幼い頃は両親共に病弱だった為、周囲の人達にはお世話になりながら
無事成長した私です。特に同居の祖父母と近所に住む叔母夫婦がいなけれ
ば健康の他、経済面では悲愴だった筈です。叔母夫婦は従兄妹結婚でした
から義叔父とは血はつなっがていましたが、通常情愛の面では然程では無い
関係の筈が、義叔父は遊園地に連れって行ってくれては惜しげも無く乗り物に
乗せてくれる等‥自身の子供以上に私を可愛がってくれました。
そんな義叔父は今年の４月持病の心臓病で亡くなりました。
私は数日悲しみのあまり頭痛に悩まされたものでした。
後日、義叔父の長男(従弟)から連絡を頂きました。
「姉ちゃんの言っていた事が当たったね。」、一体何の事でしょう？。
次なる命式はその従弟の命式です。
＜ 命式・男性 ＞
時 日 月 年
比 食 比
辛 辛 癸 辛
卯 亥 巳 丑
丙
身旺、格名―内格食神 月令―丙（正官） 季節―夏
この方は男性で年干は陰干ですから逆行、初運は４歳壬辰から始まり
ます。今年は６４歳大運は丙運となり、年干の辛を合去喜運です。
お父様は、持病の心臓疾患(運の丙)でなくなられました。
以前鑑定例としてこの命をブログに載せた事があります。
ブログではこの時期の事を
「６４才丙運は、年干の辛を合去喜運。恐らくは直ぐ上の上司が定年退職
その後釜位の昇進でしょう。」
と書きましたが、三十年以上も前、ご本人からの依頼では
この時期お父様の健康を忠告していたそうです。
私は忘れたいましたが、ご本人が現在も大事に保管している鑑定書には
心臓と迄は書いてはいませんが、父親の死の可能性を間違いなく書いて
あるそうです。
少し昇進もしたそうで、６５歳では定年ですがその後も会社に残る為の昇進と
教えてくれました。お父様の死に対しては「残念と思いますが、僕が60歳を過
ぎる迄も生きていてくれたのには感謝しかない。あっけなく逝ったのは本当に淋
しいけれど、看病等の苦労をしないで済んだのは家族皆大助かりだったのは確
かです。」と、報告を受けました。
又、この命の年支丑は年干・日干・時干の辛(比肩)を支えています。
命式本人の家族は、母方(叔母)の実家から（母方実家の傍）土地を譲り受け
大きな家を建てました。この方も結婚して両親と同居、母方の恩恵を受けて
いますし、時干まで通じています事から、もしかした田舎ですが母方の農地を
受け継ぐ可能性があります。今までは会社勤めでしたから農業には興味を
持たなったようですが、丑を根に持つ辛は汚れを嫌いません。会社の仕事か
らも徐々に手を引き、時干辛を鍬や鎌に持ち替える可能性はあります。
大運で見ますと１０年運の丙の次の天干運は乙！
「乙草を刈る鎌」と見ますと農業に興味が出ますね？
※この方の母方の実家は私の実家でもあります。）
私には全く関係ありませんが、実家の家に住む兄の息子(私の甥っ子)は
外に出ています。甥は間違えば実家の土地を、この従弟にうっかり手渡し
手放してしまい後の祭りの可能性があります。
それにつきましては、この歳になってもめ事はこりごりですから
誰にも話しておりません。
因みに、この方は辛三干で電気工事士の資格持ち、辛数干(銅線数本)と
見ればと推命し易くなる場面もあります。
今回のブログは「予知予報としての子平学」と、題して書きました。
同じ年月日時の生まれの方に同じ様に起こるかと聞かれれば
それは「NO」です。
占いは百発百中でなければ用を足さないと言われますが
この様に警告忠告としての推命は、決して無駄でも迷惑がられるものでも
ありませんし、用心や心構え等の観点では非常に頼りにされています。
次回も又 題して「予知予報としての子平学２」を
書きたいと思っております。
暑い日が、これでもかこれでもかと続いています。
私も一寸バテ気味で、怠けておりますと、これが又足や腰にきて
難儀な事です。どうなる事でしょうか？
それでは又、次回のはてなブログは、この場所にてお会い致しましょう。
（ 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 ）
平岡滴宝訳 「改訂版 新訳･滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」
平岡滴宝著 「改訂版 あなたの運命のすべて」
「改訂版 子平学・四柱推命法深書」
「改訂版 秘本･子平廣論」
（ 子峰院 占い人・和珞 ２０２５/０８/１９ ）
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