子平学・四柱推命は予知・予報学 〔子峰院  和珞の鑑定例No69〕

(ツイートより) 

  古い推命帳を見れば、整理したページに添削した師の字で「帰納と演繹」と

大きく書かれている。推命時には何時もこの言葉が頭をよぎる。

推命「できた!」と思いきや しばらくするとまだ半ばに気が付き 

再度向き合う始末 その御蔭で何時も納得して終止符を打てる。

この命式もそうでした。良い命式で解決してしまうところ「そうかな~?」

なにか納得いかず再度鑑定書に向かい合った結果がこれ、数年前のことでした。

                   

< 命式・男性 >

才   官 財    丙1干(令)巳寅3支 (5) (月令陽干丙2倍)

庚キ 丙ィ癸キ 辛キ      庚辛2干 巳1支  (3)

寅ィ寅ィ巳△卯ィ        癸1干0支     (1)

甲 甲 丙 乙    日干(A)5 対 財官(B)4

 

用神取法 扶抑法(内格)  内格 偏財格 (羊刃格)

卯寅は半合(大運辰運で木局揃う時 年運に甲に要注意)  

巳寅は害 (大運では冲支合は成立しないが、年運に要注意)

 

< 命式は >

生まれ月は5月夏 月令は丙、身旺、内格偏財格 燥の命式

日干丙は命式上最も強く、敗財も無く一途で負けず嫌い、強い日干を制する

干関係は無く制はきかず、最終的には自身の思い通りにしようとして我を通す人。

月干癸(正官)は、夏の湿気で根無し、丙に尅され有るか無いか解らないような

湿気で、正官としての性格は殆ど出ない。正官は上司を意味するが、月柱にあって

社会環境の人達をも意味する、社会環境の人達は丙よりかなり弱く喜、

本人(丙)に取っては扱いやすい人達である。又、月干が喜の人は、

人生上有利である。正財は、日干が尅す関係で目下を現すが、辛正財は年柱(幼少期

や青年期)にあって年干は父親をも意味する。正財と日干丙のバランスは、

財弱く裕福とは言えない。丙は辛財に光で対抗意識強く、その象意は

「見逃さない」強さ的には辛は丙に尅され柔らかで弱く、細かい事に気がつくが、

指摘、要求などの干渉の仕方はソフトである。

又年干辛は 月干の癸の影響をうけわずか湿金で丙の光を受け魅力的で 

その干渉法は他人からは好意的に映り賛同を得やすい。

庚財は時干にあって、晩年の経済を現している 社会環境(月柱)月支の巳は 

年干喜財辛に通根還流して時干喜財庚へと繋ぎ、社会環境を通じて生涯財がついて

回る事を意味している。丙―庚財の象意は「無理押しの傾向が出がち」ですが、

丙強く庚は鈍らで柔らかく、干渉の押しの強さはじっくりでソフト型。

 

( まとめて、形影を主体に )

財の干渉心は総じて柔らな接し方で、喜運では、よく気が付き陰陽の財は

あれこれと気が回り 多少押し付けの強いところがあるものの、駆け引きや

交際上手、計算や企画の才能で成果をあげやすく、上司や部下、取引先などの

仕事仲間からの受けがよく統率力を発揮するが、この方の短所は

自信過剰で仕事や仕事上の人間関係などを軽く見る傾向で努力を怠ったり、

利点を生かしきれないところにあり

その為 成果や信頼関係は半減の可能性が出てきます。

癸正官は喜であるが弱く、あまり出世は望めない。又財は上記の通り、

日干と数字的には差が無い様うでも 干関係上差は大きく恵まれているとは

言えず たとえ喜財であっても忌運では、

経済的に相当の貧は免れないと見ました。

 

< 家族関係などは >

年柱の干(父)辛と地支蔵干(母)乙は、干関係悪く両親の意思疎通は取れていない。

辛(父)と丙(本人)は巳を通じて還流、関係は深く父親に対抗意識はあるが

尊敬はしていないし 独立以降あまり援助の期待できない。

母親乙は燥木で丙を嫌いつかず離れずの関係。月支巳(蔵干丙)の兄弟とは

意志の疎通はあるものの競争意識で何でも話せる相手ではない。

日支や時支(伴侶と子供)の寅は蔵干の甲や丙との関係は悪くないが、

蔵干の丙同志の競争意識と甲への援助と燥木の複雑な関係では、

嫌われ役を含め精神的な関係は取り難くく、忌運では負担に感じる事

が多々ある。

結果、仕事関係の苦労は比較的少なく、私生活では苦労が多い人と推命。

 

