子峰院の子平学・四柱推命 (鑑定例・福壽富貴 永乎無窮 )

後一歩で土用が訪れ氷も解け雪は雨に変わろうとするのに貴方は何故後ずさりして冬深くへ向かおうとするのですか?降り続く雪の中に向かおうとする貴方を引き止める術は無いものでしょうか?そうした貴方の行動を誰が理解できるというのでしょうか?

子峰院の子平学・四柱推命( 干関係 庚と庚そして丁と庚 )

お正月が過ぎ、今日が初出勤の人が多くおられると思います。 本年も 宜しくお願いします。 お正月には 我が家に若い女性方達が来られて楽しく過ごしました。 「雪ふれば冬ごもりせる草も木も春にしられぬ花ぞ咲きける」 (紀貫之) 紀貫之氏のこの歌を皆でど…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例:世に怖い物無し )

基本命式の内外格や(扶抑・専旺)用神を出す事は勿論重要ですが 内・外格は別にしても用神重視の推命は、時に判断にずれが生じる 場合があります。私は師の教えで時の流れと共に運(大運)との出会い等から 副用神や大運の通変星を用神として使う事があります。…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 糾う縄の如し)

「光陰矢の如し」と申しますが、今年も12月師走となり、クリスマスやお正月 が目の前に迫っております。 十年程前の事だと思います。戦後経済成長期以前に貧しい家庭に 生まれ育ち経済的な理由からお稽古事も儘ならない女性二人が出会い 夢の実現に向けて…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例 獅子の子落とし)

良い事にしろ、悪い事にしろ、物事には始まる切っ掛けになる運があります。 又、長期か短期なのかを見る事ができますが、 事の始まる時期は、人の運勢に取って最重要課題になるようです。 今回はある事が切っ掛けで、この様な命式に興味を惹かれました。 そ…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例 泥土が流土に変わる時 )

一歳のお誕生日(初の誕生日)の「選び取り」はよく知られた行事ですが 昔は金づち・そろばん・ノート・鋏・刃物等々を並べて、子供を少し離れた場所 から取りに行かせ、最初手にした物が本人の好きな物であり「才」を見つける 手段として古くから伝わっている…

子峰院の子平学・四柱推命( 同気干や同支が命式に多いと濁る? )

以前、「金多ければ、水却って濁る」の言葉をご紹介したかと思いますが 金に限らず同干・同気干or同支が、命式に多いと濁る(弊害)が起こる事が 多いと最近推命をしているとつくづく思う事があります。 人間らしいと言えば人間らしいのですが・・・ 宿命と言…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例 天に両日 )

先日、長年ドラえもんの声を勤めた声優の大山のぶよさんが亡くなられました。 乱暴な言葉をとても嫌っていたそうですが、そんなところからもドラえもんの 人気を支えていたのかも知れません。 子供達が幼かった頃、特に一人の子がドラえもん大好きっ子でした…

子峰院の子平学・四柱推命( 濁と清 特に清 )

暦では秋と申しますのに、何時終わるのかわからない残暑に悩まされましたが 「暑さ寒さも彼岸まで」 今日は彼岸の中日で秋分、残暑は去って行く気配がいたします。 それにしても今年は異常気象に悩まされる年です。 被害に遭われた方々には言葉が見つかりま…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例・傷官見官 )

実は私、他の方が書かれたブログを読むのが大好きでして 特に鑑定例は好奇心を駆り立てられます。 読んでどうするかと言えば勿論鑑定ノートを机に置き 命式など書き写して ブログに鑑定結果等書いて下さっていれば、どうしてその結果が導き出された のか自分…

子峰院の子平学・四柱推命( 同生年月日三人and動いて動かず )

子平学を勉強し始めた頃の事、好奇心が働き師に伺った事がありました。 「故郷には、女性の双子の娘さんがいましてね。一人は幼い頃より成績が良くって 医師になりましたが、もう一人は精神疾患を患い寝たっきり成人を迎えるまで に亡くなられましたが、同じ…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例 癸水應爲雨露麼 )

干支体象詩 癸水詩曰くでは「癸水應爲雨露麼・・・・・・」と 癸水は微細な水の状態を言いますが、微細と言っても霧~雨雲迄あり 大きな幅が見られます。天干の癸や運での癸が、その中でも何に当たるの かは推命判断上重要になります。 今回、師からは「面白…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 十干対比 甲乙‐庚辛 )

平岡滴宝先生から辛鉄について教えを頂いた時の事です。 「辛は何時も宝石とは限らないが、希少価値で宝石となった場合 柔らかいと言われる辛が、ダイヤモンドやモリブデンの様に硬くなる。」 と仰いました。理解力も飲み込みも悪い私ですから、それが何を意…

 子峰院の子平学・四柱推命( 命式の絵・風景と才能について )

ある業界の話ですが、作業効果を上げる為作業行為に〇〇秒ルールと言うの があるそうです。 私も関係筋に身近な知人が数人いてその恩恵にもあずかっている事から教え て頂いたのですが「実は、暗黙の了解でこれは外部には洩らさない事になって います。」と…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例・解冲解合と化火の命式 )

陳素庵氏による「滴天髄輯要」では 「如子午相冲得丑未合而靜生」と 平岡滴宝先生は「新訳・滴天髄」で次の様に訳され説明されております。 (「子午の冲丑の合を得て静か」と説かれ、支合は冲を収めると示唆されて います。)と 命式地支の冲は支合で解ける…

