子峰院 和珞の鑑定例No94

 この方は、昭和の始めから終わり頃までの半世紀以上に渡りお産婆さん

「今で言う助産師」として活躍された方です。免許を取ると直ぐに独立

数人の女性スタッフを抱えて開業、戦後の30歳後半からは、

ベビーブームの時代を乗り越え、重大責任を果たされました。

貧しい方からは其れなりに、時には無償で妊婦さんを支えました。

出産を諦め方の中には考えを改めて無事出産。

思いがけない妊娠で苦しむ女性の相談、養子縁組の紹介などと、

悩める多くの女性達に尽くしました。

数多くの出産介助は無事故で、極めて稀なる人です。

ある時期には、国際的な賞の候補にも上りました。

( 子平学・四柱推命・運命学 )

 

< 命式・女性 >   1912(大正元年)年生まれ

時 日 月 年     生月1月 月令-己 季節-冬

印 比 殺 殺     丑未午―解冲解合

壬ィ乙ィ辛キ 辛キ     乙1干2支 (3)

午△未ィ丑△亥ィ    壬1干2支 (3)

丁 己 己ィ壬     辛2干1支 (3)

A印比6 対 B偏官3 格名=内格・偏官格

体は乙 扶抑用神は辛

(命式の喜忌は)Aとは、日干比劫印 Bとは、児財官

〇Aが強く乙壬が忌 それに通根する亥未は忌

〇Bが弱く、辛は喜、丑は辛と壬に通根で△ 午は閑支で△

 

< 命式は >

壬は湖・海  乙は草花  辛は2干乙の側干でもあり鋏

〇辛の鋏と日干(本人)乙草の関係は最も悪く、乙に取って2干1支の

辛は怖い相手。

〇乙と壬との関係は,戊の透干無くで漂浮草(辛からの抵抗力)

辛からの強い干渉を受け苦労人ではあるが、それを浮漂で上手く交し

要領良く、辛殺を怖がらず、度胸あって怖いもの知らず

加えて自身を目立たせる行動が多い人

〇乙壬亥午=闇夜の浮く乙に、微かな行燈の光(午、蔵干丁)が、

足元を照らす様子で「追水桃花」男性の気を引く魅力の持ち主

〇辛殺⇔壬印 洗金で大きな望みの持ち主 「金多ければ水却って濁る」

と言われ濁水で 野望があって野心家、地位、名誉共に欲しい人

諦め悪く我慢強く、自身を実力以上に過信して無理をしがち。

〇月令は己の偏財、財欲強く無理のし過ぎ傾向

〇辛殺から 浮漂で素早く逃げる俊敏さ、辛の鋏で紙(乙)を切るような

速さの俊敏、俊敏でせっかち、動く事が好きで働き者。

〇辛殺に汚れなく、喜で嫌味無く強さ的にも、下の人や弱者に優しい人。

〇この様な性格の人は、忌運長引けば人に甘く見られ、

他人から迷惑をかけられたり、騙される事が多くなる。

自身を良く見せる必要の無い人には、きつくなれる性格ですが、

対称者は少なく息子の伴侶ぐらいでしょう。

息子は一人、既婚者で伴侶は苦労された事でしょう。

(もう一度命式)

時 日 月 年     

印 比 殺 殺     

壬ィ乙ィ辛キ 辛キ     

午△未ィ丑△亥ィ     

丁 己 己ィ壬 

 

< 大運 順行 >

95 85 75 65 55 45 35 25 15 05

〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓

辛 庚  戊  丙 乙 甲 癸 壬   →(年運)丙丁戊己庚

殺 官 才 財 食 傷 比 劫 倒 印   ←天干運の通変星

亥 戌 酉 申 未 午 巳 辰 卯 寅   →(年運)辛壬癸甲乙

✓ △ 〇 ✓   〇 ✓ ✓ 〇  

        丑 未 亥     亥  ←冲・支合の命式の地支

 

壬は忌、しかし日干(本人)乙に取って側干の辛は怖い存在で、

仮に壬の透干が無ければ、身弱傾向で助産師の様な仕事は無理でしょう。

浮き漂い辛から逃げる事によって出来た仕事と言えます。

ですから壬水の変化が少ない時期は、忌運であっても苦労を苦労とも

感じること無く、元気で働けストレスも少ない時期となります。

(壬の印綬は忌であっても、良い働きの為、賢い人です。)

 

< 大運の喜忌の取り方 >

〇命式喜の干を強めたり、忌の干を弱める時期は喜運。

〇喜の干を弱めたり、忌の干を強める時期は忌運。

〇忌の地支を、冲・支合で無作用とする時期は喜運。

〇喜の地支を、冲・支合で無作用とする時期は忌運。

〇丙は、年干喜の辛を合去で忌運 養母を亡くす。

※喜忌変遷や破格となる時期は、命式は大きく変動忌運となる。

 

< 大運の喜忌の取り方とポイント >

ポイトとなる時期は、丁運、未運、未運、戊運、己運があります。

ここでは丁運と未運の説明をします。

〇丁は、時干壬を合去 日干1干2支(3) 偏官(殺)2干1支(3)と

日干3 対 殺3 と両神成象格となり、

この場合は強い方が忌の干になります。よって辛が忌となり、

喜忌変遷で忌運。日干乙は浮けず、直接辛に尅され地位・財的支障が

起きる調候とストレスの運となります。

〇未運は、月支丑と冲、日支未と時支午は支合となり、

命式の地支は乙壬を強める亥のみが残り忌運。

 

 

