子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例・洗金で沈金の女性 )

 若い頃、年配の方々を勉強の為に推命鑑定をしましたが、お誕生日を旧暦で

言う人が少なからずおられました。新暦に慣れている私としては戸惑いました。

私が師匠に勧められて買った万年暦には、旧暦が記されていましたが、閏月

なる年があり苦心した覚えがあります。閏月とは一年の内同じ月が二回ある年

があります。旧暦は正式には明治五年位まで使っていたようですが、それ以降

も庶民の間では割に多くの人達が使っていたのでは無いかと思われます。

現在では無用の長物と化しましたが、それでも時代小説等読む時は旧暦が

念頭にありますと季節と月がしっくりくる様に感じます。

さて、鑑定例と参りましょう。

 < 命式・女性 >  キ=喜  ィ=忌

 時 日 月 年    干合・冲・支合無し

 食 〇 敗 官    月令-壬 季節-冬

 壬ィ庚ィ辛ィ丁キ   庚辛2干1支(3)

 午キ戌キ亥ィ亥ィ   壬1干(令)2支(4)

 丁 戊 壬ィ 壬    丁1干2支(3)

   A3 対 B7  格名-内格・食神

( 命式は )

命中火・金・水を比べると水が一番強く壬と丁は遥合、丁は強い壬に尅され

金を制する力は皆無。

Aの庚辛とBの壬を比べれば壬が強く忌、それを順生する庚辛は忌、丁は喜と

なる。喜忌の付け方は特殊です。それは強い忌の壬が命式に酷く悪さをする

からです。よって 病-壬・亥  元機-丁戌

( 性格と才質 )

忌の食神は強く自由奔放な行動、人見知りはせず愛嬌は良く人に合わせる事が

できる。庚は沈金、辛は洗金で見かけは可愛い。思考的に浅はかなところあり。

辛敗財は融通性があり、総合的に他人に対して警戒心が無く怖いもの知らず

で好奇心は旺盛の行動派。扶抑用神は忌の食神人の気や目を引くために洗金辛

の敗財を自然と使い分けます。お母様は「人が判るような嘘を平気でつく」と

仰っていました。それも成長と共に人の顰蹙(ひんしゅく)を買う事を理解しま

すから改善されるでしょう。

そんな事をすれば人に嫌われるよ。」の言葉は彼女を救うかも知れません。

私事ですが「そんな事をすれば運気が下がるよ」と言えば、行動を止める子

が我が家に一人いました。(笑い)

反対に〝話を作る〟と言った創作の才能として生かせば大運と合わせて見ます

と、〝絵本作家で絵も描く人〟でも良いかも知れません。

始まる所は年支の亥、終わる所は時干の壬、忌ですが運で報われる時期が

あります。道具さえ与えれば興味を示されるでしょうし、側に誰かがいるだけ

で作業も弾みます。

< 大運 >

98 88 78 68  58 48  38 28  18 08

✓ ✓ △ 〇 ◎ ✓ 〇 〇 ✓ ✓

辛 庚 己 戊 丁  乙 甲 癸 壬

敗 比 印 倒 官 食 財 才 傷 食

酉 申 未 午 巳 辰 卯  丑 子

✓ ✓ ✓ 〇 〇 ✓ ✓ 〇 ✓ ✓

    午   亥 戌 戌 亥   午

( 依頼について )

 初運には、まだ達していない小学一年生の時期、夕方になっても帰らない

のでお母様は友達や知り合いに電話をして探しました。本人はあっけらかん

として帰って来たそうです。女の子ですからより心配したそうです。その時

今後絶対にこの様な事が無いように言い聞かせたそうですが、その後も

数か月毎に同じ様な事があって誰と一緒に?何処へ行ったのか?等

聞いてもあまり話してくれなかったそうです。母一人子一人の母子家庭

頼れる身内は身近には無く、卒園した学童保育には過去の諸事情で断られ

小学校にはそれらのシステムは有りませんでしたから、放課後は母親

が帰宅する迄は独りで過ごしていました。ご近所の方々がそれとなく見守り

をしてくれていたそうです。小学低学年の頃、その様な事情で今後の事で

相談依頼を受けました。            ↓良いモデルになってくれました。            

   

( 大運 )

27才迄は、水を強めます(子運は、午を冲で弱めますが間接的に水を強める)

