりました。

私の場合鑑定は知り合いやその方々からの紹介になりますので、

ほとんど推命のその後が追尾確認出来ます。

この方は今年56歳、友達の話によれば良い兆しは一つも無いとの事です。

 

このブログは、簡単明瞭をモットーにしてテキスト目的ではありません。

説明不足な点が多々ありテキストしては不適切です。御了承ください。

 

 

( 参考文献 )

 平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/08/22)

 

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 中和論」を読む。

( 中和論 )

 よく中和の正理を知れば、五行の妙において 全能あり             

( 訳 )                                 

 中和とは中庸の意味と同様に考えて結構ですが、これは子平学での内格と

しての大切な考え方です。各注釈でよく疵と言う言葉が出てきますが、

内格では主に強い忌の干や、喜で弱い干を指し、外格では不純の干を指します。

そうした疵のある命式が、運等で五行的に調和されることを知って下されば

推命は随分上達する筈です。                      

 

( 追補 )                                

 調節の件はすでに体用、精神の項でのべられていますが、

調節の方法としては、扶抑、専旺、両神、調候、病薬の五法が通常用いられます

私は内格と両神を扶抑、外格を専旺と二法を主用し、調候はごく特異な格に、

調候はごく特異な格に、病薬は命式上での重要なポイントを見る方法として、

補助的に使っています。

                f:id:sihoin:20190815164116p:plain

< 和珞のもっと新訳滴天髄、中和論 >          

平岡滴宝先生は著書の中で「調節は運でしか出来ません。」と述べています。

調節と言うからには、中和論は、もっとも良い時期への道しるべの様なものと

考えて良いと思います。調節、調和の取り方の順序としては、

まず命式の喜忌を決め、次に大運の良し(喜運)悪し(忌運)を決めていきますが、

喜運の中でも、最たる時期を見極める糸口です。              

 (訳)では、「子平学での内格としての大切な考え方」と述べています。

内格(扶抑)の場合それだけ調節の仕方が難しい格と言えます。

内格とは、(日干や日干を強める、比肩・劫敗財・印星)のグループをA 

日干を弱める(食傷・財・官)のグループをBとに分けた場合、

AとBのバランスがある程度取れた格で、そのバランスが取れる程

良いとされています。シーソや天秤の様なものと考えていただければ

良いかと思います。しかし運次第では、AとBのバランスが反対方向に

傾いたり(喜忌変遷)、内格から外格へと変わる(変格)時期がある

命式があります。その様に命式が大きく変動する時期は忌運となり、

通変星だけの考えでは誤りが生じます。

そう言った意味でも内格は難しい格です。

又、内格には命式のあり様で、

神成象格と同様に、忌の印星格、傷官見官、食神制殺などは

喜忌のとり難い命式です。

両神成象格は、用神取法での用神と日干の関係で、格名は幾種類かに

分けられますが、一応強い方が忌の干と考えれば良いと教わっています。

両神成象格は、形象論で触れてきましたが、

調和の取り方は通隔論でも説明が出来そうです。

又、AとBが数字的に平均が取れた命式でも、喜忌の取り方に苦労があって、

調和は取り辛い命式の分類に入る可能性があります。

 

傷官見官、食神制殺では、命式次第で運や命式で、同じBグルプでありながら

日干と児・官の関係で、児・官の喜忌が分かれる事が多々あり注意を要します。

 

忌の印星格について、ある日のツイート

「内格で、日干が1干0支と弱く、印星が日干の四倍「以上」の

様に強い命式は「忌の印星格」と言い、特徴的です。

忌の印星の親はかなり甘く、まずこの様に書くだけで気を悪くします。

例えば財透干あれば、遠まわしに自分は損ばかりしていると

上手く親に訴え、親は本気に捕らえて財で甘やかし、

結局兄弟では親から受け継ぐ財は、この人が一番多く手にする

徳な命式と言えるかもしれません。現実では親の大財の殆どを手にし、

兄弟は一文も手に出来なかった例を見て来ました。

滴宝先生は 忌の印星格には 財の透干があった方が良いと

著書に書いています 」等と馬鹿な事を書きましたが、         

先生が言う、忌の印星格で、財干透干の長所は

決して財が手に入るからではありません。

財干は忌の印星を尅す所に良さがあって、

その短所を軽減する役目をするからです。

 

次ぎは、忌の印星格で財の透干ある命式です。

< 忌の印星格・女性 >

時 日 月 年    卯酉―冲 子午―冲

倒   財 印    壬1干0支 (1)

庚 壬 丁 辛          庚辛(令)2干0支 (4,5) 

