滴天髄は云う「五行なごやかが良い」と、偏った命式に触れてみました(枯の命)

このブログは 2017年12月に書いたものです。

私の依頼人は親戚や学友、趣味仲間、知人そしてその方達の紹介によるもので、

こうした命式を見抜けなければ信頼を失う事になります。

 

平岡滴宝著 子平学 四柱推命法深書より 十天干体象 

甲←丙より命式を選び 推命してみました。

「日干甲が3干1支と強い場合は身旺、通常は相当強く

自我意識、自尊心、競争心の性質は強調される。

枯の命式と、そうで無い人の命式と比べると

性格、体質に随分差が出る」と本文で繰っている。

 

〇枯の命式  

時 日 月 年   

比   比 食           甲3干 寅1支 4

甲 甲 甲 丙   丙(月令丁)3 寅(午2支)戌・局 5

戌 午 午 寅   日干比4 対 食8 格名(内格食神)

戊 丁 丁 甲   命中喜の干(甲 忌の干(丙

          忌の地支(午戌  喜忌(寅

<命式を観ると>

日干甲は3干1支と強いが 丙は月令と4支に加え寅午戌は

三合会局でプラス1は8の強さで逆尅され、命中に一点の

水気が無いため甲は枯れて元気がない状態はひどく

思考力、向学意欲の乏しさ、精神不安などの調候 

(甲を枯らす原因である太陽)の食神は一方的で

過剰な受けるサービスである(サービスを提供する力は無い)

そして粗悪なサービスを押し付けられても「いや」

といえない表現の乏しさを命式は物語っている。

命中丙の流れは、年干丙から年支寅を還流し時干まで

繫がっている為、丙の影響は生涯続く。

3干の甲の枯れの状態はひどく痩せて元気が無く

まったくの枯れ木、よって健康な人の様に歩行も無理と見た。

甲は命中の月柱(社会運)日柱、時柱にあり,よく似た境遇の仲間

の集合体 現在社会では施設の可能性、又は年支の寅は母親を

意味し天干の全てを支えている為、家庭と見ることも出来る。

寅(蔵干丙甲)は側支の午(蔵干丁)によって

洩れ苦しめられ痩せている。年干の一方的な丙は(父親)

忌の食神、収入にはこだわらない働き者(低収入)

 

 <大運>男性 順行 6年運

喜 忌 忌 忌 忌 忌 喜 喜 喜 喜

6 16 26 36 46 56 66 76 86 96

乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸 甲

敗 食 傷 才 財 殺 官 倒 印 比 ←大運の通変星

未 申 酉 戌 亥 子 丑 寅 卯 辰

喜 忌 忌 忌 忌 喜 喜 忌 喜 喜

 

<大運の喜忌の付け方と流れ>

日干比敗印(壬癸甲乙)は喜  食傷財官(丙丁戊己庚)は忌

(辛)は忌の丙を合去で喜

丙運は月令が丁でかなり枯れが強まるが、常に枯れであり

抵抗力があるため、身体を壊しても生命の危機とまでは及ばない。

丁運は日干甲を洩気する 洩気に対しての抵抗力が無く 

甲は形を壊すような状態、間違えば生命の危険性が出る。

戊運は忌財運 収入減と見るが財の管理能力が無く、

他の可能性を見る。現在彼は21歳援助金を受けていれば

減額の可能性 又戊土運は乾土であり甲の根である

寅が苦しむ、その調候は母親の財の減少 

その他は 乾土と燥木の関係性の悪さから体調を壊し

て出費の可能性などがある。

精神面では 甲木は土に会えば根を下ろしたくなるが、

この状態の寅ではそれも叶わず苛立ちがつのるばかり。

己運は喜の月干甲を合去し忌運となるが、己土が直接作用するよりまし

庚運は戌に通根、甲の7に対し庚は3 しかし丙の尅を受け

鈍らとなった庚の鉈は、甲に疵をつける程度だが

精神的にはうっとうしく辛い時期となる。

辛運は年干忌の丙を合去 甲を枯らす悪の根源と言える

丙が消える事によって、人生で1番楽な時期となる。

格名は日干比の4の外格従旺 内格から外格と破格運で

あるが調候を観ても何も起こらない、精神的な

事を考慮に入れ喜運とした。

(このような見方は依頼者に納得される)

枯の命式の調候用神として多くの方が壬や癸を取るが

「丙丁強ければ壬水枯れるように弱くなり」と古書は言う

枯れる時期(壬癸運)は、かえって「しいんどい」と

多くの生の声を耳にしてきました。

寅を冲・支合する申戌運は 甲は4干に対し通根は寅のみ

寅が冲・支合で抜ければ甲は0支で良くない状況となる

歩行困難など、よって申亥は忌運 運で丙と甲を強める寅が巡る運は

甲が強まる事より、枯れが強まる事を危惧し忌運とする。

少しの喜の水気運が巡っても焼け石に水で返って不満がつのる、

喜の天干の木が強まっても身が重くなる。

甲の地支が巡って気力が強まっても年齢的に

どう仕様もなく苛立ちと諦めの日々となりそうです。

人生で一番悪い時期は丁運 (上記)

 一番良い時期は辛運 (上記)

この方の内面は感受性強く神経質、その生きる目的は 

生活環境の改善によって精神面で安らぐ事にあるが、

なかなか満足できるような人生にならない。

しかし人は、痛みになれるように、

精神的苦労に時と共に少しずつだが慣れていく。

生きる目的を果たし満足するには?

丙の食神、サービスを提供する側の人たちの

配慮を願うしかない。

(   子峰院 推命士・和珞の鑑定例 No6  )

 

<子平学の基本>

(順行運・逆行運)

大きな運の流れを大運と言う。その基本とするのは生年の干

男性→年干が陽干なら順行  年干が陰干なら逆行

女性→年干は陽干なら逆行  何干が陰干なら順行

(初運)

大運の初運は生月の干支が基本となる、順行の人は

月柱の次の干支から順行する 例えば月柱が甲子なら 

甲の次の干乙 子の次の地支丑と順番に巡る。

乙丑→丙寅→丁卯→戊辰の様に

逆行の人は、月柱が甲子なら逆行で癸亥→壬戌→

辛酉→庚申と逆行で進む。 

(何年運)

何年運とは、各人それぞれが何年ごとに運が変わるかを

数字で示すもの。

何年運かを決めるには、順行の人は生まれ日から前進して

最初の節日(多くは翌月の節日の前日)までの合計数を、3で

割り算して出た数字がそれに当り、逆行の人は逆に

さかのぼって最初の節日(多くは生日の月の節日)までの

合計数を、3で割り出た数で何年運とそれぞれ決まる。

その時、割り切れず1余れば切り捨て、2余ればくり入れて

一捨二入する(四捨五入と同じ要領で)  後は10年きざみ。

 ※変化の干合がある命式では、

  変化前の元の干支を基準に大運を出す。