子峰院 和珞の鑑定例No102

 この方は先天性股関節脱臼をわずらい 子供の頃から歩行に問題がありました。

20歳過ぎに結婚、相手の方は公務員定年まで全うしたした人です。

戦死した兄弟の息子を養子に向かえています。

 当時公務員の待遇は悪く、結婚前後から和裁や日本刺繍の技術を身につけ、

内職で家計を支えた人で、留袖のような礼服から、御振袖、道行コート等が

縫える程の技術力でした。これを踏まえてブログを読んで頂ければと思います。

 

< 命式・女性 > 1921年生まれ

時 日 月 年    卯酉-冲 月令―辛 季節は秋

官 比 倒 食    己1干0支 (1)

甲ィ己キ 丁キ 辛ィ    丁1干0支 (1)

子ィ卯 酉 酉ィ   辛1干(冷)1,5倍酉1支 (2,5)

癸 乙 辛ィ辛    甲(強化)三倍0支 (3)

Aとは、印比劫敗  Bとは、児財官

A(比倒)2 対 B(食官)5,5    用神取法は扶抑法 格名は内格食神

  卯酉の冲は有情

Aが弱く喜  Bが強く忌 となるが

喜=戊己丁丙

忌=庚辛癸甲乙

 火土を強める運は喜 弱める運は忌

 金水木を強める運は忌 弱める運は喜

 

< 命式は >

 日干、偏印(倒)は無根と弱い事が欠点だが、己と丁は0支であっても

強さは同じで護丁としての己土は役目を果たし、護丁された丁は安定し、

年干忌の食神辛を弱めて、倒食の役割を充分に果たしているため、

手先は器用で賢い人である。

 又月干の甲木は日干己と絆神強化の干合、三倍ではあるが無根、

死木で側干の己土を尅す事はできない。

甲に地支の通根があれば非常に怖い相手で、身弱傾向で精神的や体質的にも

かなり影響を及ぼす。仮に酉卯が冲でなければ、卯は忌甲を強め前記の通り。

月支酉はより忌辛を強め、無根の丁では倒食作用は全く効かなくなり

人生はかなり異なる事になる。よって卯酉の冲は有情になり、

冲が解ける(解冲解合)の時期は忌運となる。

 

     < 性格 >

 日干己は、丁に強められているがどちらも無根で力不足で表面的、

気強さを伺わせるが、甲は強化で強いが無根、しかしあらゆる運で

甲の地支が巡る事を恐れ、内面は臆病で怖がり、

食神は丁に調節されはいるが、秋月生まれの辛の口調は針の様にきつい事があり、

丁食の朗らかと辛のきつさとで、日干の弱さから精神的には不安定、

身近な人の前では愚痴が多く気性激しい事もあるが、

他人の前では偏印は自身を繕い食神の優しさを見せ、

甲正官は世間体に神経を使い苦労人。家庭に不満をぶつけながら、

身弱傾向は食神の技術を持っていても、主婦の壁を乗り越える事を億劫がる

性格の可能性。

己比・丁印・辛食・甲官の関係はバランスが取れたとしても消極的、

日干弱ければなおさら。

 

 < 大運 >

99 89 79 69  59 49 39 29   19 09

〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇  

丁 丙 乙 甲 癸  辛  己 戊    →(年運)庚辛壬癸甲  

倒 印 殺 官 才 財 食 傷 比 劫    ←天干運の通変星

 午 巳 辰 卯 寅 丑 子  戌    →(年運)乙丙丁戊己

✓ 〇 〇 〇 〇 △ 〇 ✓ ✓ ✓

  子   酉 酉   子     解    ←冲・支合する命式の地支

 

< 大運は >

〇命中甲は強化の干合で、己運は合去ではなく、己が1干強まるだけ

〇庚運は、月令辛三倍の強さで巡るりA2、B8,5は破格、

外格傷官格に変動は大きく忌運。

〇壬運は、丁を合去A1・B5,5破格、元機の丁を失い忌運。

しかし壬が子の根を持ち、命式に直接影響を与える得るよりはましかな?

 

< 地支運 >

〇亥運水支でもあり、甲を強め忌運、経済的、精神的な苦労 

しかし、乙以外年運が救干になる。

〇子運は水支で忌運、経済的な苦労。乙以外年運が救干に。

〇寅運は、木火を強め△ 木火通命は最終的に己を強め結果は良い。

               f:id:sihoin:20191211133912j:plain

     < 依頼は >

依頼は巳運の終わり頃、御子息からでした。

60歳頃からの晩年の体調・健康は、それ迄の健康とは見方を

 変える様に教わっています。

 巳運の終わり頃 巳は丁火を強め、唯一水支の子を暗尅する時期、

脳出血で意識を失い倒れ入院し、寝たきり状態となった。

親子二人暮らしの息子さんからの依頼で、当時の病院では、

2・3ヶ月で転院を言い渡される状況下 退院しても自身で看る

自信もなくどうなるのかを心配しての事でした。

息子さんとこの方と二人分の依頼でした。

〇89歳丙運は忌に食辛を合去喜運、「手厚い看病・介護(サービス)が受けられる

様になっていますし、経済的にも心配ない様になっていますが・・」 

辛は体力、食神は行動力を意味し、晩年の合去はたとえ喜運であっても

体力、行動力を弱める。リスクを抱えている人程その傾向は強くなる。 

〇94歳午運は、運の忌財壬癸を支える時支子と冲で喜運。

又、子は命中唯一の水気である。水は体力・生命力で 喜運であったとしても

子を無力にすれば、丙運からの十年運で見ても、年齢的に命の問題が生じても

おかしくない。

蔵干忌財の子を無力にすれば経済的な面での良い象意。

「この時期生命的には問題が生じそうですが、万が一そうなれば

かなりの財を残されるのではないかと思います。」と告げれば、

御子息「あ~、それでしたらその時期でしょうね。」と

何か心当たりがあるようでした。

現実では、丙運は脳神経科の専門病院を退院した後は、

主治医の病院に移され亡くなるまでのおよそ9年間、

その病院で看て貰えたそうでした。97歳で亡くなられたと連絡を頂きました。

 

< この財、誰が知るや? >

この世界では命中に財の透干の無い人は、財縁が無いようによく言われますが、

本当にそうでしょうか?