子峰院の子平学・四柱推命( 総じて定説言うは即ち死法 )

「時来たらば寒谷にも春が来る」とは、滴天髄の清濁論中の言葉ですが門下 仲間はこの言葉が大好きでよく口にします。次いで好きな言葉は渕海子平の 「総じて定説を言うは即ち死法」ですが、一緒に勉強中突然仲間はこの言葉を 発します。滴宝先生も講義中には…

子峰院の子平学・四柱推命( 秋月冷たい命式乙の見方如何に? )

丁度五十の転角期にお母様からの依頼、 長年統合失調を患い、本人と御両親の年齢から今後を心配されての事でした。 特に此処10年その症状は思わしくありませんでしたが 症状の軽減と今後独り身は可哀相なので結婚の可能性を訪ねてこられました。 私は統合…

子峰院の子平学・四柱推命(通根と滴天髄の干支論・源流論・生時論 )

「子平学は測る学問」と言っても過言ではありません。 命式上の天干と地支の働きは違いますが、測るとは天干の力量の強さを 測る事です。 天干の強さには、旺衰と強弱がありますが通根は強弱を知る道導です。 平岡滴宝先生は、この強弱を何干何支で表しまし…

子峰院の子平学・四柱推命( 夫婦のお財布事情 )

悩み事と言う物は本当に人の数だけあるもで、依頼の内容も多種多様で ございます。夫婦のお財布事情も又カップルの数だけあるようですね。 60年程の大昔の話になりますが、私の父親等は稼ぎの全部を 自分が管理してその中から田舎生活の大した額でも無い電…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 喜神と忌神 )

はてなブログは「喜神と忌神」のタグで、一寸書かせて頂きます。 喜神とは、命式中の良い働きをする天干。 忌神とは、命式中の悪い働きをする天干の事です。 命式天干の良し悪しによって大運等あらゆる行運の良い時期、悪い時期が決まる 訳ですから、天干の…

子峰院の子平学・四柱推命( 生尅制洩No1 )

東洋占術は、ご存じの通り「相生相尅」の考えを尊重します。 ( 相生とは ) 木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、 金は水を生じ、水は木を生じる。 ( 相尅とは ) 木は土を尅し、火は金を尅し、土は水を尅し、 金は木を尅し、水は火を尅す。 東洋占術…

子峰院の子平学・四柱推命( 天干の癸 )

滴天髄では 「癸は至って弱く」と言いながら「天津において達し」と追加されています。 干支体象詩は 「癸水はまさに雨露の麼(び)となすべし」と言いながら「亥子の根に通じ れば即ち江河(こうが)」と、言っています。 ※麼とはこまかい 小さいの意癸水に…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例・雪隠れ )

この方は、テロ事件に関与、全国指名手配されながら50年間半世紀に及んで 十人程のメンバーの中でも一度も逮捕されなかったのは彼一人だったとの事。 何故逮捕されなかったのか?そのような事子平・四柱推命で解る筈が無いと 半信半疑でしたが好奇心からの…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 苦労人トップファイブ入り? )

人は得てして「自分ほど苦労人はいない」と思い勝ちですが、本当にそうで しょうか?この仕事をしてからは、私の苦労などは微々たるものだと思わずにい られないと言う事が度々あります。 その上、御自身の苦労を自慢げに話される方がおられますが、 時に「…

子峰院の子平学・四柱推命 (夫健何為又怕妻)

本年最初のブログです。遅ればせ乍らのご挨拶になりました。 今年もよろしくお願いします。 新年そうそう大きな揺れに驚きました。現地の方々はどんなに驚かれた 事だったでしょうか、どんな言葉を並べても慰めにならない事を存じ上げて おります。時に自然…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例148 乙←壬 )

暮れも押し迫って参りました。今年の最後にもう一度ブログを認めようと思 いましたがネタ切れ傾向、よって今回も平岡滴宝著・子平学 四柱推命法深書 から選びました。 乙←壬の関係から 深書より 「この時乙は浮草と考えますから、乙の状態は壬次第と言えるで…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 甲と辛 )

パソコンが古く色々と障害が発生するようになりましたから買い替えました。 家族に、空っぽ頭のPCに頭脳を入れて貰いましたが、これから私が躾て いきます。元来メカ音痴ですし人からは「けったいな使い方」と言われ続けて 20年超え、このPCもいずれ「けった…

子峰院の子平学・四柱推命 (鑑定例147)

今回の命式は、平岡滴宝著 子平学 四柱推命法深書から選びました。 門下仲間では子平学 四柱推命法深書を「四柱推命法深書」とか「深書」と短 縮して呼んでいますから以下では「深書」と書く事にします御了承下さい。 深書の三の章(十天干体象)では、天干甲の…

子峰院の子平学・四柱推命 (身旺・身弱と内格・外格)

「身弱」の意味を、気が弱い或いはやる力が無い等と捉えている方がおら れるかと思いますが 平岡滴宝式子平学では、先ず命式の判断方法として採用してしています。 日干を強めるグループA(印綬・偏印・日干・劫財・敗財)の合計の強さと 日干を弱めるグループB…

子峰院の子平学・四柱推命 (鑑定例146)

30年以上前の依頼からです。 ご健在であれば百歳間近の御歳かと思いますが、郵送での依頼は「老後に 趣味を計画立てておりますが上手く行くでしょか?」との事でしたが、趣味の 内容につきましては具体的な内容を書いておりませんでしたから鑑定書には、 全…