子峰院の子平学・四柱推命 ( あり得ない命式 )

< ご存知かと思いますが >

命式作成は、万年暦を使って生年月日を干支におき変え

時柱は生時干支早見表で、生日の天干(日干)から生時を干支におき変えます。

ですから、時柱は日干によって決まります

これと同様に、年干によって月柱の干支も決まっていますね?

たとえば、甲年の未月の天干は辛ですし、癸年の戌月は壬になります。

この様に年干によって月柱の干支も決まっています。

こうして考えますと、命式は十と十二の組み合わせ計算程種類が有りません

組み合わせの種類が少ない要因のもう一つは、必ず陽干は陽支

陰干には陰支の組み合わせで、陽と陰が組みする事はありません。

言い換えれば、組しない干と支が多くあります。

もしも、人の命式として成り立たない命式が書かれていれば、それは

記号(干支)の羅列としか言い様が有りませんし、実際には存在しない事に

なります。

それが、どの様な組み合わせであっても「あれっ?」と思う瞬間に見る人に

よっては気付くものです。

あり得ない命式は、存在はしませんんが作れば作れるのです。

あり得ない命式を書けば、上記の通りある程度の方は気付きます。

私もやらかしてしまいそうですが

それを防ぐ為に、どの様な場合でも万年暦を見て確認をしながら干支を

書き取っています。又、それはあってはならないと考えております。

但し、変化の干合の場合、天干は変わりますから上記の様にはなりませ

が、それも間違っていれば一目瞭然で解ります。

23時(PM11時、夜中の11時以降の子時 夜子時)は、日柱は次の日の干支

となると教わっています。ご留意下さい。

余談ですが

六十甲子表を見ますと、年は60年で一周しますが、60年後に同じ命式が

有る割合もそう高く無さそうです。

例えば

1917年7月11日は丁巳・丁未・甲寅ですが

60年後の1977年7月は丁巳・丁未ですが甲寅の日柱干支は有りません。

ですので、架空の命式を作る場合、あり得ない、存在しない命式を作る

恐れがあります。私などは、偉そうな事をつらつらと書きますが、存在しない

命式を書けば、どんな良い理論を述べたとしても台無しになるのは当然です。

それは絶対に避ければなりません。

< アクセス回数が・・・ >

11月になってブログのアクセス回数は、二十万越え致しました。

2017年11月に開始、8年と1か月は97ヶ月で計算しますと

1ヶ月に2060件以上程になります。

ブログで、アクセス回数を検索できるサービスを知ったのは、ブログを始めて

かなり月日が過ぎてからです(笑い)。

「その程度で・・・」と笑われる覚悟ですが、多くの方々が

この場で、私が何を主張してきたかを、立ち合い頂いた事への

感動と感謝の気持ちです。

「有難う御座います。」

                   

< 跡継ぎの育成 >

平岡滴宝先生の遺言でもありました。私の跡取りを育てたいの思いで

子峰院とは関係はありませんが、一人!この方と思う人を捕まえ

マンツーマンで子平学の指導を始めました。彼は天干には印星は

ありません。選んだ理由は「座って勝!」人です。

最初十干・十二支全は、読めなかったり、書けなかったりするものが有り

ました。

飽きさせないをモットーの指導は、現在は毎週一時間程ですがどんどんと

前進しており、万年暦から命式を作成していますから、作成に必要な

早見表が自然と出来上がっています。私は師匠から全部頂きましたが

彼は、自身で作り上げています。

授業の最後には干関係の面白話を「え~一席」と言っては話しております。

冬生まれ云々、秋生まれ云々と言うような固定観念は間違いの元

月支が子(冬生まれ) その他の地支が巳午未や寅午戌で有れば・・・?

この様な難しい話にも触れながら、同じ様であっても貯める流れる

「喜で貯める、貴方のお母さんに預けたら増えて戻ってきますよ。」等と

興味そそる話をしていますと、前回授業の最後では

頭をついて「有難うございました」と、丁寧なお礼を頂きました。

そして「楽しいです。」と・・・跡継ぎ育成は只今順調に進行中・・・

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著     「改訂版 あなたの運命のすべて」

          「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                       「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2025/11/27 )

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例・姉御肌 )

