彼女は「あげまん」、この様な方を伴侶に迎える人は将来有望ですが、
彼女は伴侶に対し、少々焼きもち焼きで干渉過多気味
この方と長期間折り合いをつけられる人は、哲学者の様な人かもしれません。
と言う事で、夫婦はお互いの努力で添い遂げられものではないかと・・・?
(無断転載禁ず)
< 命式・女性 >
時 日 月 年 月令-申 季節-秋
殺 財 才 巳申-無情の支合
丁ィ辛キ甲ィ乙ィ 辛1干1支 (月令)
酉キ亥ィ申 巳 甲乙2干1支
庚キ 丁1干0支
A(日)2,5 対 B(財官) 4 用神法-扶抑法(内格)
格名 内格 羊刃
Aが弱く喜 Bが強く忌
,< 命式は >
辛は柔らかく傷つきやすい物に例えられ、日干(本人)辛に取って、丁は無根で
あっても怖い相手 甲とは逆尅傷付くのは辛で嫌な相手 双方に挟まれた辛は、
甲乙丁との差もあって身弱、言いたい事もあまり言えず、どちらかと言えば
大人しく臆病、よって強い干渉心(財)は、あれこれ理想を求めながらも諦める
事多く、不満として残る。「弱い私に意地悪をしないで」の気持ちは口にせず、
怖さからゴマすり、持ち上げ上手!
しかし、1支持ち月令に旺じられた辛は「弱くして弱からず」
何とかしょうと頑張る。
命式は、日干は喜、月干・時干・日支は忌 「忌神転々と責める」 ですが、
さ~て、推命はいかに平岡滴宝ワールドと参りましょう。
< 命式の特徴 と行運>
今回は対比によっての推命になりました。
毒は甲と亥 元機は酉
巳申は支合でなければ喜の辛に通根、よって無情の支合 解ける時期は喜運
辛は己で汚される事を嫌い、丁で弱められれば軟弱となり怖い相手、
しかし丁は、無根で辛の性質冷を救う。己運は甲を合去、己土がまともに働く
よりまし又、木は陰陽甲乙が透干、甲が合去となっても変格・喜忌変遷も起らず
禍としては少ない、この様に災難は天干が救い、禍が少なく徳の多い命式。
この命の辛は、小刀程の強さになり甲木に傷ぐらいは付けられますが
年干の乙が甲に蔓となって巻きつき守ろうとすれば、太刀打ちできず
傷付くのは辛思い通りに行かない時は甲(社会環境の人達)に小刀・針の様に
チクチクと小言をぶつけても叶わない相手である。
辛に取って丙(運)も絆神強化となって怖い相手であるが、この時期乙は甲木の枝・
葉となって日陰を作り辛を守り禍は少なくて済む。
この様に救いのある命式は、現実でも困った時には
誰かが救いの手を差し伸べてくれる徳がある。
チクチクと小言は少なめ、持ち上げ上手を活かし、
〇長いものには巻かれろ
〇寄らば大樹の陰
が良いでしょう。 ただしこの様な性格の方は、特に忌運では人に使い走りの
様に利用される事が多くなりますが、注意をすれば「弱からず」ですから
自身の力で避けることは可能な筈です。
< 大運 >
94 84 74 64 54 44 34 24 14 04 (庚運は化金、年干乙は辛に変化)
✓ ✓ ✓ 〇 ✓ 〇 〇 ✓ ✓ ✓
甲 癸 壬 辛 庚 己 戊 丁 丙 乙
才 食 傷 比 劫 倒 印 官 殺 財
午 巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌 酉
✓ 〇 ✓ ✓ 〇 〇 〇 〇 △ 〇
亥 酉 酉 解 解
< 大運のポイント >
29歳亥運から、忌運から喜運への転角となります。
〇亥運は、巳申の支合を解き喜運。水支である申亥は暗に忌の丁殺を弱め
女性に取っての婚期。喜運であるが、巳は忌殺を強め、亥は忌財を強める為
多少擦った揉んだの挙句、自身の思い通りになる可能性。
〇54歳の庚運は、月令は庚(金) 年干乙と干合、化金となり、年干乙は辛に
運の庚はそのまま A=庚辛3干(令)酉7 B=甲丁亥は3 で喜忌変遷の忌運
この時期は事故・病気・揉め事が考えられますが、年干の変化に日干と時支が
巻き込まれています。この間は実家の人達(特に父親)子供・本人と一緒の
行動は極力避けた方が良いかも知れません。
しかし、喜運の間にあって後を引く様な結果は免れそうです。
〇69・79歳の卯・辰運は、元機の酉を抜き、年齢の事もあって健康面の
被害は免れないでしょう。
※59歳寅運も巳申の支合が解ける時期です。喜運ですが寅は木火を
還流しますから推命を要しますし、助言が必要となります。
滴宝先生からは、この命は「情が無い」のが気懸かりと習っています。
「情が無い」とは、喜怒哀楽の全てが自分中心
精神的に苦しい時、相手が自身の思うような対応が無ければ、批判をしたり
陰口を叩いたり、酷い人は頼んだ仕事が思う様な出来栄えでなければ
約束を破り報酬を踏み倒す等で、相手の苦や努力を理解できず無視したり
で 裏切り行為がわりと平気でできる人。
又、自身が良い時は、人の苦しみを理解できない人の事で、
本人はそれが普通の事と思っている事から、信用を落とす結果になります。
この方は弱い丁に救われ、其れほど「情無し」ではありません。
これに当てはまらない貴方は、情無しではありません。
最後に
日支(伴侶)は忌で気にかかりますが、上記の様に亥運で結婚すれば以降は
喜運が続き、忌の日支(伴侶)と忌の偏官(女性に取って伴侶)は、命式上
良い役目も果たしています。本人の人柄と大運から「あげまん」の可能性で、
伴侶は、結婚当初は大した人でなくても年数を重ねる内に
かなりの立場の人になる可能性は大です。
もちろん推命上、数点の助言と提案はあります。
この命式は忌財が透干、しかし30歳頃から喜の比劫印にめぐる
「富の羊刃格」です。
< 子峰院のブログと鑑定書 >
ブログは、「帰納と演繹」の帰納に、鑑定書は演繹に当たります。
鑑定書は多くの帰納によって導き出されたものですから、
ブログと鑑定書には大きな違いがあります。
ブログは、帰納のほんの一部分です。
鑑定書は、多くの帰納によって導き出された結果をまとめて書いています。
(ブログの参考文献 )
平岡滴宝訳 「新訳・滴天髄」「神峰通考・干支体象詩」
平岡滴宝著 「子平学・四柱推命法深書」「秘本・子平廣論」
( 子峰院 占い人・和珞 2021/08/07)
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