庚金だって、乙の蔓に負ける事が・・

〔 子平学・四柱推命・運命学 〕

自動車で走っていると、窓の外に鉄柵に絡みつく蔓、必殺仕事人じゃないけど 

振り上げた鎌に蔓が絡みつけばそれからどうなるのか、鎌は身動きが取れず逆尅?

まあ、それは、ありえへん事だが、若い頃 あの様な命式を観た事あるなと探す

「あった、あった」郷里の知人の紹介の男性

「僕とおやじには、貧乏神が取り付いているみたいで・・」 彼は父親と事業を営み、

跡取り息子である。命式の忌財が強過ぎで、命式通りなら多額の借財を抱えている

状況となる。今思い出せば、命式通りで命式見つけて眺めるなり苦笑。

さあ~て、どうなる事やら推命してみよう。

子平学・四柱推命・運命学

 

< 命式・男性 >

時 日 月 年    庚1干 戌1支  (2)

殺   財 倒          戊1干 戌1支  (2) 

丙イ庚キ乙イ戊キ        乙(強化・月令)3×1,5  卯1支 (5,5)

戌キ午イ卯イ子△   丙1干 午戌2支 (3)

戊 丁 乙 癸    日干・偏印 4 対 財・偏官 8,5

            

  格名 内格 正財格  順行7年運

 

命式の 倒=偏印  財=正財  殺=偏官

基本は、印日干敗(Aグループ)は喜   食傷財官(Bグループ)は忌となるが、下記で説明

 

< 命式の特徴 > 

命式は燥 子の1支が燥を救っていて 乙の根の卯を元気にしている。

年干と年支の関係で喜の戊に湿を与え質を高めているが、子は運での食神壬を

強め喜と忌の作用 冲・支合で無作用となる時は現状維持だが

健康面では支障が出る。火強く血圧上昇・燥の命で腎臓機能低下など

日干庚は側干の強い丙に尅され鈍らである、乙とは強化の干合 火強く血圧上昇

燥の命で腎臓機能低下など乙は3倍の強さの上に、月令乙で天干の乙(陰干)を

1,5倍にし4,5で、通根の地支は卯( 細い根 、地支が寅や辰では蔓にはならない)

1支で5,5の強さの乙に、絡まれ 訛った庚では強い乙を切る事も出来ず

身動きが取れない状態、乙は月干(社会環境)で庚の側干、強い忌財である。

年干戊は父親でもある、強い乙に戊は尅されている。

冒頭の「おやじと僕には貧乏神が云々」となる。

 

< 性格 >

本来乙や甲の側干の日干庚の、性格は刃物の性格として出るため

本来はきつい性格であるが、丙や乙との関係で大人しく、

社会環境に対しては従順で言いなりである。内面では、不満を抱えている。

庚が財を稼ぐとき(忌財乙を切ろうとする時)は 戊印(庚を生じる)の知恵を

借りようとする、戊は側干(直接的)でなく戌を還流して、時間がかかる上に慎重で

ゆっくりであり、敏捷性にかける。

反対に 社会環境乙(忌財)の商売相手、商売敵・対人関係一般は小賢しく敏捷である。

この方は慎重で「又 越されてしまった。」と、それゆえの失敗がある。

戊印のプライドは高い割りには安価な仕事を引き受けなければならない

しかし 丙(偏官)と戊(偏印)の(干関係と通変星での象意)見返りは?

戊は戌の通根で本来は燥土である、 丙の熱は迷惑であって 

見返りは求めないプライドは少し救われる、この関係は地位と名誉の関係ではあるが、

物事への基本的な考えでもある。財欲は生活安定の為の欲である。

しかし、胸に封じ込めた不満はかなりであろうと察する。

 

< 大運の喜忌運について >

この命式で良くなる時期は、

第1は、庚を鈍らにする丙を合去する57歳からの辛運 

敗財の(妥協性や協調性)辛が、忌の偏官を合去して良い地位を得られ、

年齢的に辛抱の甲斐!

第2は、忌財の乙を弱める時期

命式の乙は、絆神強化の干合で一生続き 天干の乙自体は弱まることが無いが、

卯の地支が冲や支合で無作用となる時、乙は弱まる。 

第3は、庚を強め、絡まる乙を簡単に切れる時それは

庚が巡る運、この場合地支で強めるよりは、庚の鉈・鎌運が巡り

二本の鉈で乙を切る方が効率が良く、乙を切りやすい。

第4は、鈍らな庚を鍛錬し鋭い刃にする時、庚と戊( 護丁・火の調節)と丁(鍛錬の役目)

の関係である。丁運が巡る時がそれにあたる庚と戊は側干では無いが戌が還流し 

庚・丁・戊の関係を作る。よって戌は大事な役目をしているため喜

戌は忌丙にも通根しているが冲や支合で無作用となる辰・卯運は調候的には良くない。

丁運は乙を洩気させ戊を強め庚を鍛錬する、この時期月干の社会運からは、

知識を得られ良いチャンスを掴む可能性がある。

丁には戌午が通根 乙が洩気して丁が強まる時 もし護丁作用の戊の透干無いときは

熔の関係はなくなり庚を鍛錬できない。戊(印星)もとても良い役目をしいる。

戊は年干で父親であり父親からの助けを得られ易い。

午は丙に通根し強め、ただ庚を鈍らにするだけの役目で忌の地支

巳運は 庚と丙に通根だが鈍らを強めるため、忌運、元来鈍らな庚は、

例え庚を鍛錬の運でも鋭い刃にはなれず切り口は以前よりましかな?ぐらい 

喜運は仕事があって、こなせ高額な借財を抱えずに済むぐらい 

例え長い喜運が続いても形影的には、ごく普通の方である。

大運の流れは青年期17歳からの丁運、

そして57歳からの辛運で理想的な流れと言える。

 

< 大運 >

7 17   27    37   47   57    67   77   87   97

忌 喜 喜 喜 喜 喜 忌 忌 忌 忌

丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸 甲 乙 

殺 官 倒 印 比 敗 食 傷 才 財    ←大運天干の通変星

辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 子 丑 

喜 忌 △ 喜 喜 喜 喜 忌 喜 △

戌   子 午     卯   午 子    ←大運の地支と冲・支合の地支

   

 

 

     冲     冲

   子―午   卯―酉  斜めの関係は(害)

支合→| |   | |

   丑―未   戌―辰

 

 甲乙=寅卯辰亥未  通根の123番は方局

 丙丁=巳午未寅戌  通根の245番は三合会局

 庚辛=申酉戌巳丑

 戊己=辰戌丑未(土の地支は並び方で冲にならない時は

         四位純全となる地支)

 

事業を拡大し大儲けをしたい、等との願望はなく平凡を好む方です。

現在は六十九歳命式通りなら、年干戊と日干庚(本人)と時支戌は、

還流していて跡を継がれる方がいるはずです。大運壬は、子の通根で2の強さ 

丙が強く戊は戌の根を持ち燥 壬運では戊は潤い、側干の乙は元気になる。

庚は壬の直接的な影響は無いが、乙が元気になるのが少し気がかりです。

年運に要注意。寿命は甲運、寿限は乙運 運に恵まれた方で、

最終的に自身の人生には納得できると推命。

 

 

( 子峰院 推命士・和珞の鑑定例 No12 )

 

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