 今回のブログは、平岡滴宝先生の著書、子平学・四柱推命法深書の中から

選びました。この命式は食殺の関係が成り立っています。本文には、その理由

が詳しく述べられていますが、喜忌の詳しい説明はありません。

今回、私が喜忌をつけてブログにいたしました。

この命は、男性を想像させられますが

天邪鬼の私としましては女性で推命をしてみました。

実際の人を推命するのは大いに勉強になるかも知れませんが、こうして架空と

言いますか、知らない人の命式での勉強は、私に取りましては決して無駄では

無く、理論を踏まえての推命は閃き等の訓練で、実践推命へと繋ぐことのでき

る勉強法の一つでもあります。

私は印星とか食傷と言った才能の星を持ち合わせておりませんから、自分に

取りましては、無味乾燥的な作業に人より少し多く時間をかけなければなら

ないのも仕方無い事ですが

それも数十年前からは、何故か楽しい作業へと変わってきております。

人には先天的な才能と後天的な才能があり、後天的は先天的には引けを取る

かも知れませんが、後天的才能は本人の努力次第と言え、その力を得る事が

出来ましたなら、生きて行く上で自分の強い力となって助けてくれる事を

実感しております。

今まで才が無くても不便に思った事はありません。

本や学校、教えてくれる方々、必要な多くの情報は、有難い事に直ぐ側に

ありますから・・・

又、又前置きが長引いてしまいました。では、推命と参りましょう。

< 命式・女性 >

時 日 月 年     干合・冲・支合無し

食   殺 才     月令-庚 季節-秋

丙 甲 庚 戊     甲1干3支(4)

寅 辰 申 辰     丙1干1支(2)

           戊1干2支(3)

            庚1干(令)1支(3)

A4 対 B8   内格―偏官格  寅-元機  申-病 

Aが弱く喜、Bは強く忌となりますが、食殺の関係では丙は喜

勿論、庚は忌となります。

<命式は>

偏官の庚は、丙から制を受け秋生まれですが頑なではありません。

辰2支の年干戊は側干庚をよく生じますし、月干庚は戊に頼り

戊は庚の要求に応える力が十分にあります。

日干甲辰2支と寅に支えられていますから、庚からの制尅に対しての抵抗力

があります。総じて無理が効きますし頑張り屋ですが、時に無理し勝ちな処

が気がかりです。又この命での丙は甲に対してはライト

日干(本人)甲は目立つ振る舞いは、甲丙共に喜でもあり見た目も良く

他人から期待通りの評価を得られる可能性は大です。

丙食神も効き、庚への態度も恐れず堂々と期待に応えられ

総じて、男勝りの世渡り上手と言え、姉御肌とも言えます。

             

