生年月日が同じでも、数十分の違いで生まれた人達の運勢には雲泥の差
がある事があります。今回はそんな二人を取り上げて見ました。実例です。
< 命式・女性 >
時 日 月 年 月令-癸 季節-冬
比 印 傷 午子-冲
丁 丁 甲 戊 丁2干2支 (4)
未 巳 子 午 甲1干1支 (2)
己 丙 癸 丁 戊1干1支 (2)
元機-未
< 命式は >
未は、甲丁戊を還流、甲は丁を強め 丁は戊を強め、戊は護丁作用
格名は外格従旺、天干全て喜の干で木火通命の素晴らしい命式です。
相談内容は、25歳過ぎ辛運あたりだったと記憶しています。
「心ならず転居移動が多くてしんどい人生」と、仰っていたことと
大運と照らし合わせても外格で間違い無いでしょう。
甲の印綬は燥木で強く、素直に日干丁に従い奉仕ですから、安定した閃き
や知識力あって飲み込みも早い才女です。
日干丁に対して喜戊の傷官は 以外にも話し方は穏やかで、考え方
も合理的です。甲印に対し戊傷には気分にむらがあり決断に迷いが
生じるようですが、甲木は燥木で戊土を尅す力はありませんし、気は
前記の如く丁に向いていますし、2干の丁はどちらかと言えば一途な
タイプと思われます。
今にして思えば、依頼時もっと褒めておけば良かったと後悔しており
ます。当時、今より私は未熟でした。
< 大運 >
95 85 75 65 55 45 35 25 15 05
〇 〇 〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸 癸甲乙丙丁
印 倒 劫 比 傷 食 財 才 官 殺
寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 戊己庚辛壬
〇 〇 〇 〇 ✓ 〇 ✓ ✓ △ ✓
未 解 巳 巳
癸運は戊を、亥運は巳を弱め忌運
壬運は日干丁と強化に加え、月令に旺じられて人生で一番辛い時期
大学へ進学、苦労して卒業を可能にしています。
辛・庚運は、忌運ですが丁が金を弱めますし年運は、癸以外は救干で
巡っていますからあまり気にはならないでしょうが、人間関係にはやはり
慎重になるべきでしょう。
酉申は、年運の金に通根しますが然程ではありません。
依頼は25歳からの辛運あたりでしたから、それ以前に比べると忌運で
あっても、相当の差がありかなり楽になります。
〇己運は、月干甲、贔屓してくれる印綬を弱めますから、大事な見方を
失う苦労ですが護丁作用は健在ですから、意欲や気構えは多少衰えたと
しても2干の丁の熱意は穏やかに保たれるでしょう。
〇50歳からは、転角期を迎え長きに渡り喜運が続きますから、以前
の経験が役立ちます。
ただ、この命は世に出難い命式です。この様な命式は癸運が忌運であっても
40歳~70歳の間に巡っていれば申し分ありません。又自身に目立ちたいと
言った気持ちがありませんから、自然と表現は消極的になります。
次の命式は、同じ生年月日の女性 上記の命の生時は未時、次の命は申時
ですが、生れた時間は数十分しか違いがありません。
< 命式・女性 >
傷 印 傷
戊 丁 甲 戊
申 巳 子 午
癸
子午は冲、巳申は支合、4支の地支は全て無作用。丁1干 甲1干 両側に戊
の護丁があります。大運巡りは上記の命式と同じです。彼女は自閉症でした。
15才の壬運で亡くなられています。
同じ日に生まれながら、この差は何処からくるものでしょうか?
無根の日干丁の弱さに対して、甲の弱さは救いになりません。しかし、両側の
戊は確りと護丁作用の役割を果たしています。なのに何故?
天干に水はありませんが、月令は癸水、壬運は強化に加え月令はそれを
倍増させますから、戊の防波堤も甲木も流され、丁は消えるほど弱り
命式全体が弱り果てます。こう言った命式の人は「恐がり」と滴宝先生
は仰っていました。運の壬は弱り目に祟り目で向かってきます。
さて、滴天髄・月令論では
(「人元事の用いるの神、宅の向きなりもって卜(ぼく)せざるべからず。」と
月令とは月支蔵干の事です。上記のめいしきでは月支の下に書いている
(癸)に当ります。月令は季節を現わす以外、変化の干合を決定する要点や
命式の天干夫々の干の他、行運の干の強さに影響をあたえますから
注意を怠らず推命時は、常に気に止めておく必要があります。)
上記2例とも日干は丁、運での強化の干合運は壬になります。
壬は、強化の数倍に加え、月令は癸、それに又数倍が加えられます。
陽干で強化の干が巡る命式は注意を要します。

陽射しが暖かだった昨日、午後散歩に出かけると道端にカラスノエンドウが
少し咲いていました。幼い日の姪が「おばちゃん、これを植えるとそれは
それは綺麗な花が咲くよ」と手渡され、小さくて綺麗な封筒を開けると小粒
の種が沢山入っていました。
さっそく鉢に植えると、数日で沢山の小さな芽が長く伸びていくのです。
ある日、それがカラスノエンドウだと気づきました。やはり鉢植えのカラスノ
エンドウは野良のカラスノエンドウと比べるとかなり肥えて何の花かと見間違える
ほどでした。あの小さな種の収穫と封筒の選択に姪は苦労したでしょうに・・・
彼女は40歳を超えしました。
お互い齢を取るもんだなァ~と、笑ってはいられませんが・・・
( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )
平岡滴宝訳 「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」
平岡滴宝著 「改訂版 あなたの運命のすべて」
「改訂版 子平学・四柱推命法深書」
「改訂版 秘本・子平廣論」
( 子峰院 占い人・和珞 2026/03/09 )
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