 この方は64歳卯運のころNTT株に手を出し失敗したそうです。

それからは株に興味を持ち「元を取り返す」と言って勉強投資を始め、

配当金を目的とする株を持ち年金等を合わせて財を増やしたそうです。

 44歳子を支合する丑運には親からの家を相続しています。

時支が忌財の蔵干を持つ場合も財縁に恵まれないと言われますが、

大運の後半でこうした時支を無作用にする命の場合、

財縁を見極める必要があるでしょう。

 

ブログは大いに簡略化しています。滴天髄の生時論では 時支がどんなに

大切な場所であるかを述べています。この方がどうして財を増やす気持に

なったかを時支子の特質や役割を知れば、その原因・目的・気持ちを推察

する事が可能となります。時支子を知る事は大切です。

 

( ブログの参考文献 )

平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

      「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2021/01/11)

 

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 月令論」を読む

 「禄命の学(子平学)はいつ頃から起ったのか、」について滴宝先生は、   

 子平学・四柱推命法深書の序の章 子平学、でもふれています。

 明代の張神峰氏によれば「除居易氏が始めてで、その原則らしきものは

ずっと昔、世紀前3000年頃、伝説時代と言われる皇帝にさかのぼると書いて

おられました。」と記しています。

 この章では多くの古人の事が年代別 書籍名や特徴等の簡単な

説明をされています。劉伯温(劉基伯温1311~1374)氏が滴天髄を編纂された時

より、数千年以前から東洋占術の書籍などの多くが世に送り出されている

事になります。伯温氏はあらゆる東洋占術に長けた人である事から、

私達同様、古人による専門書等で勉強された事でしょう。

そうした観点からでも「滴天髄」を読む事ができれば、又味わい深しです。

 この続きは折に触れて書いて行きたいと思います。

 さて、本文と参りましょう。

 子平学 四柱推命 運命学

 

< 平岡滴宝著、新訳滴天髄、月令論 >                  

 月令は提綱、これは宅ととなえるなり、人元事の用いる神、宅の向なり、

もって卜(ぼく)せざるべからず。                       

 

    (  訳  )                             

月令と言うものは、命式のかなめであり要点となる月支の蔵干のことで、

人に対して家の様なものだとよく言われます。

ですから例えば、月令によってはその家がどちら向きになっているのかと

言う様な、内格か外格かを決定する要点になる場合や、

命式の天干に出ている夫々の干の他、行運の干の強さに非常に影響を

あたえますから、当然よく気にとめておかねばなりません。                             

   ( 追補 )                             

ここで言う神とは、月令の蔵干の事です。               

尚訳文の他に、化気のことも含まれますから非常に大切な場所と言えます。

しかしそうだからと言って、運の元とか元の命と言ったり、

その人の元になるとまで言えるかどうか疑問です。

                     f:id:sihoin:20190815164116p:plain

 < 和珞のもっと滴天髄、月令論 >                                 

月令とは、月支蔵干の事                          

  (命式)                           

時 日 月 年                           

劫 比 傷 印   申寅―冲                       

庚 辛 壬 戊   庚辛―2(月令)0支 3,5               

子 卯 申 寅   戊―1干0支 1                    

癸 乙  甲   壬―1干1支 2 月令は庚、季節は秋          

A 比劫印4,5 対 B傷2(内格) 

Aが強く忌 Bが弱く喜となる。月令は忌                 

上記命式の月令は、月柱一番下(地支蔵干)の庚(月支蔵干)になる。     

年支と月支は冲になるが、月令は季節を表し、たとえ月支が年支や日支と

冲・支合したとしても、月令まで消える訳ではありません。       

又滴天髄、通天論では「五陽は気に従いて勢いに従わず、五陰は勢いに従いて

情義なし。」( 意味:陽干は月令、即ち季節に反応しやすく、陰干は季節よりも

同類の干や生助の干の作用に反応しやすい )と言っている事から、

滴宝先生は月令計算を、天干が陽干の場合、月令が陰干なら三倍 陽干なら二倍。

天干が陰干の場合、陰陽問わず1,5倍としています。

命式と大運で同じ計算をする事になります。                 

月令は天干の組み合わせにより、天干に変化の干合を起こす事もあります。    

 順序としては、まず命式を書き出し、変化であれば命式を書き直した上で

月例計算をする。又、合去の干合以外、命中に月令と同気の干があれば

月例計算をした後、内・外格を決め命式天干の喜忌をきめる。

月令と同気の干が、喜なら月令も喜 忌なら忌とする。

月令が喜の場合は有利と言われますが・・・                 

大運での変化の干合は、命式と月令と大運の組み合わで、

変化の時期に注意し変化後の計算をして運での喜忌を見る。

月令と同気の干運が巡る時期も同様計算して喜忌を見る。

この様な時期は、喜忌変遷や内格は破格で外格となる場合があり、

命式は大きく変動する事がある。よって月令が喜だからと言ってけっして

安心はできない。上記の命の場合乙運は庚と化金、乙は辛となる。

もし乙が庚と合去なら喜運ですが、変化ですから辛の月令計算はA

に1,5プラスされ忌運となり、男性なら大事な時期の20代に巡る事になる。   

 この様に月令は命式に変動を起こす根源、特に運での変化の干合や

月令同気の干運は見逃しがちになりやすく留意を要します。

特に月令陰干の場合、同気陽干は三倍になり、変動は大きく

見逃しは決して出来ません。        

よって月令が、命式や大運にどの様な影響を与えるのか、

しっかり見ておきたいものです。                      

 又、月令は季節を表し、季節によって家(命式)の中の絵は様変わり、

象意や調候は異なり、性格・体質や素質にも違いを見る事ができる上に、

人間関係も違ってきます。例えば壬と癸の冲天奔地は、癸水による壬水の増水、

癸は壬への奉仕結果一つになれるが、冬の壬癸の関係は、癸は雪 壬は氷、

解けなければ一つになれない、双方の象意、推命は異なって当然です。

推命判断上、月令(季節)に着目する事は様々な観点から言っても重要です。   

上記の命の天干庚辛は忌で、月令も忌となる。

月令同気庚辛運は忌運ですが、喜忌変遷、破格は起らず、月令は陽干でもある

事から、変動の大きい命に比べればかなり平穏な人生になるでしょう。

女性なら20歳代からの活躍が伺われます。

どちらにしても忌の月令同気庚辛運には経済・健康・失職・事故などの

象意を見て推し測るべきでしょう。

 

(組み合わせ)   (変化、月令による干合の組み合わせ)

