暦では秋と申しますのに、何時終わるのかわからない残暑に悩まされましたが
「暑さ寒さも彼岸まで」
今日は彼岸の中日で秋分、残暑は去って行く気配がいたします。
それにしても今年は異常気象に悩まされる年です。
被害に遭われた方々には言葉が見つかりません。
「どうか、ご無事であります様に。」
あまりにも自分の生き様が不穏で振り返るとその様が露(あら)わで
不安に陥ります事から、人生を振り返る事は苦手ですが
七年目になりますこのブログは、思いのほか多くの方に一読頂けています
のには少し驚いています。
ブログを書き始めた目的は、平岡滴宝先生が残された著書を購入頂いた
方に、少しでもお手伝いができればと思い始めました事からですが
只、講座の様に順序を踏まえ人様に教えると言った趣旨ではありませんから
大勢の方に一読人気を得よう等との目的は一切ありませんでした。
それでも数年続けていますと、同じ事の繰り返しマンネリになる恐れは
十分にありますから、それは自分なりに阻止したいと考えた挙句
現在のブログは
平岡門下では、中級かそれ以上の内容になっているのではないかと思います。
ですから理解し辛い内容になっております。
それでも読んでくださる方がおられると言う事は「理解している」あるいは
「その努力をしている」のどちらかだと推察いたします。
私が書ける間はたとえ読者が一人になったとしても書こうと思っていますが
一人でも多くの方に読んで頂ける事は勿論励みになります。
「有難うございます。」
しかし、ネットだけでこの子平学や四柱推命を実践に活かすには
かなり無理がある事も確かです。
< 子平学の豆知識 清と濁 >
命式の格命は多くありますが、
例えば日干・印星が非常に強くなれば外格となります。
日干類より印星の方が強い場合は「外格・従強格」
印星より日干類が強い場合は「外格・従旺格」になります。
※(派によってその呼び方は違うようです。)
外格従旺強になる場合、命式干支全てが喜になる場合がありますが
弱い児財官が天干にあれば
それは忌になり疵や病等として推されます。
又は、そうした疵が有る無しで命式を清濁(良し悪し)で分別すれば勿論
疵の無い方が良い命式で清 疵の有る命式は悪く濁となる筈です。
多くの先人方は「大運次第」とも申します。
私の経験といたしましては、例えば
天干に印星があって外格従旺格、時干に忌疵の財干が有れば通常
疵あり濁の命式になりますが、この忌財を30才か40才代で合去する運が
巡る命式は、調節期を心して利用出来れば、たとえその後忌運が長く続く
にしろ、心がけ次第では経済的に困らない活動を生涯続ける事が
可能になります。
この様な命式は、例え濁の命式であっても清と言われる命式以上の
値打ちがあると個人的に評しています。
推し方は人それぞれと思いますが
任鉄橅氏は清を語るのは難しいと仰ったとか?
その語るには難しい「清」を一寸生意気にも書いてみました。
この様な命式の鑑定は、調節期を如何に活用するかを
提案・アドバイスをするかは、占術師の腕の見せ所かも知れません。
( 論語 )
司馬牛憂曰
人皆有兄弟、我孤亡。
子夏曰
商聞之矣、死生有命、冨貴在天。
君子敬曾而無失、与人恭而有礼、四海之内、 皆為兄弟也。
君子何患乎無兄弟也。
( 顔淵・がんえん )
( 解釈 )
論語の中でも多くの方々に親しまれ有名な文ですから
様々な解釈がある様です。
そこで、ここでは私なりの解釈も交えて書いてみたいと思います。
司馬牛には兄弟がいたそうですが、牛や牛の取り巻きが対等に付き合える
程の出来の良い兄弟がいない事を憂いて、子夏に愚痴を溢したそうです。
すると子夏は
「私が(孔子から)聞いた(教わった)話では
人の生死や富や地位は天命によるもの、又兄弟の有無や出来不出来も
同じ、全ては運命で人の力の及ぶところではありませんが
人に対しては、相手を敬い、礼を尽くせば、慎み深い多くの人達が広く遠方より
兄弟の様に周囲に集まります。
君子を理想とする貴方が、どうしてその様な些細な事で憂い悩むのでしょうか」
「四海兄弟」の四字熟語はこの文が由来だそうです。
現在では現実離れした様な話ではありますが、「天網恢々疎にしてもらさず」
の言葉があります様に「悪事を働けば天罰が下る」その反対もあり得る話は
慎み深い生き様は、何処から誰かが必ず見ていると思います。
「運命は定めであって変えられるものでは無い」と言われますが
生き様から少し変えられるのかもしれないと、しみじみ・・・
( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )
平岡滴宝訳 「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」
平岡滴宝著 「改訂版 あなたの運命のすべて」
「改訂版 子平学・四柱推命法深書」
「改訂版 秘本・子平廣論」
( 子峰院 占い人・和珞 2024/09/22 )
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