子峰院 和珞の子平学・四柱推命の鑑定例 No52

今年は、大地震や大きな台風に多くの人が苦しめられた。多くの家屋は

影響を受け、その修復には建設業者の手が足りないのが現状。

この方は建設業を営んでいますが、一匹狼 大きな仕事は職人を集めて依頼。

本人は地域を回り一人でできる仕事を次から次へと裁き 

地域貢献で喜ばれていますが、時に「儲け主義」と悪意のある謗りを受けます。

45歳前後午運の時期より数年ごとの依頼となっています。

 

< 命式・男性 >   今年72歳

 傷   才 比    丙2干戌寅2支  (4)

己キ 丙ィ庚キ 丙ィ     己1干戌辰2支  (3)

亥△辰キ 寅ィ戌△    庚1干戌1支   (2)

壬 戊 甲ィ戊      日干・比肩4 対 傷官・偏財5

        格名  内格(扶抑法) 傷官格

< 喜忌の取り方と運 >

日干丙(太陽)2干2支Aグループ(日干比劫敗-日干を強めるグループ)4に対し

Bグループ(食傷財官-日干を弱めるグループ)5とほぼ平均の取れた命式で、

喜忌の取り方が難しい命式である。数字的にはBが強く基本忌、

しかし丙は十天干中 一番強い干であり季節は春の二丙に挟まれた庚鉄は、

戌の地支を持ちかなり弱ていると見て庚は喜財とした。

よってBを喜としAを忌とした。丙寅=忌 庚己辰=喜 

戌は、丙庚己に通根し△ 古書は言う「天に両日なし」と。

戌は、丙庚己の三気に通根し夫々の関係を強めている。丙庚を還流で庚を

弱める役目 又、己と庚へ還流 己傷官(行動性・サービス・才能・技術)を

財に結び付け利用願望で、戌は生き様や価値感に大きな影響を与えている。

よって運では、基本 丙を弱める時期や庚己を強める時期は喜運、

丙を強め庚や己を弱める時期は忌運。経済的な苦労が大きい。

忌の丙午運は、自我の強まりで人間関係のトラブルの可能性が加わる。

壬癸(偏・正官)は、亥辰の通根でBに3プラス喜忌変遷で忌運。

壬運は庚を沈金 己とは濁壬で調候的にも悪い時期。

癸運は、庚を錆の調候。

甲は喜の己を合去で忌運。

乙運は、喜の庚を合去忌運。

 

< 大運 >

 8 18 28 38 48 58 68 78 88 98

〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ×  ✓ 〇 〇 〇

辛 壬 癸 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚     ←(年運)甲乙丙丁戊

財 殺 官 倒 印 比 敗 食 傷 才   

卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 子    ←(年運)己庚辛壬癸 

△ △ △ × △  〇 ✓ ✓ 〇 ✓

戌 戌 亥     寅 辰 辰 寅    ←地支は冲・合の命中の相手

 

< 依頼内容など >

依頼は45歳前後、大運は午運の丙を強める時期、事業変更を計画実行すれば、

税務調査が入り、多額に追徴税の支払いを命じられ何とか工面して急場を

しのいだが 事業の将来を心配しての依頼だった。

喜の庚財は月干、喜の己傷官は時干で戌が還流で仕事は安価な物であっても

一生仕事には恵まれ、健康なら経済的な問題は何とかなるはずと思い大運を見る。

48歳からの大運乙運は月干を庚を合去 48歳の年運は甲で時干の己を合去 

喜の干を全て失い 格名は外格従旺となり破格運命式は大きな変動の時に注目、

渕宝先生に相談、渕宝先生は「一番の可能性は、乙と甲が原因で脳疾患が

疑われます。」と、それを伝える。本人はまさかとは思ったが現実となった時は

冷静に対処 自ら病院に電話して症状を伝え、仕事上のわずかな事務処理を

済ませて御子息に連れられ病院へ、脳出血の手術を受け三ヶ月ほどの

入院生活を送ったが命の問題までには至らなかった。

 

< 性格など >

日干丙は比肩が透干で負けず嫌い、影がなく裏表や嘘のない人、喜で弱い庚偏財を

簡単に日干が尅し、喜で元気な己傷官のサービス精神は財に結びつかず儲け主

義ではなく安価な仕事、忌の身旺 喜の弱財は宵越しの金を持たず蓄財下手、

財は傷官の行動性や趣味に使い、己傷官は時干で元亨利貞では60歳忌以降を

示しているため 一生働き続けなければならない人。

(時干の食神や傷官が透干の人は、晩年も元気で活動的で地域貢献し喜ばれる

人が多く、見た中ではそうした方が80%以上おられる。)

格名は、内格傷官格 傷官の短所である人見知り、人を傷つける言行は 

日干丙で強く公明正大・平等が本意 その出方は、嫌いな人には自身から

声をかける事はないが、声をかけられれば話もするし 頼まれ事をすれば

要求にもこたえる人、

この様に傷官の短所は出にくいが、考えるより先に行動が出勝ちとなる。

 

< 問題点 >

問題点は、月令は偏印、しかし運での乙印は庚と、甲印は己と合去で交渉や

説得、説明下手、頭脳や思考力には使えず仕事面の技術は自分本意となりがち、

薄利の上、依頼主に誤解や不満をもたれやすく、

信頼をなくし悪い評判の広がりで仕事を失う恐れがある。

日支(伴侶)辰の蔵干戊は喜の食神、柔軟な対応のサービス精神で回りの

人からの信頼厚く、内助の功を得られている。73歳酉運、83歳戌運は 

辰を合・冲で日支辰の異変を示してる。この様な時期は伴侶の健康などに

留意する事が肝要となる。

 

< 干関係について >

土が庚金を生じる時とは、まず土が温かく湿っている事 辰を持つような土は

庚金をよく生じるが己土から生じる庚金は少なく 戊土が生じる庚金は多いが、

土の量が問題となる、要は庚金の量に対し戊土の質と量が問題となる。

金は土に頼るが 土多ければ金は返って埋もれる。土生金か埋金かを見定める

必要があるが、両方の象意が現れる事も少なくない。

丙(太陽)が庚鉄を尅すとは、夏のような強い日差しの中で線路(庚鉄)は 

柔らかくなり過ぎて使い物にならない事がある。(鈍ら)

 

< 彼が残した 忘れなれない一言 >

「手術にあたり頭を丸坊主にされましたがね、入院中看護師さん達が

「お似合いですよ。」と言って誉めてくれたんで、

これからは丸坊主の頭で過ごそうと決めたました。」っと

 

 

参考文献:平岡滴宝監修 平岡咲子著 「あなたの運命のすべて」

平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」 「子平学・四柱推命法深書」 

「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2018/10/03 )

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