子 午 酉 卯    ↑月令辛 庚は3倍 辛は1,5倍       

    辛      丁(強化三倍)3干0支 (3)

A日干印5,5 対 財3                       

用神取法―扶抑法(内格)                       

内格で、日干が1干0支と弱く 印星はその四倍以上で忌の印星格。    

基本、忌の印星格は印星と官が忌、日干比敗児財は喜となるますが、

この命の場合、例えば日干が1強まれば 印4,5 日干は2となり 

印星はそに四倍以上とはならず、普通の内格になります。

平均はA6,5 対 B3となり、Aが強く日干や比和の干運は忌運。

地支で日干を強める時期も同様で忌運となります。

この命の丁正財は、日干と強化の干合で、合去で消える事はなく

喜財縁は生涯続きますから、その象意は自身の浪費になります。

今回は内格で見方の難しい命式として忌の印星格を取り上げてみました。

 病薬につきましては、清濁論で説明が出来そうです。

病薬と言っても病気や健康のことではありません。命式中短所となる干を病 

それを治す干や地支を薬などと考える論です。

(訳)での、外格は疵や不純の干もそれに当たり、

中和論は、外格での調節、調和法のヒントにもなりそうです。

 

( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

清代の初め  陳素庵氏  「滴天髄輯要」(註釈本)

その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

( ブログの参考文献 )                          平岡滴宝著「新訳・滴天髄」「子平学・四柱推命法深書」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/08/12 )

 

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子峰院 和珞の鑑定例No94

 この方は、昭和の始めから終わり頃までの半世紀以上に渡りお産婆さん

「今で言う助産師」として活躍された方です。免許を取ると直ぐに独立

数人の女性スタッフを抱えて開業、戦後の30歳後半からは、

ベビーブームの時代を乗り越え、重大責任を果たされました。

貧しい方からは其れなりに、時には無償で妊婦さんを支えました。

出産を諦め方の中には考えを改めて無事出産。

思いがけない妊娠で苦しむ女性の相談、養子縁組の紹介などと、

悩める多くの女性達に尽くしました。

数多くの出産介助は無事故で、極めて稀なる人です。

ある時期には、国際的な賞の候補にも上りました。

( 子平学・四柱推命・運命学 )

 

< 命式・女性 >   1912(大正元年)年生まれ

時 日 月 年     生月1月 月令-己 季節-冬

印 比 殺 殺     丑未午―解冲解合

壬ィ乙ィ辛キ 辛キ     乙1干2支 (3)

午△未ィ丑△亥ィ    壬1干2支 (3)

丁 己 己ィ壬     辛2干1支 (3)

A印比6 対 B偏官3 格名=内格・偏官格

体は乙 扶抑用神は辛

(命式の喜忌は)Aとは、日干比劫印 Bとは、児財官

〇Aが強く乙壬が忌 それに通根する亥未は忌

〇Bが弱く、辛は喜、丑は辛と壬に通根で△ 午は閑支で△

 

< 命式は >

壬は湖・海  乙は草花  辛は2干乙の側干でもあり鋏

〇辛の鋏と日干(本人)乙草の関係は最も悪く、乙に取って2干1支の

辛は怖い相手。

〇乙と壬との関係は,戊の透干無くで漂浮草(辛からの抵抗力)

辛からの強い干渉を受け苦労人ではあるが、それを浮漂で上手く交し

要領良く、辛殺を怖がらず、度胸あって怖いもの知らず

加えて自身を目立たせる行動が多い人

〇乙壬亥午=闇夜の浮く乙に、微かな行燈の光(午、蔵干丁)が、

足元を照らす様子で「追水桃花」男性の気を引く魅力の持ち主

〇辛殺⇔壬印 洗金で大きな望みの持ち主 「金多ければ水却って濁る」

と言われ濁水で 野望があって野心家、地位、名誉共に欲しい人

諦め悪く我慢強く、自身を実力以上に過信して無理をしがち。

〇月令は己の偏財、財欲強く無理のし過ぎ傾向

〇辛殺から 浮漂で素早く逃げる俊敏さ、辛の鋏で紙(乙)を切るような

速さの俊敏、俊敏でせっかち、動く事が好きで働き者。

〇辛殺に汚れなく、喜で嫌味無く強さ的にも、下の人や弱者に優しい人。

〇この様な性格の人は、忌運長引けば人に甘く見られ、

他人から迷惑をかけられたり、騙される事が多くなる。

自身を良く見せる必要の無い人には、きつくなれる性格ですが、

対称者は少なく息子の伴侶ぐらいでしょう。

息子は一人、既婚者で伴侶は苦労された事でしょう。

(もう一度命式)

