子峰院の子平学・四柱推命( 夫婦のお財布事情 )

 悩み事と言う物は本当に人の数だけあるもで、依頼の内容も多種多様で

ございます。夫婦のお財布事情も又カップルの数だけあるようですね。

60年程の大昔の話になりますが、私の父親等は稼ぎの全部を

自分が管理してその中から田舎生活の大した額でも無い電気代や医療費を

賄っていましたし、農家の収入は祖父母や父が管理.。何事にも出費のある

母親は必要な分だけ貰っていました。母は外で働く様になるまで余分な

お金は有りませんでし、女は女の事情もあって不自由だったと思います。

理不尽さを感じますが半世紀以前はその様な家庭は少なくなかった様でした。

母も大変だったと思いますが、そのしわ寄せは私たち子供にも回って

来るのは当然な事です。物心つく頃にはそんな家庭事情は兄妹達に取って

反面教師の何者でも無く、男兄弟は稼ぎを全部女房に渡す!女姉妹は

家計管理は自身も加わる!をモットーに健康に留意家庭を築き上げてきました。

現在社会の家計管理は夫婦が共に行うと信じ切っていた私ですが

この仕事をしていますと、昔の実家の様な家庭が結構あるのには驚きました。

苦しむのは女子供ですが、

 

 次なる話は、これは又信じ難く将来を案じる男性の鑑定例です。

子供1人は小学生、奥方は看護師、子供が生まれ伴侶は夜勤が多い事から

子供の事を考えて自身は時間に余裕がある事務職に転職、子供の送り

迎えの殆どを引き受けたそうです。

給料が振り込まれる通帳は妻が管理 その中から生活の殆どを賄い、妻の

収入は妻名義の通帳に預金として残され「僕には貯金が全くありません。将来

僕はどうなるのでしょうか?」と、可哀そうな話です。

上記我が実家の伴侶男女が入れ替わった様な話ですが、現代ではこの様な

ケースは稀では無いそうです。

時 日 月

丙 壬 丁

午 寅

丁 甲

上記の命式だけでの説明になりますが、内格身弱丙丁は忌財、寅午は忌財

を支えています。日支寅(伴侶)蔵干甲は、時支午蔵干丁(子供)に従い強め

ようとしていますが、いやいやなのか率先してなのか?話を伺いますと、伴侶

は日頃余暇を友人達と遊ぶ事は無く仕事が終われば真直ぐ家に帰るそうですから

家庭重視と見ました。すると命から子供の飛躍の為には惜しまずお金を使う

つもりですしょうし、子供も尽くしてくれる母親を承知している筈です。

恐らく多くは子供の為の貯蓄でしょう。

日支寅は燥木根としては太く水を欲しますし、日干壬は身弱ですので強すぎず

利用価値は充分にありますから伴侶から見捨てられ離婚等の可能性は少ない

と推しました。

丙・丁(強化)財は忌で強く、本人もストレス解消にお金の出費が必要になり

ますからその確保の気持ちから

伴侶と子供のお金の使い方には「そこまでしなくても」と言った不満あると

推察できます。午はどちらかと言えば月干に通じている事から、自分で稼ぐ

道をつける筈です。御本人は精神面を除けば健康に恵まれた命式の上

大運は、中年以降十干は水金で、晩年は水支の方局で巡りその内の亥は毒に

当たる寅を弱め、子は特に時支で火の専支午を弱めますので経済的に頻拍して

路頭に迷う様な事はないでしょう。

 

しかし 滴天髄は言います

「何で其の人の凶を知るか、忌神が転々と攻める。」と

この命式は、喜の弱い天干(日干)は両側から忌で強い天干に攻められて

いますから決して「大金持ち」とは行きません。ですので自身だけでなく

ご家族揃って倹約に努められるべきかと思いますが中々難しい事です。

 

法律には詳しくは有りませんが、結婚後に取得した財産は、名義はどうで

あれ二人平等の権限はある筈です。しかし、現実には酷い例を見ています。

 

 子供は経済的に困れば母親に甘えようとします。午に取って寅は都合は

良くても、寅に取って午は迷惑な相手ですが午が子供で寅が親ですから

奉仕の形を取る事は充分にあります。母親が子供の独立を即す為の

術を見つけようとすれば、寅中の丙(丁を隠蔽)を使う手段があります。

これは命式本人では無く伴侶の為の兵法です。つまり丙財と丙の特色を活か

方法で多干渉と言った所でしょうか、

すると子供さんは少し距離を置き確りと自立の道を探る筈では無いかと

推して見ました。

又、生活上の上下関係が見えてきますが、現在社会をまるで映しているかの

ようです。

 

今回は、上下左右の関係で解決策の一部を模索してみました。

ある種の手段は、自身の命を見るよりも身近な人の命を見る方が

容易な事が多々あるようです。

 

平岡滴宝子平学の強弱は、通根節の方局と三合会局と土は土用を受け持

つ丑辰未戌の四位純全の地支局気を重視採用しておりま。

 

滴宝先生による訳本干支体象詩は、十干と地支の相性や特性等多くを

書いております。

お手持ちの方はとことん読み込み重宝にお使い下さいますように。

 

 

(  子峰院の出版物 及び ブログの参考文献  )

平岡滴宝訳    「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著   「改訂版 あなたの運命のすべて」

        「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                     「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

(  子峰院 占い人・和珞 2024/03/18  )

 

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