平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 剛柔論」を読む

剛柔は一ならず、制すべからず者は、その性情をひく。

                                                      

  ( 訳 )                              

 「命式上に出ている各天干そのものの性質は、出合った相手の干によって

夫々強すぎる時と弱い時等、人の性格は違った出方になります。

例えば強い乙や辛の日干を、辛や丁で制しようとすれば、

その人は自分自身を他人の係わりから守ろうとする気持ちが働き、

自然身構えたり負けまいとしてツッパたりする態度が出やすいので

あまり良いとは言えませんが、こう言う時はその人の良さを引き出す様な、

洩気の方法をとれば素直な性格となります。                                

  ( 追補 )                               

 天干論や後述の性情論、神峰通考十天干体象等の十干の性情、

当院の深書等を参考にして下さい。 制すべからざるものを日干とすれば、

制とは主として相生の悪い正官か偏官にあたる干を指します。即ち尅干です。

これは干そのものの、あつかい方の良し悪しを言っています

 例えば乙に対しては丁が良いでしょうし、

辛には壬でいずれも食傷と言う事です。

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< 和珞のもっと剛柔論 >                     

 強い忌の日干を、日干と干関係の悪い偏官(殺)や正官で尅して調節するよりは、

食神や傷官で洩気の方法を取る方が良いと言う事です。

正・偏官は、甲に庚・丁に壬・戊に甲・辛に丁・壬に戊の様に、

日干(本人)からすれば十干の内でも、上司の様に最も怖い干や嫌な干で、

日干・正偏官共に強ければ、強い相手に対し従順ではなくなり反発心や

対抗意識は強まり自然と表情もきつく精神的にも辛くなり、

対人関係でも良い出方をしません。

 一方で食神や傷官は、親しい友達や子供に接する様な

日干から自然に出るエネルギーはサービス精神の様なもので、

自然的で精神的にも樂で笑みがこぼれる様な対応となります。

しかし食傷の場合、日干も食傷も強ければ、押し付けのサービスとなり

相手には迷惑をかける事が多くなるようです。

 上記の説明の乙日に丁の食神の洩気は、乙(本人)を燃やす出方で

自身を犠牲にして丁を強め(やり過ぎ)、日干・丁食神共に強ければ、

乙日らしからぬきつい性格となります。

ですからどちらも強さ次第と言えます。          

 私はこの剛柔論説を、精神面で楽になる為に利用しています。

日干敗財が月令持ちで数支を根に持つ剛情者、しっかりした正官を月干に持ち、

勝気と共に対抗意識を燃やす性格は、自尊心で辛いものがあります。

ですから競争心はかなぐり捨て、出来るだけ自分に制約(官性タイプ)をかけず

自然体(食傷タイプ)でマイペースで樂に生きる様にしていますと、

人間関係も自然と上手く行くような気がしてなりません。

 

滴天髄は、明代を起こした朱元璋の軍師、

      劉基伯温と言う人が残されたものです。

 

( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

清代の初め  陳素庵氏  「滴天髄輯要」(註釈本)

その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

( ブログの参考文献 )                          

平岡滴宝著「新訳・滴天髄」「子平学・四柱推命法深書」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/09/20 )

 

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