子峰院 和珞の鑑定例No92

 ここ最近不倫問題で、マスコミを賑やかした人です。ワイドショー的な番組を

見る時間の少ない私にも、この方の名前は日々耳に聞えてきました。

SNSで生時を知り勉強をさせて頂き、子平学の観点からブログにしてみました。

 行動性(食神己)が地位(正官壬)を汚し、濁壬で干渉心(偏財辛)を洗っている為

人気・名声の出難い命式です。大騒動になる程の人気度は何と言っても

大運のなせる技としか言い様がありません。

喜運では、個性的な面での人気を集めますが、

  どの世代でもとはいかないでしょう。)

そして長い喜運は調子に乗り羽目を外し過ぎ それまでの努力を

台無しにしてしまうのは、この仕事をしていますと

「世の常」の様な気がしてなりません。

 今回は、主に接木・転角、庚辛の関係、濁壬と異性関係に

ついて書いてみました。

子平学 四柱推命 運命学

 

 < 命式・男性 >

時 日 月 年    干合・冲・支合なし 月令辛 季節は秋

才 比 食 官    丁1干巳1支(2)

辛キ 丁ィ己ィ壬キ     己1干丑1支(2)

丑キ 巳△酉キ 子キ      辛1干(令)酉巳丑(会局+1)4(5,5)

己 丙 辛キ 癸    壬1干子丑2支(3)

       元機=子酉

A比(2) 対 B食財官(10,5) BはAの四倍以上でBの外格

用神取法は専旺格 用神は辛強く偏財 格名は外格偏財格

〇月干己は、年干の壬を汚し(濁壬)で忌に取った。己が甲運で合去となっても

日干丁と強化で壬は三倍 A2 対 B10,5 と値はBがより強まり喜運。

しかし 日干丁の側干壬官の三倍に子丑5 と辛財5,5は制約過多に

重責はかなりのストレスに繋がる事でしょう。大運では45歳から巡ります

命中の丑は、壬己辛の三干を強め関係を深める地支、

丁の透干と側支に巳によって凍土から粘土になり 濁壬で辛を洗っても汚れは

付着して取れ難く忌扱いと迷ったが 丑を冲合で無作用にすれば会局で

無くなり数字的には(A2 B6,5)と破格で忌運 よって丑は喜とした。

 

( 運での喜忌 )

忌の干=丙丁乙己(濁壬・辛)戊(忌の丁を護丁)

喜の干=甲(己を合去)辛壬癸 

庚は喜辛を虐め同気であって△

 

( 庚辛について )

 庚金は硬い鉄に例えれ、辛は非鉄金属に例えられ庚鉄よりも柔らかいとされ、

庚が辛に合えば打ち負かし推命では同類を虐めると推命する事が多くあります。

 

(再び命式)

才 比 食 官   

辛キ 丁ィ己ィ壬キ   

丑キ 巳△酉キ 子キ   

己 丙 辛キ 癸  

 

< 大運・順行 >

95 85 75 65 55  45 35 25 15 05

✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 △

己 戊 丁 丙 乙 甲 癸 壬 辛 庚   →(年運)丁戊己庚辛 

食 傷 比 劫 倒 印 殺 官 才 財   ←天干運の通変星

未 午 巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌   →(年運)壬癸甲乙丙

✓ ✓ △ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ △ ✓

丑 子   酉 酉   子 丑 巳    ←冲・支合の命式の地支

 

5歳からの庚運は、時支辛を尅(上記説明)小学生の頃で友達からの虐めに

合う等もあるが、命式年干壬、父親は日干本人丁に取っては正官で厳しい

人である。壬は時干(将来)辛と丑を通して還流、洗金の関係で本人の将来心配、

良くしたいとの気持ち強い人。母親(年支)は子、蔵干は癸で父親を助ける人で

父親と考え方は同じ。しかし年干・年支は喜で虐待では無く、

躾の厳しい人と見ると、

その厳しさにストレスを少なからず受けた時期の可能性。

 

