子峰院の子平学・四柱推命 ( 象意について )

 子峰院の門下生は皆、通変星では「喜・忌別 基本細意表」なる

ものを頂いています。日干との干関係で異なりますが

    

     喜の通変星では(一本・取之・高山・応対)    

     忌の通変星では(一意・従人・数米・忍垢)等がありまして

 

 意味には、注意を聞かない。失敗が多い。我慢を強いられる。尊敬される。

財的に安定する。処理が上手。等があります。

一寸可愛いのは、勿論喜の通変星ですが「春風」なる象意は、人に親切とあり

ます。私達が普段使用する象意は、こうした基本象意を幅広く応用したもので

師からは多く頂いていますし仲間や実践鑑定でも得る事ができますから、

その象意はどんどん増えていきます。しかし、増えると我流に流される恐れが

有りますが、そうした時にはこの基本細意を見直し我流防止に役立てる

事ができる訳です。

 

又象意には、性格象意の他 生の関係の象意 尅の関係の象意 

運の象意等が有りますが、運の象意は各通変で喜・忌運別でありまして

例えば日干己に喜庚(傷官)運では、状況に合ったことをする。

忌庚(傷官)運では名声的な利のために犠牲が大きい。等の様に

喜・忌運でその違いがはっきり分かれています

 運の象意は、基本日干との関係になっていますが、命式全ての天干の

強さとの兼ね合いで推す方が理屈的には適っていますし、日干との通変星運

の関係に置きましても通常平均が取れた状態の象意の為、これもやはり

強さで程度を変える必要が出てきます。

 命式の各通変星との兼ね合いでの

 生・尅に象意には、官殺と印、日干と財、官殺と日干、印と食傷と多くの

象意があり、推命時には、その象意を、強さの関係等で程度を推し測り

ながら依頼内容との兼ね合いも加えながら推して行く事になりますが、

生尅の象意は大運にも活用出来て大変重宝しております。

こうして各象意は、推命において思考の手間を少し省く?助っ人を引き

受けてくれる訳ですから、私的には大いに助かっています。

結局、これは私に取ってはアイテムの一つです。

 

 Twitterでは、時々「徐大升」が曰く、反生反尅の理を呟いています。

その中から今回は「火能克金、金多火熄。」を選びました。

訳:火は金を尅すが、金多ければ(強ければ)火は消える

金が強ければ火は消える程に弱ると、反尅があると言っています。

 

 平岡滴宝先生は、著書で「庚金が1干0支の様に弱ければ、少しの庚金

をも溶かす事は出来ませんが、金寒水冷の命式では1干0支の丁火は程

良い事が多々あり役立ちます。」と仰っています。

 

 金寒水冷の命式は、この道では多くの専門家の方々が問題視しますが、

其処に一点の救いは体質だけでなく、性格面での良さが出現するのは

間違いないでしょう。

徐大升氏も、勝ち負けの話ばかりでは無く「干関係には生尅だけでなく、

反生や反尅の関係が必ず生じますから、よく見極めて下さい」と、

仰っていると私は解釈しています。

それが命式に取って有情なのか無情なのかを知る必要はありそうです。

ただ、こうした干関係は確かに面白いと思いますが、そこで立ち止らずに

どんどん推命を推し進めてまいりましょうか?

今回は、推命には「象意」が役立つ事を御紹介いたしました。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

         「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

         「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2023/02/04 )

 

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