庚 ・ 乙 ― 月令が金の時、庚はそのまま、乙は辛に変化。(化金)

戊 ・ 癸 ― 月令が火の時、戊は丙に 癸は丁に変化する。(化火)

壬 ・ 丁 ― 月令が木の時、壬は甲に 丁は乙に変化する。(化木)

丙 ・ 辛 ― 月令が水の時、丙は壬に 辛は癸に変化する。(化水)

甲 ・ 己 ― 月令が土の時、甲は戊に変化 己はそのまま。(化土)

 

 このブログは、今年最後のブログとなりました

思いの他多くの方々の閲覧を頂き感謝しています。「有難うございます」。

なるべく前だけ見て歩いて行く事にしています。

今日と言う日は二度と訪れる事はありません。「一期一会」大好きな言葉です。

出会えた事の喜びと、今を大切にしたいと思います。

 

来年からの「新訳・滴天髄」は、生時論、源流論、通隔論、清濁論と

計画しています。これらの考え方はとても面白いと思いますし、

子平学は大運だけが取り得では無い事を、理解して頂ければと思います。

 

 

 

( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

清代の初め  陳素庵氏  「滴天髄輯要」(註釈本)

その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

( ブログの参考文献 )                          

平岡滴宝著「新訳・滴天髄」「子平学・四柱推命法深書」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/12/25 )

 

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子峰院 和珞の鑑定例No101

  今年は新型コロナのせいでしょうか、この方と同じ年生まれの方からの

依頼が割合的に多くありました。

「朝は起きられない上に早退して帰って、理由を聞けば友達に虐めれれていると、

近所の幼友達は皆成績も生活態度も良く誘ってくれ、

その時は機嫌良く御一緒させて頂いても、何時の間にか自分から友達との

輪から外れている様子。いくら調べても虐められている様子も伺えず、

成績にも響く」と、又親御さんは幼少の頃から家庭の事情もあって

「生活態度には一切口出しをせずに、したい放題にさせたつけが今巡って来た」

のだと、お母様からの依頼でした。

 間違えばこの方は高校へも行かない可能性があり、

お母様としてどうすれば良いのかも心得ている様子でしたが、

心の奥深くには、このまま甘やかしておきたいとの親心が有ったようでした。

 #子平学 #四柱推命 #運命学

 

< 命式・女性 > 

時 日 月 年    月支は申 月令は庚 季節は秋真っ盛り

倒   比 敗    子午―冲 

壬 甲 甲 乙    甲乙3干0支 (3)

子 午 申 酉    壬1干申1支 (2)

癸 丁 庚 辛    

   A5 対 B0 

用神取法は専旺法 格名は外格従旺 

外格従旺の喜の干はA 忌の干はB

喜の干は、甲乙丙(逆生)  

壬癸はAで喜のはずが、浮漂が進むため△

忌の干は、丁戊己庚(化金)辛

 

Aとは、Aグループ(日干を強める干)印比劫敗

 Bとは、Bグループ(日干を弱める干)食傷財官

 

< 命式は > 

〇壬は1干1支で湖 〇甲乙は無根、湖に浮かぶ浮漂木草

〇日干・比肩・敗財(日干類)と偏印(倒)だけで、

Bグループの食傷財官の透干が無い命式。

見た目上側干2干の甲は、競争心は強く見えるが、日干甲(本人)の側干である

月干甲(ライバル)は、側干(年)に乙の透干があり、枝葉のついた甲木は

本人に取っては立派に見え、無根の漂木は表面的で負けん気を出し、

論争をしても論には勝てず少しの事で逃げる。

側干に乙を持つ月干甲木(ライバル)は喜で悪い人では無いが、

生活の乱れの多い本人を軽くあしらう傾向で、

倒食を持ち人の気持ちを汲み取る事ができ繊細でプライドがある本人は、

そうした人の傍にいる事に負担を感じる。

 又命式は秋生まれ、子は午と冲で寝て冷たくはないものの火の気無く、

水気強く低血圧気味、目的意識は弱く、朝の寝起きは悪くなり

学生生活に支障をきたす。年・月支の蔵干は庚辛、水の下から甲乙を槍で突き、

浮いて居心地悪しで世の中へは自然と足を向けるが、

長時間座っている事も苦手(座敗)、友達関係の事もあって

学校を早退する要因となる。この命の難しい所は目的意識の弱い事。

強いとしてあげれば年干(父親)乙より立派になる事 

又は父親の様になりたくないである。

この命での乙壬の、敗財と倒食の出方は、逃げ口上や、言い訳の上手。

 浮木の甲の多干は相尅となる場合が多く

互いにぶつかり合い傷つき勝ち負けがはっきりと出る命式があり、

運での事象を見るためにも見極めが必要。

 

< 大運・順行 >

※庚運は化金、年干乙は辛に 大運庚はそのまま

90 80 70 60  50 40 30 20 10 0

〇 △ △ ✓ ✓ ✓ ✓ △ 〇 〇

甲 癸 壬 辛 庚   丁 丙 乙  →(年運)乙丙丁戊己

比 印 倒 官 殺 財 才 食 傷 敗  ←天干運の通変星

午 巳 辰    子 亥 戌 酉  →(年運)庚辛壬癸甲

△ △ 〇 〇 〇 ✓ △ △ △ ✓

  申 酉 酉 申 解          ←冲支合する命式の地支

 

