子峰院 和珞の鑑定例No75

         子平学 四柱推命 運命学

 今回は平岡滴宝著 秘本・子平廣論から、主に組み合わせによる看方、

生の関係、尅の関係を参考に演繹で推命してみました。

お持ちの方には、御参考にして頂ければと思います。

 私の依頼者の殆どが、身近な人達とその紹介の方々で、鑑定の前 

その後の人生を知る事が容易です。この方は今年78歳となられる人、

大運なら後半で 御本人に話しを伺いながら、運命を大運に当てはめる作業は、

検証と今後の他の方の推命にも活かす事が出来勉強になります。

 

< 命式・女性 >

時 日 月 年    生月7月の暦の上では夏と秋の変わり目土用の頃

食   印 財    丙1干巳未戌3支 (4)

戊ィ丙キ 乙キ 辛ィ   乙1干未1支   (2)

戌△子ィ未キ 巳△   戊1干(令三倍)未戌2支 (5)

戊 癸 己ィ丙    辛1干巳戌2支 (3)

 

  A日干印6 対 B食財8

用神取法は、扶抑法(内格)  格名は、内格 食神格

干の喜忌は、Aが弱く喜 Bが強く忌となるはずが

喜=丙甲乙  忌=己庚辛  丁戊癸=△ (下記説明)

元機=未  疵=戊(合去運は、喜忌変遷になる為毒には使えない。)

毒=辛(忌の干で喜の乙を尅す。)

未子は害の関係で、大運での冲・支合は成立しない。

※丁はAで喜のはずが、月干喜乙の地支は未で洩気が激しく、未は戊に還流で

忌の戊を強める為△。(未―木火土)

※64歳からの壬運は忌のはずが、強い忌の時干戊を制する役目をするため△

※74歳からの癸運は、時干戊を合去 A6 対 B3 喜忌変遷となり忌と

なるが、忌で5と重い戊の合去は身軽になり年齢的調候は悪い事ばかりでなく△。

※Aとは、日干を強めるグループで 日干比劫敗印

※Bとは、日干を弱めるグループで 食傷財官

 

< 命式では >

 時  日   月  時

食(戊)←日(丙)→印(乙)←財(辛)  先後では、先に財印、後に食の形となる。

天干乙は、丙強く根は未で枯柴、側干辛(鋏)に酷く尅され印の気位よりも、

財の現実的合理的に生きる人である。

性格は、夫々の干は1支以上の地支が通根 特にBの食財に地支多く、

粘り強く芯は据わり、何事も顔に出さず度胸のある人。

短所は怖いもの知らず、事故に注意(日干強く、自滅のシナリオで実際に何度か

事故っています)。

干関係と強さのバランスによる性格は、印の作用は弱く、

行動性は戊山と丙(太陽)の距離は近く見た目マイペース形。

しかし はさみ(辛)で乙草を切る俊敏さで遅れを取り戻し成果には

信頼を得られる。第一印象は、強い日干丙の性格を加え威圧感を

与える人であるが、付き合えばおっとりと明るく信頼に値する人である。

丙は1干3支と強く敗財無く、一途で頑固で思い通りに生きたい願望、

乙印の根未は、側支子(蔵干癸)に助けられ全くの枯れ柴ではなく 

そのチャンスを根気強く窺っている人。

※乙草は、弱るのも早いが甦るのも早く、甲木との違い。

 

< こんな才能は、先天的 >

 乙印と辛財の象意は、笑われても良い。辛財と戊食は巳戌が還流で、

成功を願うの象意、たとえ忌運であっても遊興には走らない

乙印と戊食は未が還流して象意は、適度で綺麗なやり方

 人前で緊張する事なく(笑われても良い) 立派なパフォマンスができ

(成功を願う) 人気が得られ易い(適度で綺麗なやり方) 

結果やり遂げる(思い通りに生きる)事が出来る人。

 働き盛り運に恵まれれば司会者の様な仕事で成功できるが、残念な事に

その運に恵まれていません。しかし 日常生活では地域や趣味の集まりでは

重宝がられ頼られ多くの人を楽しませています。緊急の仕事も対応が可能。

※食傷の透干や、それらの行運で遊興に走るか、そうでないかを

見ることは、推命上重要な案件となり見極めが求められる。

 

