子峰院の子平学・四柱推命 (和珞、十二支の未を好き放題に書く)

 平岡滴宝先生の著書によれば、命理約言や滴天髄 輯要を書かれた陳素庵氏

や命理尋言や滴天髄、補注・造化元論・窮通宝鑑を書かれた徐楽吾氏は、

「地支は複雑で簡単に説明しにくい」と表現されたそうです。

 私は生意気にも、この地支を語る事が大好きです。何故なら

天干に魂を入れるのは他でもない地支だと信じて疑いません事から、

私の場合地支の役割を知らなければ推命は、全くもって手に負えない

学問になります。

 8月は申月に突入、十二支の申を書こうかと思いましたが、前月の干支体象詩

未宮に気にかかる一節を発見した事から「」を書く事にしました。

 

 十二支八番目に位置する「未」は、陽暦では7月の地支です。

月令は、7月の節日(節日を入れて)より12日目迄は「」季節は深夏。

それ以降8月の節日前日までは「」を採用、丁度と土用の頃になります。

月令とは月支蔵干の事で上記で言えば丁と己になります。

未時間は、13時から14時59分迄、お昼過ぎ休憩時間の終了を告げる頃から

始まる事になる訳です。

未は、火の方局木の三合会局、そして冲・支合とならなければ四位純全の土

属し、火木土の三気を強める雑気です。特に火は丁 木は乙 土は己を強めます。

             (冲)

               ↓

             子-午       斜めの関係は(害)

               |  |←(支合)

             丑-未

 上記の表の様に未は、丑とは冲 午とは支合 子とは害になります。

冲や支合の組み合わせが側支の場合天干の持分をさぼり、通根の天干を

強めなくなりますが、冲の関係の丑と支合の関係の午に挟まれれば「解冲解合」

と言って冲・支合の関係は解け、通根する天干を強めます。しかし解冲解合は

運で午ないし丑が冲・支合で抜けた場合、残され丑未又は午未は冲や支合と

なって天干への持分をさぼり命式は大きく変動を起こす事になりそうです。

 

神峰通考とは、通常中国明代の人と言われる、神峯張楠氏の作とされている

ものです。

 正確には神峰通考命理正宗と呼ばれるこの書は、氏の編纂から成り立って

いますが、中でも天干体象全編論は氏の言といわれています。

 

神峰通考 干支体象詩 未宮詩日の一節に

「遠帶刑冲庫亦開」

文語文:遠くに刑冲おびれば くらまたひらく。

(この文の意味が理解出来た時面白くて笑ってしまいました。)

直訳:側支でない位置に戌や丑がありますと、暗の刑冲などの作用で、未の蔵干

は動き易くなります。

意訳:刑冲をおこさない位置の戌や丑は、暗に未を動揺させますから、却って未の

効果を引き出します。

戌は、火土金を強め、特に蔵干は戊丁辛をより強め、未との蔵干とで

辛乙の尅 乙丁の洩

丑は、土金水を強め、特に蔵干は己辛癸をより強め、未との透干とで

辛乙の尅 癸丁の尅 乙癸の洩・・・等

命式に辛乙丁癸等の透干があれば地支から天干へと通じる源流で己だけで

なく他の蔵干も働くことを庫が開くと言います。もし透干が無ければ運で出会う

時に庫は開きます。平岡滴宝訳 干支体象詩より

                                                                             

 未と丑は、冲であり刑

未と戌は、刑であり破

未戌では、丁己はより強まり、乙辛には不利の様ですし

未丑では、側支で無ければ平均はとり易そうですが、土には有利ですが、

癸丁の尅では、木火通命には不利です。

 

干支体象詩、未宮詩は加えて言っています。

「用神喜忌當分曉」 用神の喜忌は、まさに分曉すべし。と

用神としての未の喜忌を見分けなければなりませんが、その為には未に通根して

いる天干の喜忌を知れなければなりません。推命時には重要となります。

 

平岡滴宝先生は、本文の未詩の補注では

「未の己が忌の時は蔵を開いた方が良く、喜の時は庫が開けば分散して

良くありません」と、

 

未は乙丁己をより強め木火通命(乙(燃料)→丁(地上の火)→土(灰・畑や田んぼ

の土))の役割をする地支でも有ります。己土が喜となる場合丁火も燃料の乙木も

喜になる可能性があり、非常に良い命式の可能性があります。乙丁己未の

どれかが欠けて己が喜であれば、運でかけた干・支が揃う時は非常に良くなる

時期になる可能性がありますし、全て揃った命式ではそのどれかが欠ける運では

非常に悪くなる可能性があります。

特に未が丑・午の冲・支合で抜ける場合の被害はかなり大きいと言って

良いでしょう。しかし 四柱の年月日の元運で未より前に害の関係の子があれば

その大きな被害を子が救ってくれ、この場合の子の役割は非常に良いとされて

いますが?

又、その話はいずれ書きます。

刑破についても触れたかったのですが、あまりに難しい文が続きましたから

次回、書く事にしました。

暑い夏、老いの頭は巡りが悪く御座います。何とかならないものかと・・・?

又、空きを見せてしまいました。

「相手に空きを見せるな」こんな文言、兵法か何かに無かったかしら、

と馬鹿な事を考えてみました。

                        ※無断転載禁ず

 

(ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著     「改訂版 あなたの運命のすべて」

       「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

       「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2022/08/10 )

 

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