古書は言います。「幼時忌の水勢強ければ北方の水辺に死す。」と

これは、一概に水死だけを言ったものではありません。命式に(忌の水が強く

幼少期水運が次から次へと巡れば禍は小さくない。)という意味で、そうした命式

への警鐘と捉えて良いでしょう。上記の命式も同様の事が言え「夭命」の場合も

少なくありません。この方は現在27才には達しておりません。要注意の時期です。

また、性被害等の可能性が大きい命式でもあります。実例ですから書けない内容

が勿論多くあります。注意点は幾つかありますが、お母様の再婚はしない方が

良いでしょうが

お母様は、経済的な苦しさから再婚して伴侶に頼りたいと言っていました。

28才から42才までの15年間は、喜財が続きます。甲乙運共壬亥の関

係で標木、報酬の高い職場選びに職場を転々として忙しい時期となりそ

うです。健康には恵まれるでしょう。

寅運は、亥を支合で弱め壬を弱めますからこの時期は腰を落ち着けた仕事に

恵まれるでしょう。年齢的から良い婚期で腐れ縁は切れそうですが、側支2支

の亥は「どちらにしようか?」と、迷いが生じ決めかねそうです。

48才からの丙運は(月令は水)化水運、運の壬は年干丁を合去、辛は癸

に変化します。この時期は健康面に要注意、躰の上から下まで全身に影響

が見られ、それが原因でしょうか生活は乱れる気配です。

辰運は、戌を支合で無力にして、金火を弱めます。健康面ではまだまだ

予断を許さない状況でしょう。

58才からの丁運は、病の壬を合去この頃が人生で一番良い時期になりそ

うです。それまでに趣味的にでも何か身に付けていれば申し分ありません。

苦労は報われます。

68才からの戊運は、丁を護丁しますし丁にも助けられた戊は壬に対し

ても意欲的になります。自身の目的が何なのかを意識、やる気が起きそう

です。その上月令の力は60才以降徐々落ちると言われていますから

努力の効果が表れる時期です。健康面では胃経が少し心配です。

73才からの午運は、丁を強めます。晩年年干の変化は影響無しと言わ

れますが、通根地支の戌午は日支時支に相楣し「始まる所から、終わる

所に・・」ですから晩年運としては良い時期にあたります。

78才からの己運は、壬水を汚します。一番に認知機能の衰え等が

疑われますが「金多ければ水は反って濁る」とも言います。己土と金で

汚れた水を墨や絵の具に、辛をペンや筆替わりにすればよい作品の

誕生が伺われます。認知機能改善にも役立つでしょう。

道は二つに一つです。

83才からは、忌の日干類金を強めますから「トラブルメーカ」等と

陰口を叩かれるかも知れません。それはそれで致し方のない事です。

< 最後に >

若い現在の御本人に取っては、中年以降の運勢など世空言に過ぎないかも

知れません。「渡る世間は鬼ばかり」等の言葉を心の片隅に備えておくだけでも

この様な性格の方取っては自身を護る効果があるかも知れません?

西洋では、大人たちは「男は皆狼」と少女達に言い伝え、男性への警戒心は

自身の身を護る一つの手段として教えていたそうです。

元々は、新約聖書だそうですが

この方には通用しないかも知れませんし、古臭い様ですが案外大事な事

かも知れません。惨めな思いは出来たら避けたいものです。

今回の漢詩は、望郷の詩です。

< 九月九日憶山東兄弟 >  作:王維

獨在異鄕爲異客  独り異郷に在りて異客と為(な)り

毎逢佳節倍思親  佳節(かせつ)に逢う毎(ごと)倍(ますます)親(しん)を

         思う

遙知兄弟登高處  遙かに知る兄弟(けいてい)高きに登る処

遍挿茱茰少一人  遍(あまね)く茱茰(しゅうゆ)を挿(はさ)んで一人

         (いちにん)を少(か)くを

( 訳 )

 たった独りで故郷を離れ他郷で暮らしていれば

今日の様な祝日になると、親兄弟を思い出す

今日は重陽の節句だから、兄弟たちは揃っていつものあの山に登り

みんな山ぐみを髪に刺して、何時もの私がいないのでうわさをして

淋しく思ってくれているだろうな 

こんな風に訳してみました。

( 九月九日とは )

旧暦九月九日は、中国では重陽の節句(重陽節・ちょうようせつ)は無病息災や

無病息災を願う伝統行事の一つだそうです。調べたところによりますと、昔よ

りその日は家族と共に高い山に登る風習があるそうです。上記の詩では男性ば

かりと解釈しそうですが女性の家族も一緒に登るそうです。

今年の旧暦九月九日は、陽暦の十月十九日になります。

ぼつぼつ山は紅葉が始まる頃では無いかと思います。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著   「改訂版 あなたの運命のすべて」

                       「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                     「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2026/09/09 )

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 十二支の丑と辰 )