< 大運 >

94 84 74 64 54 44 34 24 14 4

✓ ✓ ✓ ✓ 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓

庚 辛 壬 癸 甲 辛 丙 丁 戊 己    壬癸甲乙丙

殺 官 倒 印 比 官 食 傷 才 財

戌   丑 寅 卯 辰 巳 午 未    丁戊己庚辛

△ ✓ ✓ ✓ ◎ 〇 △ ◎ 〇 〇 

辰 寅     申     申   

< 大運は >

〇幼少・青年期の天干運は忌財が強まっています。父親の異変の可能性

しかし、地支運は良く酷い状態では無いと推察。

扶抑用神は編官、賢く身の丈に合った学校も悪く無く、そこそこの学校に進

む事は可能と見ました。

忌の丁運は、甲は湿木で洩気には時干を要しますし丙からは隠蔽、大した

事は無いでしょう。

巳運は、病の申と支合、精神的に楽になる時期。

念願だった事は叶い、思い通りに着実に進み思いがけない昇進もありそう

です。

調節期としては、非常に良い時期となりますが、後の運につなげる為には

有頂天は禁物です。

丙運は、二丙となりますから忌運。特に口が災いの元となる可能性。

又は、送ってはいけない文面を、送ってはいけない人に誤送信する等の話

はよく耳にします。ご留意を・・・

辰運は、土と木を強め△となりますが、それよりも命式に二支の辰は刑

三支の辰ともなりますと、その象意に注目すべきでしょう。

乙運は庚に出逢い月令は庚、化金運庚はそのまま、乙は辛となり、時干

の丙を合去、辰があり甲には影響ありませんが庚金は間接的に強まる。

憂鬱な時期となりそうですが甲木は強く、まだまだ何とかなりますが職責上

まずい事が起こるかも知れませんし

以前にくらべると「気が効かなくなった」との評価があるかも知れません。

卯運は、木を強め喜運。腹は座り決断は迷いなくつき、結果は良好。

喜の甲運は、良い仲間に恵まれます。誤解があれば解決時期ともなります。

寅運は、病の申を冲して喜運、次の癸運と同時に見ますと現役を退く時期

の可能性。退職金等の報酬は期待が持てそうです。

癸運は、忌の戊を合去。喜運となりそうですが喜忌は変遷。

丙との関係もあって忌運となります。

日干甲は辰を介して戊を制し、庚金も戊から生助を受けています。この時期は

足場を失った様な損失感を覚えます。日干甲が湿暖の根3支も持てば基本

精神的に堪える事はありませんが、この命はこの時期かなり堪える筈です。

壬運は、3支の通根があり喜忌変遷、申は登竜門庚から壬をかなり生じ

強めます。年運の壬・癸運は、甲は浮き、庚は沈み、戊は崩れ(但し年運癸は

合去)と厳しい状況となります。

子運は、申辰がありますから水の三合が揃います。病後や術後であれば

その経過を意味し予後を推察できます。十年運で見ても良いかも知れません。

辛運は、時干の丙を合去。亥運は時支元機の寅を支合。

年干忌の戊から年干辰そして日干喜の甲へ、甲から喜の寅、寅から喜の丙

へと進んでいます。始まる所から・・・忌の戊から、終着は喜の時干丙若しくは

喜の寅に終着ですから「衰退した実家を自らの手で繁栄させる。」ですが

結局は大運が打ち消しておりますから、それは論外となります。

結局の所、先人方も仰います「運次第」と・・・

元運の見方も大事ですが、大運をしっかり見る事の方が重要になり

命式だけで運を語るのは片手落ちです。

因みに婚期ですが、29才からの巳運は官に理会(忌の編官を弱める)時期

で婚期と言えますが、色気、女らしさに欠ける処があり、この時期忙しさに

か負けて時期を逃す可能性や本人にその気の無さが伺われます。

結婚の可能性は少ないと見ました。

< 最後に >

格名は内格の編官格ですが、時干の丙食神が光っています。

性格的には、干渉心強く説得や小言となると少しくどい処がありますが

普段は、面倒見良くサッパリした方でしょう。

中でも丙食神は1干1支と出方は程好く、秋生まれですから地支で1強まっ

たとしても出方は然程変わりないでしょう。

プレゼント等の品差ざめのセンスの良さが伺われます。

格名は編官格

偏官は忌、相手を大人しくさせる為の強いアイテムとなりそうです。

大運では、変動多く、それも嫌な出方です。大運は各行運の拡大版の様な

ものでもあり、各行運でも同じ様な事が繰り返されますから

日干は強く、疑い深い!慎重!迄は行かないでしょうが、警戒心は強い方で

周囲を常に気にしています。

見かけと本心はかなりかけ離れた方と推察しました。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

          「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                      「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2025/11/14 )

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 壬水と水難について )

老子 第七十八章 >

天下莫柔弱於水。

而攻堅強者莫能勝 以其無以易之

弱之勝強 柔之勝剛

天下莫不知、莫之行

( 意味 )

世の中に、水ほど柔らかく弱いものはありません。

しかし、堅く強いものを攻めて勝てるものは水の他にはありません。

これは、水の柔弱な性格を変えられないからです。

弱いものが強いものに勝ち、柔らかいものが堅いものに勝つ事を

世の中に知らない人はいませんが、それを実行するのは難しい。

この漢文を読みますと、力士を思い浮かびます。

小兵が大兵に勝ち、番付の下の相撲取りが上の相撲取りに勝つ事は

偶にあり、聴衆を楽しませてくれます。これは、運であったり、持ち前の技で

あったりします。

しかし、上記漢文の意味は、意図すれば叶う様に読み取れます。

柔軟な心は、思った以上の効果をもたらしてくれそうです。

この漢文を読みながら、壬水について書いてみたくなり実行に移しました

               

新訳 滴天髄、壬では

「壬水は大河や海又は湖の様なもので、・・・・(中略)

見かけは柔らかいようですがその性質は剛であります。」と、

上記の漢文には「水ほど柔らかく弱いものはない」と述べていますが

推命での壬水は、一概にこうだと言い切きりは出来ませんが、日干が壬の場合

外柔内剛」の方が多くおられます。

壬をより深く説明されているのは 滴天髄より「干支体象詩」では無いかと思い

ます。命式によっては幾種類もの壬がありますし、強い丙や戊の出合いによって

壬が弱っていく様が生き生きと描かれています。

又、日干壬と財禄の関係も短い文なりに

その状態を想像し易く書かれていると思います

極めつけは、これ!最後の文になります

身強原自無財禄 西北行程厄少年」 

意訳:内格の身旺で、大運の初運が西北運から始まる人は、幼少期に病気

や災害など、体質や運で是非注意が必要です。

そうです、子平学・四柱推命では、「幼児期の禍を見極める事が出来る。」と

申しております。勿論、幼児期でなくても、禍を見極める事が可能と言うより

見極めなければならない案件になります。特に水が強まる時期は火難より

水難の方が推命経験では多くありました。

滴天髄も負けてはおりません。「通根して癸透れば天を冲し地を走」と

新訳 滴天髄の訳では

「たとえば、子申辰の強い地支を持つ壬に、癸が加わればその勢いは非常に

強く激しいものになります。」

これを「冲天奔地」等と申しまして、荒海の如く激しい方がおられるのも

確かです。

推命では、壬癸が強くても、無視(心配無い)しても良い命式とそうで無い命式

あるのは当然です

<命式・男性>           <大運>

時 日 月 年            25 15 05

丙 己 癸 癸            庚  

寅 未 亥 丑            申 酉 戌

    

内格の身旺ですから、己丙が忌、癸は喜になりますが

5才の壬は月令に生じられ、やや変遷、15才の辛運は、月令は壬で

丙辛化水運、大運の辛は癸に時干の丙は壬に変化

命式は大きく変化して忌運となります。

幼少期は臆病で出不精、家族との外出も嫌がる臆病な息子の将来を案じて

お母様からの鑑定依頼でした。

15才からの化水運は、不登校にもなりましたが、私立高校でしたから

先生の配慮等から無事卒業して大学は進学したものの直ぐに自主退学

時間はかかりましたが、希望の大学に努力で再度進学

お母様曰く、「手の掛かる子供で、他の兄弟と比べて大変育て難かった」と

仰っていました。幼少青年期は元運に随分と救われた命式です。

<命式・女性>        <大運>

時 日 月 年        23 13 03   

財   印 傷        辛  癸

庚 丁 甲 戊        酉 戌 亥

寅 寅 子 戌 

    