時 日 月 年     

印 比 殺 殺     

壬ィ乙ィ辛キ 辛キ     

午△未ィ丑△亥ィ     

丁 己 己ィ壬 

 

< 大運 順行 >

95 85 75 65 55 45 35 25 15 05

〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓

辛 庚  戊  丙 乙 甲 癸 壬   →(年運)丙丁戊己庚

殺 官 才 財 食 傷 比 劫 倒 印   ←天干運の通変星

亥 戌 酉 申 未 午 巳 辰 卯 寅   →(年運)辛壬癸甲乙

✓ △ 〇 ✓   〇 ✓ ✓ 〇  

        丑 未 亥     亥  ←冲・支合の命式の地支

 

壬は忌、しかし日干(本人)乙に取って側干の辛は怖い存在で、

仮に壬の透干が無ければ、身弱傾向で助産師の様な仕事は無理でしょう。

浮き漂い辛から逃げる事によって出来た仕事と言えます。

ですから壬水の変化が少ない時期は、忌運であっても苦労を苦労とも

感じること無く、元気で働けストレスも少ない時期となります。

(壬の印綬は忌であっても、良い働きの為、賢い人です。)

 

< 大運の喜忌の取り方 >

〇命式喜の干を強めたり、忌の干を弱める時期は喜運。

〇喜の干を弱めたり、忌の干を強める時期は忌運。

〇忌の地支を、冲・支合で無作用とする時期は喜運。

〇喜の地支を、冲・支合で無作用とする時期は忌運。

〇丙は、年干喜の辛を合去で忌運 養母を亡くす。

※喜忌変遷や破格となる時期は、命式は大きく変動忌運となる。

 

< 大運の喜忌の取り方とポイント >

ポイトとなる時期は、丁運、未運、未運、戊運、己運があります。

ここでは丁運と未運の説明をします。

〇丁は、時干壬を合去 日干1干2支(3) 偏官(殺)2干1支(3)と

日干3 対 殺3 と両神成象格となり、

この場合は強い方が忌の干になります。よって辛が忌となり、

喜忌変遷で忌運。日干乙は浮けず、直接辛に尅され地位・財的支障が

起きる調候とストレスの運となります。

〇未運は、月支丑と冲、日支未と時支午は支合となり、

命式の地支は乙壬を強める亥のみが残り忌運。

 

 

< 大運と現実事象 > 

〇5歳からの壬運は 浮きが進む運で忌運、兄弟姉妹が多く農家の末っ子、  

子供のいない叔母の家に幼女に出される。

〇15歳から24歳の癸・卯運の忌運は、軍医である義父から勧められ

産婆(現在の助産師)の資格を取る。ある出逢いによって子供に恵まれるが、

私生児として育て苦労の始まりとなるが、義理の両親の助けによって

助産院を開業。

〇33歳辰運で第二次大戦開戦、38歳終戦でした。「産めよ増やせよ」と

忙しい時期でした。戦後もベビーブーム等と言われて忙しさが続きます。

日本はまだまだ貧しい時代、物資も足りない中での出産は、

一人で判断、一人で分娩介助を行いました。

〇50歳以降、出産を希望する方達は助産院から産婦人科医へと向かう様になり

仕事は半減したそうですが、男性医師よりは女性の助産院を望む人も

少なくなく数人のスタッフと本人の生活には困る事は無かったそうです。

75歳からの己運は僅かながら喜忌変遷、壬水は己土の強さの関係で泥流、

壬の流れは滞り乙は己土に根をおろそうと、辛からの尅を受けます。

辛は壬と丑の還流で泥土を浴びて酷い汚れとなります。

この様な時は年齢的には、あらゆる病気の可能性、

現実では転移性でない複数の臓器の癌を患い、

年運は己、78歳で亡くなられました。

※晩年にこの様な忌財運巡り人の多くは、財産を残さないのが通常です。

この方は、働き盛りかなり稼いだ筈ですが、経済面でも最後は御子息に

頼ったそうです。

この命は壬水次第と書きました。「それなら用神は印綬の壬では?」と

考えた人は凄い!しかし、月干(辛)社会環境の人達の、厳しい要求や、

年干(辛)父親の要求に応え続け、一つの仕事を全うした事は、

用神は辛の偏官で間違いありません。

そして喜の偏官の性格の一つに「下の者に優しい」があります。

 

< 適職について >

 子供達を質の合った職業に就かせた経験から、子平学で素質を見抜く事に

力を入れています。特に適職に就く事は人生に取って有意義な事です。

この命も辛のメスを嫌がらないと言う点では、医療系は適職です。

又地支には午(蔵干丁)、月令は己土の釜戸が弱いながらあって、壬や乙(素材)