< 大運と現実事象 > 

〇5歳からの壬運は 浮きが進む運で忌運、兄弟姉妹が多く農家の末っ子、  

子供のいない叔母の家に幼女に出される。

〇15歳から24歳の癸・卯運の忌運は、軍医である義父から勧められ

産婆(現在の助産師)の資格を取る。ある出逢いによって子供に恵まれるが、

私生児として育て苦労の始まりとなるが、義理の両親の助けによって

助産院を開業。

〇33歳辰運で第二次大戦開戦、38歳終戦でした。「産めよ増やせよ」と

忙しい時期でした。戦後もベビーブーム等と言われて忙しさが続きます。

日本はまだまだ貧しい時代、物資も足りない中での出産は、

一人で判断、一人で分娩介助を行いました。

〇50歳以降、出産を希望する方達は助産院から産婦人科医へと向かう様になり

仕事は半減したそうですが、男性医師よりは女性の助産院を望む人も

少なくなく数人のスタッフと本人の生活には困る事は無かったそうです。

75歳からの己運は僅かながら喜忌変遷、壬水は己土の強さの関係で泥流、

壬の流れは滞り乙は己土に根をおろそうと、辛からの尅を受けます。

辛は壬と丑の還流で泥土を浴びて酷い汚れとなります。

この様な時は年齢的には、あらゆる病気の可能性、

現実では転移性でない複数の臓器の癌を患い、

年運は己、78歳で亡くなられました。

※晩年にこの様な忌財運巡り人の多くは、財産を残さないのが通常です。

この方は、働き盛りかなり稼いだ筈ですが、経済面でも最後は御子息に

頼ったそうです。

この命は壬水次第と書きました。「それなら用神は印綬の壬では?」と

考えた人は凄い!しかし、月干(辛)社会環境の人達の、厳しい要求や、

年干(辛)父親の要求に応え続け、一つの仕事を全うした事は、

用神は辛の偏官で間違いありません。

そして喜の偏官の性格の一つに「下の者に優しい」があります。

 

 

< 最後に >

スタッフは皆女性、戦争で伴侶を失い子供を抱えた人も数人住み込みで働き、

子供を大学まで通わせたスタッフも長い期間の内には,

多くおられたようでした。

〇上記の通り、55歳頃より壬水に影響を及ぼした上に喜忌変遷忌運が

続きました。無理を重ね年齢的な事もあって足腰の衰え等から

現役から退きますが、離れて行かないスタッフの言いなりで

金の切れ目まで、面倒を見続けたようです。

〇「追水桃花」の命で、異性にはもてますし、本人も興味がある方です。

この方は、息子の父親と後に結婚をし死別しています。

その後遊び相手の可能性はありますが、辛の偏官に汚れなく喜、

本人の地位を脅かす人ではありません、

複数相手はおられたかも知れませんが上手く立ち回った事でしょう。

               f:id:sihoin:20191211092230j:plain

( 参考文献 )

 平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/07/29)

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子峰院 和珞の鑑定例No93

この方は現在52歳 過去に三度の依頼を受けています。 

最初は、20歳前後の頃お父様から仕事の事で。

二度目は、30歳頃本人から今後について 

三度目は、昨年今後についてでした。

 用神は癸、癸は雨、雪、霜、霧などに例えられ、その違いで推命も異なります。

この命式では己土の保水力 丁の火力の見分けや三干のバランスの違いでも

推命は異なります。又大運では勿論、時間の経過で状態は異なってきます。

「弁別功夫(推命をする人)よく心を用い、まさに分曉すべし。」ですね。

三人兄弟の(兄と姉)末っ子です。

 子平学 四柱推命 運命学

 

< 命式・男性 >

時 日 月 年    未丑―冲 亥巳―冲

比 比 才 倒    月支丑 1月生まれ 季節―冬

己 己 癸 丁    己2干0支(2)

巳 亥 丑 未    丁1干0支 (1)

丙 壬 癸 己    癸1干(令)0支 (1,5)

     A比印3 対 B財1,5  

AはBの三倍以下で 内格

用神取法は扶抑法  扶抑用神は癸  格名は内格偏財格

体=己 用=癸

癸は喜 水を弱め、土火を強める干は忌 よって

忌の干=戊己丙丁甲乙

※甲乙は無根で忌己を弱めるより、忌の火土を強め忌

喜の干=庚辛壬癸 となります。

 

< 命式の状態・性格・六親など >

 生月は1月、節日より数日後で月支は丑、月令は癸の範囲 冬真っ盛り、

天干は陰干で1,5倍の強さとなり、天干癸は月令も癸で、霜の様なもの。

命式の4支は冲で無作用、天干4干は全て無根 比印が強くても還流無く、

全体に弱いため 気弱で大人しく身弱傾向、しかし 命式に酷い尅の関係無く

落ち着きがある為、身近な人には気弱に見え 社会生活では気丈に映る

比肩は日干以外時干にあって2干は、表面的では無いが負けず嫌い

 霜である癸は、己土に直ぐに浸透せず丁に暖められ時間をかけ浸透して行く。

癸と丁は基本激の関係で協力しあう事はないが、丁の力を借りている為、

協力の様子を見せながら霜が解けた後、己は丁と癸を取り合う形。

よって癸財の干渉心は、話をゆっくり聞きながら説得して思いを遂げて行く

癸は量的(強さ)に己土の湿を高め日干(本人)は癸を頼りにし、話を聞いてくれる

己は癸に取って都合の良い相手であり、

夫婦なら(財は男性に取って伴侶)おしどり夫婦

封じ込めの財、出し惜しみの財、丁と取り合いの財は、癸財月令にあって、

財欲強くケチ、程々に警戒心あって、執着心や嫉妬心強い

己(本人)は丁(倒食・偏官)を基本頼りにするが、この命では己に取って

癸財の方が大切、側干でも還流もない丁を頼りにせず、

名誉(丁)より財(癸)を重んじ、生活の為に仕事をする人であり

現実派で家庭生活を重視する人。財を稼ぐ(仕事)時は丁印を上手く使い、

時間をかけ綿密な計画を練っての仕事になる。

これは命式そのもので、大運では時間の経過と共に変わって行く。

癸が霜のため生尅は、象意通りではなく。霜から水滴となって始めて

 象意通りとなる。

六親は、年干の丁印は父親、癸財は伴侶、時間己は子供

年支(母親)は月支(社会関係)と冲(喧嘩)で主婦、しかし家庭内の仕事多く、

年支未は本来土火木を強め、無作用でなければ本人を助けられるがそれが

出来ない状態の人の可能性。

日支亥(伴侶)は時支巳(子供)と冲(喧嘩)で、亥の蔵干壬と巳の蔵干丙は

我が道を行くで意思の疎通を取らない人達、仲が悪いまではいかない。

本人と時干(子供)己(畑や田)同士は広さで一つになれる関係で仲良し。

本人は誰とも上手くやっていけるタイプで優しい人である。

己土に取って運での壬は、月令で三倍喜忌変遷、壬運は幼少期であり

大変な時期の筈が、年干忌の丁を合去喜運、丁(父親)は己(本人)を、

身を徹して守ろうとする人の可能性。

 