この方は 中学生の時代の壬運

日干丁と強化の干合に加えて大運は月令に旺じられた壬運、壬水はかなり

強まり、命式は大きく変動、天干全て危うい状態で気はそぞろ状態

当時自宅近く福岡県の大雨で増水した柳川に落ちて怖い思いをした

と話してくれました。

< 終わりに >

半世紀以上昔の話ですが、近所の三or四歳の男児が橋の上から川に転落

ご近所の方が発見して助かりましたが、又、その数十日後同じ橋から

転落して命を落としてしまいました。この方は家庭に色々な問題を抱えていて

あまり御家族に構って貰っていなかったそうです。その後ご両親共に後を追う

様にして亡くなられました。

良い話ではありませんが、水難につきましては御研究の程を

火難につきましても何れ又、近い内に書きたいと思います。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

        「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                       「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2025/10/28 )

 

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老子 第七十八章 >

天下莫柔弱於水。

而攻堅強者莫能勝 以其無以易之

弱之勝強 柔之勝剛

天下莫不知、莫之行

( 意味 )

世の中に、水ほど柔らかく弱いものはありません。

しかし、堅く強いものを攻めて勝てるものは水の他にはありません。

これは、水の柔弱な性格を変えられないからです。

弱いものが強いものに勝ち、柔らかいものが堅いものに勝つ事を

世の中に知らない人はいませんが、それを実行するのは難しい。

 

この漢文を読みますと、力士を思い浮かびます。

小兵が大兵に勝ち、番付の下の相撲取りが上の相撲取りに勝つ事は

偶にあり、聴衆を楽しませてくれます。これは、運であったり、持ち前の技で

あったりします。

しかし、上記漢文の意味は、意図すれば叶う様に読み取れます。

柔軟な心は、思った以上の効果をもたらしてくれそうです。

この漢文を読みながら、壬水について書いてみたくなり実行に移しました

               

新訳 滴天髄、壬では

「壬水は大河や海又は湖の様なもので、・・・・(中略)

見かけは柔らかいようですがその性質は剛であります。」と、

上記の漢文には「水ほど柔らかく弱いものはない」と述べていますが

推命での壬水は、一概にこうだと言い切きりは出来ませんが、日干が壬の場合

外柔内剛」の方が多くおられます。

壬をより深く説明されているのは 滴天髄より「干支体象詩」では無いかと思い

ます。命式によっては幾傷類も壬がありますし、強い丙や戊の出合いによって

壬が弱っていく様が生き生きと描かれています。

又、日干壬と財禄の関係も短い文なりに

その状態を想像し易く書かれていると思います

極めつけは、これ!最後の文になります

身強原自無財禄 西北行程厄少年」 

意訳:内格の身旺で、大運の初運が西北運から始まる人は、幼少期に病気

や災害など、体質や運で是非注意が必要です。

そうです、子平学・四柱推命では、「幼児期の水難を見極める事が出来る。」と

申しております。勿論、幼児期でなくても、火難であっても見極める事が可能と

言うより、見極めなければならない案件になります。

 

滴天髄も負けてはおりません。「通根して癸透れば天を冲し地を走」と

新訳 滴天髄の訳では

「たとえば、子申辰の強い地支を持つ壬に、癸が加わればその勢いは非常に

強く激しいものになります。」

これを「冲天奔地」等と申しまして、荒海の如く激しい方がおられるのも

確かです。

推命では、壬癸が強くても、無視(心配無い)しても良い命式とそうで無い命式

あるのは当然です

<命式・男性>           <大運>

時 日 月 年            25 15 05

丙 己 癸 癸            庚  

寅 未 亥 丑            申 酉 戌

    

内格の身旺ですから、己丙が忌、癸は喜になりますが

5才の壬は月令に生じられ、やや変遷、15才の辛運は、月令は壬で

丙辛化水運、大運の辛は癸に時干の丙は壬に変化

命式は大きく変化して忌運となります。

幼少期は臆病で出不精、家族との外出も嫌がる臆病な息子の将来を案じて

お母様からの鑑定依頼でした。

15才からの化水運は、不登校にもなりましたが、私立高校でしたから

先生の配慮等から無事卒業して大学は進学したものの直ぐに自主退学

時間はかかりましたが、希望の大学に努力で再度進学

お母様曰く、「手の掛かる子供で、他の兄弟と比べて大変育て難かった」と

仰っていました。幼少青年期は元運に随分と救われた命式です。

<命式・女性>        <大運>

時 日 月 年        23 13 03   

財   印 傷        辛  癸

庚 丁 甲 戊        酉 戌 亥

寅 寅 子 戌 

    