や辛の刃物などがあり、料理人でも良いでしょう。

この方も栄養士の免許をお持ちです。命としては薄味です。

又追水桃花で、芸事にも興味を示す筈です。

この方も日舞は師範級だったそうです。御参考にして頂ければと思います。

命式は、多才の類に入ります。

 

 

< 最後に >

スタッフは皆女性、戦争で伴侶を失い子供を抱えた人も数人住み込みで働き、

子供を大学まで通わせたスタッフも長い期間の内には,

多くおられたようでした。

〇上記の通り、55歳頃より壬水に影響を及ぼした上に喜忌変遷忌運が

続きました。無理を重ね年齢的な事もあって足腰の衰え等から

現役から退きますが、離れて行かないスタッフの言いなりで

金の切れ目まで、面倒を見続けたようです。

〇「追水桃花」の命で、異性にはもてますし、本人も興味がある方です。

この方は、息子の父親と後に結婚をし死別しています。

その後遊び相手の可能性はありますが、辛の偏官に汚れなく喜、

本人の地位を脅かす人ではありません、

複数相手はおられたかも知れませんが上手く立ち回った事でしょう。

               f:id:sihoin:20191211092230j:plain

 

 

( 参考文献 )

 平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/07/29)

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子峰院 和珞の鑑定例No93

この方は現在52歳 過去に三度の依頼を受けています。 

最初は、20歳前後の頃お父様から仕事の事で。

二度目は、30歳頃本人から今後について 

三度目は、昨年今後についてでした。

 用神は癸、癸は雨、雪、霜、霧などに例えられ、その違いで推命も異なります。

この命式では己土の保水力 丁の火力の見分けや三干のバランスの違いでも

推命は異なります。又大運では勿論、時間の経過で状態は異なってきます。

「弁別功夫(推命をする人)よく心を用い、まさに分曉すべし。」ですね。

三人兄弟の(兄と姉)末っ子です。

 子平学 四柱推命 運命学

 

< 命式・男性 >

時 日 月 年    未丑―冲 亥巳―冲

比 比 才 倒    月支丑 1月生まれ 季節―冬

己 己 癸 丁    己2干0支(2)

巳 亥 丑 未    丁1干0支 (1)

丙 壬 癸 己    癸1干(令)0支 (1,5)

     A比印3 対 B財1,5  

AはBの三倍以下で 内格

用神取法は扶抑法  扶抑用神は癸  格名は内格偏財格

体=己 用=癸

癸は喜 水を弱め、土火を強める干は忌 よって

忌の干=戊己丙丁甲乙

※甲乙は無根で忌己を弱めるより、忌の火土を強め忌

喜の干=庚辛壬癸 となります。

 