< 大運・逆行 > 

〇=喜運 

●=喜運であってもそれ程延びは無い 

✓=忌運(悪い時期) ×=人生の底、最も悪い時期

92 82  72 62 52 42 32 22 12 02

〇 × ✓ ✓ ✓  ×  ✓  ●   ●  〇  

癸 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬  →(年運)庚辛壬癸甲

才 官 殺 印 倒 劫 比 傷 食 財  ←大運天干の通変星

卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 子  →(年運)乙丙丁戊己

 ●  △ ✓ ✓ ✓ 〇 △ ✓ 〇 ✓

      解   解       解  ←命式の地支との関係

 

< 大運では >

〇2歳からは、年干忌の丁を合去で喜運。経済的にも恵まれて

穏かな時期。人生で最も良い時期の可能性。

〇子運は、未丑の冲を解く。丑は癸己 未は丁己 子は癸を 

 喜水を2 忌の土火を3強め忌運 

自己主張強く思い通りの行動性 己丁は還流、護丁作用働き頭の回転早く、

平均は大差なく大事には至らず。

〇庚辛運は 食傷を1だけ強め喜運、しかし丁に尅され湿金汚金 

特に庚は鈍ら錆び等で刃こぼれ状態。他人からの理解を得られ難くいが

喜運、結果は何事も無く。

〇17歳からの亥運は癸水だけを強め喜運、県下で指折りの商業高校に入学、

卒業後は大手の商社に入社するがノルマーを達成できずに退職する。

この頃父親よりの相談 自身の後を継がせ大工はどうか?と、

命式に大工の質が無い事と、設計士なら何とか出来る事を伝える。

この方は「家を出るでしょう。」と言えば、父親は「そんな事は絶対に無いし、

させない」と怒り出してしました。一ヶ月もたたない頃、家出をして

連絡が取れないとの事で「無事だろうか」との相談。「大丈夫なはずです」

と返事をしました。失踪とまでは考えていませんでしから驚きました。

父親は「気が弱いから」と繰り返すが、父親の言い成りになる方ではありません。

25歳、年運では財の水運が巡る頃、結婚するからと家族を散々心配させた後 

連絡があったそうです。失踪の頃は運送業社でドライバーをしていたとの事、

結婚後は、伴侶の父親が営んでいる保険会社の代理店を伴侶と共に

手伝う事を決めたそうです。

〇戌運は土火を強めて水を弱め 己運も同じく吸収で癸水を弱め、

利に走りすぎての小さな失敗が重なり仕事の減少等の調候

〇酉運は、干支年運でも金運巡らず現状維持。

42歳の戌運は、月干癸を合去忌運 

子平学・四柱推命深書、源流双隨では「四干の内 月干だけ喜で弱い財が

合去となる時は酷い結果となる事が多く、間違えば生命に係わる事がある。」

と書かれていますが、年運と次の申運に助けられ生命の問題までの

可能性は低いでしょう。

 現実では、リーマンショックの呷りをもろに受けたそうでした。

30歳頃本人より依頼を受けていましたので、この時期の事は伝えておきましたが、

本人は「まさか」と思っていたそうで、驚かれた様でした。

〇それでも47歳からの申運は、亥巳の冲を解き解冲解合 申亥は癸を 

巳は丁を強め 癸はより強まり喜運 必ず立ち直れる事を伝えていました。

その通りとなったそうです。

〇さて今年は52歳に。大運は丁 昨年改めて依頼を受ております。

大運の流れは丁未丙午乙巳甲と進み、丁未丙午巳は直接忌の火を強め

未は土をも強め甲乙(官殺)は無根で己土を弱める働きよりも、

丁で洩れ(燃える)て土(灰)を強め、癸を弱めます。

52歳から86歳の35年の長期に渡り癸財を弱め続け自転車操業と、

子供が(時間の己)が後継者の可能性。

間違えば破産の可能性もあります。

依頼に於は思案しました。火が強めれば癸は霜から霧えと代わる可能性、

直接火に弱められ、己土にも吸収されやすくなり、その調候は、

相手の話は聞かず、雑で押しが強くなり、周囲の関係者には納得される

事が少なくなり仕事量が減る可能性があります。

まず癸財を守るには、癸の湿気を己土に取り込む俊敏さを利用すれば、

とりあえず火から癸を守る事ができます。

仕事は段取よく、早め早めの準備 相手の話をよく聴き、

納得を得て頃合を計り押し手でと、保険の仕事の事は解りませんが、

本人は経験者で理解して頂けたようでした。

 冬生まれで無根の丁で側干に癸が透干、火力は強くありません。

努力次第で被害を少なくする事は充分可能ですが、

丙運はやはり要注意となります。

甲運は、日干己と強化の干合三倍となり、年運地支次第では、

日干は尅され、癸財は弱めれられ年齢的に、健康にも問題が生じそうです。

財が弱る時期は、伴侶の健康状態にも留意が必要です。

 

< 終わりに >

この命を見た占術仲間「紐の命式」と言う。

感じの良い言葉ではありませんが、

気心の知れた仲間の集まりでは許されるでしょう。

それが解るだけで「凄い!」 

親との因果は別問題で、現実では

年干と日干が還流する時期、年運を含め父親を頼っています。

しかし 癸(伴侶)と丁(年干父親)のどちらに頼るか言えば

伴侶に頼る人です。

         f:id:sihoin:20190706135559j:plain

 

 ( 参考文献 )

  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」「神峰干支体象詩」

       「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/07/14)

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 衰旺論」を読む。

 ( 衰旺論 )                            

 「よく衰旺の真機をしれば、それに於いて立命の奥は半ばを過ぎる。」

 

    ( 訳 )                              

 「時を得れば即ち旺じ、時を失すれば即ち衰ろう」の楽吾氏の言う様に、

天干に透干している夫々の干の内、どの干が生月と同気になっているのか、

又その時の干の強さ等のことを知っておれば、

その命式の読み方を半分以上知っていると言えます。                    

 ( 追補 )                             

