2021-01-01から1年間の記事一覧

和珞、丑を好き放題に書く!

丑は十二支の二番目の地支で 水金土を強め特に己辛癸を強めます。 蔵干の内水は三合会局 金は方局に属し、己は冬を担当します。 丑は陽暦では1月を受け持ち、1月の月令は節日より12日目までが癸 それ以降 2月の節日前日までは己となります。己の時期は冬…

そのお題頂戴します( NO1 )  「ないよりまし干について」

推命仲間から「天干1干0支と弱く 強い制尅を受けていれば「1」の強さも 無くなる事もあるのに、何故1の数字をいれるか?それは皆無に等しい、 と言う意見に対してどう思われます」との質問あり、 「天干に1干あれば力があろうが無かろうが 1干は1干 …

子峰院  和珞の鑑定例121

命式は、化水格の外格・弱従旺格です。 この人は医療従事者、命に携る仕事に従事しながら悲しくも貴い数人の 命に手をかけてしまいました。 この命式で、学生時代はお喋りを交すような親しい友達は少なく根暗だと そして仕事場では不器用で要領の悪さは、叱…

子峰院  和珞の鑑定例120

最近のTwitterでは、先・後について呟いています。 (先後の考え方は、命式によってその人が性格的に最初どの様な考え方で 始まり、結局どのやり方で人生を送ってゆくのかを主体に見分ける方法です。 体用の考え方とほぼ同じですが、体用の考え方は主に日干の…

滴天髄は衆寡論 と 外格( 彼女の身の上話№3 )

強きをおさえ、弱きを助ける者は常理、 強きを用いて弱きをすてるものは元機なり 滴天髄は衆寡論です。 「強きをおさえ」は、用神法では扶抑で格名は内格にあたります。 「強きを用いて」は、用神法は専旺で格名は外格に当たります。 順逆論では、外格は「特…

子峰院  和珞の鑑定例№119

「結婚して数年が経つのに子供ができないのですが、可愛い赤ちゃんを この手に抱く事が出来るのでしょうか」と、若い方達からこの様な相談での 依頼が舞い込む事は少なく有りません。 < 命式・女性 > 時 日 月 年 干合・冲・支合なし 財 倒 才 月令-庚 季節…

旺衰と強弱について と 家を建てる時

( 平岡滴宝訳 新訳滴天髄 はじめに )より 従来旺旺衰と強弱の強さの比較は、これまであいまいであったと 思いますが、今回私はその両方を数字で明確にしました。 平岡滴宝式子平学の最大の特徴は、旺衰と強弱そして絆神強化等を 数字にする事で、 他の干と…

子峰院  和珞の鑑定例118

運良し悪しと精神面で状態とは異なり 精神状態で大運を取らなければ、依頼者には納得して頂けない事がしばしば 有ります。若かりし頃、喜忌を基本通りに取った大運に、御依頼の方は 「内の息子の運はこんなに良くない」と、納得頂けず 再度精神面で取り直し…

子峰院  和珞の鑑定例117

何と!子平学・四柱推命は、ドラマチックなのでしょうか? この方は、丁己は離れて還流も無く、己と癸は相性も良く側干であり 知恵(癸印)で財(己財)を掴む近道を選ぶばずが、 遠回りをして癸水で甲木を育て、丁の洩気で己財を増やす道を選びました。 何故…

和珞「滴天髄」について考える No1中和論と順逆論

子平学・四柱推命の手順は、まず命式の強弱・旺衰を出し、内格(扶抑法)か 外格(専旺法)を決めて、十干十二支の良し悪しを見極めていきます。 内・外格を決める手順としては、外格かそうでないかを見極め、外格でなければ 内格と言う具合に見る方が確実でしょう…

子峰院  和珞の鑑定例116

この命式は、平岡滴宝先生が生前依頼を受けた方で、 機会があるならと発表の許可を頂いた命式です。 先生は、大運は54歳未運の胃癌を見抜いていましたし「恐らくは」と全て 御見通しでした。未は木火土を強めますが、木土の還流己土は乙からの尅よりも 甲…

子峰院  和珞の鑑定例115

身旺・身弱の判断はそんなに大切でしょうか?勿論大事です。しかし、 そればかり重点を置けば、他の事柄が見え難くなる事から私は、 命式の帰納を重視しています。 この命も命式上は身旺ですが、性格的には典型的な身旺ではない事が 理解して頂けるのでは無い…

子峰院  和珞の鑑定例114

彼女は「あげまん」、この様な方を伴侶に迎える人は将来有望ですが、 彼女は伴侶に対し、少々焼きもち焼きで干渉過多気味 この方と長期間折り合いをつけられる人は、哲学者の様な人かもしれません。 と言う事で、夫婦はお互いの努力で添い遂げられものではな…

用神法

今回のブロウは、平岡滴宝著 子平学・四柱推命法深書より、「用神法」を書き 写しました。この項では用神の種類を述べています。用神の決め方「用神取法」の 前置きと捉えて頂ければと思います。(和珞) 無断転記禁止 (子平学・四柱推命法深書から 用神法) 用…

子峰院 和珞の鑑定例No113

二十才前後壬財がぬける丁運の頃「学校に行かず友達と遊びほうけてばかり」 「七喜全彰、良い命式です」とか言われても「馬鹿言ってんじゃないよ!」と ご両親は思ったかどうか? 風景?濁壬の中に金が仰山!そんな風景にしないで下さいね。 この命式は平岡…

