道端の花壇では、小米花はかなり早くから咲始め
その内傍に立っている桜が硬い蕾から開花した頃には小米花も満開
そして、ピンクの花弁とそれは小さな小さな白い花弁が競い合う様にして
散り始めます。どちらも緑の葉ばかりになってしまいましたが小米花の下を
見れば、ピンクの仏さんが座った様な「仏の座」が桜や小米花程では
有りませんが「どうよ?」と問いかける様に咲いていましたから
楽しませてくれたお礼に「綺麗ですよ。」と小さく返事
「又ね!」の変わりに片手をそっと挙げてその場を去りました。春ですね!
さて、
今回の鑑定例は
平岡滴宝著 子平学・四柱推命法深書の還流の偏から選びました。
男性命での鑑定です。
< 命式・男性 >
比 才 傷 月令-乙 季節-春
戊 戊 壬 辛 干合・冲・支合無し
午 辰 辰 丑 戊2干3支(5)
丁 己 乙 己 辛1干1支(2)
壬1干3支(4)
A5 対 B6 格名-内格 編財格
内格身弱ですから Aが喜 Bが忌になります。
身弱と言えど日干は弱くはありません。
本文中前例で還流の説明がされており、上記の命式へと引き継いでおります。
滴天髄、恩怨論の
「両意情を通じ、中に媒あれば、しかし遙かに立つと言えども意は尋ね追う。」
私は以前のブログで何回か書いたように思います。
滴天髄は、天干や地支を上下左右の関係を言い
つまり側干や上下の天干地支や則支同志の関係は強いと述べていますが
滴宝先生は、離れていても通根する地支が同じで還流関係があれば
その関係は無視できないと申しておりました。
つまり上下左右だけではなく、天干と地支の斜めの関係です。
子平学は先ず力量を見ますが その判断には生尅制洩や反生反尅をも
考慮に入れます。さて

この命式では、戊と辛は離れていますが丑を通じて還流しています事から
辛は、戊からの生助があり数字的には2の強さがありますが其れより
尚強いと言う事ですし、年干辛と日・時干戊の関係は繋がりがあり辛は戊から
生じられていますから、もしかしたら戊は辛への奉仕かも知れません。
推命してみて下さい。
水は金を語らずと言い 辛の場合は特にですが壬と辛は側干
丑で還流、その関係は強く
壬は3支を持ち強い様ですが、辛も弱くありませんから洗金 辛の質を高めて
いますし関係は良いと言ってよいでしょう。
深書本文では、根拠を述べながら「この傷官の資質は非常に秀でたものが
あるとみて良い。」と述べ
最後に「結局秀れた傷官の才質を発揮しながら、身旺(確りした強さの日干)の
実行力で編財につないでゆく人生となります。」と書いております。
※本文には、その他興味深い内容が書かれております。お手持ちの方は
是非読んでみて下さい。
滴天髄、源流論
「何処より根源おこり、いずこに向いて流れ住む。
機括この中より求むれば、来るを知りて又去るを知る」
質の良い年干辛は、年支丑を還流日・時干戊にも通じていますから
辛傷官は生涯通してと言う事になります。
又、時支午は閑支ですが、命中唯一の印星であり専支でもあります。
天干辛や壬の関係上、運では悪さ(喜忌変遷)をしませんし
日干は喜ですから喜の印星と言って良いでしょう。
その上、年支丑とは害ですから動かず安定しております。
この様な面からも丑も午も優れ者と思います。
午は、場所的にも良い所にあります。良い質の辛傷官は年を重ねるほど巧に
なりますし、干渉強く話好き、齢を重ね巧になるほどに後世に伝える事を願望
その手段に、用神がどうであれ晩年には時支の午蔵干印綬を使う方が理に
適っています。(指導・教え上手)
命式気の流れや、元運の流れがスムーズですから
その努力は、自然体で他の人に比べれば報われやすく苦労は多く無い
はずです。
私は年支の丑と時支の午の効果を至極評価して推命しました。
<大運>
90 80 70 60 50 40 30 20 10 0
✓ ✓ ✓ ✓ 〇 ✓ 〇 〇 ✓ ✓
壬 癸 甲 乙 丙 乙 戊 己 庚 辛 (年干)辛壬癸甲乙
才 財 殺 官 倒 官 比 敗 食 傷
午 未 申 酉 戌 亥 子 丑 寅 卯 (年干)丙乙戊己庚
〇 △ ✓ ✓ ✓ ✓ △ △ ✓ ✓
丑 辰 辰 丑
< 大運は >
〇庚辛運は、忌の辛金を強め忌運
〇卯運は、戊を弱める年干乙に通根で忌運
〇火の丙は辛を合去、丁は化木、寅運は行運では忌の木だけに作用忌運。
〇戊己運は、喜の比肩を強め喜運。
〇丑運は、壬と戊に通根で△。
〇子運は、戊と壬に通根の丑を支合で△、しかし上記の作用から推命は慎重に
無作用でも支合と冲での象意には違いがあります。
依頼者への助言は役立つでしょう。
〇40歳からの丁(印綬)運は、化木運命式壬(編財)は丁に、運の丁は乙(正財)
に変化。
他人から美味しい話が持ち上がりるが、多額の投資の要求があるも
その気になり乗って良いのでしょうか?悪いのでしょうか?
どうでしょうか?変化した命式の喜忌や後の大運にも目を向けた方が
宜しいのではないでしょうか。
〇45歳からの亥運は、忌の壬を強め忌運。
〇丙運は、忌の辛を合去喜運。技術力等の評価が最も上がる時期です。
自身でも納得できる出来栄えでしょう。経済的にも恵まれる時期で調節期
としては良い時期に当たります。調節期を如何に役立てれば良いかの
助言が功を奏します。
※象意としては、一つの技術や才能が完成する可能性。
人を助けて感謝される。
但し、この時期、余計な事には係わらない傾向。の象意あり。
〇甲乙運は、比肩を弱め忌運。
〇戌酉運は、辰を冲・支合を無作用にする。しかし辰は2支あって刑
まして比肩に通根の辰を1支抜くのはそんなに悪くは無いでしょう。
さて、どの様な推命になりましたでしょうか?
〇晩年の癸運は、伴神強化は忌の正財、無情です。
< 元運は >
年干は年支に通根日干時干へと通じています。
年干は忌 日干時干は喜
※衰退した実家を自身の力で回復
自身の力で人生を切り開いて行くタイプです。
父親が個人経営であれば年支の関係で母親は父親の手伝い
本人は実家の後を継ぎ、子供もその後を継ぐ可能性があります。
孫は、後を継がず印星の道を選択、年支子は喜で安定していますから
かなりの人となる可能性があります。
< 最後に >
この様な方は、大器晩成の運が理想的、つまり若い時期の下積み
苦労のそして徐々に報われていく大運が望ましいと言えますが
そんなに理想的に行かないのが人生で御座います。
仲間から、あらゆる方向から濃淡の後光が差す命式を見せて頂きました。
その時「私もそれに負けず劣らずの命式を見つけて」と言って深書を
捲れば、この命式のページがぱっと開きました。負けず劣らず・・・?
( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )
平岡滴宝訳 「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」
平岡滴宝著 「改訂版 あなたの運命のすべて」
「改訂版 子平学・四柱推命法深書」
「改訂版 秘本・子平廣論」
( 子峰院 占い人・和珞 2025/04/17 )
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