天干を10年運と考え大まかに大運を見れば、54歳まで運は良く、

55歳からは立続けに運が悪くなり、54歳・55歳前後は喜運、忌運の変り目、

節目でありこうした時期を接木や転角と言う。

 

( 接木・転角について )

 植物界での接木(つぎき)とは、異なった木の切断面を接着して、

根のついた木を台木とし上部を穂木として雑種な植物を育成する

目的で行われる方法で、別々の木を接ぐ事を言う。

 又、四柱推命・子平学では大運の流れで喜運と忌運がはっきりと

分かれている事があり、その節目のことを接木と言い、

転角(運と運の節目)と同じ意味で使われる。40代の転角と言って時期的には

この頃が最も多く 50代の転角などもありどちらにしても働き盛り

家庭人としても大事な時期に多く、酷い事が起り注意の必要を言っています

そうした時期大運が例え喜運であっても酷い禍が起る可能性を言い、

その見方は基本年運です。この方も45歳から50歳前後が、

喜運から忌運への転角時期にあたります。

年運を見る必要の目安です。

大運の流れは、十人十色で干と地支の関係や命式と大運の干関係等から、

節目が綺麗に分かれるる人そうでない人がいます。(接木・転角の時期の有無)

又、年運は、大運と命式の兼ね合いがあっての事ですから、

    人生の節目は、 竹の節目の様に等間隔に幾つもあるような

 事は現実にありません

45歳からの甲運、月干忌己を合去喜運。49歳の年までは良いはずですが、

48歳(今年)になる年庚運は上記の通り将来性の時干辛を虐め、

世間を騒がせるような騒動を起こし地位を落とす結果となりました

次いで年の子運は丑を支合で抜き 丁2、辛3,5、壬4 

A2B7,5と破格になり忌運。来年は辛丑と悪くはありませんが、

大運寅運からは、大運104歳まで喜運は全くありません。

転角時期現実に起った事の代償は大きいものと考えますが、

来年一年間をどう過ごすかで多少救いがあるかも知れません。

〇それ以降の運は実際の処、極めての良し悪しは、

大運を観察、必要な時期は年運でと言う事になります。

 

< 女性問題について >

 濁壬の命は異性問題を言われますが「私は濁壬だけど絶対にそんな事無い」

と言われる方がいるはずです。そうですいます!

子平は言います。「一つをもって云々」っと、丑と丁にも注目してみました。

丑に1干1支以上の丙若しくは丁に縦横斜めにあって、

温められれば、凍土から粘土へと変わり

体質的に元気で異性にも興味を持ちやすくなります。

しかし、例えば火気が無い様な命式や、冬生まれの凍った壬水なら

体質は冷え性などで、その元気はなくなります。

この様に、火気が弱い命式等は体質的に弱くなり、異性に興味がわき難い

ものですが、他に濁壬の命で異性への興味のないものがあって当然です。

しかし、これはその良し悪しを言っている訳ではありません。

健康である事は、人にとって何よりも大切な事なのですから。

 

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( 健康について )

 五気の内木気が全くありませんが、命式に尅の関係がなく普段は表層的なものと

考えますが、乙運では辛や年運との関係ではっきりとした症状の可能性があり

こうした人は普段 暴飲・暴食・飲酒は慎むべきと考えます。

又地支での卯辰運では 年運で乙が巡り「病は地支にて重くが」

酉に助けられています。

どの命式にも必ず救われる点があり 

  充分に押し測り見つける様にしています。)

 

( 最後に )

 この勉強は、人の言う事を鵜呑みに信じ切るのではなく、

間違っているかもしれないと、疑いの力をつけるべきと考えています。

私も両師匠には反論をよくしたもので、その度納得の行く説明を意図も

簡単に返してくるではありませんか、そんな繰り返しで勉強して参りました。

 

丑について詳しく書いています

   

sihoin-waraku.hateblo.jp

 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2020/06/25)

 

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