子峰院 和珞の鑑定例No112

滴宝先生は過去の鑑定依頼からタイプ分けして、子平学的に理論付けして 秘本・子平廣論では説明されています。 私共はどのようなタイプにしろ否定する訳には行きません。 どの様なタイプの方にであっても、お話に真摯に耳を傾けそこから問題解決に 至る事が多…

子峰院の子平学・四柱推命 印綬と偏印(倒食) (彼の身の上話1)

今回は印星について書きます。 平岡滴宝式子平学では、どの通変星も正偏で同じ象意と、 表裏の如く全く異なる象意があります。また通変星で見る人間関係は、 六親だけではなく、六親よりももっと幅を広げて身の回りの社会環境の人達をも 巻き込んだ人間関係…

子峰院 和珞の鑑定例 No111

「自動車免許の返納は何時頃が良いでしょうか?」こんな鑑定依頼が 舞い込んでまいりました。加えてこれからの運の成り行きと 健康面を見て欲しいとの事でした。最近は長寿のせいでしょうか、 年配の方からの依頼も少なくはありません。 さて!この先は平岡…

子峰院 和珞の鑑定例No110

ツイートでこの命式を見て「おやっ?」とか「もしかして?」等と 思われた方がいればそれは正解です。ブログを書き始めた一つの要因は、 この様な方達を理解して頂きたいと思ったからでもあります。占術者の中には この様な人に大運に喜忌があるのかと、全て…

和珞と子平学・四柱推命 №4( 彼女の身の上話2 )

子平学 四柱推命の「奥義」は、命式も然る事ながら大運を読み解くところが 一番大きいと思っています。 つまり命式と大運がセットです。 命式だけで云々は遇の誇張なのでは無いでしょうか さて、職業病(東洋占術)と言うべきでしょうか?お話しを伺っている…

子峰院 和珞の鑑定例No109

( 烈火の命式 ) 天干に丁だけ四干が揃った珍しい命式、これを「烈火の命」と申します。 格名は勿論比肩ばかりの命で外格従旺格 強ければ強くなる程運は良くなる 命式ですが偏りの強い命式でもあります。 滴宝先生は著書で外格は「ある種の挑戦」と述べてい…

平岡滴宝が説く「神峰通考・病薬説」 

平岡滴宝著、子平学・四柱推命法深書で、 推命五法とも言える用神取法の五種類の一つに「病薬用神」があります。 原文は張神峯氏が書かれたという「神峰通考の病薬説」が元になっています。 < 子平学・四柱推命深書 病薬法より > 病薬法とは張神峯氏の説とさ…

子峰院 和珞の鑑定例No108

この方は日本の柔道家、一本背負投が得意な事から「平成の三四郎」と呼ばれ、 数回のオリンピックや世界大会で活躍された方で、多くの人達に夢と希望を 与えてくれ勇気を教えてくれた人です。今年の三月に病気療養中にも拘わらず 残念な事に亡くなられました…

子峰院 和珞の鑑定例No107

干関係の多くは取りだ足され推命上では主役となりつつあります。 私自身の推命法も顧みてみました。実際の鑑定で依頼者に伝える事柄は殆どが 干関係等から出た答えです。即ち帰納と演繹の「帰納」です。 私に取って干関係は重要ですが裏方です。 よってブロ…

和珞と子平学・四柱推命 №2(初心で鑑定依頼があったなら)

平岡滴宝先生に講座はマンツーマン、命式と大運の出し方に始まり、 A4サイズのノートの見開きを一人分に使い左頁には命式・大運や 必要事項を私が書き、右頁は先生がアドバイスを入れてくれるのですが、 それが乱雑極まりない事!まるで落書きです。 専門用…

和珞と子平学・四柱推命 №1(適職に就くメリット)

自分の事は自分で決めるがモットーで占術に振り回される人生は考えられず 占術は元来好きではありませんでしたが、数人の子供の事では、 もしもそこに問題解決の糸口があるならと、頼った方が平岡滴宝先生でした。 滴宝先生は、特に御近所の方々に信頼が厚く…

子峰院 和珞の鑑定例No106

昨日は公立高校の入学試験の合否発表の日で数件の嬉しい お知らせを頂きました。あ~もう暫くしたらあの硬い桜の蕾が一斉に咲くかと 思えば本当に嬉しく、子供達のキラキラと輝く顔が思い浮かんできます。 さて、この命式は平岡滴宝著 子平学・四柱推命法深書…

子峰院 和珞の鑑定例No105

幼少や思春期の方を見る事は少なくありません。親御さんからその時の 状況によって今後を心配されての依頼が殆どです。 偶然にもこの命式と同生年月日時のお二方を見ていますが、 依頼の時期が数年ずれています。 都合上二方の内お一人の依頼例から取り上げ…

子峰院の子平学・四柱推命 鑑定例No104

推命仲間が生時のわからない方の予約依頼を受け、時間に余裕があれば、 十三通り出して推時の仕事を手伝わせて頂いた事がよくありました。 推時は至って好きです。 今回も生時推定での推命で、この時間が大運にピッタリ来ました事からの 推命となりました。 …

子峰院 和珞の鑑定例No104

大運の接木、前半すこぶる良く後半悪くなる人は忌運の最初の運は、 運の良し悪しを二分するかの様に変動が大きい事がよくあり、 年齢的には四十・五十代が多いようです。これを四十の転角・五十の転角等 と申しまして、この方も五十の転角の人です。 今回は生…