< 命式の状態・性格・六親など >

 生月は1月、節日より数日後で月支は丑、月令は癸の範囲 冬真っ盛り、

天干は陰干で1,5倍の強さとなり、天干癸は月令も癸で、霜の様なもの。

命式の4支は冲で無作用、天干4干は全て無根 比印が強くても還流無く、

全体に弱いため 気弱で大人しく身弱傾向、しかし 命式に酷い尅の関係無く

落ち着きがある為、身近な人には気弱に見え 社会生活では気丈に映る

比肩は日干以外時干にあって2干は、表面的では無いが負けず嫌い

 霜である癸は、己土に直ぐに浸透せず丁に暖められ時間をかけ浸透して行く。

癸と丁は基本激の関係で協力しあう事はないが、丁の力を借りている為、

協力の様子を見せながら霜が解けた後、己は丁と癸を取り合う形。

よって癸財の干渉心は、話をゆっくり聞きながら説得して思いを遂げて行く

癸は量的(強さ)に己土の湿を高め日干(本人)は癸を頼りにし、話を聞いてくれる

己は癸に取って都合の良い相手であり、

夫婦なら(財は男性に取って伴侶)おしどり夫婦

封じ込めの財、出し惜しみの財、丁と取り合いの財は、癸財月令にあって、

財欲強くケチ、程々に警戒心あって、執着心や嫉妬心強い

己(本人)は丁(倒食・偏官)を基本頼りにするが、この命では己に取って

癸財の方が大切、側干でも還流もない丁を頼りにせず、

名誉(丁)より財(癸)を重んじ、生活の為に仕事をする人であり

現実派で家庭生活を重視する人。財を稼ぐ(仕事)時は丁印を上手く使い、

時間をかけ綿密な計画を練っての仕事になる。

これは命式そのもので、大運では時間の経過と共に変わって行く。

癸が霜のため生尅は、象意通りではなく。霜から水滴となって始めて

 象意通りとなる。

六親は、年干の丁印は父親、癸財は伴侶、時間己は子供

年支(母親)は月支(社会関係)と冲(喧嘩)で主婦、しかし家庭内の仕事多く、

年支未は本来土火木を強め、無作用でなければ本人を助けられるがそれが

出来ない状態の人の可能性。

日支亥(伴侶)は時支巳(子供)と冲(喧嘩)で、亥の蔵干壬と巳の蔵干丙は

我が道を行くで意思の疎通を取らない人達、仲が悪いまではいかない。

本人と時干(子供)己(畑や田)同士は広さで一つになれる関係で仲良し。

本人は誰とも上手くやっていけるタイプで優しい人である。

己土に取って運での壬は、月令で三倍喜忌変遷、壬運は幼少期であり

大変な時期の筈が、年干忌の丁を合去喜運、丁(父親)は己(本人)を、

身を徹して守ろうとする人の可能性。

 

< 大運・逆行 > 

〇=喜運 

●=喜運であってもそれ程延びは無い 

✓=忌運(悪い時期) ×=人生の底、最も悪い時期

92 82  72 62 52 42 32 22 12 02

〇 × ✓ ✓ ✓  ×  ✓  ●   ●  〇  

癸 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬  →(年運)庚辛壬癸甲

才 官 殺 印 倒 劫 比 傷 食 財  ←大運天干の通変星

卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 子  →(年運)乙丙丁戊己

 ●  △ ✓ ✓ ✓ 〇 △ ✓ 〇 ✓

      解   解       解  ←命式の地支との関係

 