この方は 中学生の時代大運は月令に旺じられた壬運 

当時自宅近く福岡県の大雨で増水した柳川に落ちて怖い思いをした

と話してくれました。

< 終わりに >

半世紀以上昔の話ですが、近所の三or四歳の男児が橋の上から川に転落

ご近所の方が発見して助かりましたが、又、その数十日後同じ橋から

転落して命を落としてしまいました。この方は家庭に色々な問題を抱えていて

あまり御家族に構って貰っていなかったそうです。その後ご両親共は後を追う

様にして亡くなられました。

良い話ではありませんが、水難につきましては御研究の程を

火難につきましても何れ又、近い内に書きたいと思います。

 

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平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

        「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                       「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2025/10/28 )

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例・時上一位の編官 )

 高齢のご婦人は、軽い精神障害の息子さんと同居されています。

息子さんは障害を抱えていますが働けない訳ではなく、単純作業の仕事を

長年続け高収入とは言えませんが怠ける事も無く健康にも恵まれ

若い頃より一定の収入が毎月通帳に振り込まれいるそうです。

母親は、彼の将来を案じてその通帳には手をつける事はありませんでしたが

定期的に自宅を訪ね、二人の生活の手助けをしてきた娘さん(彼の姉)が久々に

弟の通帳を点検すればその額面の金額がかなり減ってきたのに気づき二人

に尋ねると、弟は「思い当たらない」と言い、母親は「知らない」と言うのです。

それから、娘さんは頻繁に二人の家を訪ねて様子をみていますと

母親がおやつを買うと言うので、近所のコンビニについて行きますと、母親が

カード入れから取り出して、支払いに使うのは弟のキャッシュカードでした。

母親に買い物の支払いは弟のカードを使うのかと聞けば

「これは私のカードだから」と言うのを聞いて、直ぐに認知症を疑いました。

娘さんは「いつもは弟のは使わないと言っていたじゃない。お父さんが

残してくれたものもあるし、弟のは触らないでおきましょう。」と言えば、

納得した様子でした。弟さんのカードは母親から取り上げ、弟さんと話し合って

将来自分で財産の管理ができる練習を兼ねて、弟さんと二人で管理をする

事に決めたそうです。

お母様の認知症の進行具合を心配して、依頼を頂いた時の娘さんから聞い

た話です。とても考えさせられたお話でした。

前置きが長くなりました。次は鑑定実例です。↓

     

<命式・男性>

時 日 月 年     干合・冲・支合無し

殺 比 印 比     月支-丑  月令-己  季節-冬の土用

丙 庚 己 庚     庚2干2支 (4)

子 申 丑 寅     己1干(令)1支 (2,5)

癸 庚 己 甲     丙1干1支 (2)

A6,5 対 B2   格名 内格編官格  扶抑用神-丙 

元機-寅  病-丑

数字的には外格従旺になりますが、編官(殺)は丙、滴天髄は言います。

丙は猛烈」と、1干1支あり側干の日干庚をよく制していますから

内格・身旺としました。

Aは忌 Bは喜となりますが、丙を弱める時期は忌運で、庚・己を弱める

時期は喜運になります。

< 命式について >

天干は、丙以外は忌 丙は唯一の喜です。「時上一位の財」と言う言葉が有り

ますが、この命は「時上一位の官」と言えるでしょう。

その上、年支寅から時干丙へと一直線で繋がっています。

滴天髄は言います。「その始まる所から始まり、その終わる所で終われば、

富貴福寿は永き無窮かな」と

勿論、始まる所も、終わる所も、喜でなければなりません。

始まる所は年干で無く、年支でも良い筈です。この命式はこの論に該当します。

青年期より、高い地位に憧れていたそうですし、母親からは厳しい躾けを受けた

そうです。同居では有りませんでしたが頻繁に連絡を取り合い、誰にも手を煩

わせる事無く、ご本人が60歳を超える頃まで御存命だったそうです。

さて、伴侶との関係ですが、日干庚に対し日支は申(正気の蔵干は庚)