< 大運は >

〇0歳乙(敗財)運は、幼稚園時代協調性があって

    多くの友達に囲まれて楽しく過ごす。

〇6歳酉運は、夜中遅くまでゲームにはまり朝は起き辛く遅刻、

虐められると言い欠席、虐めの事実は全く無かったと。

〇10歳丙(食神)運は、丙のライトを浴び甲木が目立ちたい行動性は、

音楽クラブに入部するが、譜読みが出来ず退部。

〇20歳丁(傷官)運は、喜壬を合去忌ですが、浮木ではなくなり

無根の甲木の活動は落着き、二本の甲木は浮いてぶつかり合う事もなく、

人間関係や精神的に楽と見て△とした。

この命の2干の甲は、壬水が強まれば壬の激しさの中でのぶつかり合

いは人間関係のトラブルや気ままが進み、壬が強まる時は△、

甲壬共に強まる場合も同様 しかし甲だけが地支で強まる時期が一番良い

時期となる筈が、55歳寅は申と冲 65歳卯は酉と冲、

喜運であってもその良さは半減する。

30歳戊(偏財)運は、忌運であっても戊は無根A5・B1と破格は起らず、

やる気が起きる時期。無根の甲乙では忌財を尅す事はできないが

壬1干1支の偏印で尅す事が出来る、喜の偏印を活かす為にはせめて

高校卒業の資格は取っておきたい。

この時期は、人生で一番我武者羅になれ、経験を積み次へのステップと

してつなげられる時期、それには年齢的にも有効、この下積み生活を

どう過ごすかで後の運を左右する大事な時期となる。

その為には高校卒業資格は是非取っておきたい。

有効に過ごすとは、後に自身が満足できるか、そうでないかの節目、

人生は大く違ってくる。

〇35歳子運は、壬水を強め△。

〇40歳己(正財)運は、月干甲を合去忌運の筈が、人間関係の煩わしさから

解放される時期でそう悪くは無いが、知らずの間に大事な友達を失い、

身の回りの状況が大きく様変わり。

しかし日干と強化三倍の己になるよりはかなりましで、

心がけ次第ではこの変動に期待が持てる。

〇45歳丑運は、子午の冲を解き 子丑は壬水を強め推量は増え、

水温は午では救えず冷たく成果には不安があり忌運とした。

50歳庚(編官)運は、月令は庚金、年干乙と化金 乙は辛に変化、

庚はそのまま、庚辛は月令で3,5の強さに申酉が通根で5,5 

命式はA4 B5,5内格破格で大きな変動、

甲は浮きで金からの抵抗力はあるが、逃げとと地位の低下の事象。

人生で一番苦しい時期の可能性

〇辛運(正官)は、月令申酉通根内格破格、A5・B3,5 

その変動は庚運程では無い。

 

< 総体的に見て、>

波乱万丈型と言えます。ノホホンと見えて壬の偏印(倒食)は神経質で繊細、

気苦労を進んで背負って歩いている様に見え「思い込まない方が良いよ。」

と忠告したところで、それは性分どう仕様もなく仕方の無い事、

自分自身でその性格を理解した上で仲良くして行く他は無く、

一時的な気休めなだけ、性分と道連れテクテクと歩いていくしかないでしょう。

その持ち前の性分を知る事は、私の経験では、人生の道しるべとしては

案外役立つものだと思っています。

しかし「彼女がそれを知るには、まだ若すぎます。」と、お母様には伝えました。

命式を見れば、金持ちになりたい、人の役に立ちたい、

貧しい生活から脱却したい等のように 何かを「したい」 

又は、したい何かを見つけたいなどの気持ちが見えません。

そうした気持ちを育てるには、この方の場合遥かか彼方、

反対に目の前を見るではなくその中間点、

大運では戊運当りを見つめる事が一番良く、

でっかい夢を持たせようとしても逆効果。

自然と触れあう事はこの年代的にも効果的で、

この命では、山登り(山を征服)が良いのでは、

それも高くない山に時々出かける事は、

心のリハビリになるのでは無いかと考え、提案の一つにしました。

 

新型コロナ禍の中、子供さんや思春期の方々は辛抱を強いられても、

よく頑張られている事に、頭が下がる思いがします。

より良き新年度を迎えるために、

進学受験や資格試験を受ける人達の、精神的苦労が思われます。

どうか、実力が発揮出来ます様にと、只、祈るばかりです。

 

 

( ブログの参考文献 )

平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

       「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/12/13)

 

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子峰院 和珞の鑑定例No100

 この世界では、五気での健康を云々され、偏りの命式は健康でのハイリスクを

言っているのをよく見かけます。

 平岡滴宝先生は秘本・子平廣論では五気の取り方と体質を述べていますが、

推命では発病時期は、喜忌運で慎重に見て説明をしています。

 下記の命式は偏印と劫財透干の外格従旺格、火の気が多く偏りの命式ですが、

50歳以降の壬運までは体調を壊す事無く仕事面では、順調に熟したそうです。

私は体質 特に健康面では渕宝先生より、干関係と日干の状態で見る

事を教わっており、この命式での、両師匠に習った推命は

勿論間違っていませんでした。

 滴天髄は、順逆論では「順逆ととのわず、逆すべからざる者は

その気勢に従うのみ」と言い これは外格の事で「強い干は強い程良い」と。

用神取法によって格を取り、喜忌を定める事は推命上最も重要な事と

胆に命じ実践を怠っていません。

 又、滴宝先生は著書で、外格はある種の挑戦で勉強・研究を

重ねなければならないと書いてあり、それは先生の「遺言」と捉えています。

 子平学・四柱推命・運命学

 

< 命式・女性 > 

時 日 月 年    生月10月 月令(戊) 季節(秋)

劫   劫 印    干合・冲・支合無し

丙キ 丁キ 丙ィ乙キ    丙丁3方局(巳午未)4戌1 (8)

午△巳△戌△未キ    乙1干未1支 (2)

丁 丙 戊ィ 己    元機-未

    A10 対 B0     Aとは、日干比敗劫印 Bとは、食傷財官

用神取法-専旺法(外格) 格名-外格従旺(印より日干・比劫強く)

喜の干=丁甲乙辛(月干丙を合去)

忌の干=丙戊己庚壬癸

 

< 命式は >

丙―太陽 丁―地上の火 乙―水気無く枯れ芝(燃えやすい)

丙は、太陽に例えられ内格の場合「天に両日なし」と言われ二丙は

良くないとされる。この命式は外格、多くの体験談では外格であっても

丙の透干の方は、丙運は「辛い」と仰る。よって丙が命中天干1干になった

場合は「樂」になると考え月干の丙を忌の干とした。

日干丁は、両側の丙によって隠蔽(丙の輝きで、丁の灯りが見え難くなる事)

その良さを隠されている。丁は丙の月干(社会環境の人達)の引立て役・

縁の下の力持ち、月干は忌であり要求は強く厳しいが、

劫財の性格は協調性や同調性、その要求を理解して応えようとする努力家である。

年乙偏印は、日干喜丁と未で還流して丁を強め隠蔽された丁を救い助けている為、

喜でもあり賢く、計画性や綿密性があって人の気持ちを理解出来る人。

又丁は閃き、乙は言語能力 その出方は乙の優しさを加えて智的、

次から次へ口をついて出る言葉は魅力的で、他人からの評価はとても高くなる。

丁日生まれ、丙の透干ある人は、社会生活では丙日生まれの様に振舞い虚勢を

張っての生活、一方プライベートでは丁で生活、一人になれる時は自然と

ホッとする人である。命式を総合的に見れば、人は好きであるが、

それが苦労の種でもあり、苦労人である。

この方の仕事は、結婚式・葬儀・その他のイベントで活躍されるフリーの司会者で、

イベントの構成・企画をする人でもある。

この命での、この仕事は適職で天職とも言える。

又運で地支は火の方局プラス戌と多く、冲、支合で1支抜けても悪くなく夫々を

△とした。しかし年支未は、両側の丙で隠蔽され質を弱められた喜の日干丁を、

乙(丁の燃料)と還流で強めている為、未を喜で元機の地支とした。

年頃で年支を抜く運では独立、結婚する方が多くおられるが、

元機の地支を抜く時期の結婚は、離婚の可能性は大である。

 

