子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例 獅子の子落とし)

 良い事にしろ、悪い事にしろ、物事には始まる切っ掛けになる運があります。

又、長期か短期なのかを見る事ができますが、

事の始まる時期は、人の運勢に取って最重要課題になるようです。

今回はある事が切っ掛けで、この様な命式に興味を惹かれました。

そして、平岡滴宝先生が解釈された「子平学」に対して

改めて鳥肌が立つ思いを押さえ切れませんでした。

< 命式・男性 >

時 日 月 年

官   印 劫   

丙 辛 戊 庚

申 巳    寅 子

         

巳申は支合 、Aの辛庚戊は無根で3 Bの丙は強化に寅が通根で4

命式は内格、辛庚戊は喜、丙は忌となります。

年干と日干は喜で繋がりがありません。渕宝先生はこの命式を「獅子の子落し

と名付けました。親が子供を厳しく躾けるの意味です。

辛1干0支は希少価値な物、戊山(産出する場所)が側干にありダイヤや

金、プラチナ、モリブデンの様に値打ちのあるものに例えられます。

月干の印綬の戊は、場所と干関係を考慮して贔屓にして守ってくれる社会環境

の人達と推しました。

推命上には、辛が希少価値とならなく時期にも注目が必要です。

庚が忌の場合、辛を必要以上に虐めますが、この命は喜で虐めないかと言えば

現実ではどうでしょうか?そして戊が合去の時期辛庚は側干・・・

時干強化の忌丙にも深い意味があります。月支の寅がそれを支えています。

しかし この寅は良い役目も果たしております。

日支巳と時支申は支合(融合・仲良し)は、支合でなければこの命はもっと

苦労がありますから有情の支合、伴侶と子供は尽くしてくれる人達です。

又、年干の人達の解釈は、間違いでは無かった現実結果でした。

この様に見ていきますと干関係の解釈は特殊になります。

命式は深読みが重要になりますし

当然、大運ではもっと深堀が必要になります。

この方がどの様な方に該当するのか、お気づきになられた方には納得

頂けたのでは、と思います。

               

 今回の漢文は、又もや論語です

論語 4

子曰、「学而不思則罔。思而不学則殆。」  (為政・るせい)

(読み)

子曰(いわ)く、「学びて思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)し。

思いて学ばざれば則ち殆(あや)うし。

(訳)

孔子が仰るには

「書物を読み、師の論を聞き、知識を習得しても

物事の道理を秩序立てたどって考えなければ、その道理はぼやけて

はっきり掴む事は出来ない。

又、思索を積み重ねても、書物・師・その他等からの知識を取り入れ

無ければ独断偏見に陥りやすい。

手持ちの書籍を元に、こんな風に訳してみました。

 

( 最後に )

知識を身に付けるのは容易くないかも知れませんが

これは器用・不器用で決まるのではないでしょうか?

私などは幼少の頃より母親から「お前は不器用なのだから、人並みに

なるには人の三倍は勉強しなければならないよ」と

言われ育ちましたが、勉強は根から嫌いです。

しかし、納得行かない事はほっておけない性質が勉強好きに見せかけます

から厄介極まりありません。

学生時代は先生に根掘り葉掘りと尋ねて嫌がられてものです。

職員室に入ろうとすると反対方向のドアから出て行こうとする先生!

「今日はナンヤ」と身を乗り出してくれる先生!

皮肉なもので大抵逃げて行こうとする先生に教授願いたい事があり

呼び止め強引に質問したものでした。

滴宝先生には「学生時代はどうでした?先生を困らせたのではありませんか?」

と聞かれた事があり、先生も私の質問攻めに辟易されたのでしょう。

笑うしかありません。

しかし、少し助言を受け、後は試行錯誤で苦しんで掴んだ事こそが身に着いた

様に思います。

ですからご安心下さい不器用な人こそが身に付けたものは手放さない傾向

にある様です。話はずれるかもしれませんが

これは「ケチの命式」とも大いに関係がある様に感じております。

則ち ケチ=不器用 かも知れません。御研究の程を

論語は、特にこの「学而不思則罔。思而不学則殆。」の文が大好きです。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

                        「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                     「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2024/12/03)

 

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