テレビでは、今日も彼の事が話題になり非難の的となっている。
平々凡々に生きられる事は、かなり幸せな事なのだ
そうしたくても できない人がいる。
推命士で良かった事は、どの様な生き方の人にも理解しようと
努力ができる事、もう一つは大勢の人の生き方を勉強
させて頂ける事です。
< 命式 >
生れた時間は推定で、23時から24時で取りました。
時 日 月 年 男性
官 年干戊と月干癸は合去の干合
甲イ己キ癸 戊 己1干戌1支 (2)
子イ酉キ亥イ戌キ 時干甲は日干己と強化の干合で
癸 辛 壬 戊 甲は三倍の強さ 日干はそのまま
甲3干亥1支 (4)
日干2 対 正官4
格名 (内格 正官)
< 初運の計算 >
誕生日は11月27日 節日は12月8日(8日は次の月の節日)
12/27~12/7 の日にちは12日 12÷3=4
大運の初運の取り方は、男性は年干が陽干で順行 4日運となる
生時23時以降24時までは 生日は次の日を取る。
この方の命式は、上記の通りとなりました。
< 性格 >
己土(本人は)戌(物を蔵す地支 溜め込む)に1支を持ち
弱くは無いが、亥の1支を持ち強化の干合で三倍の
強い甲から尅され 身弱傾向で大人しい。
何事も拒否する事は苦手なタイプ。
日干己と強い側干甲(正官)との象意、対人関係では
強い相手からの影響でストレスをためやすい。
< 私の虎の巻きより >
日干(己)と正官(甲)は 非常に困難な目に逢い易い。
目の前のものは手に入れにくい。精神不安にかられやすい。
である。
< 大運 >
4 14 24 34 44 54 64 74 84 94
忌 忌 △ 喜 喜 喜 喜 喜 忌 忌
甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
官 殺 印 倒 劫 比 傷 食 財 才
子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉
忌 喜 忌 忌 忌 喜 喜 忌 △ 喜
※庚辛運は、Bグループ(食傷財官)で忌のはずですが
庚辛は、命中忌の甲を尅し弱める為喜運となる。
< 何故?>
幼少期は運に恵まれていません。彼の才能は何処から?
命式の年支(母)戌に注目 戌は日干(本人)己だけに通根して
強めています 戌の蔵干は戊丁辛 本人(日干己)から見れば
戌の蔵干戊は強い味方 又丁は偏印 辛は食神 母の才能
に影響を強く受けています。働き盛り才能に恵まれる方は
幼少期に土台が作られる事が多いようである。どの様に
育てられたが(環境)大切になってきます。幼少期の大運には
恵まれてはいませんが 元享利貞 年支は喜 幼少の環境の
可能性を含んでいます。
< 大運 >
24歳からの丙運は、印綬で日干を強めるが、
甲は丙によって育ち強まって己土をより尅し、
本人に取っては辛い時期となる反面、丙の印綬は知識力、
思考力で経歴(土台)を作る良い時期となる。
34歳からの丁運は、己土に護丁されながら 甲木を洩気(忌の官を
弱め地位を築く)して丁を強め(木火通命)己土(本人)を強める。
又、丁は閃きの偏印(思考力)喜運で多くの仕事をこなし
て知名度を上げる時期。
49歳からの辰運は 戌を冲で無作用とする 甲は4のまま
1支を失った己は1干0支だが 強い甲に尅され1以下
日干1以下 対 正官4 で官は日干の4倍以上となる
格名は、外格従官格と命式は大きく変動し忌運
詐欺罪で逮捕され、執行猶予5年の有罪判決を
言い渡され地位を落す結果となった。
その後54歳からは 己の喜運
喜運はその後25年と続いている 復帰を可能とした。
その間の現在ある問題で引退を宣言したが
今年60歳大運は巳運で 忌の亥を冲し無作用にして喜運で
恐らく契約の仕事は残っているのではないかと推測
自身からの活動はしなくても依頼があれば引き受けるのでは?
64歳からの庚運は 忌で強い甲を庚が酉戌3の力で
尅す良い時期 甲と庚打ち合って響きを生み出し
作曲の仕事より 弾く仕事の依頼が多くなるのでは
ないかと期待を込め推命しました。
又、庚は傷官で芸術、才能の星でもある。
< 健康について >
突発性難聴 恐らく精神的と思われるが
命式の酉の蔵干は辛 経験上命式の辛は耳の聞こえを
現して入る事が多い(響き) 日柱の酉は辛の専気
冷たい水支の亥と子の地支に挟まれ 上の日干は己湿金・
汚金の状態で、原因は日支の酉の状態にあると観た。
C型肝炎、命式上での原因は?肝臓は木で観る
病症はまず忌の集合体、甲は強化の干合で三倍と亥で4
と強く根を下ろすには側干の己土は1干1支と小さく
弱い 己土も甲木に尅され苦しい状態だが 命式の己土の
状態では養分不足で甲も苦しい状態 庚運では甲木は庚にひどく
尅される状態となる 肝炎は持病で改善される事がないと観た。
壬癸の行運での財運は 月令が壬で亥子の通根
で干関係や強さの問題で命式は変動する 金使いに
問題のある人で、よく稼ぐが出費はそれ以上
庚運は生活のために健康を気にしながらの
依頼の仕事をこなす状況と推命
< 元享利貞 >
月柱の地支(仕事仲間)は時干の甲に通根して
側干の己土から栄養分を得ようとしている。その象意は
強い甲(大勢の仕事仲間)から利用されている事を意味し
時柱(熟年時代)まで続き束縛されている状態
それによれば仕事は辞めにくいのではないかと推命した。
しかし 甲木は大運庚で鉈に切られる調候で 重荷と
なっていた制約や束縛が改善される時期となり
健康面と喜運に相違が生じる。
< 最後に >
彼が残した作品からは多くの人たちが励まされ 勇気付けられ
慰められたのは確かな事です。そして その作品は消える
事はありません。一言で凄い人。
これからは 健康に留意してのご活躍を望むばかりです。
勝手に勉強をさせていただきました。
これからの実践に是非役立てたいと思います。
「感謝」のみです。
(子峰院 推命士・和珞の鑑定例 No 16 )
子峰院 【最新改訂版 子平学 四柱推命法 皆伝書】
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