意思疎通が取れております。価値観は同じですが論争を繰り返す傾向です。

しかし、丙庚と、丑子に囲まれた庚とでは、丙庚の方が控えめになり喧嘩に

迄は至らない筈です。

又、年干も庚、鑑定経験からこの様な命式の場合、父方と伴侶そして本人は

同業の事が少なくありません。この方もお父様もご兄弟、そして奥方、本人

皆さん学校の系統や種類に違いはありますが教壇に立ち人に知識を伝授する

お仕事ですから同業者と言えます

さて、月干の己は丑が通根湿金汚金に繋がりますし忌の印綬

自身を贔屓にしてくれる、身近な親戚や恩師・上司となりますが、恩を着せられ

たり等と、日干庚・時干丙殺の性格から見ますと、その利害関係での利は少な

い方で遠回りの道となり、やはり苦労人といえます。

命式だけを書き上げた瞬間に感じたのは「誠実さ」でした。

それは日干庚に対して側干の丙1干1支です。丙は庚金を熔かす事は出来ませ

んが、柔らかくする事は出来ます。庚はソフトになり人当たりが良くなりますし

双方の強さや喜の偏官ですからキッチリ屋で誠実な性格になります。

< 大運 >         

基本Bは喜運になりますが

火を強める運は喜になりますが、二丙になる時期推命には要注意。

土を強める時期は忌運、弱める時期は喜運

金を強める時期は忌運、弱める時期は喜運

甲運は、化土となって忌運。運の甲は戊に変化

※基本壬運は、丙を弱める事は出来ません汚金に対しては洗金、丙に対しては

「江睴相映 」干関係が良く喜運です。

此処で要注意は、「金多ければ水濁る」等の言葉が有ります。加えて己土も水を

濁しますから、喜運であっても濁った水では江睴相映 の効果がどれ程かで

推命すべきでしょう。

癸運は、雨雲で丙太陽を隠し「暗雲遮日」、庚に対しては錆と関係は悪く忌運。

この様に、同じ水であっても、壬と癸では喜忌が異なる場合が多々あります。

ご留意を

※1月生まれで、2月の節以前に生まれています。

96 86  76 66 56 46 36 26 16 6

✓ ✓ 〇 △ 〇 ✓ ✓ 〇 ✓ ✓

己 戊 丁 丙 乙 戊 癸 壬 辛 庚     丁戊己庚辛

印 倒 官 殺 財 倒 傷 食 敗 比 

亥 戌 酉 申 未 午 巳 辰 卯 寅     壬癸戊乙丙

✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 ✓ 〇 〇

寅       寅 丑 子 申     申

〇大運の割には、名門大学に入学を可能にし無事卒業しています。

卯運に大学を卒業と共に免許・資格を取得。

壬運は、結婚そして二人の男子の誕生。

巳と午運は、功績をあげ昇進。

〇60歳を過ぎると、職場を変えて現役を通し丙運の始め頃に引退しましたが

趣味を兼ねて以前とは違う分野のお仕事に就き、現在74歳。

〇70歳過ぎて直ぐに今後についての依頼でした。

幼少期から扁桃腺を拗らせ、大人になってからも気管支が弱く苦労したため

特に健康面での依頼推命となりました。

〇鑑定経験からも、高齢で埋金となる時期、それが喜・忌運の係わらず重篤になる

ケースが少なからずありましたから、定期的な検査と予防をお勧めしました。

〇「今現在進行中の遣り掛けの仕事は上手く行くでしょうか?」につきましては

忌の日干庚に対して、喜の丁官運には「古い方法から抜け出られる」と言うの

がありますが、時干丙は丁を隠蔽、自身が思いついた方法より若い方の案を

重視する方法がベストかと考えます。

どちらにしても喜運ですから上手く行きます。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著     「改訂版 あなたの運命のすべて」

          「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                      「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2025/10/14 )

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 財につながる頭の俊敏 )

 セーラー服を着た小柄な彼女は、四台のティンパニーの前に立ち快適に

マレットを交合に振り降ろしすのを見て、その姿と言い音色と言い今まで見て

来た中でもずば抜けたものを感じました。音を消す為なのか手のひらを

ティンパニーの皮の上にそっと置きその手を又素早くティンパニーから離すと

マレットを置き、少し離れたグロッケン(鉄琴)の前に立ち直し

マレットを持ちグロッケン叩き始める。一人のグロッケンと数人の木管楽器

金管楽器奏者との演奏はグロッケンに取ってはかなりの負担だろうと思う私の心配

を他所に、決して管楽器の音に劣る事は無く対等に渡り合っていましたし

時にグロッケンの速さは管楽器をけん引している様に映っていました。

これは、中学校吹奏楽部コンクール、とある中学校の課題曲の演奏を会場内で

聞いた時の私の感想です。全ての学校の演奏が終わると会場を出てモニター

での成績発表を聞けばその学校は「金賞」でした。偶々傍にいたご婦人方は

同学校の同クラブの親御さんの様でした。

その会話から、この学校は銅・銀賞の経験はあるが、未だ金賞の経験は無く

悲願だったそうですが、今回その賞を可能にしたのは「彼女のお蔭!」と。

グロッケンの彼女は一年生。

吹奏楽部ではパーカッションを担当、みるみる間に頭角を現し、特にキーボード

パーカッションではピアノ等の経験が無い割にはミスタッチ無しの早打ちは

先輩達からも信頼を得ている。との話でした。

「俊敏」を、躰の位置を大まか三か所、下半身(足)、上半身(手)、頭と

命式を見て分けられる場合があると感じています。

この方の場合は勿論手の俊敏ですね。

次の命式は、プロ棋士のあの方です。生時は新聞に掲載されていたものです。

多くの推命師方はご存知の様です。

< 命式・男性 >

時 日 月 年     月支-未 季節-夏の土用

   印 才     丁壬-合去 午未-支合 子丑-支合

癸→戊 丁 壬     戊(令己)-3

丑 子 未 午      癸(強化の干合)-3

            A3 対 B3

格名-内格身旺(両神成象格)

