子峰院の子平学・四柱推命 ( 財を実際に手にする時 )

今回は、外格従旺の「疵」についてです。

この方は以前ブログに書いていますから

今回は、である時干壬に関連・作用する運のみを書きます。

子平学では同門の方で、途中で子平をリタイアしており自身の推命の取り扱い

は、私にどの様にしてくれても構わないと仰って下さって

勉強をさせて頂いております。

<命式>

財 比 比 印     月令-辛  季節-秋

 己 己 丁    卯酉-冲  巳申-支合    

申 巳 酉 卯    己2干0支    

          丁1干0支  壬1干0支

A3 対 B1   格名-外格・弱従旺

天干全て無根

数字的には内格ですが、年月干の護丁作用と火生土はAプラスαで外格

外格としては弱く、弱従旺と致しました。

従旺の場合、日干比劫敗及び印星は喜、その他は忌となります。

ですから、時干壬は忌、命式の疵となります。

< 大運 > 

疵である壬を弱める時期は特に良くなります。

92 82 72 62 52 42 32 22 12  02

〇 〇 ◎ 〇 △ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓

己 戊 丁 丙 乙 甲 癸 壬 辛 庚    己庚辛壬癸

巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌 酉 申    甲乙丙丁戊

〇 △ ✓ 〇 △ ✓ ✓ 〇 ✓ ✓

  解     解      解 解 

戦後直ぐ、焼け残った古い民家を高利で買い夫婦で事業を立ち上げました。

壮年期、借財の返還や住み込みの従業員の世話に苦労を重ねた彼女です。

時代の変化で事業の衰退、五十代頃になると老後の暮らしに不安を覚えた

彼女は、複数の計画を膨らませます。バブル時期相続税の事など考えると

四百坪の都市部敷地は空恐ろしくなったと仰っていました。

事業の廃業と敷地の売却を考えました。

それが完全に成功したのは喜の丙運でした。

象意は、「一切のもの事はスムーズに運ぶ」「上手く難問の処理が出来る」

等です。より高く売る事に成功。住み替えの地は、ご自身のプライドを満足でき

る地に腰を降ろすことが出来ました。それまでは出来なかった夢の国内外旅行を

夫婦で満喫したそうです。

67才からの寅運は、日支巳と時支申の支合を解きます。

古書では「害は冲・支合を解いて静か」と申しますが、滴宝先生は

「騒がしい」と常に申しておりました。

私は「身内の誰かの世話で忙しくなるが、結果は良好」と伝えました。

御子息の家族の事だろうと思ったそうですが、ご主人さんが癌を患い入院・通院

を繰り返しこの時期に亡くなられました。

「結果は良好」違うだろう・・・と言われると思いきや、打ち明け話として

「実は主人は、お金の使い方に厳しく、一々指図が入り思う様に使えない事が

あり窮屈な面もあってせいせいした部分もある。」と

腐れ縁が切れた時期でもあったのでしょう。相続手続きも済ませた72才からの

丁運は、時干の疵壬を合去、人生では一番良い時期となります。

名実ともにご自身名義の大金を手にしています

この方の場合、財政状態が名誉でプライドは満足します。

又、御主人さんの干渉で遠慮していた同窓会などにも出席、昔の友人達と

ランチやお茶を楽しんだそうです。

時干の壬が無作用になれば精神的にもかなり楽になり、独り住まいも気に

ならず楽しんでいたようです。

それ以降は、独居に淋しさを感じ子供達の家を転々としますが、家族との折り

合いが付け辛く

マンション型、トイレ・キッチン・バスを備えた、サービス付きの高齢者施設に

入居、そこで余生を過ごし、大運は己の喜運、93才庚子年に生涯を閉じました。

高齢の場合喜運でも無くなられる事が多々あります。

同じ天干が多くなる場合命式は濁るようです。この命場合も己土は2干

大運で己運は3干となりますし壬水もかなり濁ります。

又年の庚運は月令で旺じられ己からの洩気は強く、命式は随分と疲れます。

高齢の場合の見方は幼少期同様慎重に見る必要があります。

前回のブログでは、命式の喜忌を付けられなければ推命判断は出来ないと

書きました。この命でも同様で、特に大運の丙や丁運の正しい象意は取れ

ませんし、判断は真逆になります。寅運も同様かと思います。

寅運はアッサリと書きましたが、内格にしますと判断は随分違った見方に

なります。

又、「財」につきましては‟残す〟‟残さない〟を問題視すれば「残さない人」

です。施設での最終の頃は

お金が不安で、子供の家で世話になりたいと仰っていたそうです。

                       

 平岡滴宝著 子平学・四柱推命法深書より

 命式の良し悪しについて面白い論があります。

それは神峰氏と伯温氏の考え方の違いです。 

張(神峰)氏は「あまり素直な命式はすばらしいとは言えない」と言い

劉(伯温)氏は「命式は疵のない方が良い」と言うものです。

言葉の意味だけで言えば、神峰氏の意味は、波乱の多い人生上で成功した時

の喜びの大きさを言っていると思いますし、伯温氏のは平素無事が主眼だと

思っています。

外格従旺・強の場合、忌の天干が無い場合がありますし

加えて忌の地支も無い場合もあります。

そうした命式は五行では偏った命式になりがちです。地支には雑気

なるものもあり取り扱いには様々な論があります

又、忌であっても夫々の役割などから、良い役目をする天干・地支が

あります。

この方の場合、若い頃より日々のやりくりに苦労をしておりましたし

喜運になっても自身の思い通り行くようになったのは72才と晩年で活動

には限度がありました。又、命式は晩年の孤独を暗示しております。

運次第と申しますが、実感としては「丁運が、もう少し若い時期だったらな~」

と、思い思いこのブログを認(したた)めました。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著     「改訂版 あなたの運命のすべて」

            「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                    「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2026/02/13 )

 

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