< 大運では >

〇2歳からは、年干忌の丁を合去で喜運。経済的にも恵まれて

穏かな時期。人生で最も良い時期の可能性。

〇子運は、未丑の冲を解く。丑は癸己 未は丁己 子は癸を 

 喜水を2 忌の土火を3強め忌運 

自己主張強く思い通りの行動性 己丁は還流、護丁作用働き頭の回転早く、

平均は大差なく大事には至らず。

〇庚辛運は 食傷を1だけ強め喜運、しかし丁に尅され湿金汚金 

特に庚は鈍ら錆び等で刃こぼれ状態。他人からの理解を得られ難くいが

喜運、結果は何事も無く。

〇17歳からの亥運は癸水だけを強め喜運、県下で指折りの商業高校に入学、

卒業後は大手の商社に入社するがノルマーを達成できずに退職する。

この頃父親よりの相談 自身の後を継がせ大工はどうか?と、

命式に大工の質が無い事と、設計士なら何とか出来る事を伝える。

この方は「家を出るでしょう。」と言えば、父親は「そんな事は絶対に無いし、

させない」と怒り出してしました。一ヶ月もたたない頃、家出をして

連絡が取れないとの事で「無事だろうか」との相談。「大丈夫なはずです」

と返事をしました。失踪とまでは考えていませんでしから驚きました。

父親は「気が弱いから」と繰り返すが、父親の言い成りになる方ではありません。

25歳、年運では財の水運が巡る頃、結婚するからと家族を散々心配させた後 

連絡があったそうです。失踪の頃は運送業社でドライバーをしていたとの事、

結婚後は、伴侶の父親が営んでいる保険会社の代理店を伴侶と共に

手伝う事を決めたそうです。

〇戌運は土火を強めて水を弱め 己運も同じく吸収で癸水を弱め、

利に走りすぎての小さな失敗が重なり仕事の減少等の調候

〇酉運は、干支年運でも金運巡らず現状維持。

42歳の戌運は、月干癸を合去忌運 

子平学・四柱推命深書、源流双隨では「四干の内 月干だけ喜で弱い財が

合去となる時は酷い結果となる事が多く、間違えば生命に係わる事がある。」

と書かれていますが、年運と次の申運に助けられ生命の問題までの

可能性は低いでしょう。

 現実では、リーマンショックの呷りをもろに受けたそうでした。

30歳頃本人より依頼を受けていましたので、この時期の事は伝えておきましたが、

本人は「まさか」と思っていたそうで、驚かれた様でした。

〇それでも47歳からの申運は、亥巳の冲を解き解冲解合 申亥は癸を 

巳は丁を強め 癸はより強まり喜運 必ず立ち直れる事を伝えていました。

その通りとなったそうです。

〇さて今年は52歳に。大運は丁 昨年改めて依頼を受ております。

大運の流れは丁未丙午乙巳甲と進み、丁未丙午巳は直接忌の火を強め

未は土をも強め甲乙(官殺)は無根で己土を弱める働きよりも、

丁で洩れ(燃える)て土(灰)を強め、癸を弱めます。

52歳から86歳の35年の長期に渡り癸財を弱め続け自転車操業と、

子供が(時間の己)が後継者の可能性。

間違えば破産の可能性もあります。

依頼に於は思案しました。火が強めれば癸は霜から霧えと代わる可能性、

直接火に弱められ、己土にも吸収されやすくなり、その調候は、

相手の話は聞かず、雑で押しが強くなり、周囲の関係者には納得される

事が少なくなり仕事量が減る可能性があります。

まず癸財を守るには、癸の湿気を己土に取り込む俊敏さを利用すれば、

とりあえず火から癸を守る事ができます。

仕事は段取よく、早め早めの準備 相手の話をよく聴き、

納得を得て頃合を計り押し手でと、保険の仕事の事は解りませんが、

本人は経験者で理解して頂けたようでした。

 冬生まれで無根の丁で側干に癸が透干、火力は強くありません。

努力次第で被害を少なくする事は充分可能ですが、

丙運はやはり要注意となります。

甲運は、日干己と強化の干合三倍となり、年運地支次第では、

日干は尅され、癸財は弱めれられ年齢的に、健康にも問題が生じそうです。

財が弱る時期は、伴侶の健康状態にも留意が必要です。

 

< 終わりに >

この命を見た占術仲間「紐の命式」と言う。

感じの良い言葉ではありませんが、

気心の知れた仲間の集まりでは許されるでしょう。

それが解るだけで「凄い!」 

親との因果は別問題で、現実では

年干と日干が還流する時期、年運を含め父親を頼っています。

しかし 癸(伴侶)と丁(年干父親)のどちらに頼るか言えば

伴侶に頼る人です。

         f:id:sihoin:20190706135559j:plain

 

 ( 参考文献 )

  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

       「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/07/14)

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 衰旺論」を読む。

 ( 衰旺論 )                            

 「よく衰旺の真機をしれば、それに於いて立命の奥は半ばを過ぎる。」

 

    ( 訳 )                              

 「時を得れば即ち旺じ、時を失すれば即ち衰ろう」の楽吾氏の言う様に、

天干に透干している夫々の干の内、どの干が生月と同気になっているのか、

又その時の干の強さ等のことを知っておれば、

その命式の読み方を半分以上知っていると言えます。                    

 ( 追補 )                             

これは通天論最後の二行、五陽従気五陰従勢の重要を再び言ったものと

言えますが、これでは各干が季節に逢えば、具体的にどの位の強さになると

考えれば良いのかさっぱりわかりません。

 私は楽吾氏の子平一得論羊刃の項や、各氏を参考にして、

月令が陽干で同気の場合、即ち陽干同志であればその力は二倍とし、

同じく天干が陽干で月令が陰干の場合は、その天干は三倍の力になると

計算しています。 

 天干が陰干の場合は、月令の陰陽を問わず1・5倍で、

前者はそれ以上の力を持つと考え、後者はせいぜいそれ迄と計っています

(大運や必要あっての年運での月令と同気、

   同じく計算してその良し悪しをはかります。和珞) 

 

「滴天髄」は、明代を起こした朱元璋の軍師で、無神殺を展開した劉基伯温氏が

  残されものです。

 