両神ですが、戊の方が強く忌 癸は喜となる。

< 命式は >

天干は合去の干合で、地支は支合で命式は戊と癸だけで、偏った命式

と言えます。生れ月は申月を目前にした夏の土用日干戊は月令に旺じられ

時干癸は伴神強化の干合で強まっていますが、戊の方が強く忌となります。

日干戊は高い山、癸財は山を覆う雲で絆神ですから生涯離れる事は無く

一生喜の正財、言い換えれば良い財へと結びつく頭を纏う知恵です。

周りは見えていません。見えるの眼下の将棋盤だけです。

秘本 子平廣論の俊敏表では

忌の日干戊に対して、癸2支以上に相当する天干と書いています。

伴神強化はその論に値すると思います。頭の俊敏です。

座敗「座って負ける」と言う言葉が有りますが、この命は癸財が喜だけに

座って勝つ」命式と言って良いでしょう。

この様な見方を、私は「滴宝ワールド」と申しております。

又、日干比肩は陽干で月令は陰干ですから3の強さがあり

競争心は強く、勝負師の命と言え棋士は適職です。

< 大運 >

97 87 77 67 57 47  37 27  17   7

✓  ✓ 〇 〇 〇  〇 〇 〇 ✓  ✓

丁 丙 乙 甲 癸 壬 辛 庚 己 戊     己庚辛壬癸

印 倒 官 殺 財 才 傷 食 敗 比

巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌 酉 申     甲乙丙丁戊

△ △ 〇 〇 △ △ 〇 ✓ △ 〇

< 大運は >

 この方が一番しんどい時期は、月令で旺じられる天干で土が強まる時期ですが

7歳~と17歳~がその時期に当ります。

7歳から忌の戊比肩運は、7歳にして勝負相手は同等の様であっても本人は

歯ぎしり状態、悔しい時期。

12歳からの申運は、癸水を強め喜運ですが、年運に苦労が有ります。

17歳から忌の己運は、日干戊の下支え

現実には、将棋の世界では見事な成績を残しましたが、学校への進学や

学校生活との両立や新型コロナの影響や多方面からの嫌がらせに

随分苦労をされたようでした。なので

望んだ高校生活は自らの判断で中途退学をしています。悔しかったでしょうね。

酉運は、閑支運ですし年運にも影響を与えず現状維持。

20・30歳代の、庚・辛運は喜の食傷運ですが無根です。金は湿金汚金(湿で

汚れがこびりつく)、埋金、湿金(さび)になり易く諸手を挙げてと迄は行かない

でしょう。泥臭く個性的な打ち方になるかも知れませんし、下からの多くの挑戦者

の中には多少手こずる人が現れるかも知れません。

しかし、喜運結果や良いでしょう。

両神成象格は、通関神運がポイントですが「水は金を語らず」と言い

水は金をあまり生じません。特に癸水はあまり生じない様です。

        

戌運は戊を強め忌運、差し手が鈍るかも知れません。

〇子運は、午未の支合を解き△ですが、子は癸に未は戊に通根します。

年運の丙丁には午未が通根、その時期は要注意忌、癸を弱めますし

忌の印星を強めます。その時期は打つ手に影響が出るかも知れません。

しかし、半年・半年です。

亥壬癸運は、癸を強め喜運。貫禄がつき、現在とは風格の面からも違い

が出るでしょう。協会を背負って立つ身となって、仲間や関係者をうまく

使いこなすでしょうが

この方は元々将棋以外には推しの強い人では有りませんから口幅ったくは無く

干渉の仕方は好意を持たれます。

甲乙運や寅卯運は、戊を尅す力はありませんが落ち着きがあって紳士的

押しも押されぬ人と成りですが、偉そうに構える事は無く人間関係は積極的

では有りませんが他の人と比べると取っ付き易く、地位に比べ親しみ安い人柄

は慕われる存在になられるでしょうし「大物」と言われる人になるでしょう。

( 最後に )

「偏った命式の人ほど適職に就くべき」と滴宝先生は常々申しておりました。

適職に就いた人とそうで無い人では、チャンスの掴み方も違うだけに

その人生も違ってくるのは当然の事です。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

        「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                       「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2025/09/30 )

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 俊敏について )