< 大運・順行 >  

94 84 74  64 54 44  34 24 14 04

✓ 〇 〇 ✓ × ◎ ✓ ✓ ✓ 〇

丙 乙 甲 癸    己  丁    →(年運)己庚辛壬癸

劫 印 倒 殺 官 才 財 食 傷 比    ←大運天干の通変星

申 未  巳 辰 卯   子 亥    →(年運)甲乙丙丁戊

△ △ ✓ △ △ △ △ ✓ △ △

巳 午 未   戌 戌   未 午 巳    ←冲・合する命式の地支

 

< 大運 >

※夫々が五年の受け持ち、流れと前後の運を考慮に入れます。

〇4歳の丁・巳運は、元気で明瞭、何不自由のない生活。

〇14歳の戊傷官運は、月令計算二倍と未戌の通根で破格、内格となり忌運。

この時期の食傷運は、遊びで学生生活などの支障を疑う必要があるが、

戊山は月令に旺じられ高く、丙との関係で日陰、丁本人は目立ち楽になる。

又、A10対B傷干4の内格、Bの方が弱く傷官は喜になる。

乙→丁→戊(傷官)は喜の木火通命と護丁で遊びの可能性は無い。

この時期より学校行事での司会の様子を見ていた父兄の方々より、

依頼があり少しずつ仕事を始める。                       

傷官運で、命式には無い食傷の仕事を始めるが、上記の如く適職に自然と

 方向性が見えた時期、流れとしては良いと言える。

〇19歳子運は、△の午を冲で現状維持、実家の事業を手伝いながら

小遣い稼ぎの司会業を本業に変える。

〇24歳の己食神運は、Bで忌運だが破格にはならず、喜の丁を燥土ではあるが

護丁、そんなに悪くは無く、仕事は順調だが無理しがち。

〇29歳の丑運は、元機の未を冲忌運 強い火を調節出会いがあり結婚、

しかし未は元機の地支!子供男子に恵まれ、伴侶は実家の仕事を成り合いに。

34歳の庚運は、年干喜の乙印を合去、父親と死別、事業の負債を背負うと共に

伴侶と離婚。乙を合去すれば、倒食(偏印)の思考力、表現力、判断力の弱り、

日干丁も弱り、丙からの隠蔽と劫財性の進みは、

象意としては、他人から迷惑と妥協性で人の言いなりとなる。

負債の後始末は他に手段がある筈で、専門家の手を借りれば

法外な負債は抱え込まずに済んだ筈

〇39歳寅運は、木と火を強め喜の筈が、火の方局と会局が揃い火の強さは際限なく

強まり、忌月干丙の強まりは良しとまでいかず△とした。

しかし体調を壊す事は無く、ただただ借金返済の為昼夜なく、

子供を母親に預け働いたそうです。

44歳辛運は、月干忌の丙を合去で喜運。新築の家を1軒買えるほどの借財を、

女手一つ十年あまりで返済したそうです。強い外格従旺は忌財を楽に尅し、

月干(社会性)忌の干を合去は社会性の広がりと、丙からの隠蔽の弱まりと共に、

日干丁日の自我意識の強まり、何もかも上手く行く時期となる。

54歳壬運は、日干丁と絆神強化の干合、壬は三倍の強さとなり忌運、

強い壬に丁は消される調候。

この方は59歳、年運も壬、大腸がんで亡くなられました。

「根本な原因は恐らく便秘でしょう」と担当医から言われたそうです。

五気を云々するよりも、燥の命は便秘傾向、又職業柄自由にトイレに

行けず水分補給を我慢する事が多く、それが原因での症状で軽視されがちな、

いわゆる「職業病」。

 

この年代で女性が気に止めておきたいのが更年期障害です。

ご近所の婆集会、趣味中間、スーパー中間でちょくちょく話題登るのが

女性にとって厄介なのがこの「更年期障害」です。

因果関係は専門家では無いので書けませんが、少なく無い知人達の情報では

かなりの女性達が、何らかの形で体調を壊すのがこの年代で、

女性にとって、少し気に止めておきたい時期でもあります。

               < 壬運を乗り越えられる可能性は? >

この命での大運の壬は寿限かも知れませんが、現在の医学と命式の元運で

見ればそうとも言いきれず、時干丙は喜であり、慣れからの仕事のしやすさが

伺えるが、60歳以降年柱乙未の力の弱まりは、丙丁の関係での隠蔽度は強まり

仕事上の苦労は変わりないと推測出来るものの、大運では59歳から73歳まで

巳運を除けば軽く火を弱め、癸運は丙によって弱められて丁との激は起らず、

74歳から89歳まで未運を除いた甲乙は丁を強め隠蔽から来る象意は弱まり、

総合的に見て仕事量が減ったとしても、生活に支障が無い程度で、

壬運以前と同様に元気で仕事を続けられた事と見ました。

 

< 外格従旺格の人は、>

外格従旺格の人は、自身の思う様に生きる人が多く、実践的でパワフル!