これは通天論最後の二行、五陽従気五陰従勢の重要を再び言ったものと

言えますが、これでは各干が季節に逢えば、具体的にどの位の強さになると

考えれば良いのかさっぱりわかりません。

 私は楽吾氏の子平一得論羊刃の項や、各氏を参考にして、

月令が陽干で同気の場合、即ち陽干同志であればその力は二倍とし、

同じく天干が陽干で月令が陰干の場合は、その天干は三倍の力になると

計算しています。 

 天干が陰干の場合は、月令の陰陽を問わず1・5倍で、

前者はそれ以上の力を持つと考え、後者はせいぜいそれ迄と計っています

(大運や必要あっての年運での月令と同気、

   同じく計算してその良し悪しをはかります。和珞) 

 

「滴天髄」は、明代を起こした朱元璋の軍師で、無神殺を展開した劉基伯温氏が

  残されものです。

 

( 例・命式 )  通根表採用  

時 日 月 年               

己 庚 戊 丁

卯 辰 申 卯

乙 戊 庚 乙

 この例の場合、日干が月令と同気で陽干同志です。

庚の比肩(日干)は1干ですが二倍と見ますから2干1支で

申に通根していま。

戊己は辰に通根していますから、偏印・印綬の力は2干1支

丁火は無根の正官で1干0支 

比が3、印が3、計6と強く、官に根がありませんから外格専旺格です。

 比と印は数字的には同じですが、従気の場合はそれ以上の力と考え

又は土生金を考慮して、庚の方が強いと見て従旺格を採用します。

                   f:id:sihoin:20190815164116p:plain

 旺衰について、                          

滴宝先生は、子平学・四柱推命深書での説明では、            

 地支と天干では作用がちがいますし、干は干でも力量が異なります。

そして天干の力の方が地支蔵干より強い事は、すでにご承知のとおりです。

 さて旺衰とは命式の各天干と生月との関係、

即ち各天干と生まれた季節との関係です。               

 旺衰を生日と月支のみの関係と思われる方がおられれば

それは不十分です。                           

 滴天髄はいいます。                           

「よく旺衰の真機を知れば、そこにおいて立命の奥は、思いなかばをすぎる。」と。

これは月令によって、各天干との強さを正確にはかれる真の秘密を知っていれば、

推命の奥義は、半分以上知っているということになると言う意味です。

 月令とは、月支蔵干のことで、この蔵干は各天干が生月にどのように反応して、

どれくらい強くなるかをはかるための、具体的に表現された干と言えます。  

又氏は言います。「五陽は気に従って勢いに従わず、五陰は勢いに従って

情義なし。」と。

 これは天干は季節に反応するけれど、陽干の方が敏感に反応し、

陰干の方はあまり反応しないと言っているのです。

 具体的には、天干の陽干は生まれた季節(生月)に反応し、

同類の干や生助の干に出会う方が月令に会うよりも強くなる事を言っています。

この説明にはよく印星や比劫とあるところから、日干がと狭義に

理解されているのではないかと思われます。 

 月令は季節と天干の気との関係であり、

 決して各地支迄強めることはありません。

    

 

( 滴天髄の訳本や註釈本で、新訳滴天髄の参考文献の一部 )

 清代の初め  陳素庵氏  「滴天髄輯要」(註釈本)

 その後    任鉄焦氏  「滴天髄徴義」(訳本)

 近世     徐樂吾氏  滴天髄徴義を更に①註釈や②補註を書物に

 近世     袁樹珊氏  「專闡微」滴天髄徴義を更に註釈

 

( ブログの参考文献 )                          

 平岡滴宝著「新訳・滴天髄」「子平学・四柱推命法深書」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/07/04 )

 

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子峰院 和珞の鑑定例No92

 ここ最近不倫問題で、マスコミを賑やかした人です。ワイドショー的な番組を

見る時間の少ない私にも、この方の名前は日々耳に聞えてきました。

SNSで生時を知り勉強をさせて頂き、子平学の観点からブログにしてみました。

 行動性(食神己)が地位(正官壬)を汚し、濁壬で干渉心(偏財辛)を洗っている為

人気・名声の出難い命式です。大騒動になる程の人気度は何と言っても

大運のなせる技としか言い様がありません。

喜運では、個性的な面での人気を集めますが、

  どの世代でもとはいかないでしょう。)

そして長い喜運は調子に乗り羽目を外し過ぎ それまでの努力を

台無しにしてしまうのは、この仕事をしていますと

「世の常」の様な気がしてなりません。

 今回は、主に接木・転角、庚辛の関係、濁壬と異性関係に

ついて書いてみました。

子平学 四柱推命 運命学

 

 < 命式・男性 >

時 日 月 年    干合・冲・支合なし 月令辛 季節は秋

才 比 食 官    丁1干巳1支(2)

辛キ 丁ィ己ィ壬キ     己1干丑1支(2)

丑キ 巳△酉キ 子キ      辛1干(令)酉巳丑(会局+1)4(5,5)

己 丙 辛キ 癸    壬1干子丑2支(3)

       元機=子酉

A比(2) 対 B食財官(10,5) BはAの四倍以上でBの外格

用神取法は専旺格 用神は辛強く偏財 格名は外格偏財格

〇月干己は、年干の壬を汚し(濁壬)で忌に取った。己が甲運で合去となっても

日干丁と強化で壬は三倍 A2 対 B10,5 と値はBがより強まり喜運。

しかし 日干丁の側干壬官の三倍に子丑5 と辛財5,5は制約過多に

重責はかなりのストレスに繋がる事でしょう。大運では45歳から巡ります

命中の丑は、壬己辛の三干を強め関係を深める地支、

丁の透干と側支に巳によって凍土から粘土になり 濁壬で辛を洗っても汚れは

付着して取れ難く忌扱いと迷ったが 丑を冲合で無作用にすれば会局で

無くなり数字的には(A2 B6,5)と破格で忌運 よって丑は喜とした。

 

( 運での喜忌 )

忌の干=丙丁乙己(濁壬・辛)戊(忌の丁を護丁)

喜の干=甲(己を合去)辛壬癸 

庚は喜辛を虐め同気であって△

 

( 庚辛について )

