2022-01-01から1年間の記事一覧

子峰院の子平学・四柱推命 (鑑定例135)

この方は阪神大震災の直後兵庫県で生まれました。 今後についての依頼でした。この命では、年干甲(父)は丁火(印綬)を強め、 年支戌(母)は忌の丁と戊に通根して強め、社会環境の人達(月干)は 丁で日干(本人)戊を強めています。父親、母親、社会環境の人達は …

子峰院の子平学・四柱推命(天地交戦と元亨利貞)

今回は、滴天髄の戦合論に託けて、戦合論が言う天地交戦と貞言論が言う 元亨利貞の関連性と推命法(鑑定法)を書いてみました。 ※このブログは、子峰院 発行による 平岡滴宝訳 新訳・滴天髄を参考にしています。 同じ忌運でも、強さや干関係では大して悪くない…

子峰院の子平学・四柱推命 (鑑定例134)

虐めや暴力の依頼案件は数々ありますが、さてブログに書こうとすればデリ ケートな問題でもありまして、依頼者にOKを頂きながら今一度踏み切る勇気 が出ないのは私の心の問題です。ですから今回は、平岡滴宝先生の著書 「子平廣論」の中から選びました。低年…

子峰院の子平学・四柱推命(日干・比肩についてと、ある女性の人生)

日干と同じ天干を「比肩」と言い、日干も比肩と言う事が多くあります。 当然ではありますが、大切な事は日柱と同じ干が年・月・時柱にあっても日干 とは言いません。 日干・比肩からは、自尊心、自己顕示欲、統率力、独立心、実行力等々見る事が できます。 日…

子峰院の子平学・四柱推命 (滴天髄の母子論と現実社会での親の期待について)

今回は滴天髄「母子論」に託けて、「子供に対する親の期待と 子供の苦労」について書いてみました。 滴天髄の「母子論」後半には 「孝子が親をたてまつるのを知りて、始めて克諧大舜の風をよくす」と あります。 意味) 子供達は、どうすれば親がほんとうに喜…

子峰院の子平学・四柱推命(半合と局と専支について)

見出しの局とは、方局と会局をのことです。 半合とは、専支と同気の三合会局ないし方局の内の1支が揃う事を言います。 例えば、火の専支「午」と寅・巳・未・戌の何れかの組み合わせを言います。 すなわち午と寅、午と巳、午と未、午と戌が主に隣同士に並ぶ組…

子峰院の子平学・四柱推命 (鑑定例133)

先日Twitterで、正・偏官のことを呟きましたら反応を頂きました。 過去の鑑定書の下書きノートと見ますと、私に取りましては、珍しい命式が 見つかりました。若かりし頃の鑑定例です。天干は水と土だけの命式で、 偏官は強く、それ以上に比肩が非常に強い命式…

子峰院の子平学・四柱推命(財星運と食傷、特に食神について)

ブログを閲覧頂き、有難う御座います。 アクセス数は以前に比べるますと随分減りましたが、私が思う以上に多くの 方々に閲覧頂いているのは確かです。 昨日9日の日曜日も更新していないのにアクセス数が多いのは「申し訳ない」 と、今朝アクセス数を確認し…

子峰院の子平学・四柱推命(和珞、十二支の戌を好き放題に書く)

子平学・四柱推命は生年月日時の十干十二支を柱にして、推命(占い)を 行います。ご存知の通り日本ではこの占いを新たに「四柱推命」と言い、的を得た 呼称が付けられています。十二支は十干と共に子平学には欠かせないものですが どうしても十干が重視されが…

子峰院の子平学・四柱推命(鑑定例132)

今年の八月はとても暑く夏休みを決め込んでいましたが、「どうしても」と言う 依頼が数件飛び込んで来ました。それも経験以来珍しい命式ばかりで、頭を抱え 込んだ八月でした。この命式もその中の1件です。 推命仲間との会話で「内格で、日干類が強く身旺で…

子峰院の子平学・四柱推命 (日干丙について)

「日干だけでものを言うな」と、よくこの道でのお偉い方々が仰います。かくて 以前の私も同様の考えでしたが、長年続けていますと「そうとも言えないな」と 言う考えに変わってきました。例えば 丙日の人は、草花や野菜を育成栽培が好きで上手な所があります…

滴天髄・絆神論(任氏・きはん)と反尅

滴天髄は従来の四柱推命学を、より進歩させる原因ともなった 最初の原書名です。 この書を編纂したのは、中国は明の太宗朱元璋を助けた「劉伯温」と言う人です。 「新訳 滴天髄」より <絆神論> 門を出て、天涯に向かいて遊ぶをようすれば なんで、くんさい…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例131 )

官に財、そして印星の透干があれば「三貴の命」と言われ良い命式だそうですが 本当にそうなのでしょうか。この方もとても誉められたそうですが「誉め言葉より も現実的な話が聞きたい」と御家族からの依頼でした。暴力的だと・・・ (芥川龍之介の代表作であ…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 十二支未の刑について )

お盆の14~16日の間はゆっくり休憩して溜めて置いた録画の映画を観たり、 本を読む計画でしたが、以前依頼のあった方から挨拶方々再度の依頼相談 があり、計画通とは反対にゆっくりとは行きませんでした。 前回十二支未の刑について書き残しがあり、早々心残…

子峰院の子平学・四柱推命 (和珞、十二支の未を好き放題に書く)