五気では平均が取れた内格に比べれても、本当に元気な人が多いと感じています。

私と兄はよく似た命式ですが 兄は印持ちの外格従旺、私は内格、

兄は一晩にして一山を重機でもって潰す様な力持ち 私と言えば怖がりで

意気地なし無理が利かない体質、言い換えれば怪獣と普通の人の様に、

その差は何処から?と・・・言う具合です。

この方は上記の通り繊細な方ですがパワーはかなりなものが伺え 

無理が見え隠れしています。

又34歳の庚運を知っていればな等と無駄な事を考えています。

御本人が53歳頃だったと思います。息子さんからの依頼で、

体調が思わしくないので見て欲しいとの事、壬運は厳しし事を伝えました。

彼女には身内の事でお世話になった事もあって、

亡くなられた時はご挨拶をしましたが、後日息子さんから詳細な報告があり、

ブログもOKを頂いたのが昨日の事の様に思い出されてなりません。

 

< 子平学・四柱推命の基本 >

     

sihoin-waraku.hateblo.jp

 ( ブログの参考文献 )

平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

      「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/11/28)

 

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 寒暖論」を読む

 私的感想ですが、滴天髄の幾つかの論は同じ様であっても、

全く異なる内容の場合が多々あり、困惑、難儀しています。

事によれば勘違いを起こしかねません。

それを防ぐには一つ一つの論の概要と要点をしっかり掴んでおく必要があり、

「頭の整理」と私自身に言い聞かしております。         

 

 滴天髄の著書を書き残された劉伯温(劉基伯温)氏は、元代の末期から

明代の初期の人で、明を建国し安定させた朱元璋に、多才を持って使え支え

活躍された人として知られています。その才能は未来を見通すだけでなく、

詩人・軍師・政治家・天文学・地理などに優れた人だったそうです。

 さて、本文と参りましょう

 

< 滴天髄 寒暖論 >                       

天道に寒暖あり、萬物を発育し、人道これを得れば過ぎるべからず。    

地道に燥湿あり、品彙を生成し、人道これを得れば偏るべからず。

 

( 訳 )                               

 自然界には季節があって、色んなものの発育するリズムがあり、

台地には乾燥した所や湿地があって、色々の物が生産されますが、

いずれも激しすぎるとリズムが狂って物の出来が悪くなります。

命式でも同じことが言え、冬月生まれの天干庚辛や壬癸は、

クールな性格となりやすく、夏月生まれの丙や甲は、ドライな性格と言えます。

(程度は強さによって異なります)。地支に巳午未が多ければ燥と言え、

天干に壬癸がなければ生命力にもろさを感じます。子亥丑が多いものは湿で、

天干に壬癸の多い命式は、

特に女性では、婦人病や子供ができにくい体質の人が多く、

男性でも精力の弱い人がいます。ですから人命でも、

すぎたり片寄ったりするのはあまり良くない現象です。                           

 ( 追補 )                                                                          

 天道とは天干、地道とは普通地支に含まれている蔵干のことの様に

思われますが、ここでは命式と解釈した方が適当でしょう。

               f:id:sihoin:20190815164116p:plain

  ( 和珞の、滴天髄、寒暖論についての余談 )            

 命式の燥湿の程度を決めるのは、天干の丙丁、壬癸だけではなく、

地支の水支、火支によっても決まります。

水支亥・子・丑月は暦の上でな冬 同じ水支春の辰、秋の申とは

温度的に差があり、亥子丑は特に冷(寒)で作用します。

 又、火支巳・午・未月は暦の上では夏 春の寅 秋の戌とは温度差があります。

命式では、寒又は湿、暖又は燥の程度を見極め、

推命を進める必要が有るでしょう。            

 この論では、主に体質と性格について述べている様です。

 私の場合主な依頼者は、身近な人達や知り合い、そうした人達や紹介者が

殆どで、何年かに一度依頼を受けるためカルテの様に鑑定書を保存の必要があり、

その許可も頂いています。その経験から偏りの命式が即、

病気に繋がるかと言えば「No!」です。

 高校で三年間クラスを共にした同級生、クラス只一人皆勤賞を手にした人は

偏りの命式の持ち主ですが、現在まで入院、寝込むことすら無い人です。

この方は命式に冷やされ温もりを知らない丑を根に持つ己土は、

胃に弱点を持ち交通機関の利用の時は、車酔いに悩まされる様ですが、

多くを食す事が出来ず、それが原因で体調を壊す事は全くありませんでした。

つまり表層的に済んでいますが「寄る年波」推命では慎重に見ています。

 私共への依頼は深刻な案件が多く慎重さが求められます。

そこで私はまず、基本独立して経済面を含め一人でやっていけるのか、

それが出来ないのか慎重に見ますが、やはり偏った命式の場合、

誰かの介助を受けなければ生活して行けない人は割合的に多い事も確かです。

例えばブログ鑑定例99の命式

< 命式・女性 >

時 日 月 年     五月生まれ 月令(丙) 季節(夏)

倒   傷 傷     干合・冲・支合無し

甲 丙 己 己    

午 戌 巳 酉      

丁 戊 丙 辛    

一点の水気を見ず、夏生まれ丙は燥の命式、ブログを書きながら現在の医学では、

先天性の知的障害の病名がつくのではと疑いました。44歳頃までの喜運がどれ程

救いとなるか断定は出来ませんが、依頼・鑑定の場合はしっかりと

念頭に置いておく必要があります。

 次回鑑定例100では、

メチャクチャ偏り燥の外格従旺格を書きたい計画しております。        

 ドライ・クールな性格は長・短所あり、どちらも有効に活かしたいものです。

 

 ( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

清代の初め  陳素庵氏  「滴天髄輯要」(註釈本)

その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

( ブログの参考文献 )                           平岡滴宝著「新訳・滴天髄」「秘本・子平廣論」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/11/20 )

 

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子峰院 和珞の鑑定例No99

 この命式は、平岡滴宝著、子平学・四柱推命法深書 

甲→己の関係から選びました。

本文から甲-己の関係を簡単にまとめました。

甲のそばにある己は干合 月令が土(戊・己)であれば化土 

甲は戊に変化 己はそのまま、それ以外は、年月は合去。日月、日時は絆神強化 

月干or時干は三倍になります。

甲己の関係は合去・変化以外は、強化の干合を含め順尅です。

己は平地の土で、地支に水分がなくてもいく分かは湿っているものと

されています。この関係も強弱、喜忌は別として、

戊と同様土の乾、湿に注目すれば良いでしょう。

 

< 命式・女性 >   キ=喜 ィ=忌

時 日 月 年     月生まれ 月令(丙) 季節(夏)

倒   傷 傷     干合・冲・支合無し

甲ィ丙ィ己キ 己キ       丙(令二倍)3支 (5)

午ィ戌△巳ィ酉△    甲1干0支   (1) 

丁 戊 丙ィ辛     己2干1支   (3)

   A倒日干6 対 B傷3

病の地支ー午(午を冲・支合の運は非常に良くなる)

用神取法は扶抑法  格名―内格・傷官格

喜の干=戊己庚壬癸丁(木火通命 丁で甲を燃やし己土を強める)