 < 大運 >

94 84  74 64 54 44  34   24 14 4

〇 〇 △ △ ✓ ✓ ✓ ✓ △ ◎    

乙 甲 癸 壬 辛 庚 己 戊 丁 丙    →(年運)乙丙丁戊己

印 倒 官 殺 財 才 傷 食 敗 比    ←大運干の通変星

巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌 酉 申    →(年運)庚辛壬癸甲

△ △ △ ◎  ✓ △ △ ✓ △

    戌 戌       巳     巳    →冲・合命式の地支         

  < 大運は >

〇4才の丙運は、本来なら二丙で忌運となるが、年干忌で毒の辛を合去で

喜運。忌運を救いとても良い運となる。又忌の辛は、

幼少の時期に忌運を救う(年干)父親は 本人に取っては良い父親。

現実でも父親が大好人間である。元亨利貞では、年干(幼少期)辛は忌財であるが、

強さは3とやや強く日干4に対し平均がとれ 喜の日干に対し忌の財が僅か

弱く経済的には恵まれた家庭で育つ。青年期には、有名女子短気大学に進学、

教員免許を取得、卒業。

〇19歳酉運から 己の38歳迄の間に結婚(日干子は水支であり、

蔵干は癸の官星は結婚思考)子供三人を儲け、大運戊戌己は時干戊

(食神・将来性・子供)を強めそのサービスは子供へ向けられ主婦。 

〇39歳亥運頃より、パートの仕事に就く。庚辛は忌財運。

〇特に54歳の辛運は日干と強化の干合、忌財辛は3倍になる。

伴侶が早めの退職で経済的に苦しい時期だったと。

〇59歳丑運は、忌の辛と戊を強め忌運。54歳から63歳までは人生上一番苦しい

時期である。酉運(19歳)頃から丑運(63)頃まではプライドをかなぐり捨てての

人生で学生時代得た教員免許は活かさないままだったと。

※日干丙強く、乙印と辛財の干関係はプライドをかなぐり捨てての経済活動

を可能にしている。干関係が悪くても生きるため為には力強く、

人間らしいと個人的には思う。 

〇64歳からの壬殺運は、強い忌の戊食を制御△。

〇69歳からの寅運は、喜の丙と乙に通根で喜運、しかし日支水支の子を弱め

伴侶を失う。伴侶(日支子 蔵干癸)とは、(本人丙)折り合いをつける事に

何時も苦労をする

相手であった。樂になった様子を窺わせるが「御主人は、貴女にとっては

潤いの人(命式上唯一の水気)」と言えば、思い当る事があるらしく

もっと早くに伺いたかったと涙ぐむ。

 この頃、天然の性格から痴呆の心配で若い家族から相談を受けた。

大運は喜の印星巡りでもあり、印甲乙は戊食を尅し運的にも良く問題ない事

を告げる。後日本人が尋ねてきて上記の話となった。

晩年は、喜運続き長生きの傾向です。元亨利貞時柱(晩年)忌の戊食を、

喜の印星が調節流れ的にも良い傾向。

 

( こんな内容の依頼を受ける事も多く )

子平学は本来は一生に一度の鑑定で良い筈ですが、こんな些細な

相談の依頼もありお付き合いが長い方も多くおられます。

 地域活動では、百件以上の集まりの会計を長年しているが、病気など万が一の

事を考えるとどうしたら良いものかと。他の人に手伝って貰う事を勧める、

忌の戊食を印で尅した時期は人間関係も上手く行き、思うように事が運ぶはずと

伝える。後日御家族より 

他の人に手伝って貰い気が楽になった様子を聞かせてもらった。

 

< 余談と感想 >

 御家族からは、口には出さないけれど働き盛りはかなりの苦労をされた方と

伺っております。元亨利貞、晩年(時干)強い忌の戊食を、

大運は甲乙(印星)や地支は寅卯辰と春巡りで調節。希望はサービス(忌戊食)地域

や趣味の集まりのお世話、それを会計(辛財)で洩らし自身の活動も無意識に

調節ができアドバイスはありません。

 子供を立派に育て上げ 仕事は定年を全うし 全力投球で生きて

自由になった晩年ぐらい御褒美に例え忌の食神とは言え、

したい事をしたって良いじゃないですか。

 まだまだ彼女は健康で御活躍されます。終は「子供は皆家庭を築き 

私はしたいことが出来て本当に楽しかったわ」と言える人生に間違いなしです。

人生終り良ければ、全て良し・・・あやかりたいものです。

 

< 子平学の基本 >

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参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/06/30)

 

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