2023-01-01から1年間の記事一覧

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例148 乙←壬 )

暮れも押し迫って参りました。今年の最後にもう一度ブログを認めようと思 いましたがネタ切れ傾向、よって今回も平岡滴宝著・子平学 四柱推命法深書 から選びました。 乙←壬の関係から 深書より 「この時乙は浮草と考えますから、乙の状態は壬次第と言えるで…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 甲と辛 )

パソコンが古く色々と障害が発生するようになりましたから買い替えました。 家族に、空っぽ頭のPCに頭脳を入れて貰いましたが、これから私が躾て いきます。元来メカ音痴ですし人からは「けったいな使い方」と言われ続けて 20年超え、このPCもいずれ「けった…

子峰院の子平学・四柱推命 (鑑定例147)

今回の命式は、平岡滴宝著 子平学 四柱推命法深書から選びました。 門下仲間では子平学 四柱推命法深書を「四柱推命法深書」とか「深書」と短 縮して呼んでいますから以下では「深書」と書く事にします御了承下さい。 深書の三の章(十天干体象)では、天干甲の…

子峰院の子平学・四柱推命 (身旺・身弱と内格・外格)

「身弱」の意味を、気が弱い或いはやる力が無い等と捉えている方がおら れるかと思いますが 平岡滴宝式子平学では、先ず命式の判断方法として採用してしています。 日干を強めるグループA(印綬・偏印・日干・劫財・敗財)の合計の強さと 日干を弱めるグループB…

子峰院の子平学・四柱推命 (鑑定例146)

30年以上前の依頼からです。 ご健在であれば百歳間近の御歳かと思いますが、郵送での依頼は「老後に 趣味を計画立てておりますが上手く行くでしょか?」との事でしたが、趣味の 内容につきましては具体的な内容を書いておりませんでしたから鑑定書には、 全…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 埋金 )

季節変わりを向かえ衣替えやカーテン変え等の家事で忙しい一日を終えよ うとした時間帯、何時もの散歩が億劫に感じましたが夜空見たさと家族に 「星空は綺麗やぞ~」の言葉に誘われて夜道へと足を進めました。 今時の夜の7時過ぎの夜空は、飛行機のラッシュ…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例・家庭内暴力 )

「家庭内暴力」等と聞こえは良く有りませんし、耳や目を背けたくなる事 案ですが、私の場合この様な事柄から耳も目も背ける訳には行きません。 何故ならこの様な案件での依頼も少なく有りませんし、関係の無い事案でも 人生の流れから知る必要が有る場合もあ…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 通変星と干関係 )

期待とは反対に厳しい残暑が続いて、仕事を抱えての体調管理にはホトホト 手を焼いてしまいました。 それを言い訳に九月の最終のブログは手を抜いてしまいました。 又ぐうたら根性が働いてしまいましたが、ぐうたらばかりですと鈍い頭が一段 と鈍さを増しま…

子峰院の子平学・四柱推命(甲に取っての乙)

私は冬生まれの割には日中の時間帯は苦手です。何故かといえば月支以外は 火支の巳寅未で戊山に薄っすら積もった喜の癸財が、日中の日差によって蒸発して しまうからです。 昼が苦手な理由等考えた事はありませんでしたが、最近になってやっと気がつきま し…

子峰院の子平学・四柱推命(鑑定例 人生の底から急激に上昇)

15年以上も前、ある対談番組でこの方をはじめて知り、そのお話を伺い 驚かされました。小学校中学年より、精神的肉体的に酷い虐めに遭い リストカットの経験もしたそうです。成績は振るわず高校にも行けなかった 彼が、ある時を境に独学を始め、大学は国立…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 正・偏官について )

ブログを認(したた)めようと思いますが、残暑に翻弄されて頭の巡りがより 悪くなって思うように行きません。今回は出来るだけぐうたらを決め込んで 短文で終らせようと計画付いております。 子平学は日干を基本に考える事から、日干を弱めるグループと強め…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 十二支の申 )

八月が始まりましたが、子平学・四柱推命では今月の月節の8月8日で 月干支は庚申に変わります。「立秋」ですね。 一寸、口づさみたくなりますね。 ― 風たちぬ 今は秋 今日から私は心のた~び~びと~ ― そうです。暦の上ではこんなに暑いのに秋なのですね。…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 子平学・四柱推命への道 No1 )

私事ですが三十年も前の事、平均気温は例年になくきびしい暑い夏の事で した。何時もに無く体調を壊し慌てて病院へ、検査結果でははっきり解らず 即入院を言い渡され、病院のスタッフの方々はお盆休みの計画で手術の制限 がされた中に割り込みで手術が行われ…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 味方は誰もいません )

前回の続きになります。 命式の読み方は色々ありますが、甲と丁の関係は基本丁火が甲木を燃やし (洩気)て丁を強めると考えるのが通常です。 又、丁火と癸水の関係は、滴宝先生は自身の鑑定経験から「ロウソクの火に 水滴をかけるとパチパチと反発音をたてる…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 母も娘も )

郷里を離れて都会の老舗と呼ばれる商家に嫁ぎ、都心にあって構えは 大きく他人から見れば玉の輿と言われそうだが、プライドの高い舅姑小姑に 就いて行くのは並大抵では無い苦労が伴った。子供が生まれれば二歳過 ぎても小さな身体におんぶして稼業の手伝いを…

