子峰院の子平学・四柱推命 ( 子平学・四柱推命への道 No1 )

 私事ですが三十年も前の事、平均気温は例年になくきびしい暑い夏の事で

した。何時もに無く体調を壊し慌てて病院へ、検査結果でははっきり解らず

即入院を言い渡され、病院のスタッフの方々はお盆休みの計画で手術の制限

がされた中に割り込みで手術が行われる事になりました。

平岡滴宝先生は、手術前に病院に駆けつけてくれて「大した事はありません。

大丈夫ですから安心して下さい。」と言われて安心して手術を受けました。

結果、先生が仰った通り大した事はありませんでした。

しかし、先日この時期の私の推命をしたところ、

大運は巳(忌の丙・辛)、年運は丙、大・年運共忌、命式は冬生まれの弱い

癸(雪)の喜財(生命力)が解け蒸発の状態は決して安心できるものでは無いと

考えました。

先生は私を安心させる為に嘘をついたのか?と思いましたが、過ぎた

ことだからと言って放置せずに自分で安心材料を見つけて納得したいと

思いました

40代元運の元となる天干は年・月共に喜、年支は巳(閑支、火金の養虎)、

月支は丑、月令は己ですが唯一癸の喜財を支えている用神でもありました。

この丑の場所は月支と強くその時期の元運にも係わり、凍土と冷たさの特徴

を持ち被害は少なかった事が助けられた要因だと確信できましたし、師も

確信を持って私に声掛けして下さったと理解できました。

この時思いました。占術に頼るなら自分で勉強するべきだと、占術を頼る人に

取って、それは人生の方向性を決める判断材料の一つでもあるからです。

自身に取って理論的に信頼でき、尚且つ実証や確認ができれば理想だと、

こうした意味からも私は、子平学を勉強してきて良かったと思います。

 

話を変えて!

嫁いで間も無い若い頃、遠く離れた兄の結婚式の為に出発しようとした時

「占いによると貴女は日が悪いから結婚式の出席は諦めなさい」と

逆らえない人から言われて、渋々諦めた覚えがあります。

今では誰を恨むでも無く、相手を説得する力の無い精神的幼さからと、

気付きましたが、一時期はその事がトラウマとなって占いを嫌いになりました。

しかし、子供の事では「溺れる者は藁をも掴む」で、ご近所の人達に頼りにされ、

知り合いでもあった滴宝先生に頼り、以後「基本、人生は自力本願」の

先生のお考えが、止める親戚を振り切って故郷を捨て、新しい家族以外は、

御祖先を含め頼れる人の無い私に取って、理想とする人生観とマッチして

この子平学の虜になったと言う訳です。

 

余談

「人生は自力本願」と言いながら、「頑張れ」は言わない、困った時に助けてく

れる人を見定める大切さは、厳しく教わっています。

 

子平学・四柱推命の豆知識

( 壬水について )

壬は川や湖、海に例えられますが、推命ではもっと詳細に分ける必要な

場合があります。

例えば、夏生まれ(月令が丙や丁)、壬が1干0支の場合は水溜りと見る

場合が多くあります。その時壬は木や土そして金(鈍防止)への奉仕ですか

ら、日干が壬なら格によって喜忌は異なりますが人間関係は兎も角とし

て、嫌な事は「嫌」と言える日頃の心掛けは自身に取って重要となります。

壬水は、水溜り・湖・川・大海・等々、真冬の湖は凍っているかも知れません。

「壬水弱く、丙丁強ければ枯れるように壬水は弱ります。」↓

   

最後に

ある頃から

命式を二分するなら「本人に取って有利で周囲の方には不利」な命式と「本人

には不利で他人に有利」な命式に分けられると気付き、無意識の内にそれを

分別する事で、この不器用な私が依頼者方へのメッセージやアドバイスが早く

思いつく事ができます。

又それは、不思議な事に多くの方々が唱える身旺身弱とは全く関係

していない事には驚いています。

これからは、婆の暴走として子平学を違った目線で紹介できれば理想です。

暦の上では

秋は直ぐ其処ですが、残暑はまだまだ容赦なく続きそうです。

  くれぐれも、ご自愛下さいます様に

               ※無断転載禁ず

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著     「改訂版 あなたの運命のすべて」

          「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

       「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2023/08/02 )

 

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