< 命式 >

才   官 財    

庚キ 丙ィ癸キ 辛キ   

寅ィ寅ィ巳△卯ィ     

甲 甲 丙ィ乙    

※月支巳と日支寅は、害の関係で大運での冲・支合は成立しない。

下記寅の冲支合の印は時支寅との冲・支合である。

 

< 大運・男性・逆行7年運 >

97 87  77  67 57 47 37  27   17  7   

〇 ✓ × ✓ ✓ ✓ 〇 〇 ◎ 〇    47歳戊運は化火

癸 甲 乙 丙 丁 丙 己 庚 辛 壬   →(年運)丙己庚辛壬

官 倒 印 敗 比 比 傷 才 財 殺   ←天干運の通変星

未 申 酉 戌 亥 子 丑 寅 卯 辰   →(年運)癸甲乙丙丁

✓ 〇 △ △ 〇 〇 〇 ✓ ✓ 〇

  寅 卯 卯 寅 

 

(本年63歳)        

〇7歳から16歳までは喜運続き、壬辰運は正官を強め、小・中学校時代は成績もよく

人気者。中学卒業後は普通科高校へ。

〇辰は癸を強めるが、木局がが揃う

17歳からの辛運は、日干丙と強化の干合、数字的には喜忌変遷だが干関係では

平均が取れ人生で最も良い時期となり 高校三年生では就職過程を希望し一年間

で珠算(日商2級)と簿記(日商2級)を取得 スーパーゼネコンへ事務方として就職が

叶い、地方から都市へと移動、実家を離れる。

27歳からの庚運は、喜財を強め喜運、仕事に成果をあげ注目をあびる時期。

12歳からの辰運は、天干癸正官を強め喜運ですが、甲の年運は木局が揃い

良い年にはなりません。又大運、地支の卯寅の忌運(大運地支運の説明を含め) 

年甲運は酷い状況になる恐れがあり、こうした時期は転職や新しい事への

挑戦は控えるべき。

〇42歳からの丑運は、金と水を強め2の強さで喜の運を強め◎をつけるか

迷ったが、年の甲、乙(時干喜庚を合去)丙丁と続き〇としました。

地支での運はたとえ喜運であっても良いとは言えません。

現状維持程度 忌運は酷い状況となります。又年甲(偏印)運

は自身の細やかな功績を自慢ひけらかして他人に嫌がられる状況となります。

47歳戊運は、月干癸と変化の干合、戊は丙 癸は丁に変わり 運の丙は年干辛を

合去天干は月干丁 日干丙 時干庚だけとなり命式は大きな変化をおこします。

この時期実家に変化があり 遠距離の旅費や兄弟と伴侶の板ばさみなどで

精神的にかなり参った時期と聞きました。

57歳からの丁運 57歳化火丙の年運 脳梗塞で倒れ軽い体の不自由の後遺症を

残しました。日常生活に不自由は無かったものの 思考力もそれ以前の様には

いかなくなったそうです(原因は47歳からの大運化火の頃に、

その火種はあったのではないかと推察)。その頃お姉さまからの依頼でした。

息子さんは自閉症で引篭もり、伴侶とはしっくり行かない状況を見て、

今後の心配からでした。それ以降大運は亥丙戌と続きます。 

地支運は上記の通り 推命上、此処までの症状が出た以上67歳から丙運は、

火を強め症状の軽減は望めない可能性は大きいと見した。

救いは命式の喜の庚は月支に通根、社会運からの財にありなんとかなる筈

伝えた。現実には、それ以前の仕事は能力的に無理となったが、

雑用的な仕事を宛がわれ会社に残る事ができた。

お姉さまは後日「やっぱり大手企業は福利が違うわね」とおっしゃていました。

寿限は77歳からの乙運で、時干の喜庚を合去する時期 脳梗塞の再発でと推察。

それまでも運的に見て、命の問題が生じてもおかしくはないと推定しました。

 

< 感想 >

人生で何時が恵まれ、何時辛い時期なのかを伝える事を第一に考え、

辛い時期 誰が助けてくれるかを見極め知らせる事も重要と思っています。

この方の場合も、現実社会環境の会社に一番助けられる事になりました。

短所は傾向で、どうしたらより良い人生になるかを、知る手立てとなります

この場合、若い頃本人に出会っていれば、

仕事関係を大切にする事を伝えたでしょう。

この方は17歳の辛運、最高の喜運を充分生かした人と言えます。

今年は63歳、変わらずにお勤めに励んでいるようです。

 

 

sihoin-waraku.hateblo.jp

 

 

参考文献  平岡滴宝著 「新訳・滴天髄」 「神峰干支体象詩」

 「子平学・四柱推命法深書」 「秘本 子平廣論」

 

( 子峰院 関都詮人・和珞 2019/04/08 )

 

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