子峰院の子平学・四柱推命 (干支体象詩午~未)

閲覧頂き、ありがとうございます。毎月思いの他多くの方々に閲覧頂いて驚い ております。 午月はあと僅かになりました。私の手持ちの資料によれば7月7日が節日 節時間は17時31分となっております。7月7日は「小暑」で「七夕」 月干支は同日17時30分迄は「…

子峰院の子平学・四柱推命 (始末書 官財の関係)

自身の経験は占術師には必ず役に立つらしいのですが、私の場合は、依頼内容 に必ずしも経験が役立つことばかりではありません。むしろ未経験の事ばかりで す。依頼者には若い男性も少なくありませんが、鑑定には若い男性ならの相談内容 があります。例えば結…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例・秦の始皇帝 )

平岡滴宝先生からの生前形見に頂いた品物の中に「和珞さんが之を読めば 嵌りますよ」と頂いたのが、陳瞬臣氏の著書である「十八史略」12冊でした。 始皇帝は最初に中国を統一した人として知られていますが、本を読めば 意外にも苦労人でしたことからTwitter…

子峰院の子平学・四柱推命 (丑戌未の刑について)

丑戌未の3支の内どの2支の組み合わせも「無恩の刑」と言われ、良し とされない推命が行われますが 神峰通考、干支体象詩、丑宮詩曰、「刑冲戌未非無用」。簡単には 「丑未戌の刑冲の象意は悪い時ばかりとは言えません」と言っています。 「どっちやねん?…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 日干は庚の忌の印星格です )

甲乙は十干の内で唯一の生き物である為、他の天干からの影響を受け易い と言われますが、鑑定経験から庚金も他の干からの影響は大きく、私の場合 日干に係わらず透干の庚と他の干との作用が原因と思われる依頼は割合的 に多い方です。 平岡滴宝著 子平学・四…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 子平学と四柱推命の違い )

子平学と四柱推命の違い?こんな事を書くのは馬鹿げていると思いますが 一寸書いてみようかと思います。 子平学は、中国では子平推命・子平術・八字・命理学・等々と違った名称で 呼ばれますが、日本では「四柱推命」と日本特有の名称が付けられて 占術者の方…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例139 )

用神と言っても種類は幾種類もありますから、分別するには時間もエネルギー も要します。この様な作業は、推命を厳密に行う為の作業ですがそればかり で良いと言うものではありません。 私は是までの経験から、命式の天干・地支そして月令の役割をできるだけ …

子峰院の子平学・四柱推命 ( 日干と食傷の反生・逆生を考える )

先日、出先で十数年前身内数人のご依頼頂いたご婦人に久しぶりにバッタリ 遭い、立ち話をしてしまいました。依頼ご本人のその後の情報を頂きたいなと ズルイ考えが走ったわけです。特にその方の弟さんはどうしているだろうなと、 気になっていました。ご本人…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 比肩辛が三干 )

今回は天干に辛3干の比肩の命式です。此処暫くブログは 数干の比肩が連続していますが、推命は同じでも似通ってもいません。 辛は庚金よりも柔らかく非鉄金属にも例えられます。ですから数干の比肩辛は、 お互いに傷付く事を嫌い 特に日干(本人)が傷付くのを…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 従旺格と財的感覚 )

従旺格(外格)とは、天干の日干比劫敗が突出して強い命式ですが、印星の透干 が無い場合とある場合がありますし、疵となって弱い児財官のいずれの干が透干し ている場合もあります。 今までの鑑定経験では、しっかりした強さの従旺格の方は、忌運であっても意…

子峰院の子平学・四柱推命 (調候用神について)

調候用神は、用神法五法(内格扶抑法・外格専旺法・病薬法・通関法・調候法) の内の一つです。 滴宝先生の著書から、調候法・調候用神について書かれた文を短い文に まとめて書き写してみました。 「調候法を唱えたのは明代の欄江網と言う書だと言われていますが…

子平学・四柱推命の鑑定例( 天干に三干の比肩 )

今回は日干を含め比肩が3干の命式です。日干以外の比肩は競争相手を推す 事が出来ますが、比肩が複数の場合干関係ではタックを組める場合とそうでない 場合の精神的苦労ははるかに違いがあるようです。 <命式・男性> ィ=忌 キ=喜 時 日 月 年 干合・冲・支…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 内格・外格と格局 )

平岡滴宝先生は、「格の名称よりもその命式が外格なのか内格なの かが、最大のポイントと考えていますのであまりこだわっていません。」と、 著書で述べています。ですから このブログは、先生のお考えである著書を基本にまとめて書きました。 内格・外格とは…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 象意について )

子峰院の門下生は皆、通変星では「喜・忌別 基本細意表」なる ものを頂いています。日干との干関係で異なりますが 喜の通変星では(一本・取之・高山・応対) 忌の通変星では(一意・従人・数米・忍垢)等がありまして 意味には、注意を聞かない。失敗が多い…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例136 )

今回の鑑定例は、平岡滴宝先生の著書である「秘本・子平廣論」、健康論 から一例を、ほぼまる写しいたしました。 この章の「人体の配置について」で、先生は 「古説では天干を六腑 地支を臓器とするのが通説のようになっていますが、 これは東洋医学の原則を…