 神峰通考 干支体象詩の宮詩曰では

「長養堪培萬物根」を詠います。私のブログでは「耳にタコ」程ラブコールを

送って参りましたが(笑い)、辰に比べますと丑は・・・

干支体象支・詩宮曰では「寒金難道只深藏」と言っています。

意訳:金寒く水が冷たくなっていれば、丑の土は金をとじこめて生じにくいも

のです。

勿論この文の前後では色々と詠っていますが、丑の本質としてはこの文が

一番当てはまっているのではないでしょうか?又丑は土・水・金を強めますが

特に己・癸・辛をより強めます。季節は真冬を勤める丑ですから土は凍ってい

て蔵干の辛は出難い傾向です。丑は側支の巳でも熔かせないと言われ

います。それくらい冷たく凍っていると言う事でしょう。

ですから、月支(季節-冬)にある丑は特に凍ています。

純全なる地支四支の内、水の蔵干を持つのは丑と辰ですが、春を受け持ち

「長養堪培」を詠う辰は、水や太陽が無くても物をよく生じると言われて

います。では、そうした辰と丑が同じ命式にあればどうでしょうか?

鑑定数としては少ない私ですが、遠くに離れていても辰は丑を溶かすのでは

無いかと感じております。

子平仲間も同様の考えをお持ちで出合った命式で意見交換等をしています。

丑も冬の地支が多すぎなければ体質的には元気です。辰があれば

木・土・金・水がありますから案外バランスは取り易いと思われます。

熔けた丑と辰、元気印のニ支が揃いますとかなり元気者で健康にも恵まれる

様です。そして結婚嗜好も強い様です。特に辰月生まれの丑持ちの人、男女問

わずかなり砕けたお話が伺えます。試してみて下さい。

私の鑑定経験では殆どの方が結婚されていますが、早いか遅いかは季節に

関係するようです。又この場合、象意の見方のポイントは丑or辰が冲・支合で

抜けた時期は留意が必要になります。次にこうした命式に再度、丑や辰が運で

巡ってきた時期の推命が重要になります。

辛と丑と己の関係での、女命では性被害も取沙汰される場合があります

そうした命式を書けば非常にヒンシュクを買う時代でもあります。

今更ヒンシュクを買いたくないなァと言う気持ちがありますが、「お役に立てて

下さい」と言われて数件命式を御預かりしています。

私のブログは最近アクセス数が以前に比べますと非常に落ちて来ています。

ヒンシュクを買うような命式を紹介するには、これが反って良いチャンスの到来

では無いかと様子を見ながらご紹介できればと恐る恐る企てております。

辰と丑の関係は数多(あまた)あり、書きつくせませんが今回は此処迄と

して又書きたく思います。

         

 熱い夏になりますと、躰の大きな男性から毎年開襟シャツの製作の依頼を

受けます。今年は一枚頼まれました。生地の購入も「涼しいのをお願い

します。」と言われ頼まれた次第ですが、私にも生地を買って下さると言うので

お言葉に甘えて、ホームウエア用のパンツ一枚分を買わせて頂き、早速自分の

を先に半日足らずで仕上げましたが、彼のはまだ手付かずです。この夏中に

仕上げて渡したいと思いますが、なにせこの様に暑くってははかどらないこと

この上ありません。さて~どうなる事だか・・・・

「残暑厳しき折柄、皆様にはご自愛くださいますようお願い申し上げます。」

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 滴天髄 剛柔論 )

剛柔論の原文を書き下せば次の通りで、とても短い文です。

「剛柔は一(いつ)ならず、制すべからざる者は、その性情を引くのみ。」

「剛柔は一ならず」から始まっています。

一言では、「性質や心情は一通りでは無く、他人との違い(個性)を言い。

その要素や原因は何処にあるのかを突き止めて参ろうではないか」

と言っていると私には感じがします。

平岡滴宝訳、新訳・滴天髄より

滴天髄 剛柔論

<「「剛柔は一(いつ)ならず」>

( 意味 )

命式の天干は 出合った干によってその性質や心情は違った出方にな

ります。

最近では、十干別にその性質で占う傾向が強く、人気も得られている様で

すが、このまま突っ走り、それが四柱推命だと世間に認定されて良いのかと

不安に感じています。四柱推命は元々、基本となる知識からあれこれと考察

して答えを導き出す学問です。

例えば、甲木は木に例えられますが、季節や通根の地支や力量によって

風景からしても、姿形が変わってきます。子平学・四柱推命で一番大切な事は

相手の干からの剋や制に対しての抵抗力や、相手の干を尅したり制する

力加減で推命をして行く事ですが、この剛柔論では制尅生洩を言った論では

無く、出合った干によって「性質心情」に違いが出ます。と言う論になります。

深読みすれば運(大運)による、性質や心情の変化や心変わり等から

どの様な行動を取るを推察する事が可能な筈です。

日干(本人)は十干ありますが、決して十通りではありません。吉凶(喜忌)によって

も違いがありますから、できる限り命式の数だけの個性で推命判断、運の干に

対応できる干支(用神or副用神)で困難をのりきりたいものです。

<「制すべからざる者は、その性情を引くのみ。」>

( 意味 )