忌の干=甲乙丙辛(喜忌変遷、下記辛運で説明)

 

本文から

「夏生まれで、日干丙が強く一点の水気がありません。

従って乾燥の命式です。甲木は丙に枯らされていますし、

己土の湿気は蒸発していますので、己土は砂漠の砂のようです。

甲も枯れた材木で己と共に力はありません。

通変星的に見れば甲の倒食(偏印)の良さは出にくく、

己の傷官の良さも同様です。甲己は順尅ですが、

この命式では己への制はありません。この様な人の性格は、

折角偏印、傷官をもちながら少々味わいが足りません。

即ちドライな性格です。」とあります。

 

この命の己は甲からの制は無く、喜の己土は比較的安定して

長所と言えます。

甲己関係で制尅を受けるのは己土で、己の方が不利です。

己は喜であり運で制尅を受ける時期は無いかを見る事も必要になります。

 

< 命式からの性格など >

偏印である甲は無根で横たわった燥木で思考力弱く、年・月の傷官己土は砂で、

その行動は砂漠の砂の様に自由変化し、四天干全ては尅や制を受けておらず、

助長され自由活発な行動は他人の迷惑顧みずで理解得られ難いが、

時にムードメーカな所あって人を和ませる面も現れます。

 

< 大運 >

〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓ 〇 〇 ✓ 〇

99 89 79 69   59 49 39  29 19 09   

己 戊   乙 甲 癸   庚    →(年運)戊己庚辛壬

傷 食 敗 比 印 倒 官 殺 財 才    ←大運天干の通変星

卯 寅  子 亥  酉 申 未 午    →(年運)癸甲乙丙丁

△ ✓ 〇 ◎ 〇 △ △ 〇 ◎ ✓

酉     午 巳   戌 巳 午                  ←冲・支合する命式の地支

 

〇庚財運は、酉巳戌の3支が通根A6 B6と平均が取れ喜運。

経済的に恵まれるが学業の才とまでは行かない。

〇午は忌の日干丙を強め忌運。

〇未・申運は、忌の丙を弱め喜運。

19歳辛の正財運は、日干丙と強化の干合三倍に火の3支が通根、

Bに6プラスされA6 B9と喜忌変遷で忌運となる。

幾つかの象意の中から二つ選ぶ、候補1は突発的な事故。

候補2は他人に騙される。日干丙に辛の強化は、辛は輝きで丙に勝つ、

丙と辛の発光は目が眩む様で、突破的な事故も考えられる。

又砂土は辛を汚さずずるさが無くお人良し、喜忌変遷の時期の初期は

結構調子が良い事が多く、強化財忌運では太っ腹になり易く

他人の口車に乗り易い時期となる可能性。候補1・2どちらも考えられます。

〇29歳壬の偏官運は喜運、通根は無し。

官運、水運でもあり生涯1度きりの婚期(癸運は無根で、

強い丙に尅され湿気としても期待が無く婚期には使えない。)

壬運は、大運前後の未申運で火を弱めている為、婚期に使えます。

〇甲運は、喜己を合去で忌運。〇乙運は、忌の甲を強め忌運。

〇69歳丙運は、月令計算二倍の強さで忌運、強すぎる太陽は

体調を大きく壊す恐れあり。大運前後亥子運は、丙火を弱め年運に

救われる可能性もあるが、年齢を考慮に入れれば

体調の変化は免れないでしょう。

〇79歳の丁運は 木火通命甲木を燃やし喜己を強め喜運。

年齢的に期待は薄い。

〇84歳の丑運は、己土を強め喜運。丑の凍土はこの命に解かされ己土は

上質になり、年運の癸運はより良くなりますが、

丁運共年齢を考慮すれば期待は持てません。

この様な運が思春期か働き盛りの前半に巡れば、かなり期待が持てます。

 

< 命式での仕事について>

父親(年干)と社会環境(月干)は同じで、月支・日支は源流・還流で日干と時支まで

関係を深めて蔵干には財が含まれいる。この関係から本人は父親の仕事を

手伝う可能性で、日支(伴侶)戌は年・月・日干を支えて結婚をすれば伴侶も

父親と同じ仕事をする可能性があり、天干での40歳の転角では事業は

父親からバトンタッチがありそうです。その場合は伴侶が事業を引き継げば

事業は繁栄、本人が引き継げばその反対の可能性があります。

 

< 伴侶について >

 上記の己が甲に制を受ける時期は、辰運のみでしょう。

この命では大運では巡りませんが、他の行運(年・月・日・時)では巡り、

日支の戌が辰と冲でそれを妨ぎます。そう言った意味でも日支の戌は

良い役目をして伴侶は仕事の事をを含め良い伴侶の可能性があります。

結婚出来て全う出来れば忌運でも伴侶からは経済的な助けを得られ

比較的ノホホンと暮らせる可能性があり、唯一婚期である壬運前からは

その努力を試みる事が肝要です。

又離婚の可能性も大で、原因は本人側が大きいと思われます。

 

< おわりに >

 四柱は干・支十二字(私は十二字で見る事を厳しく教わっている為)には

多くの事柄が含まれている、それを表現しようとすれば膨大な量になります。

依頼ではそれを去留法で肝心な部分を取り出してお応えしています。

この命も例外では無くまだ沢山の事柄が含まれてブログでは書き足りていません。

 

 

( ブログの参考文献 )

平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

      「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/11/12)

 

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子峰院 和珞の鑑定例No98

 戦後には、この様な境遇の方は多くおられました。

御自身は苦労を強く感じられた事でしょうが、私の存じ上げている人の

中では、幸せな境遇の人だなと思います。御本人もある事を切っ掛けに

「自身は恵まれている」と思える様になったそうです。

この様な命式の人はあまり占術を便りにしませんが

話の弾み!で鑑定となりました。

 

< 命式・男性 >

時 日 月 年     2月生まれ 月令(寅) 季節―春

殺   官 食     亥寅―支合

己キ 癸ィ 戊キ 乙△    癸1干0支 (1)

未△亥 寅  酉ィ    乙1干1支 (2)

己 壬 甲ィ辛     戊(強化三倍)己1干1支 (5)

 

A日干(1) 対 B食殺官(7) BはAの四倍以上で外格 

用神取法は専旺法  格名-外格・弱従官格(身弱)

体-戊  元機―未

喜の干=戊己丙丁 △=乙

忌の干=庚辛壬己甲(己を合去)

