子峰院 和珞の子平学・四柱推命の鑑定例 No51

 彼はボクサーだった。話をしてくれた「試合では、頭を打たれて脳震盪状態に

何度もなった経験があります。それがいずれ後遺症に繫がるのでは無いかと

歳を重ねていくのが恐怖です。このジムの仕事をしたいと思ったのは 

あれこれと考え頭を使へば予防になるのではと考えるからで 

お金では無いのです。」と 最後に「お金、お金と言わないで下さい。」と、

お叱りを受け反省でした。

 

< 命式・男性 >   1979年生まれ 

財   食 殺     癸1干(令1,5倍)辰1支  (2,5)

丙ィ癸キ 乙ィ己ィ    乙1干未辰2支       (3)

辰△巳ィ亥キ 未ィ    丙1干未1支       (2)

戊 丙 壬キ 己     己1干未辰2支       (3)

            亥巳―冲  

 

  日干2,5 対 食財殺8   内格(扶抑法)食神

 

< 命式のポイント >

未=命式では病 運では毒の地支

〇未は忌の三気を支え 又冲・合で未が抜けても喜忌変遷や破格を起こさず 

喜運となる為病の地支とした。冲・合で抜ける時は運や調候的に良くなる、

反対に運で未が巡る時は非常に悪くなる。

〇Aグループ(日干比印劫)がBグルプ(食傷財官)より弱く喜 Bが忌となる。

〇通根の関係を線で結めば、命中4干2支は源流・還流で関係し合っている。

〇日干癸(本人)は、辰1支を根に持ち月令に旺じられて弱くはないが、丙とは逆尅、

乙とは洩気、己とは尅の関係で命式中一番弱いが、

夫々干との強さの関係では大差はない。

< 命式の干関係と性格など >

癸の根の辰は、丙に暖められ天に昇り雨雲になる 日干(本人)癸は月令壬に

旺じられた雨 丙に取っては元気で活動的な雨雲であるが、癸は乙とは

順生(洩気)、己とは尅の関係で弱められている。丙とは側干・強さの関係から

「激」保守的、時に対抗意識。

偏官己は、乙に尅されて偏官(癸の抑制)としての力は弱い。

乙は丙に逆生、癸とは順生、己を尅し 数字的にも強く命中では一番強い

食神の性格が目立つ、自由を好み活動的 乙食は丙財強めず(財に結びつかない)

忌で不器用 よく見られたいが実が伴わずつい大口をたたいてしまう。

癸は夜を好み乙は昼を好み時間にけじめがない様な自由思考の行動性は、

彼に取っては悪気のあるものでなくごく普通の事、そうした行動性は仕事仲間

や上司にとやかく言われてストレスとなり仕事が定まりにくい。

しかし乙のサービスには愛嬌があり最初は好感をもたれ仕事には事欠かず、

夜昼の行動は友達にも不自由しない(第一印象良く、だんだん飽きられるタイプ)。

丙財と乙食の関係は淋しがりやで、特に気のあった友人を欲する。

「大事な事は、日干癸が他の干より弱く、月干の乙(社会生活の人のサービス)を

頼りにするが、乙はそれを逆手に取り癸(癸は乙の養分)を利用しようと

するところにある。乙は未辰の根を持ち 計算高くしたたかである事。

このところを彼と踏み込んで話をした。」 

 

< 大運 >

※生まれ月11月 生まれ日22日 逆行 節日11/8 22-7=15÷3=5年運

※35歳辛運は化水。

5 15 25 35 45 55 65 75 85 95

〇 〇 〇 〇 〇 ✓    ×  ✓  ✓ ✓

甲 癸 壬  庚 己 戊 丁 丙 乙   →年干、甲乙丙丁戊

傷 比 劫 比 印 殺 官 才 財 食

戌 酉 申  午 巳 辰 卯 寅 丑   →年干、己庚壬癸

✓ ✓ 〇 ×  ◎ ✓ ✓ ✓  ✓ ◎  

辰 辰 解   未       解 未  ←冲・合する命中の地支

亥巳の冲を解く時期

 

(命式)    〇5歳は、年干忌の己を合去で喜運。年干は父親を現し

丙癸乙己    元亨利貞は幼少期を現す。大運の幼少期と重なればたとえ

巳亥    喜運であっても変化は激しい、この方の場合父親は事故

       が原因で怪我での長期入院、厳しい父親と離れて経済的には

祖父母や母親が支え不自由のない生活で気楽だった、と 本人。

〇15才からの癸運は、喜の日干の強まり負けん気で頑張り名門の進学校に合格、

この命での癸は雨、雨音をパンチの音に変えボクシングを趣味にして成人以降は

プロボクサーを目出す。18歳看護専門学校に進学するが 

19歳年運は戊、日干癸と強化の干合で戊は3倍になり

頑張りがきかず退学を申し出る。

〇10歳の戌運と20歳の酉運は、合・冲で辰を抜く、癸は0支で1,5マイナスα

(尅などで弱められている) 己乙丙は6となり BはAの4倍以上で

格名は外格従財格となり破格運

で忌運、10歳の頃は子供で自覚がなかったが、20の頃は仕事に恵まれず、

親元からも離れ経済的苦労したが他人には良くして貰ったと、本人。

(日干0支従順の可愛らしさ)