例えば、強い日干を、強い正・偏官で制しようすればあらゆる心情から反発的

になりますが、食神・傷官の洩気の方法を使えば人は素直になります。 )

この論は

東洋占術師方々には、当然の考えとなっているのではないでしょうか・・・?

新訳・滴天髄にはもっと詳しく書いております。お持ちの方はじっくり読んで

味わってみて下さい。

但し、幾ら洩気の方法が良いと言って、強い食傷での洩気は干関係や力量に

よってよく推命して象意・事象など推し測るべきで、素直と言えないどころか、

目的意識は破壊などの命式や運等が多く見られますから留意が必要です。

自分らしく」とは、現在社会を生き抜くには大切な才質になりますが

被害妄想や逆恨みから、反社会的な行動を取るのは本人も周囲の人にとっても

最悪な状況になります。ある犯罪者の格言は「後悔、先に立たず」でしたが

遂に犯してしまいました。悲しい話です。

   ↓  (↓何時になれば、熟れて美味しくなるのかな?よそんちのイチジク)

     

( 干関係によるミニ知識 )

 日干乙が丁(食神)に洩れすぎると、歯止めが効かないお調子者となって見境

がつかなくなる場合があります。亥や辰の水支が欲しいものです。

( 最後に )

この剛柔論は、古い解説書でも「剛柔論」として載せていない書が

ありました。それ程問題視されていない考え「論」かも知れませんが、私は

かなり重視、推命判断に使っておりますが、それには十干十二支対象の

考えを加えますと理解度がアップするのは間違いないでしょう。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例・奉職の人 ) 

 七月の終わり頃、若い娘さんと待ち合わせて、あるオーケストラ―の定期演奏

会に行きました。大雨に係わらず千五百人入る会場は大勢の人で埋め尽くされて

いましたが、二人並んで演奏を楽しむ事が出来ました。

途中、彼女は大きなため息を一つつきましたから、疲れたのかなと思い休憩時間

に聞いてみましたら、百人以上の奏者の方々の音が一糸乱れない演奏ぶりに

感激をしたのだと言うのです。「夢中になって何かに打ち込む事ができるものが

ある人生はとても有意義な気がする」と、演奏を聴きながらあの僅かな時間

にそこ迄考えたとは・・・素晴らしい時間でした。

「又、来年もこのオーケストラのコンサートを、一緒に鑑賞出来たら良いね。」

と、来年の約束を交わし別れました。

さて、今回の鑑定例は百歳を超えて現在も尚お元気なご婦人ですが、生時は

正確です。彼女は大正生まれの女性です。

自身も伴侶も教師で、二人共定年まで纏うした人です。

 

< 命式・女性 > キ=喜 イ=忌

時 日 月 年     月令-戊  季節-春の土用

官   食 食     干合・冲・支合なし

乙ィ戊キ庚ィ庚ィ     戊1(令)干1支(

卯ィ午キ辰△申ィ     庚2干1支(

乙→丁→戊キ→庚     乙1干2支(

A3 対 B6     格名:内格、食神格

Bが強く忌、Aは喜となる筈ですが  病-申・卯 元機-辰

< 命式は >

教師にしては印星の透干がありませんが、日支の午に頼っています。

上記の様に伴侶は教師です。時干庚と時干乙は側干なら干合の関係です。

この命では還流等の関係はありませんが制にあたり、双方とも程好い出方になる

筈です。しかし庚食神は2干ありお喋り好きでしょう。印星無く食神の教師は

贔屓はしませんし「どうして判らないのですか」みたいな教え方では無く

サービス精神の教え方ですから、生徒と共にどうしたら答えを導き出せるのかを

考え工夫する教師で名誉心は弱く奉職の人です。乙は忌ですが程好い出方の正官

ですから使命感あふれる昔で言う「真の奉職の人」と言って過言では

ないでしょう。滴宝先生はよく仰っていました。

「このような先生に教えて貰える生徒は、幸せ者」と

(扶抑用神、格名への迷い)

