子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例127 )

  < 和珞の鑑定例127 >

 今回のブログは鑑定例と決めて鑑定経験の中から、是と定め書き始めまし

たが二回程今の社会情勢の流れによって、これはまずいと思い中断しました。

しかし私の依頼者方は、人生にかなり問題を抱えて参ります事からどうしても

両手を挙げて大笑いとは行かない事は確かな事で、随分と選別した

中でこの命式(人)なら「なんとか大丈夫」と選らんだのが、この命式です。

この様に変わった命式も始めてで、今の処二度とお目にかかっておりません。

 

 

< 命式・男性 >

時 日 月 年      生月7月 季節は夏から秋へ(土用)月令(己)

            壬丁-合去 

庚 丁 丁 壬      午未-支合 未丑-冲 丑子-支合

子 丑 未 午      丁1干0支(2支) 1or3 

    己        庚1干0支(1支) 1or2

A1or3 対 1or2   用神取法―扶抑法 格名―内格 財

 

この場合の冲・支合は解けたりくっついたりする事から、解けた場合と

くっついた場合の両方で計算 どちらも日干丁が強く忌 財庚を喜の干とした。

 

< 大運 > ✓=忌運 〇=喜運

95 85 75 65 55 45  35 25 15 05 

✓ ✓ ✓ ✓ △ ✓ 〇 〇 〇 ✓

丁 丙 乙 甲 癸  辛 庚 己 戊   ←(年運)丁戊己庚辛

比 劫 倒 印 殺 官 才 財 食 傷

巳 辰 卯    亥 戌 酉 申   ←(年運)壬癸甲乙丙

✓ △ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 〇

 

< 大運や性格等 >

 命式の支合・冲は、4支の関係上解けたり、くっついたりの状態で計算、

運でも同様に解けたりくっついたりの両方で見ても44歳までは良く、

無根・通根を繰り返す性格は不安定で優柔不安、身勝手、気分やと身近な

人達を不安がらせますが、本人は「人生とは、そんなもん そんなもん」と

あれこれ悩まずに生きられるタイプ。

 

 日干から財の通関神がない為直接的、日干と財の平均はほぼ取れ財は喜

稼ぎ使うタイプ仕事は苦労なく回るが、強さ的に仕事関連は後退せず

前進あるのみは前向きで無理しがち、稼いで使うタイプの為遊興にも熱心

で我を忘れがちは、無理をしすぎに気付かない事が多々有り。

庚財より日干丁やや強く干渉心は熱意のある説得形は、自身の思いを通す。

運では丁を弱めたり 金を強める時期は喜運 その反対は忌運となり

ますが喜忌逆転や破格時期は忌運となる。

 

幼少期の戊運は、月令に旺じられて3倍喜忌逆転忌運。 

丁の強さに比べ爐の戊(傷官)は大き過ぎ丁は返って疎くなり、庚を尅す

意欲を失いやる気無く大人しい時期

申酉庚辛は庚財を強め喜運 己運は、丁の強さには程好い大きさの(護丁)

爐であり日干と財の通関神で庚の財を強め、有名私立中高大の一貫校は、

高校卒業後は大学には進まず自営業でもある家業を継ぎ、稼ぐ道を選んだ。

庚運は財を強め結婚、辛運で離婚 再婚をしています。

 

男性でこの命の場合、地支が解の時の丁丑 子午 日干丁財庚は異性嗜好

条件が揃っています。日干には午未が通根 財には丑が通根で不安定に

よって異性問題が発生し易くなっています。

 

壬運は、強化は喜忌変遷忌運 生涯では少ない自信損失になり、

この時期に鑑定依頼を受けています。

 

癸の偏官運は、喜運の筈が癸と丁は激 庚は錆びの関係は、自身の不手際に

よって事がスムーズに行かないが最終的には丸く収まる時期の筈で

浮気問題が発覚離婚をしました。錆びの表現の鈍りと激の短気とで煩わしさで

説得力の低下と日干と財の平均の深追いはしない、の結果と思われます。

又二人の伴侶の間には、二人ずつ子供(計四人)がおりますが、

日支と時支は支合、どちらとも伴侶が子供を連れて出ています。

 

子丑運は、午未を解き日・時支はくっついたまま結果、午未は丁を強め忌運。

甲寅運は、甲は忌の印星運、燃料として丁を強め、寅も丁に通根強め忌運。

子午甲寅は丁を強め無理のし過ぎが目立ちます。

本来なら乙が寿命・限と言えますが、

この方は寅の最後の年脳梗塞で亡くなられています。

 

この命の場合、「只、良い仕事をしたい。」と言う気持ちの強い人ですが

日干丁と庚財の平均が取れている場合は、それも上手く行きますが日干が

強くなると庚を熔かし過ぎ加減に苦労があります。地支の不安定や運によって

も中々上手く行かない事が多く、苦労やストレスに繋がっていると

推察ができます。しかし上記の如くで本人はあまり苦にならない方ですが、

誰でも時にフッと思い至る事があるのは確かな事です。

 

上記の様にブログを思い立っては取り辞める事が多くなりました。

それは 老いと本質による手際の悪さによる時間の経過があります。

その間にもフッと書きたいと思う事柄が思い浮かび消えします事から

何時にと言った時間や内容に規制をかけずに、

その時その時で子平学の思いついた内容で書きたいと思います。

 よってブログの主題を「子峰院の子平学・四柱推命 四方山話」と

変更し、今しばらくはこの形を取りたいと思います。

 

(ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳   「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考・干支体象詩」

平岡滴宝著   「改訂版 あなたの運命のすべて」

        「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                     「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2022/05/17 )

 

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