〇25歳からの壬運は癸に強められ応用性を身につけプロボクサーの

資格を得て活躍するが、後ろ立ての無い彼は報われる事はなかった。 

〇30歳からの申運は 亥巳の冲を解く 申亥巳夫々、申は癸を 亥は癸乙を、

巳は丙を強める 結果Aは4,5 Bは10 割合はバランスに近づき喜運 

癸を強め自信をつける。その間仕事は転々とするがボクサーとしてスポーツジムを

手伝う機会に恵まれ興味を持つ、喜運。

手腕を買われ雇われ店長をするが安い手取りに不満がつのる。

時干に手の届かないような忌財丙を持つ彼は夢の方向転換をして、

年齢の事も含めプロとしての道を断ち切り 忌財丙を尅す道を選ぶ。

〇35歳は辛運、辛は年干丙と、月令は壬で化水して丙は壬に、大運辛は癸となる

(化水運の命式)

壬癸乙己  ←(大運の癸) 日干2干月令3 劫財月令2 亥  A=6     

巳亥         乙未辰、己未辰         B=6

          内格はバランスを重視、 6対6 バランスはとれ喜運 

日干を強める運は、何か手掛けたい時期となる人が多い、この方は独立を考えての

依頼、父親からの命令でもあった。友達が出資を申し出てくれたと、

実務は彼だけがこなす話であった。そして彼は15年間働いていたが

一文無しであった。私は年運そして次の未運の事を考えると「Go」を出し

かねたが、本人は日干の強まりで「決めている」と考えた。そして、

出資は断り父親に借財を頼む事を提案した。本人「これまでも父親に借金をしている

から借りたくないし貸してくれるだろうか」以前に家族全員を鑑定している

「大丈夫貸してくれるよ、そうしないと儲けは大半持っていかれるし 

失敗すれば迷惑をかけるよ。」彼は堅物の父親を嫌っていたが シブシブ提案を

受け入れ半年後友達に手伝って貰い安価でジムの開店にこぎつけた。

現在かなりの利益を上げ 計画的に父親に返済 借財を残す事後わずか、

利益はそっくりそのまま自分の手にしている。

※財について、他の干に弱められている日干癸にとって忌の丙財は迷惑なもの、

よって彼は宵越しの金は持たないタイプ。

〇未運は上記の通り 精神的・経済的にも苦しい時期となるが、年運は己運の半年を

無事越せば 年運庚運からは喜運が続き、年運が救ってくれればと考える。

〇45歳の庚運は、月干忌の乙を合去し喜運 この時期はそれ迄とは全く違う

仕事をすると推命 日干の側干は己 未運後でもあり実家に帰る可能性もある。

〇50歳から午運は 未を支合し、病の未は無作用となる、この時期精神的にも

経済的にも「ウソ」かと思うほど楽になる。

〇×印の65歳戊運は 日干癸と強化の干合運戊は3倍になり戊の正官運は、

制約過多の時期、戊山に引き寄せの癸雲は身動きが取れない状態に、

健康面の不都合が疑われ精神的にも滅入る時期と推測する。

〇55歳の己運からは、干・地支とも忌の官・財・食傷を強める運には入る、

50歳代の転角。元亨利貞 時干は忌の丙 晩年は借財に苦しむ傾向を現している、

大運も同様75・85歳は忌財運でその調候は強いと見るが 彼は運命を知っている為、

必ず備えができると考えています。

伯温氏は言います「人は運命を知らず。」と

働き盛り チャンスがあれば、まずその手にガッチリ掴もう!

 

1920年4月に追加

1918年39歳、大運は癸 年運は戊戌、2月節過ぎ年は戊の時期、大運は喜運

しかし年運は忌の戊の強化三倍の時期 彼は精神的に滅入り傷害事件を起こし

示談交渉は成功しが、精神ケアーの為入院、婚約中の彼女と別れた。

原因は、彼女に良い格好をするために 身分不相応な約束をして

負担に感じた結果と推定。

 

参考文献:平岡滴宝監修 平岡咲子著 「あなたの運命のすべて」

     平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」 

     「子平学・四柱推命法深書」 

「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2018/09/25 )

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