  

< 命式の特徴 >

季節―春、月令―甲、

戊は、絆神強化の干合、癸(運)とは干合しない(長所)。

癸は、無根で湿気の様なもの。

未は、乙・戊・己の三干を支えている。

時支未の蔵干丁財は喜で、体干月戊と年乙・時己の三干を支え

情協(滴天髄、干支論)生涯に渡り経済的には比較的恵まれる。

乙は、戊の側干にあって喜戊を尅し弱めているが

忌癸も制し喜忌を兼ねる。しかし命式に湿気が少なく、

通根未(蔵干-土木火)の地支では戊を尅す力は弱いが、食官の関係。

※未は木火通命に役立つ

亥寅が支合していなければ乙に通根、喜の戊を強く尅す為、

亥寅の支合は、有情の支合である(長所)。

庚辛運や日干が強まる運は破格(短所)。

 

< 性格など >

正官戊、安定していて強く喜、従順・秩序を重んじけじめがあって律儀、

喜の偏官(殺)は、自身の意見はしっかり主張、しかし平和主義 

乙食を側干戊の秩序の一貫としてサービス精神を利用する。

見た目しっかり者。

日干癸は、無根身弱で本質は気弱、気心の知れた人や穏かな人に対し

気疲れは少ないが、自己主張が酷く強い人や粗暴な人に対し及び腰、

静かに後退りと忌運続きで社会生活では気苦労の多い人。

Bグループ(児財官)が主体の外格の人は、身弱警戒心強く、

他人に頼る事が下手で本心を明かす事少ないが、

この命は体神の戊と年支(母親)の酉は相性が良く、

母親とは気が合い心を許した可能性(唯一の安らぎ)。

又酉の蔵干の辛は年干乙を暗に制し、蔵干の偏印辛は役割的に悪くない為、

賢い人。命式を総合的に見れば、強化で強い戊を乙が制し、

天干の並び方と干関係は悪くなく、亥寅の関係や酉・未の役目も良く、

人柄としては人に信頼され好かれる人、

ですが対人関係では上記の如く警戒心の強い人です。

 

( 平岡滴宝著 子平学 四柱推命法深書より )             

 「この格になる人はいくら日干が弱くても 内気で気弱になりません。

必ず懸命に体干に尽くす人です。

しかし一端日干が強くなりますと自我が入り込みやすく物事に対して

正しい判断が出来にくく、無茶をしやすくなりがちです 

又反面とことんの最終段階では、本来の日干の弱さに戻り、

落ち込みがひどく意気地がありません。」 

 

 

 

< 大運・逆行 >

96 86 76 66 56 46 36 26 16 06

〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ △ 〇 〇

戊 己 庚 辛 壬 癸 甲 乙 丙 丁    →(年運)辛壬癸甲乙

官 殺 印 倒 劫 比 傷 食 財 才    ←大運天干の通変星

   未  酉 戌 亥 子     →(年運)丙丁戊己庚

〇 ✓ ✓ △ △ ✓ 〇 ✓ ✓ △

酉 解 未   酉         未    ←支合する命式の地支 

 

< 大運は >

父親は戦死、母親は父親の実家に赤ん坊の本人を置いて再婚、

父方の祖父の意向で、跡取りで子供のできない叔母夫婦の養子となった人です。

その事は知らされていませんでした。後に再会する事もなかったそうで、

この命での父母は養父母で見ています。

 

〇大運で一番良い時は、乙を洩気する丁運は通関神の役目(滴天髄、通隔論)、

未を還流、戊を強める時期は器用で頭も切れ何事も上手く行く時期。

この命では6歳から、しっかり者で成績良く将来を期待される。

〇丑運、丙運は地元の進学高校 有名私立大学の法科に進学。

〇21歳からの子運、忌の癸を強め忌運。

就職が決まり手続きの書類で自身の生い立ちを初めて知り、

そのショックで自殺を測るが未遂に終る。 

「この体験は、以降の人生に活かす事が出来た」と本人の言葉。

〇亥・癸・壬運は、日干癸を強め、陰うつな気分になりやすく望みは叶わず

精神的に苦しい時期で、癸運からは職場を転々と変えるなど

落着かない時期の可能性。

〇41歳からの戌運は、戊を強め喜運、結婚を諦め結婚準備に買った家を売却、

当時はバブルで建築費の数倍の価格で売れたとの事。  

〇61歳からの申運は、(家族は母親と二人になっていた。)年支酉を支合、

母親が脳梗塞で倒れ、後遺症で意思の疎通や歩行が困難となり、

本人から本人の今後、主に健康面についての依頼でした。

この大運の最後あたりで母親は亡くなられたそうです。

 

健康面については、幼少期・働き盛り・60歳以降の見方は違えています。

〇66歳辛偏印(倒食)運は、△食乙を鋏で切るか、針で刺すような調候。

節々が痛かったり、間違えば体にメスを入れなければならない。

現実には大腸癌(忌の辛の調候)の初期で手術をしたそうです。

〇71歳からの未運は土と乙を強め、土の重畳で体は重く足腰の弱りの可能性。

〇76歳からの庚運は、年干乙(食神・行動性)を合去、寝たっきりの可能性。

彼が鑑定を真面目に信じてくれたのは辛運の大腸癌手術からでしたが、

鑑定の事もあって,体調の異変で直ぐに病院で診察を受けたそうです。

その後の軽く再鑑定で彼は「経済面の心配は無いので、後は心構えだけ」と・・・

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< 終わりに >

この命式は、天干や地支 特に地支の役割を見なければ詳細な鑑定は

無理では無いかと思います。天干の並び方、干関係、地支の役割は

長所が多い命式。

身弱で、特に外格従児・財・官の命式は見るに難しく、

この命式は運には恵まれてはいませんが、孤独であっても生きづらくても、

それを充分乗り越えられる良さがあり「良い命式」と私は位置づけました。

 

※子峰院のブログ全ては、説明不足が多くありテキスト・教材用としては

不向きです。例えばこのブログでは、丁運の木火通命運の事象、

亥申の支合が解けた時期の事象、戊運の事象、その他あり、

当然、御本人には丁寧に説明が必要な事柄です。

同門や著書を買って頂いた方々の為にあえて説明不足にしています。

悪しからず御了承下さいます様に。

されど、されどです!ブログでしか明かさない子平学豆知識を忍ばせています。

 

( ブログの参考文献 )

平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

      「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/10/27)

 

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