ツイートでこの命式を見て「おやっ？」とか「もしかして？」等と
思われた方がいればそれは正解です。ブログを書き始めた一つの要因は、
この様な方達を理解して頂きたいと思ったからでもあります。占術者の中には
この様な人に大運に喜忌があるのかと、全ての運が忌であるはずと
仰って笑う方も確かにいます。それを言われれば返す言葉はありませんが、
（命式によって運の象意は全て違いますが）
経済的に苦しい気時期は、治療費が嵩みそれ程に体調は思わしく
無いのかもしれませんし、忌の食傷運では意に反したサービスすが、
喜の食傷運だは痒い所に手の届くサービスが施されるのかもしれません。
意思疎通が難しく身体の不自由な本人に取っては運傳の差があります。
私達には理解し難い事ではありますが、
私はこうした依頼がある限り、仕事量を減らした現在も子平学を辞めらる訳には
行きませんでした。
今回は大運の喜忌の程度は書きますが象意は書きません。
その気が有る様でしたら御自身の象意で出してみて下さい。
依頼者はお母様です。もしこう言った方からの依頼があれば命式･大運の
出た通りを教えてあげて下さい。依頼者は何の期待もしていない為気休めは
通用しません。本当の事が知りたいだけです。
しかし言葉はオブラートに包んでも、一言えば十理解もらえます。
こちらが推命で理解して、
依頼者が言いたくない事を言わずにすむ事は有り難い事の様です。
＜ 命式は ＞
３干２支と強い丙に尅され命中には１滴の水気がありません。
日干(本人)乙は枯れ芝、未(木火土)の根の足は弱り切って歩行困難、
身体･智的障害者で言語での意思疎通は難しい。
月令庚には暗尅、この命ではその影響は大きいと言えます。
又、冬生まれならこの様な状態にはならないでしょうし、
春生まれならこれ程酷くは無い筈です。
（ 命式･男性 ）
時 日 月 年 生月８月 月令-庚 季節-秋
傷 比 傷 傷 寅申-冲
丙 乙 丙 丙 乙１干未１支(２支)
戌 未 申 寅 丙３干未戌２支(５)
戊 己 庚 甲
Ａ比肩２ 対 Ｂ傷官５
用神取法―扶抑法 格名―内格傷官格
傷官丙強く忌 比肩乙弱く喜
※体神は、どの格名でも日干で取っています。
何故ならこの様な方を見抜かなければならないからです。
運では火が強まる時や乙が弱まる時期は忌
火が弱まる時や乙が強まる時期は喜
＜ 大運 ＞
97 87 77 67 57 47 37 27 17 07
✓ 〇 〇 〇 〇 〇 ✓ ✓ ✓ ✓
丙 乙 甲 癸 壬 辛 庚 己 戊 丁
傷 比 劫 倒 印 殺 官 才 財 食
午 巳 辰 卯 寅 丑 子 亥 戌 酉
△ ✓ 〇 〇 ✓ △ 〇 〇 ✓ ✓
解 未 解
＜ 大運は ＞
〇丁運、枯れ芝はよく燃え日干乙は形を殆ど崩す調候。
〇戊己(正･偏財)運は、未戌が通根Ｂに３プラス Ａ２対Ｂ８
乙は丙に枯らされ弱っていますからＢはＡの四倍以上と見ます。
破格･従児格となり命式は大きな変動が起き、忌運。
〇庚運は、日干乙と変化の干合化金、乙は辛に変化庚はそのまま 辛は庚より柔らかく強い丙に尅された上 庚のハンマで打ちのめされる調候となります。
〇辛運は、忌の丙を合去、喜運。
〇亥子は水支であり亥は乙を強め喜
〇卯辰は乙を強め辰は水支でもあり喜
〇寅は木火を強めるが弱った乙は丙傷官への洩気の方が強く忌
＜ 大運について ＞
大運は割に喜運の多い命式です。占術者の中には良い命式のランクに入れる方が
多いのでは無いかと思います。しかし喜運になったからと言って身体が健常になり
社会に進出出来るわけでは有りません。
当然ですが大運は命式の有り様によってその象意は違ってきますが、
それを否定する人はこの世界では少なくない事は確かです。
「大運次第」を疑いなく言う人も多い事もたしかです。
正直言えば８０パーセント以上は命式次第だと私は思っています。
それを見定める事が出来るのが子平学であり、四柱推命なのです。
過去に数例同じ様な方をブログにしています。その中の一例を再び載せてみました。 ↓ sihoin-waraku.hateblo.jp
（ブログの参考文献 )
平岡滴宝訳 「新訳･滴天髄」「神峰通考･干支体象詩」
平岡滴宝著 「子平学･四柱推命法深書」「秘本･子平廣論」
（ 子峰院 占い人・和珞 ２０２１/０５/２５）
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