八月が始まりましたが、子平学・四柱推命では今月の月節の8月8日で
月干支は庚申に変わります。「立秋」ですね。
一寸、口づさみたくなりますね。
― 風たちぬ 今は秋 今日から私は心のた~び~びと~ ―
そうです。暦の上ではこんなに暑いのに秋なのですね。話が又それてしまい
ました。
暦は不思議ですが、子平学・四柱推命に取って「暦」は切っても切れない重要な
関係です。
「立秋」はその年によって違い、8月の8日か7日ですが、
今年は8日になります。
今回は 十二支の内の「申」に挑戦いたします。
( 十二支 申について )
平岡滴宝訳 神峰通考 干支体象詩 申宮詩曰 から
最初に「申金剛健月支逢」 月支の申は剛健、
最後に「温柔珠玉不相同」 申がどう言う状態かを知ろうと思えば、暖かい
、柔らかい、真珠、玉なのかなど、その状態をまず知るべきです。
ご存知の様に、同じ地支でも場所によってその強さは変わり、勿論月支が
1番ですし、人生の前後半で強さが変わる場所もあります。
月支の強さが1番強くても申の場合、どの命式でも剛健と言う訳に行かな
いのは当然の事ですから、推命時には見極めが重要になります。
申金の文と温柔の文の間には申の有り様を面白く書いています。
申は水の会局、金の方局に属しますが正気は庚ですし月令(月支蔵干)は
8月の1ヶ月間「庚」で通します。申詩には「子辰局裏得光鋒」ともあり、水局
の申を言い、色々と勉強になる話が満載しております。
「温柔珠玉不相同」は酉か辛の話では無いかと疑われる人も少なからずいる
のではと思いましたが、間違いなく「申宮」です。
さて補注では、
命式のあらゆる状態の申と側支の他の十二支との関係の説明がありますし
申が怜悧、頑健、温情、温と柔、玉、剛頑、剛と柔 等々の説明が多彩です。
申宮詩曰の補注最後には、
位置に関しては子の項でのべましたが、これはすべての地支においても
同じですし、質の考え方にもあてはまります。
又側支と、離れている場合での順序は、当然側支との関係が先です。」
と述べております。
※色変えの文は本文を書き写しおります。
( 子平学・四柱推命の豆知識 )
申は、上記の通り金水を強めますが庚と壬をより強めます。申は金と水と
通用門であり還流があれば、壬水を尚強める役割をします。
又「金多ければ、水は反って濁る」と言われる事から月支の申が壬水を支えて
いれば良し悪しは兎も角その傾向と考えて良いでしょう。
水が清ければ良いかと言えば現実では、誠実面では良しとしても、融通の利か
なさで出る場合は義理人情には不利な事が多い様ですし、時に贔屓に期待する
場合等は思う様な期待は望めない事が多々あります。
経験上「濁り」は不都合では無い場合があります。しかし、濁りの短所である
象意は子平学・四柱推命では知っておく必要は当然あります。
唐突に!( 家を買う時 )
子平学・四柱推命に引かれた理由の一つには、「家」があります。
家を買う時、選ぶ時、個人に取って家を買う事は人生の一大事業で出費は
膨大な金額になりますから慎重な選択が必要です。
今回は、そう言った観点から占いとは関係は有りませんが少しでも役立てば
と思い現実的なお話を書きたいと思います。
知人に頼まれて新築建売の物件を見に行った時の事です。
その日は大降りの雨でしたが、前もっての約束で双方の都合から日にちの変更
はできませんでした。家は三階建て出窓があり見た目には素敵な家でした。
互いにお風呂やトイレと隅々を見て廻りあーだのこーだの言って点検して
長い時間を新築の家で過ごしていると、雨は酷くなるばかりでした。
大きな音がする出窓を見れば、出窓の取り付け部分からザーザーと雨漏りが
していて、彼女「駄目だコリャ」と言って不動産屋さんも大いに納得、
そそくさと物件から遠のいた事がありました。
「大降りの雨の日に、物件を見学は悪くはなさそう」と言う話でした。
お し ま い
今日は食糧不足が何日も続いた沖縄にやっと、日本航空とイオンが支援物資の
緊急輸送を始めたとのニュースを聞いて「良かった」と声を
つい挙げてしまいました。
※無断転載禁ず
( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )
平岡滴宝訳 「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」
平岡滴宝著 「改訂版 あなたの運命のすべて」
「改訂版 子平学・四柱推命法深書」
「改訂版 秘本・子平廣論」
( 子峰院 占い人・和珞 2023/08/08 )
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