 庚金は硬い鉄に例えれ、辛は非鉄金属に例えられ庚鉄よりも柔らかいとされ、

庚が辛に合えば打ち負かし推命では同類を虐めると推命する事が多くあります。

 

(再び命式)

才 比 食 官   

辛キ 丁ィ己ィ壬キ   

丑キ 巳△酉キ 子キ   

己 丙 辛キ 癸  

 

< 大運・順行 >

95 85 75 65 55  45 35 25 15 05

✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 △

己 戊 丁 丙 乙 甲 癸 壬 辛 庚   →(年運)丁戊己庚辛 

食 傷 比 劫 倒 印 殺 官 才 財   ←天干運の通変星

未 午 巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌   →(年運)壬癸甲乙丙

✓ ✓ △ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ △ ✓

丑 子   酉 酉   子 丑 巳    ←冲・支合の命式の地支

 

5歳からの庚運は、時支辛を尅(上記説明)小学生の頃で友達からの虐めに

合う等もあるが、命式年干壬、父親は日干本人丁に取っては正官で厳しい

人である。壬は時干(将来)辛と丑を通して還流、洗金の関係で本人の将来心配、

良くしたいとの気持ち強い人。母親(年支)は子、蔵干は癸で父親を助ける人で

父親と考え方は同じ。しかし年干・年支は喜で虐待では無く、

躾の厳しい人と見ると、

その厳しさにストレスを少なからず受けた時期の可能性。

 

天干を10年運と考え大まかに大運を見れば、54歳まで運は良く、

55歳からは立続けに運が悪くなり、54歳・55歳前後は喜運、忌運の変り目、

節目でありこうした時期を接木や転角と言う。

 

( 接木・転角について )

 植物界での接木(つぎき)とは、異なった木の切断面を接着して、

根のついた木を台木とし上部を穂木として雑種な植物を育成する

目的で行われる方法で、別々の木を接ぐ事を言う。

 又、四柱推命・子平学では大運の流れで喜運と忌運がはっきりと

分かれている事があり、その節目のことを接木と言い、

転角(運と運の節目)と同じ意味で使われる。40代の転角と言って時期的には

この頃が最も多く 50代の転角などもありどちらにしても働き盛り

家庭人としても大事な時期に多く、酷い事が起り注意の必要を言っています

そうした時期大運が例え喜運であっても酷い禍が起る可能性を言い、

その見方は基本年運です。この方も45歳から50歳前後が、

喜運から忌運への転角時期にあたります。

年運を見る必要の目安です。

大運の流れは、十人十色で干と地支の関係や命式と大運の干関係等から、

節目が綺麗に分かれるる人そうでない人がいます。(接木・転角の時期の有無)

又、年運は、大運と命式の兼ね合いがあっての事ですから、

    人生の節目は、 竹の節目の様に等間隔に幾つもあるような

 事は現実にありません

45歳からの甲運、月干忌己を合去喜運。49歳の年までは良いはずですが、

48歳(今年)になる年庚運は上記の通り将来性の時干辛を虐め、

世間を騒がせるような騒動を起こし地位を落とす結果となりました

次いで年の子運は丑を支合で抜き 丁2、辛3,5、壬4 

A2B7,5と破格になり忌運。来年は辛丑と悪くはありませんが、

大運寅運からは、大運104歳まで喜運は全くありません。

転角時期現実に起った事の代償は大きいものと考えますが、

来年一年間をどう過ごすかで多少救いがあるかも知れません。

〇それ以降の運は実際の処、極めての良し悪しは、

大運を観察、必要な時期は年運でと言う事になります。

 

< 女性問題について >

 濁壬の命は異性問題を言われますが「私は濁壬だけど絶対にそんな事無い」

と言われる方がいるはずです。そうですいます!

子平は言います。「一つをもって云々」っと、丑と丁にも注目してみました。

丑に1干1支以上の丙若しくは丁に縦横斜めにあって、

温められれば、凍土から粘土へと変わり

体質的に元気で異性にも興味を持ちやすくなります。

しかし、例えば火気が無い様な命式や、冬生まれの凍った壬水なら

体質は冷え性などで、その元気はなくなります。

この様に、火気が弱い命式等は体質的に弱くなり、異性に興味がわき難い

ものですが、他に濁壬の命で異性への興味のないものがあって当然です。

しかし、これはその良し悪しを言っている訳ではありません。

健康である事は、人にとって何よりも大切な事なのですから。

 

            f:id:sihoin:20190621193703j:plain

( 健康について )

 五気の内木気が全くありませんが、命式に尅の関係がなく普段は表層的なものと

考えますが、乙運では辛や年運との関係ではっきりとした症状の可能性があり

こうした人は普段 暴飲・暴食・飲酒は慎むべきと考えます。

又地支での卯辰運では 年運で乙が巡り「病は地支にて重くが」

酉に助けられています。

どの命式にも必ず救われる点があり 

  充分に押し測り見つける様にしています。)

 

( 最後に )

 この勉強は、人の言う事を鵜呑みに信じ切るのではなく、

間違っているかもしれないと、疑いの力をつけるべきと考えています。

私も両師匠には反論をよくしたもので、その度納得の行く説明を意図も

簡単に返してくるではありませんか、そんな繰り返しで勉強して参りました。

 

丑について詳しく書いています

   

sihoin-waraku.hateblo.jp

 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/06/25)

 

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和珞に取っての「滴天髄 精神論」

 今回は、滴天髄 精神論の課題の一つでもある「偏」について実例の命式を

使って書きました。                         

 「新訳滴天髄」の精神論では、金水木火は平均して配合されていて

ほしいものです。でなければ、内外格を問わず強弱のバランスがくずれた時、

成敗は勿論のこと、禍福病的にも困った結果がおこります。

追補では、地支に亥子丑の多い命式や 巳午未の多い命式も偏りで「偏」と

言えるでしょう。と書いてあります。次の二例の命式は文字通りではありませんが

夏生まれに火の地支が多い命式と冬生まれに水支が多い命式です。

病的については多くの方々が述べられていますので、

私は偏りの命式で成敗禍福について書いてみたいと思います。

又「子平学・四柱推命法深書」でこの様に偏った命式は定職に就き難く、

路頭に迷う可能性があり、できれば才質を生かした職業に就くべきと

述べています。それに当たりましては人生の早い時期に「才質」を見つけ

思春期 学生時代に才質を延ばす時間に当てる事は

最善の一つの手段と考えています。

 