乙と庚は数字的には同じですが、乙は卯の専支や月支の辰に支えられてい

ますが、辰は日干の唯一の通根地支の為元機にしました。

庚は2干表面的な強さですから扶抑用神は乙の正官にしようと思いました

が、地支蔵干を見ますと時支蔵干から乙→丁→戊→庚と順生なっています処か

ら扶抑用神は、庚の食神に決めました。

人生の前半を食神、後半を正官でも良いかも知れませんが、生き方そのもの

を伺ってみますと後半も食神で良いと考え大運を見ましたら

晩年は食傷運で巡っています事から、内格食神格に決めました。

< 大運 >

戊を強める時期は喜運 弱める時期は忌運ですが

食神・正官共に忌ですから、命式の喜忌と象意が取り難い命式です。

108  98   88  78  68 58  48 38 28 18 8

〇 〇 △ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 〇

己 庚  壬   乙 丙 丁 戊 己

敗 食 傷 才 財 殺 官 倒 印 比 敗

巳  未 申 酉 戌 亥 子 丑 寅 卯

✓ △ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ △ 〇 ✓

    午    辰 辰    午   申 

         

< 大運は >

43才迄の天干運は、日干を強め、丁運28才からの5年間、丙運38才から

の5年間は喜の印星運で巡っています。素晴らしい調節期です。48才からの

乙運は忌の庚を合去して喜運になります。

寅運辺りは、戦時中になります。

あの頃、これだけの運に恵まれた人を見るのは初めての様な気がします。

地支運乙亥は忌の乙を強め、子は午を弱め忌運。寅は病の申を弱め

喜運、人気者です。丑運は庚と戊を強め△ですが、精力的になれる時期です。

言行共に過ぎる処があり、誤解を招きそうです。気に止めておくだけで結果は

180度変わってきます。

58才からの甲の偏官運

日干戊は、庚の食神と乙の正官の対応で目一杯ですし、運の甲の気は庚に

向かうよりも戊へ向かう事を選びますから、本人は疲れから対応はいい加減な

ものになり評価と地位を落とします。

定年時期です。この頃の学校のシステムは知りませんが、人気者だった本人

としましては、校長?教育委員会へ?私立学校への就職?等の野望が

崩れたのかも知れません。

戌酉運は、月支の辰を冲・支合で弱めます。辰は乙と戊を支えていますが

日干戊は月令には強められてはいます。しかし根無し状態は見かけのツッパリ

でプライベート場面では愚痴が先行する運となります。

68才の癸運は、戊と強化の干合運になり申辰に支えられた癸はかなりの

強さとなって戊を苦しめます戊は癸水を含み切れず横からも下からも水が

洩れ下から洩れる状態は、日支の午(蔵干丁)を苦しめます。結果伴侶は亡く

なってしまいました。

季節が冬で癸が雪や霜等でしたら象意はガッラと変わってきます

この命の場合、春生まれで通根の地支は辰申、そして戊山との関係です

から「雨雲や雨」になります。

〇子供に恵まれず、おしどり夫婦でしたから77才迄は孤独に苦しめられた

ことでしょう。

78才からの壬は忌財運申は忌食神を強めます。

伴侶の身内に多額の援助をしなければならなかったそうです。

88才からの辛運は、金を強め、乙を苦しめます。交際関係の断捨離を

行ったそうです。「とても楽になった」と仰っていました。庚より辛の方が戊との

干関係も良く楽な相手になります。気持的に選択が可能な時期。

98才からの庚運は、忌の乙を合去。

呪縛や抑圧やしがらみから逃れられるように精神的に楽になります。

人生で一番幸福感を感じられる時期かも知れません。

〇103才からの午運、命式にも午があり「自刑」となります。年齢的には家庭

内事故等が考えられます。又、今年は106才年運に午が入りますから

命式は濁りますし、庚も乙も申も辰も卯も弱ります。どちらも忌ですが年齢的に

命式の干支の多くが弱る時期は要注意です。

彼女はこの運を御承知です。

108才からの己運は、仲良しのご近所さん達と楽しいお喋りが弾む時期となり

ます。お元気でお過ごし下さい。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

                       「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                    「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 尅の関係象意 戊日の乙(正官)それと辛日の丙(正官) )  