 三十年前ぐらいの事です。知人の紹介で初めての依頼鑑定の老婦人

出来上がった鑑定書を取りに来て下さる日、交通手段を教えて欲しいと

電話を頂く、声は少し大きめで早口で理解できたのかなァと思う速さで電話を

切り上げられ、私は少し戸惑いながら電話応対をしました。

せっかちな人だと思う。電話内容は理解出来たのかと不安に思いながら

彼女の到来を待ちました。意外な事に彼女はスーパーマンでは無いかと思う

程速く我が家に到着、家の中へと進めるが玄関先で鑑定書を読むなり

「これで結構・けっこうと」と言い、鑑定書を持ち、お土産にと菓子箱を置い

て、又、スーパーマンの如く飛び出して行きました。疑問が有れば電話でも

良いから連絡を頂ける様にと伝えておきましたが

電話を頂く事はありませんでした。

その後、ご家族の件で何度か依頼を頂き同じ状況が続きました。

この方本人の依頼は頂く事はありませんでしたが、私としてはこの方の八字

いえ!一番大事な月令を入れて九字で見たかったと今になって思います。

経験では、一口でせっかちと言う人は早合点勘違いをし易く、どこかで失敗

遅れがちになるのが通常ですが、この方は飲み込みも動作も早く

総じて「俊敏」な人とは、この様な方を言うのではないかと思いました。

俊敏とは:頭が良くて行動がすばやいこと。電子辞書、広辞苑より。

平岡滴宝先生は、基本、自力で生きる事を提唱。持ち前の「俊敏」

又は、運で巡る「俊敏」を重視、肩を押す時期等として重視しておりました。

前回のブログ「彼は孫悟空」の命式です

< 命式・男性・推時 >

時 日 月 年      月令-癸  季節-冬

劫 〇 財 傷      干合・冲・支合無し

壬 癸 丙 甲      壬癸(令)4,5-3 (7,5)

戌 亥 子 申      甲1-1 (2)

                 丙1-1 (2)  

滴宝先生の著書である「秘本 子平廣論」では

俊敏・遅足表を載せてあります。この表によれば日干忌の癸に対しての俊敏

は甲(傷官)にもう1支が欲しい所ですが木気(寅卯辰未亥)の内

運でのは申、は戌、は戌と冲合で無作用になり使えませ。

又、は大運百年内には巡りませんし、は70歳過ぎと遅い時期になます

から、甲傷官から兵の中での俊敏はあまり期待できない事になります。

日干忌癸から俊敏は戊がありますが、この場合戌1支だけですが日干癸に

戊は強化の干合になります。子平廣論 俊敏表によりますと天干複合の場合

は1支でも良い。と記されています。

現実に彼は大運の戊からは

創造性やテクニック重視のパフォーマンスに留まらず

競技性の高いバイクトライアルに興味を示し挑戦と、俊敏性を必要とする競技

にトライしております。

日干忌癸の俊敏は己土も使えますが、己は甲を合去しますから残念ですが

使えません。

この場合命式の甲傷官から干関係上、丙財を生じません(推命上考慮)。

スポーツ競技の場合、健康・体力又は運などで選手生命の時期を云々をしな

ければなりません。又は生活を支える経済性からも同じことが言えます。

この命の場合、幸か不幸か月干に丙財があります。この命の場合

傷官が人生謳歌の星と例えますと、正財は生活維持(財布)の星と勝手に

名付けておりますが、良い(喜)星を二つお持ちですから、切り替え時期の目安

を考慮しても良いでしょう。

丙財は時支に帰宿しておりますし時支戌は喜

さて、月干喜の丙財から時支喜の戌への流れを大運が保証してくれる

と申し分ないのですが、どうでしょうか?    ↓                                                     

         

尚、古書は言います

「時支が濁る時(喜の時支)は、やることなすこと滞る事が多い。」と健康面でも

推して見て下さい。

余分な話ですが、天干に食・傷の透干の場合必ずと言っていい程

幼少年期に、芸事・スポーツ・美術等‥に人並み以上に興味を示します。

しかし、才が有りながら、親御さんの都合などから延ばされずにいる人が

多くおられるのも確かです。

この私もその例外では無く子供の意思を無視する所でしたが

滴宝先生との出逢いでそれを免れることができました。

例え、幼少青年期は天才と迄は行かなくても秀でて、大人になって普通の人

となっても、幼少青年期興味が湧いた事をした人と出来なかった人とでは

人生の満足度にはかなりの差が出る様です。

又、何かに没頭成し遂げようとするその生きざまを見て、それまでは一日中

元気に走り回ることしか知らなかったきょうだいは「自分は?」と、立ち止まり

考えるチャンスを得ました。

私としては思いがけない副産物を頂いた気分でした。

注意:ただし年干に食傷があっても、何も興味を示す事が無ければ無理強いはしな

いで下さい。又、年干と幼少青年期の大運双方が忌であれば病気や怪我の心配

有りますから注意してあげて下さい

もっと書きたいと思いましたが、暑さ負けで更新に手間取りました。

なので書きたかった内容は「俊敏NO2?」として次回にいたします。

「秘本 子平廣論」をお持ちの方は、どうか、手放さないで下さい。

実践推命には、とても重宝いたします。

私もこのブログを通して多少なりともお手伝いができるかも知れません。

思いの他多くの方に覗いて頂けております。有難う御座います。

長い間ブログにお付き合い頂いた方には、ある程度理解頂けている

かもしれません。教室感覚でありませんが

丁寧に間違わない様に心がけたく思います。(和珞)

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

                        「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                       「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2025/09/20 )

 

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