< 命式A・男性 >                             

時 日 月 年                             

敗 比 官 才    戊己2干戌未3(5)        

己 戊 乙 壬    壬1干0支((1) 

未 戌 巳 戌    乙1干未1支(2)  

    丙      A比敗5 対 B官財3             

 

Aが強く忌 Bが弱く喜となるはずが                 

忌の干=丙丁戊己庚(喜の乙を合去)辛(喜の乙を尅す)癸(化火)     

喜の干=壬甲乙                            

となります。 内格正官格、身旺、調候用神は壬              

壬の透干あって一見湿の命式に見えますが 月支は巳五月夏生まれ 

月令は丙 戌巳未の4支は全て火の地支に当たり 夏生まれ1干0支の

壬は水溜りの様なもので、未の根を持つ乙は壬水を吸収して

壬はかなり弱まって4支の火の地支は「燥の命式」となる。

大運の喜忌は上記の通りとなり、行運での最大のポイントは

癸運で、月令が丙のため癸と日干戊と化火 戊は丙 運の癸は丁に変化 

運の丁は壬を合去命式は大きく変化します。                   

丁運は、壬を合去、命式は内格から外格従旺と破格、水気は全くなくなる。  

丙運は、月令は丙二倍の強さに4支が通根 丙火は6の強さになり

喜忌変遷偏った上に、変動の大きい運が多い命式で本来なら波乱万丈型です。

又そうした大運に火や癸運が重なる年運は特に慎重を要します。

これと言って才質が現れていない命式ですが、渕宝先生は地支の中の才質を指摘 

中学生の頃 自身の行く道を決めました。大学は選ばず三つの資格が取れる

専門学校を選択 主に大学を卒業した方が行く学校で 

説明会では「現役高卒は無理と考えた方が良いでしょう。」と言われたそうです

が、入学試験一次は三科目の教科に小論 二次の面接は適切を

問われるものでしたが無事突破しました。

 大運は7歳運で順行 丙午丁未と進み 国家試験は21歳、

大運は節日を目前とした丁の範囲で壬を合去、年運は癸運(化火運)の範囲で

最悪の時期でしたが三つの資格を手にしました。

才質を生かして運に逆らっての奇跡と言えるのではないでしょうか、

勿論彼の努力の賜物です。こうした命式は、資質を活かした技術を身につけた

生き方とそうでないのとでは雲泥の差がつくのは当然で

波乱万丈の人生を改善出来る事は間違いありません。          

命式の長所は、大運での化火運は晩年喜運を十五年ほど経験した後に巡りますし、

例え他の行運で化火運があったとしても最悪の山崩れ運のない事です。 

加えて日干(本人)戊山は燥土ですが、通根の地支は3支は頑張りが効いて

打たれ強さにあります。

大運のその後は戊申己酉庚と進み 申を除けば忌運です。

資格を生かした職に付き仕事を変える事無く頑張っています。

忌運続きは当然きつい事が多くありますが、

一生懸命になれるものがある事は精神的にも救いがあります。                       

 

< 命式B・女性 >                            

時 日 月 年     月支は子 月令は癸 12月冬生まれ 

敗 比 殺 食     甲乙2干寅辰2支(4)  

乙 甲 庚 丙     丙1干寅1支(2)  

丑 寅 子 辰     庚1干丑1支(2)

          

A比敗4 対 B食殺4 内格偏官格 身旺

 平均が取れた命式、庚は丙に尅され、寅辰を根を持ち丙に逆生された

甲は強く元気。

庚と甲では傷つくのは甲である為 Aが強く忌となり 庚は喜 

丙は忌の甲を逆生して忌となるが・・この命式は丙の透干あっても 

辰子丑の水支多く「湿の命式」丙は調候用神で喜忌を兼ねる。

運での喜忌はAが忌 Bが忌となるはずが、平均が取れているため

喜忌変遷が起る事が多い命式である。                      

忌の干=甲乙戊己辛(化水)壬癸  戊己は喜忌変遷           

喜の干=丁庚    丙は二丙となっても冬生まれで△         

行運でのポイントは壬癸の水運と 丙と化水となる辛運は最も命式の変動強く

注意を要する。この方は幼少より秀でた才能を除かせていましたが、

親御さんはこの事で本人を支えるのは経済的に無理と考えていました。

滴宝先生は彼女にはこの道しか無い事を伝えると、

両親は彼女を支える事を決めたそうです。

大運は五年運、逆行で己亥戊戌と進み、己は強化三倍に辰丑が通根 

戊運とも喜忌変遷で忌財運となり出費はありますが、

喜となった寅辰を持つ甲乙がそれを酷しますから、

こうした時期学生は学べる環境が 成人は好きな仕事があれば

必ず成果を挙げる事は可能です。

己財は強化に辰丑 戊財も辰丑の基盤は大きくその成果は決して

小さくありません。進路となる大学を一校に決め高校生より到達度テストを受け 

受験は推薦で難なく決めました。

その後の大運は丁酉丙申と続き悪くはありません。

再三の相談には私が受けてきました。その頃は背中をどんどん押し捲り、

早朝から夜遅くまで逞しい男性の様に働きました。

三十歳前後結婚、現在は家庭を重視しながら資格を生かした仕事で

頑張っています。

丙に尅された庚喜殺の出方は時に優しく時に厳しく強い正義感、

強い忌の日干は竹を割った様にあっさりとして 丙食の朗らかさ 

どれをとってもこの方の魅力は無くなると周囲の方達の評価です。

この命の一番の良さは、天干の水運や大運では丙辛化水の時期が晩年になり、

次いで湿であっても冷では無く暖かさがあります。

よって甲乙は根腐れにはなり難いが、子丑運にはその恐れが出てきますが 

それも大運では百年以内では巡らず長所といえます。 

財運での喜忌変遷で背を押しましたが、

年運で日犯歳君となる命式は注意喚起を起こったってはいけない

時期があります。この命ではそれも無く長所となります。

二つの命式は偏ってはいますが、幾つもの最悪を逃れ 

質を活かしての人生平々凡々でいける筈です。

 