( 例・命式 )  通根表採用  

時 日 月 年

印   倒 官               

己 庚 戊 丁

卯 辰 申 卯

乙 戊 庚 乙

 この例の場合、日干が月令と同気で陽干同志です。

庚の比肩(日干)は1干ですが二倍と見ますから2干1支で

申が通根しています。

戊己は辰が通根していますから、偏印・印綬の力は2干1支

丁火は無根の正官で1干0支 

比が3、印が3、計6と強く、官に根がありませんから外格従旺格です。

 比と印は数字的には同じですが、申は月支であり、辰を根に持つ戊己土は

庚を良く生じ土生金を考慮して、庚の方が強いと見て従旺格を採用します。

                   f:id:sihoin:20190815164116p:plain

 旺衰について、                          

滴宝先生は、子平学・四柱推命深書での説明では、            

 地支と天干では作用がちがいますし、干は干でも力量が異なります。

そして天干の力の方が地支蔵干より強い事は、すでにご承知のとおりです。

 さて旺衰とは命式の各天干と生月との関係、

即ち各天干と生まれた季節との関係です。               

 旺衰を生日と月支のみの関係と思われる方がおられれば

それは不十分です。                           

 滴天髄はいいます。                           

「よく旺衰の真機を知れば、そこにおいて立命の奥は、思いなかばをすぎる。」と。

これは月令によって、各天干との強さを正確にはかれる真の秘密を知っていれば、

推命の奥義は、半分以上知っているということになると言う意味です。

 月令とは、月支蔵干のことで、この蔵干は各天干が生月にどのように反応して、

どれくらい強くなるかをはかるための、具体的に表現された干と言えます。  

又氏は言います。「五陽は気に従って勢いに従わず、五陰は勢いに従って

情義なし。」と。

 これは天干は季節に反応するけれど、陽干の方が敏感に反応し、

陰干の方はあまり反応しないと言っているのです。

 具体的には、天干の陽干は生まれた季節(生月)に反応し、

同類の干や生助の干に出会う方が月令に会うよりも強くなる事を言っています。

この説明にはよく印星や比劫とあるところから、日干がと狭義に

理解されているのではないかと思われます。 

 月令は季節と天干の気との関係であり、

 決して各地支迄強めることはありません。

    

 

( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

 清代の初め  陳素庵氏  「滴天髄輯要」(註釈本)

 その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

 近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

 近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

( ブログの参考文献 )                          

 平岡滴宝著「新訳・滴天髄」「子平学・四柱推命法深書」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/07/04 )

 

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子峰院 和珞の鑑定例No92

 ここ最近不倫問題で、マスコミを賑やかした人です。ワイドショー的な番組を

見る時間の少ない私にも、この方の名前は日々耳に聞えてきました。

SNSで生時を知り勉強をさせて頂き、子平学の観点からブログにしてみました。

 行動性(食神己)が地位(正官壬)を汚し、濁壬で干渉心(偏財辛)を洗っている為

人気・名声の出難い命式です。大騒動になる程の人気度は何と言っても

大運のなせる技としか言い様がありません。

喜運では、個性的な面での人気を集めますが、

  どの世代でもとはいかないでしょう。)

そして長い喜運は調子に乗り羽目を外し過ぎ それまでの努力を

台無しにしてしまうのは、この仕事をしていますと

「世の常」の様な気がしてなりません。

 今回は、主に接木・転角、庚辛の関係、濁壬と異性関係に

ついて書いてみました。

子平学 四柱推命 運命学

 

 < 命式・男性 >

時 日 月 年    干合・冲・支合なし 月令辛 季節は秋

才 比 食 官    丁1干巳1支(2)

辛キ 丁ィ己ィ壬キ     己1干丑1支(2)

丑キ 巳△酉キ 子キ      辛1干(令)酉巳丑(会局+1)4(5,5)

己 丙 辛キ 癸    壬1干子丑2支(3)

       元機=子酉

A比(2) 対 B食財官(10,5) BはAの四倍以上でBの外格

用神取法は専旺格 用神は辛強く偏財 格名は外格偏財格

〇月干己は、年干の壬を汚し(濁壬)で忌に取った。己が甲運で合去となっても

日干丁と強化で壬は三倍 A2 対 B10,5 と値はBがより強まり喜運。

しかし 日干丁の側干壬官の三倍に子丑5 と辛財5,5は制約過多に

重責はかなりのストレスに繋がる事でしょう。大運では45歳から巡ります

命中の丑は、壬己辛の三干を強め関係を深める地支、

丁の透干と側支に巳によって凍土から粘土になり 濁壬で辛を洗っても汚れは

付着して取れ難く忌扱いと迷ったが 丑を冲合で無作用にすれば会局で

無くなり数字的には(A2 B6,5)と破格で忌運 よって丑は喜とした。

 

( 運での喜忌 )

忌の干=丙丁乙己(濁壬・辛)戊(忌の丁を護丁)

喜の干=甲(己を合去)辛壬癸 

庚は喜辛を虐め同気であって△

 

( 庚辛について )

 庚金は硬い鉄に例えれ、辛は非鉄金属に例えられ庚鉄よりも柔らかいとされ、

庚が辛に合えば打ち負かし推命では同類を虐めると推命する事が多くあります。

 

(再び命式)

才 比 食 官   

辛キ 丁ィ己ィ壬キ   

丑キ 巳△酉キ 子キ   

己 丙 辛キ 癸  

 

< 大運・順行 >

95 85 75 65 55  45 35 25 15 05

✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 △

己 戊 丁 丙 乙 甲 癸 壬 辛 庚   →(年運)丁戊己庚辛 

食 傷 比 劫 倒 印 殺 官 才 財   ←天干運の通変星

未 午 巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌   →(年運)壬癸甲乙丙

✓ ✓ △ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ △ ✓

丑 子   酉 酉   子 丑 巳    ←冲・支合の命式の地支

 