 2017年10月の古いツイターのポストを掘り起こし「いいね」を

頂きましたが、今回そのポストをもう少し解り易くしてブログにしてみました。

子平学・四柱推命は通変星の他、干関係も実践推命では重視しております。

正・偏官は日干の類を尅す関係です。

手持ち虎の巻の、尅の関係では、日干戊の乙正官の象意

表面素直そうだが、内心は従っていない」となっております。

この象意は、平岡滴宝先生の著書である「子平廣論」に尅の関係にも

書かれており

それらを虎の巻ノートに書き加えて身近に置き推命時役立てております。

官殺(正・偏官)から尅す干を、日干及び比劫敗と言いますが、これは自分の

意志や事項方法の調節・・・・ 著書より

渕宝先生からは、日干と官殺の見方は様々教わりましたが、解り易いと

思った中の一つに

「正・偏官は、目上の人からの干渉に対しての反応・態度・行動の様なもの」

と、この考え方は、応用し易く私には特に便利で宝物にしております。

十干対比では

戊は山、乙は草に例えられ、戊山は乙草に多少尅されても動じず、一応建前では

従う風に装いますが、自身の方が優れているとの思いがあり本心から乙正官を

敬う気はありません。なので象意はこの様になります。これは平均が取れている

時の見方ですから、戊がより強ければ目上の方に対して馬鹿にした様な態度で

接しますし、戊が乙より弱ければ反発心を秘めながらも、嫌々乙に従い時を

待っているかも知れません。さぁ~その時、喜運だと宜しいのですが・・・

乙は根があり湿と暖があれば一晩にして戊山を覆いつくすぐらいの事は

出来ます。そうした乙が喜で月干であれば「貴方の取り巻きは凄い」等と

身近な人に指摘されるかも知れません。↓

              

日干辛の正官は丙、その象意は「素直で大人しい」となっております。

日干辛の輝きは、丙の輝きに絶対に負ける為そうなります。これも平均が取れた

場合で、日干辛が強化や月令が丁の場合、丙に対しては「言いなりになる」等と

問題が生じる恐れがあります。秋月生まれや方局・会局・半合等が揃っていて

日干辛が、丙より強くなれば「内心馬鹿にする」と言った象意になるかも

知れませんが「丙は猛烈」と脅威ですから、裏腹に「できるなら近づかない

ようにしよう」かも知れません。

日干辛の側干の丙は、絆神強化の干合丙は数倍の強さになります。内格で丙

が忌になっていれば無情

滴天髄闡徴義で任鉄橅氏は絆神強化の干合を「きずな(絆)」と表現したそうですが

無情となれば腐れ縁ですから逃げようとしても逃れる事は出来ません。

重荷で苦労な仕事を嫌が応でもしなければならない定めかも知れません。

日干を挟んだ反対側に辛と関係の良い天干に恵まれる事を祈らずには

いられませんね。

命式は色々です。・・・

 

初めてのお弟子は、最近では恐れ多くも命式を取らせ、大運を出させ、

手取り足取りでやらせて頂いております。

質問も多くなりましたし、結果を先へ先へと急ぐ傾向が見られます。

面白いのでしょう。一時間の約束は一時間半が普通となって参りました。

毎週の事で厭きはしないかと心配になりますが、どうもその心配は今の処

不要の様です。先日

命式の風景を描くと言っても、例えば甲は木に例えられますが、

「命式天干の甲木を、あの~木、何の木、気になる木」の様な立派な木を何時も

描く人と、季節や通根の地支や他の天干との関係などを考慮に描く人とでは

甲木の大きさが違い、その分だけ推命の結果にも違いが出ます。」

との話をさせて頂きましたら

「いつもそれなりに厳しい事を、これでもか~これでもか~と言うぐらい教えて

頂いています。しかし、やはりそれは至難の業です」と、お弟子君

あ~そうでしょうね。(笑い)

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

                        「 改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                      「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2026/07/21 )

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例・甲←癸 )

 

 今回のブログは、子平学・四柱推命法深書、甲←癸の中から選びました。

この章では、用の干(用神)が印になる人・食神になる人の行動性や考え方の説明

加えて体(体神)や上記の体と用の関係、そして、重要ではあるがあまり気に止

めず読み過ごしてしまいそうな補助的な体と上記の用と関係見方が簡単に

説明されています

四例ある中から一例を選び女性で推命に挑戦してみました。

< 命式・女性 >

時 日 月 年

食 〇 敗 印    月令-卯 卯辰-害 季節-春

丙→甲 乙←癸    甲乙2干(令)-方局 (8,5)

寅 辰 卯 丑    癸1干2支 (3)   

甲 戊 乙 己    丙1干1支 (2)