どちらの命式も、大事な最終学校の入試時期は忌運でしたから、

 早くから希望校を決め、下調べを入念に有利な方法を研究し、

 高校の先生方にもかなりの協力を得て、入試には臨んだ様です。

                       f:id:sihoin:20190815164116p:plain

 滴天髄のこうした論に意を唱える専門家は少なくありません。

しかし、全ての論は絶対的を言ってはいません。

多くの仮説を唱え提議を投げかけてくれたのだと個人的に思っています。

命式は八字 いえ 地支蔵干を見れば十二字にもなり そこにイメージする事は

本当に沢山ありますから、当てはまる論を使うだけでも推命は多くの事柄を見抜き

見逃しが少なくなります。

これは一般論ではなく、私が子平学・四柱推命に対する向き合い方です。      

 この二人は、自身の進路を語る時は子平学・四柱推命の話が出る様で多くの方を

御紹介頂きました。                         

 支合・冲について、精神論では、例えば干合や冲・支合で五気の持分をさぼり

役目を果たさなければ命式の四柱は偏り成敗禍福病的に困った事になると言い。

体用論で言えば、大運でも変化があってその時期を見抜く事ができるはずです。   

元運四つの柱から地支で見る六親は 年支は母親 月支は兄弟や社会環境の人 

日支は伴侶 時支は子供。冲は喧嘩 支合は仲良しと見ます。

冲・支合は、そうした人達の関係を現していますが 複雑な現在社会その

出方も様々です。命式の持ち主である御本人に取って、

その有り様は印象的で聞けば饒舌に話してくれます。

ブログでは刑害破を含めその多くを紹介して参りました。

解冲解合は身持ちが悪い等と言い経験上出方ははっきりしていますが、

その意味をそのまま捉えずに運でどうなのかを注目してみる方が肝要と思います。

 

 参考文献 平岡滴宝著「新訳・滴天髄」「子平学・四柱推命法深書      

           「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/06/13 )

 

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平岡滴宝著「四柱推命の秘則 新訳滴天髄 精神論」を読む

滴天髄ブログは、順を追って書いて参りました。この当たりになりますと

通根・合・支合・害など御理解頂いた子平学・四柱推命は中級程度以上の方用の

文書内容となります。(和珞) 

 子平学 四柱推命 子平学                    

 

 

( 原文を日本文に )                       

「人に精神あり、一をもって求するべからず。             

 要はこれを損し、これを益し、その中を得るにあり。」

 

天髄を編纂したのは、明の太祖朱元璋を助けた劉伯温と言う人で、

時代は1311年より1374年の間、元末期より明の初期洪武の時代に生きた人です。」

 

 ( 訳  )                                 

 人の運命を推命しようとする時、子平学は生年月日時を干支に変えて見て

ゆきますが、素庵氏は金水は精気、木火は神気、そして土は本体だと適確に

言われております( 註釈本「滴天髄概要」)。ですから出来れば命式には

金水木火は平均して配合されていてほしいものです。でなければ、内外格を問わず

強弱のバランスがくずれた時、成敗は勿論のこと、禍福病的にも困った

結果がおこります。

 

  ( 追補  )                             

 この論は先述の禍福災病の一端の見方をのべてくれています。四柱八字の中で、

五行が二行しか含まれていない様な命式は、危険だと言っています。

例えば地支の蔵干を含め金土だけに頼っているものや、冲や干合等で

日干時干だけしかない様な命式を指しますが、この場合地支は本気だけでなく、

暗蔵の干を含めて良いと思います。(通根表参照)

又地支に子亥丑が多い命式や、巳午未の多い命式等は偏りがちですから、

と言えましょう。後文は体用論「要在」と同意で、太過不及の調節です。

                    f:id:sihoin:20190815164116p:plain

 

   < 和珞のもっと滴天髄、精神論 >

 「子平学 四柱推命法深書の地支病説」で滴宝先生は、

 「滴天髄、精神論では一、二行ぐらいの片寄った命式は、病症的にも変化が

出やすいと言うのですが具体的な説明はありません。しかし干支と言うからには

当然伯温氏は、地支での変化を充分に考慮したはずです。」と述べています。

地支では三気を受け持つものもあります。又四柱八字と言いますが、

先生の月令(月支蔵干)季節を考慮して九字で見る子平学的考え方には

特徴があります。

 深書では、多くの命式の中で、地支を取り入れた五気での疾病の見方などを

説明ています。又滴天髄の各々の論説は、係わりあっている事を考慮すれば

理解し易いと勉強した者としては強く感じます。その点についても滴宝先生は

わかり易く説明しているところは訳本としては特徴的です。

 さて「秘本 子平廣論」では、五気の考え方から、病症や体質だけでなく、

男女の生理的な相性、俊敏や遅足等が関係する才質の見極め方など

多岐にわたって五気の考え方を取り入れ、命式を使って説明をしています。

 子平廣論をお持ちの方は会得、

大いに利用「自身の奥義」としてお使い頂ければと思います。

五気の数え方は、干合・冲・支合を取り入れています。

 余談ですが、年干と月干の合去の干合では悪い意味ばかりが

強調されがちですが、これも大運次第では、夢中になれる事があって

手のかからないお子さんだったりする事は少なくはありません。

滴宝先生の口癖ですが「滴天髄の理論は短く抽象的だから人は

一生懸命勉強するのでしょう。」又は「滴天髄は、理を言って使い方を言わず。」

又は「滴天髄では、喜怒思愁が解り辛い」と滴天髄に対し不平?を洩らす

事がよくありました。              

 次回のブログでは「和珞の滴天髄、精神論」と題して、

病については多くの方々が述べられていますので、

冲や支合、そして精神論の課題の1つでもある「偏」については

命式を使って書きたいと思っています。

 

※参考文献 平岡滴宝著「新訳・滴天髄」

                   「子平学・四柱推命法深書」「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/06/04 )

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子峰院 和珞の鑑定例No91

 技術系、専門学校の特殊技能を持つ講師で、二十年程前将来についての

相談です。こうした学校では何処にも派閥があり、月干忌の強い官星を持つ人は、

対人関係において強気な姿勢の人と、何かとトラブルが続き気弱傾向で気

苦労の多い人です。しかし 格名は内格正官 キチンとしたい気持の中には

同じ所に長く勤めたいと心情が働く事も確かです。

命式は次の通りで、喜の干は頼りたくても頼りにならないものばかりで、

どうしたものかと・・・子平学 四柱推命 運命学

 

