さて、再婚はいかに?

 生日が丁の方は 気性が激しいものだとの概念が

強かった。何人かの丁日の方にお会いするたび その概念は

薄らいでいった。結局は生きる為に自身の感情を押さえてる人が

殆どです。この命式は乙に生じられた丁日 そして 月令は

己 月令の己が護丁としてどれほど機能するかに

興味がありました。お会いすれば、こちらの質問に対し快く応答!

面談の間は終始穏かでした。結論は月令の己は 

護丁作用を充分に果たしていました。

  子平学・四柱推命・運命学

 

< 命式 >

時 日 月 年    男性 順行4年運 

倒          月令丑二月冬月

乙キ丁キ辛 丙    丙辛 合去の干合

巳キ亥イ丑イ午キ   亥巳 冲

丙 壬(己)丁    丁1干 午1支 (2)

           乙1干  0支 (1)

A偏印・日干(3)  対 B(0)      格名 (外格弱従旺)

 

< 格名の付け方 >

外格従旺・従強の条件は

外格A(日干比劫敗印)グループは、Bグループ(食傷財官)の

三倍以上である事。この命式は比肩・倒食(偏印)が3のみの

命式だが、丁は乙に強められて2プラスα よって

Aグループの合計は3プラスαで3以上となり ぎりぎり

Aグループの外格、印よりも日干が強く弱を付けて 

外格弱従旺とした。

 

< 命式・大運での喜忌は? > 

キ=喜=良 イ=忌=悪

外格従旺は 基本Aグループ日干比劫印が喜

Bグループ(食傷財官)が忌の干となる。

干での合去は、一生続き解ける事が無いため

命式には喜忌の記しを入れず、冲は解冲解合の

運では 関係が解け干を強めるため

喜忌の印をいれた。

亥巳の冲は、寅・申の行運で解冲解合 

亥巳は 寅亥が乙に寅巳は丁に通根 Aを4強め

亥巳は、亥(湿木)は乙に巳は丁に通根で、Aを2強め

喜とした。寅運・申運は喜運になる。(どちらかと

言えば 寅運の方が良い調候)

戊己運は、月令付き戊は3倍 己運は1,5倍に 丑が

通根し 外格から内格と破格運 しかし 己は丁の護丁

作用としての強さが程好く、気性が落ち着き、

精神的にも楽になり喜運とした。

戊運は炉で大きすぎ 喜の丁はうとくなり身弱傾向と

なるため忌運。

この命式の場合、外格Aとしては日干が弱く、大運では

印星(甲乙は丁火を強める)運や丁火を強める運では、特に

良い調候が出る。(実行力・判断力)

 

< 大運 >

忌 忌 喜 喜 喜 喜 忌 喜 忌 忌

4 14 24 34 44 54 64 74 84 94

壬 癸 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛

官 殺 印 倒 劫 比 傷 食 財 才  ←干運の通変星

寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥

喜 喜 喜 喜 喜 喜 喜 忌 忌 喜

 

< 性格 >

 (命式)        

時 日 月 年   丁は、根無しの乙に強められているが、

乙 丁 辛 丙   通根の午は、側支の冷たい丑に冷やされ

己 亥 丑 午   蔵干の己で護丁され 午の蔵干丁は力を

丙 壬 己 丁   削がれている為 天干丁は火加減を可能に

している。乙の喜の倒食・偏印は人の気持ちを察する事ができ

思いやりがある。社会生活では 激しい気持ちをコントロール

が自然と出来る人だが 言える相手(家族・目下)には、見た

目以上に言葉遣いの激しさを表わす事がある。丁と乙(偏印)の関係

(双方とも喜の干)は、火加減を気使い、心配性、慎重、用心深い

よって、失敗は少ない人。

 

< 再婚 >

大運は喜の卯運25歳に結婚 喜の甲運では男女二人の子供

30歳辰の喜運(辰は乙に通根するが、乙は湿木で丁を

強めにくい健康面では恵まれる運)に家を建てる。

46歳大運の丙で離婚し、48歳大運は同じく丙運で再婚の

相談での依頼。火が強まる運では上記の通り良い調候ですが、

さて再婚となるとどうでしょうか?

大運は丙→午→丁→未(側支の午を調節する丑を冲し結果 

命中の火を強める)と火を強める大運。日支(伴侶)の

亥(蔵干壬)は寄り付きにくくなる(離婚の原因も

そこにあると観た) 又 大運は火を強め、月令は己

で土(食傷)を強める(丙丁→(生)戊己)  自身の気持ちは

仕事へと興味が出て(独立願望)、結婚思考が薄らぐ 

よって結婚の可能性は薄いと観てそれを伝えた。

 

< 経済面では >

運には恵まれ、行運(年月日時の運)での

庚辛(忌財)は丑が1支通根 丑は側支の午に暖められていて 

それ程冷たくなく、日干丁で尅すには多少の苦労は伺えるが

尅せる範囲である。よって 仕事に恵まれ稼げる人で、

経済観念(喜の日干丁→喜の偏印乙は数字に強い)の確りした人、

よって経済的には心配の無い人である。

 

< 余談 >

日支(伴侶)亥と時支(子供)巳は冲、

冲は喧嘩状態、支合は仲良しを意味する。

この命は冲で 現実に伴侶と子供さんの仲は

良くない状態 子供さんは依頼人と同居していた。

依頼当時男子23歳で女子19歳だった。

 

子峰院 推命士和珞の鑑定例 No20 2019/2/16

 

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