5歳からの庚運は、時支辛を尅(上記説明)小学生の頃で友達からの虐めに

合う等もあるが、命式年干壬、父親は日干本人丁に取っては正官で厳しい

人である。壬は時干(将来)辛と丑を通して還流、洗金の関係で本人の将来心配、

良くしたいとの気持ち強い人。母親(年支)は子、蔵干は癸で父親を助ける人で

父親と考え方は同じ。しかし年干・年支は喜で虐待では無く、

躾の厳しい人と見ると、

その厳しさにストレスを少なからず受けた時期の可能性。

 

天干を10年運と考え大まかに大運を見れば、54歳まで運は良く、

55歳からは立続けに運が悪くなり、54歳・55歳前後は喜運、忌運の変り目、

節目でありこうした時期を接木や転角と言う。

 

( 接木・転角について )

 植物界での接木(つぎき)とは、異なった木の切断面を接着して、

根のついた木を台木とし上部を穂木として雑種な植物を育成する

目的で行われる方法で、別々の木を接ぐ事を言う。

 又、四柱推命・子平学では大運の流れで喜運と忌運がはっきりと

分かれている事があり、その節目のことを接木と言い、

転角(運と運の節目)と同じ意味で使われる。40代の転角と言って時期的には

この頃が最も多く 50代の転角などもありどちらにしても働き盛り

家庭人としても大事な時期に多く、酷い事が起り注意の必要を言っています

そうした時期大運が例え喜運であっても酷い禍が起る可能性を言い、

その見方は基本年運です。この方も45歳から50歳前後が、

喜運から忌運への転角時期にあたります。

年運を見る必要の目安です。

大運の流れは、十人十色で干と地支の関係や命式と大運の干関係等から、

節目が綺麗に分かれるる人そうでない人がいます。(接木・転角の時期の有無)

又、年運は、大運と命式の兼ね合いがあっての事ですから、

    人生の節目は、 竹の節目の様に等間隔に幾つもあるような

 事は現実にありません

45歳からの甲運、月干忌己を合去喜運。49歳の年までは良いはずですが、

48歳(今年)になる年庚運は上記の通り将来性の時干辛を虐め、

世間を騒がせるような騒動を起こし地位を落とす結果となりました

次いで年の子運は丑を支合で抜き 丁2、辛3,5、壬4 

A2B7,5と破格になり忌運。来年は辛丑と悪くはありませんが、

大運寅運からは、大運104歳まで喜運は全くありません。

転角時期現実に起った事の代償は大きいものと考えますが、

来年一年間をどう過ごすかで多少救いがあるかも知れません。

〇それ以降の運は実際の処、極めての良し悪しは、

大運を観察、必要な時期は年運でと言う事になります。

 

< 女性問題について >

 濁壬の命は異性問題を言われますが「私は濁壬だけど絶対にそんな事無い」

と言われる方がいるはずです。そうですいます!

子平は言います。「一つをもって云々」っと、丑と丁にも注目してみました。

丑に1干1支以上の丙若しくは丁に縦横斜めにあって、

温められれば、凍土から粘土へと変わり

体質的に元気で異性にも興味を持ちやすくなります。

しかし、例えば火気が無い様な命式や、冬生まれの凍った壬水なら

体質は冷え性などで、その元気はなくなります。

この様に、火気が弱い命式等は体質的に弱くなり、異性に興味がわき難い

ものですが、他に濁壬の命で異性への興味のないものがあって当然です。

しかし、これはその良し悪しを言っている訳ではありません。

健康である事は、人にとって何よりも大切な事なのですから。

 

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( 健康について )

 五気の内木気が全くありませんが、命式に尅の関係がなく普段は表層的なものと

考えますが、乙運では辛や年運との関係ではっきりとした症状の可能性があり

こうした人は普段 暴飲・暴食・飲酒は慎むべきと考えます。

又地支での卯辰運では 年運で乙が巡り「病は地支にて重くが」

酉に助けられています。

どの命式にも必ず救われる点があり 

  充分に押し測り見つける様にしています。)

 

( 最後に )

 この勉強は、人の言う事を鵜呑みに信じ切るのではなく、

間違っているかもしれないと、疑いの力をつけるべきと考えています。

私も両師匠には反論をよくしたもので、その度納得の行く説明を意図も

簡単に返してくるではありませんか、そんな繰り返しで勉強して参りました。

 

丑について詳しく書いています

   

sihoin-waraku.hateblo.jp

 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/06/25)

 

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