< 命式・男性 >

時 日 月 年    巳申-支合 丁壬ー強化の干合 壬は三倍

食 比 官 印    月令ー庚 季節―秋

己 丁 壬 甲    丁1干午1支(2)

酉 巳 申 午    甲1干0支 (1)

辛 丙 庚 丁    己1干0支 (1)

           壬(強)3干0支(3)

A 印比3 対 B食官4

用神取法 扶抑法内格  格名は、内格正官

午ー元機 

喜忌は 内格でAが弱く喜 Bが強く忌となる筈が、

時干己土は食神(己を洩気)であり、

壬から丁火を守る役目を果すこと出来ずに忌  

運での戊は、護丁作用で喜。よって

運での喜の干=丁丙戊(護丁)乙甲  

運での忌の干=己(甲を合去)庚辛壬癸 となる。

 

< 命式は >

日干丁は火の専支午1支を根に持ち、普通の力の地上の火であるはずが、

月干には無根ではあっても強化の三倍の壬が透干、時干には壬から

丁を守るには(護丁作用)程遠い己土が透干、丁を洩気(丁が燃えれば灰に)して

弱め、丁はマイナスαと命式以上に弱まっている。

よって強化の壬は、日干(本人)に取っては怖い相手であって慎重で内心臆病。

専支を根に持つ丁は行運でより強まる時期は強気の出方をする。

年干甲(印綬)は無根であって壬とは浮木、丁を強める事は無い。

絆神強化の壬は、行運の丁運では合去となる事は決して無い。

 

 

< 大運・順行 > 〇=喜  ✓=忌  

93   83    73 63 53   43   33 23 13 03

✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 〇 ✓

壬 辛 庚 己 戊 丁 丙 乙 甲 癸   (年運)→丁戊己庚辛

官 才 財 食 傷 比 劫 倒 印 殺   ←大運の通変星

午 巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌 酉   (年運)→壬癸甲乙丙

〇 〇 △ △ 〇 ✓ ✓ △ △ ✓

    酉 酉 解   午 解       ←命式と冲合の地支

                       解は、解冲解合

 

< 大運では >

〇辛は、行運の忌の庚辛を強め忌とした。

〇14歳甲運は、時干忌の己を合去。A3 対 B3とバランスがほぼ取れ喜運。

壬との関係で喜運との自覚は無いでしょうが、人に信用される行動は

周囲の人に信頼され協力を得られて、物事は順調に運び時間の経過と共に

精神的安定に繋がるはずです。

〇戌は、丁と己を強め△

〇乙(無根)喜の倒食で喜運。しかし命式を年から時まで辿れば、壬とは浮 

丁己とは洩気で最終的には忌の己土をやや強め、推命内容は慎重を要する

〇亥運は、巳申の支合を解き 巳は丁を 申は壬を 

亥は壬と甲を強めAを2 Bを2強め△

〇丙丁運は、喜の火を強めて喜運。特に丙は壬を弱め、他の干関係も良く、

全てにおいて順調で経済的、地位的に恵まれる可能性。

〇子運は、元機の午を無作用にする。健康的な問題の恐れ、

間違えば「病は地支にて重く」の可能性、自身で運命を知っていれば、

前後の運も良く免れる可能性は大。

〇己運は、年干喜の甲を合去で忌運。しかし この時期の年干の変化は

然程では無く、壬を汚す(濁壬)よりはましで、そう悪くは無い出方。

仕事の関係上日々の鍛えがあって物忘れの心配も少ない筈。

〇庚辛運は、年との関係で庚辛や申運は精神的に留意が必要となるが、

運を承知している為最小限に留める事が出来るでしょう。

  

              f:id:sihoin:20190706135559j:plain

 

< 相談とその解決策は? > 

月令は庚偏財で財欲強く独立や、職場での息苦しさから辞職や、現状維持などの

迷いがあったようでしたが、命式は上記の通りで八方塞りの状態です。

日支(伴侶)の巳と月支申の支合が気になり聞いて見ました。日支巳は体陰用陽の

地支で蔵干は丙 丙は日干丁を隠蔽そして同気。伴侶は同じ傾向の仕事をして

技術的には伴侶の方が上ではないかと尋ねてみました。

すると 伴侶とは同じ職場(学校)で知り合い結婚 伴侶は父親、祖父も同じ

仕事でこの世界ではサラブレッドと言われ技術的に優れている人で、

何人かの子供はまだ幼く専業主婦だが 周りの人達には惜しまれており

本人も何れ独立の道を選びたいと願っているそうで、

独立は夫婦一緒でする事になると伺いました。

夫婦一緒の独立は、本人は伴侶を引立て役で、もしかしたら上司は伴侶になる

可能性がある事を伝えました。

本人は幾つかの道を模索したようでしたが、OBの後輩たちが立場的に

上位に立つ中定年まで同じ職場で働き続け全うしたそうです。

 鑑定時には、内面での精神的起伏が激しい人の為、それを回避する方法と 

対人関係での 運での抵抗勢力は日干が強まる時壬も強まる事があり、

真っ向勝負は勝ち目が無く、その方策も数点提案させて頂きました。 

66歳の年となる現在では 新たに職場を変え技術を生かして働き続けています。

 

< 最後に >

 命式は上記の説明通りで頭を抱えましたが、大運の20歳前後から65歳前後の

働き盛りに、一般の方でこれほど〇(喜運)がつく人はそう多くはいません。

決して誉められる命式ではありませんが、この方は技術者としては他の学校からも

幾度も誘いがある程の優れた人で、命式以上の人です。

この命の良さは破格が起らないところに一番の良さがあり、

日支の午(専支)の裏切りが無いところと 無根では有るが甲印綬の透干が

それを支えています。又絆神強化の壬もその役目の一端を背負っていると

言って良いでしょう。

滴天髄は体用論で言っています。「命式が体なら運は用」と

運の力はそう小さくないようです。

    

  < 子平学・四柱推命の基本 >

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( 子峰院 占い人・和珞 2020/05/25)

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