子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例 傷官見官NO2 )

 昨年の暮れホームセンターで見つけて植えた、スナックエンドウが三月か

ら五月の上旬まで毎日掌に乗るくらい収穫出来ましたから、その味を

占め、食糧不足をも見込んで、大事な鉢植えを残して、プチトマト、ゴーヤ

ネギ、三つ葉等‥鉢に植え「和楽農園」と命名いたしました。

笑って下さい!今回は、此処を除きますと笑う処はありませんので・・

さてさて本題に入りましょう。

今回のブログは

平岡滴宝著 四柱推命法深書 天干の丁 丁←壬から選びました。

内格 傷官見官の命式です。

私も傷官と正官が透干している命式は喜忌の選別には苦労します。

これで大丈夫と思っても、やはり師の判断を確認しないと不安です。

今回もブログを書きながら改めて勉強をしました。

< 命式・男性 >

傷   官 財     月令-丁 季節-夏

戊 丁 壬 庚     丁1干(令)0支 (1,5)

申 丑 午 子     戊1干1支(2)  

庚 己 丁 癸     壬(強化)3干2支(5)

            庚1干2支(3)

 < 本文より >

一見従格に見えますが

戊は適当な強さで炉となって月令を持つ丁を守り(護丁)、さらに遠く

からですが壬を制していますので内格です。(傷官見官)

この命式での戊は、Bグループの傷官で普通は忌の干ですが、十干の

働きでは丁に対しては喜の干です。

< 大運 >

✓  ✓  ✓ 〇 〇 〇  〇 〇 〇 〇

96 86  76   66 56 46 36   26 16 06

壬 辛 庚 己 戊 丁 丙 乙 甲    (年運)→丙丁戊己庚

官 才 財 食 傷 比 劫 倒 印 比

辰 卯 寅 丑 子 亥 戌 酉  未   (年運)→辛壬丁甲乙

△ △ 〇 ✓ 〇 ✓ 〇 ✓  ✓   〇

柊の実です。↓

               

< 大運は >

年干は陽干、男性ですから順行、月干支の次から進みます。

〇初運は6年、癸運から始まります

月令は火時干戊と癸の干合は変化の干合。戊は丙癸は丁に変わります。

丙丁は時干運共に月令に強められていますが無根、喜忌変遷は無し。

忌の庚壬にコテンパーにやられず、踏ん張る位の力は十分にありますが

なにせ無根、表面的な象意に留意、だが、喜運。

未運は、子午の冲を解き、子は水、午は火、未は火と土を強め喜運。

命式全体の強まりと、無根だった丁に2支の通根は良いですね。

甲運は、甲は無根ですから喜の戊を尅す力はありません。その上丁を

洩気で強め喜運。

良質な学問への興味とスムーズな吸収力で勉学が進むと同時に、周囲か

らの信頼を得られます。

申運は、壬庚共に強め大事な異性との別離や、些細な失敗から大利

チャンスを逃したり、その上出費の恐れあり。

乙運は、年干庚を合去、実家からの独立、そして良い仕事や異性と出会

いのチャンスの時期である。

亥運は、壬を強め忌運。意地悪な上司からの無理難題を押し付け

れ苦労の時期。異性との関係に留意を要する。

気持ちに体力が追い付かない。そんな時期

戊己運は、戊を強め喜運。戊運は現状維持に努め

己運は、身近な事柄に改めて新鮮味を感じる。そんな時期。

子運は、丑を支合で無作用に、丑は金水土を強める水金は忌、土は喜

ですが、丑は水と土の媒でもある事を忘れてはいけません。

思う程の喜運では無く、小さなもめ事への対応はスムーズには行かないかも・・

丑運は、子午の冲を解き解冲解合。子は水を、丑は水と土を、午は火を

強め△。しかし、命式はざわつきますが、この年齢での年支と月支と運のざわ

つきはどの程度なのでしょうか?ね。

寅運は、申を冲して庚壬を弱め喜運です。しかし、壬と庚が1減るだけで

弱い日干丁では、まだまだ強さが残る忌の庚壬を、年齢を考慮しますと

尚更、何とも出来ないもどかしさが残ります。

又、前後の大運で考えますと、この頃はまだ生活費や療養費には困る事

は無く、僅か何某かの援助や過去の行動が基で、経済的な収入が突如

沸くのかも知れません・・・・

庚辛運は金を強め忌運、庚運は怪我やもめ事、肺経の症状に留意

壬運は忌運、足の先から頭の天辺まで健康面ではあらゆる症状の出現

に留意。

< 最後に >

命式を見て、最初に男性で大運を諳んじて見ますと、割に良く

直ぐにブログは男性に決めました。

しかし、今、女性で大運を考えますと、月柱は壬午で逆行

辛巳、庚辰、己卯、戊寅、丁丑、丙子、乙亥、甲戌、丁酉と進み

天干運は己以降、地支運は水支亥と丑以外は割に良く、ザッとですが

思考を巡らせますとそんなに悪くありません。

しかし、男性であれば思春期の大事な時期に印星が喜運で巡るので

軍配は男性でしょう!等と思い

変化の時期が良いのと、運での甲木が無根で巡る良さを感じますが

やはり、内格で、この日干の弱さは病薬論で言う「病」に相当しますし、

運で強くなったとしても、強化の干合である壬の忌正官と

重なる様に強い忌財の庚と二重苦があります。

よく大運次第との言葉を見聞きしますが

この命式も、その言葉と合致しますでしょうか?

特に子平学・四柱推命

貴・誉・富・寿・貧・苦・普通・夭などを見極め、推命判断に役立てる事が

出来ますから、その判断は、大運の良さだけでは到底語りつくせない

場合があります。

私はこの命式を、「極、普通の人」と位置付けしたいと思いますが

ご本人は高望みでは無く平凡嗜好ですから

満足できる生涯」と言って良いでしょう。

経験から

こうした考え方は、当の御本人にとっては最重要だとも感じております。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著     「改訂版 あなたの運命のすべて」

                       「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                      「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2025/05/23 )

 

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