     A11,5 対 B2  格名・外格従旺

< 命式は >

 外格従旺ですから、甲乙印は喜になります。丙は喜の甲乙を逆生し喜の干

になる。命式全ての干・支は喜となって無疵の命式となりました。

この命での甲乙は、春生まれの木局、元気な甲乙木で、1干1支の丙が有り

1干2支の癸もありますから枯れと根腐れの心配は無く、火と水の恩恵を

受けている命式です。

本来は丙と癸は激の関係ですが、双方とも甲乙の育成に働き目的は同じです

から激の出方はないでしょう。

体質的には健康に恵まれていますし、精力絶倫に近いと見ましたが、印綬は強

い爲プライドが強く丙の透干がありますから〝昼は淑女、夜は娼婦〟と言った

感じの人でしょう。確りした強さの外格従旺なので自身の思い通りに生きる

タイプ、自制心は少ないものの丑に辛(正官)が情協、丑は凍土で書けば色々

ありますが、日干・敗財を強める月支の卯の質を落としていますから

外格従旺の命式では適当と考えました。

甲乙がかなり強く偏った命式と言え、体質的な事も加えて現在的に言えば

結婚の有無等生き方は色々ですが、パートナーは時間差をおいて一人で

は満足できないタイプと推しました。この様な方は体質的な相性は重要にな

りますが、私個人としましては結婚重視ではありません。

(占術に自分の思考をあまり取り入れるべきではありませんが・・・)

特にこの様な命の場合、婚期を踏まえながらも適職に就く事を最優先に

考えて見ています。

命式を元運で見ますと、年干印綬(癸)は年支丑と日支辰に情協、幼少期から

働き盛り迄。

時干の食神(丙)は時支寅に真直ぐ下に伸びていますから現役を終えてから

と言う事になりそうですが、さて大運ではどうなる事でしょうか?

< 大運 >

99 89 79 69 59 49 39 29 19 9

〇 〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓

乙 甲 癸 壬     丁 丙

敗 比 印 倒 官 殺 財 才 傷 食

丑 子 亥 戌 酉 申 未 午 巳 辰

〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ △ △ 〇

  丑 寅     寅 丑 

卯辰は害、冲・支合で抜ける事は無い。

辰は、年干癸と月・日干乙甲が情協捨てがたい地支、害で安定して有情

      

< 大運は >

大運は、元運と異なり幼少期より38歳辺りまで食傷を強めています。

大運は、火を強める運は忌運。

68歳辺りまでは、忌運続きですが、戊運は癸を合去、庚は乙を合去

辛は丙を合去、己土(干合・強化)運以外は命式が破格等の大きな変化は

ありませんから、平々凡々に生きられるタイプ、

39歳~の己運

但し、上記の様に己(正財)運は強化、外格から内格(破格)、

そして喜忌変遷となります。

象意としては、一口には人に迷惑をかける。

癸と己の相性良く癸の印星に己の正財は投資への興味が考えられますが

禁物です。具体的にはパートナーに財的な面で迷惑をかける可能性

間違えば大切な仕事仲間を失い、仕事は忙しくなり空回り状態の可能性。

少なくても他人に迷惑をかけそうです。次の未運は丑と冲、印星を弱らせて

思慮の弱りですから引き続きの感が致します。

性格的には、話題は豊富でお喋り好き、語学の才能が見られ興味を示すでしょう。

語学の勉強は大学に行かなくても習得場所は豊富にあり大学よりも安価に

済みます。青年期は、大運は良くありませんから行かない可能性はありますが

プライド面や願望から無理をされても大学へ行く可能性も十分にあります。

社会生活や晩年の暮らしの中で、はったりを利かす為に大学に行く事は

この命の場合無駄では無くかなり効果があります。

丙食と癸印は目的が同じですから、語学を活かしたサービス業等も良いでしょう。

齢を重ねるほどに、自身の行為で他人が喜ぶ姿を見て幸福を感じる様になります

その姿が浮かんで来るようです。 

成人女性が、社会生活の中で独り食べて行く事は、男性よりも経済的にも腕力

的にも弱く大変です。

まして、結婚、間違って離婚の場合子供を引き取って育てるのは女性側の方が

多いのではないでしょうか?そうした場合女性は男性に比べると賃金も安く

経済的に追い詰められる傾向です。特に身近な女性にはなによりも

「何か食べていく為の技術を若い内に身につけなさい」と提案しております。

この方は、充分に一人で生活していけるタイプの人ですし、志も高い方と推察

致しました。命式の良さが光っていますし大運は忌運の印が沢山ついては

いますが、命式変化の程度から徴候的には己土運以外は然程悪くは

ありませんから、苦労はすくないでしょう。

しかし、癸の印綬は、敗財乙との関係で偏印的な出方になり忌運では

物事を悪く悪く考え勝ち、自身で苦労を背負い込む性格が見受けられます。

 

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平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著   「改訂版 あなたの運命のすべて」

                      「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 戊日生まれ )