平岡滴宝先生の著書によれば、命理約言や滴天髄 輯要を書かれた陳素庵氏 や命理尋言や滴天髄、補注・造化元論・窮通宝鑑を書かれた徐楽吾氏は、 「地支は複雑で簡単に説明しにくい」と表現されたそうです。 私は生意気にも、この地支を語る事が大好きです。…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例130 )

適職の勉強には理論も必要かも知れませんが、職種溢れる現在では現実に ある職業に就き馴れ親しみ全うした人の命を見る事も勉強になると痛感 しています。そして日々あらゆる分野の職業人を時間推定では有りますが見て 勉強しています。 今回のブログはその…

子峰院の子平学・四柱推命( 滴天髄の生時論と源流論からの推命法 )

先日のTwitterでは、時支と源流を元にした命式の見方を呟きました事から 今回は、「滴天髄」の生時論と源流論を根拠にした見方を御紹介したいと 思います。 平岡滴宝先生に子平学を習い始めてから、鑑定の勉強にはノートの見開き2ペー ジを1人分に使いまし…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例129 )

今回は丁を護丁するには戊土、それとも己土が良いのかを考えてみました。 「 平岡滴宝著 子平学・四柱推命法深書、丁←戊より 丁と戊の関係では、戊は炉と考えます。命式上に、丁火に見合った強さの戊が あれば丁火の状態は激しい感情などと共に非常に安定しま…

子峰院の子平学・四柱推命( 干支体象詩巳詩と元運の応用 )

元運の見方の応用は多数ありますが、その一つに 母親と社会環境、伴侶と社会環境、伴侶と子供の関係を見る事ができます。 (下記説明) 今回は神峰・干支体象詩、巳詩の1文から 滴天髄の元運を元にした見方まで 飛んでしまいました。これぞ「和珞の暴走」で御…

子峰院の子平学・四柱推命( 大運について )

今回は大運について書きました。大運は十年で見る いえ 五年で見る等と その論争は尽きる事を知りません。今回私もその論争のお仲間入りをさせて 頂きました。と言っても平岡滴宝式で(大口を叩いておいて)一寸だけ論じて みました。 平岡滴宝著 子平学・四…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例128 )

< 鑑定例128 > この命式は特殊な従財格になります。 滴天髄は寒暖論で言います。 「地道に燥湿あり、品彙を生成し、人道これを得れば偏るべからず。」 と。地支に寅未の火支があって天干に壬癸の字を見ない命式ですから 寒暖論で言う、完全なる「燥の命…

子峰院の子平学・四柱推命( 子供の行動性と子平学・四柱推命 )

あるご婦人のお話しです。 都会より初めて、気の合ったご婦人方と子供連れで田舎の川遊びに 行った時の事です。 そんなに川幅は広くなく当日は数日前から雨も降っていなかった為 水量も多くなく、水辺には子供達が遊んだり皆が休むには程好い広さの砂浜も 有…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例127 )

< 和珞の鑑定例127 > 今回のブログは鑑定例と決めて鑑定経験の中から、是と定め書き始めまし たが二回程今の社会情勢の流れによって、これはまずいと思い中断しました。 しかし私の依頼者方は、人生にかなり問題を抱えて参ります事からどうしても 両手…

子峰院の子平学・四柱推命( おもしろ通変星 印綬と偏印(倒食) )

日干比劫敗を生じて強める干を印星と言います。又印干は、財干から尅され、 食傷(児)干を尅し、官干から生じらる関係にあります。 日干と陰陽を同じくする印干は偏印、陰陽が異なる印干を印綬と言います。 両印星を、勉学の神様と見る事が多い様ですが、平岡…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例126 ) 

印日干比(A)3に対し、児財(B)いずれかが1の場合内・外格の決め方は 難しいと思います。外格の場合は必ず干関係なりのAはBの3倍以上が 必要になり干関係によれば以下の事もある訳です。 この命式は(下記説明)外格であれば、壬財は忌で疵=病の干になり 運…

子峰院の子平学・四柱推命( 滴天髄 通天論の順・悖について )

このブログは「子峰院」発行 平岡滴宝訳 新訳・滴天髄を参考にしています。 命式の順・悖について今まで意識して考えた事が有りませんでしたが、 今回真正面から、自分なりの順・悖について考えてみようと挑戦して見ました。 桜の花が散り始めました。小さな青…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例125 ) 

この命式の方は、現在陶芸のお仕事に就き頑張っておられます。 最初はお母様より、娘さんお二人の事で対面鑑定の依頼を受けましたが 鑑定が終って「もう一人の娘を見ていただけませんか?」と恥ずかしそうに 申し出があり急遽の鑑定となりました。当時未熟な…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 敗財と劫財 ) 

命式には、本人に取って都合が良い命式と 他人に取って都合が良い 命式がある様な気がしてなりません。今回は敗財では無く 主に「劫財」について書いてみました。 さて、日干と劫財の命式は本人に取って都合が良い命式でしょうか? 敗財とは、日干が陽干なら…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例124 )  

この命式に出会った時 一瞬でとりこになりました。いわゆる一目惚れです。 人間は皆同じと言いますが、私にはこれ程素晴らしい命式の持ち主からの 依頼は殆ど無いのではと思います。一目惚れついでに推命をさせて頂きました。 推命の大運には喜忌の印を入れ…

子峰院の子平学・四柱推命( 彼女の身の上話№4 )

< 日干を強めるグループと日干を弱めるグループの 平均が取れた命式は中庸の命式の部類に入ります。> 平岡滴宝式子平学を、私がブログにする時 〇日干を強める、両印星と比肩・敗財・劫財を一つのグループと考え このグループをAグループ、省略してAと書く事…