 十干の内、五番目に当る戊(ぼ・つちのえ)は、相手の干や双方の強さにに

よっての他、防波堤土手溶鉱炉等に例えられます。

物事に動じず、落ち着きがあってしっかりしている等のイメージがある様です。

五行の内、土には他の四行(木火金水)に比べますと通根する地支に特徴

があります。

通根説による土を強めるのは四位純全なる地支の丑辰未戌の四支です

どの地支も蔵干は三行あり雑気に当ります。五行のうち専気や二行の蔵干は

ありません。

つまり丑は土の蔵干の他、金水(児財)、辰は木水(官財)、未は火木(印官)

戌は火金(印児)があります。

外格従旺格や従強格になる場合印星以外特に養虎的な禍(裏切り)

がありますから内格の場合でも疑い深い面が現われます。

特に戊の場合、己土と違い小回りが利き難く根回しや言い訳下手で

そのスムーズでない性格と山や土手に例えられる様に、ドンと構えた

様子は頑固な性格・行動共に「素直でない」との評価があります。

地支によって強ければ強い程そうした評価は高く、身近な人からは

特にその様な評価は高い様です。

また、上記の様に全ての地支が三行の雑気ですから、一途性は乏しく

地支が通根して強い程迷いが生じ易い処が弱点です。

ですから、落ち着いて迷いなど無さそうに見えるまでには、心中は見た目と

違いあらゆる葛藤があり「うっそ~」と言われるかも知れませんが

戊日生まれの方も、心のコントロールには個人こじんの工夫と努力が

かなりある筈です。

               

他に比肩がある場合は、完全に独立峰の考えですからイメージとは違い競争心は

露わになりやすく、案外護丁の山になっていても噴火山瞬間湯沸かし器

様になる場合だってあるのは意外ですが、子平学は人の心の襞(ひだ)を

を覗き、その人の苦労から人生を探る事を大切にしています

さて土の四位純全ですが、全ての地支は三行(三気)が含まれています。

地支によっては同時に児や財や官を強め、内格の場合バランスをとるの

好都合な場合がよくありますが、物の役に立つには先ずは水と火のバラン

すが取れた方が奉仕や抵抗力に有利ですし、自身にも他人からも都合が

良くなり柔軟性が現れます

職種は少ない様に見えますが、戊日生まれの著名人はおられますし

鑑定経験でも多種で、看護師・調理師・教師・クレーンオペレーター・エンジニア

そして占い師まだまだあります。特に木火通命(甲→丁→喜の戊)

の命式の人で働き盛り喜運が続く様な人はどの様な職種についてもその道

に秀でた人となる方は多い様です。将棋で大活躍のあの方も戊日生まれ(座って

勝つの命式)です。

泰山のように大きな山は、重量感もあって動けば事や被害も大きくなりそうです。

戊日生まれの人で、感情的な行動をコントロールできる能力は大いなる才質

です。ですがやはり器が大きい為、我慢は常日頃かも知れませんね。

嫌な事は「嫌!」と言う勇気も必要です。

戊日生まれの貴方が、幸多い人生でありますように。

アッそうでした私も「戊日生まれ」でした。どうりでね・・・?

 

暫くぶりの漢文は、漢詩に致しました。

先日 線状降水帯による大雨の日ニュースでは駅や空港でスマートフォンを

口元近くにあてがい喋りながらウロウロとしている多くの人達が映し出されてい

ました。きっと帰宅困難者の方々だなァと思い乍ら観ていましたら、この漢詩が

思い浮かびました。私なりに現在風にしてみました。

(夜雨寄北) 作:李商隠   (やうきたによす) さく:りしょういん

君問歸期未有期    きみききをとうもいまだきあらず

巴山夜雨漲秋池    はざんのやうしゅうちにみなぎる

何當共剪西窓燭    いつかまさにともにせいそうのしょくをきって

却話巴山夜雨時    かえってはざんのやうをかたるときなるべき

     

「君は私にメールで「まだ帰る見込みはないのですか?」かと聞きますが、

周辺の雨は強くなるばかりで雨音を聞くだけで帰る時が段々遠のく様で

淋しいばかりだよ。

何時になったら、西向きの窓があるあの部屋で

共に淡い火を灯し(ともし)ながら、

好転、帰ってこの大雨を思い出話しに出来たら良いのにね。」

等と訳してみました。

遊び心です。「巴山・はざん」は、中国四川にある山で作詩の場所は

山奥です。季節は秋、妻を恋いる詩ですか望郷の詩でもあります。

中国の漢詩にしては珍しくロマンチックですが、現実には作者は、その後郷里

に戻れず妻にも逢えず巴山を離れた後、(客死)郷里から遠い地で亡くなられた

そうです。それを思いますと悲恋の詩です。

何時か又「天干の戊」でお会いしましょう。(和珞)

 

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( 子峰院 占い人・和珞 2026/07/02 )

 

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