子峰院の子平学・四柱推命 ( 埋金 )

 季節変わりを向かえ衣替えやカーテン変え等の家事で忙しい一日を終えよ

うとした時間帯、何時もの散歩が億劫に感じましたが夜空見たさと家族に

「星空は綺麗やぞ~」の言葉に誘われて夜道へと足を進めました。

今時の夜の7時過ぎの夜空は、飛行機のラッシュアワーで、東西南北で飛行機

が右往左往と行き来、星がどれやら見分け難くなっていました。ただ金星

だけがドヤ顔で光っていましたが、その日の夜更けの12時頃夜空を見上げ

れば綺麗な星空を見る事ができました。こんなに綺麗なら星の名前なんて

「どうでもいいじゃん!」 

願い事など考える間もなく、流れ星が尾を引いてスゥーと流れて行きました。

さて、ここいらで子平学・四柱推命のお話と参りましょう。

 

先日Ⅹのポスト(Twitterでは、

「庚金弱く土強ければ「埋金」をいいますが 根を持つ甲木があれば土を尅し

埋金の禍を軽減できますが、丁火があれば甲とタッグで土を強めます。

その場合火と甲との通変星の意味での禍深しとなります。 又夫々の干が運で

合去となる場合状況はコロコロと変動がおこります。」と、書きました。

 

土と金は通常生の(土生金-土は金を生じ強める)を言いますが、土が強く

金が酷く弱い場合は埋金となって金は弱りその良さを発揮できなくなります。

庚金と書いていますが、辛金の場合もありです。

(※土生金か埋金になるかは土と金の割合に注意

そうした命式に通根の地支に支えられた甲木があって土を尅す状態であれば、

埋金の禍を救う事ができます。本来弱い金は強い木を嫌いますが埋金の命では

金は強い木に頼ります。

この場合日干が金であれば、土は印星にあたり内格なら「忌の印星格」、

外格なら「従強格」になります。

〇忌の印星格なら母慈滅子型になりますが、その象意から駄目出しでは無く

良いメッセージが効果的になるでしょう。

〇外格従強格の場合も、忌運には忌の印星的な性格な出方となってその

見返りからは対人関係に影を落とす可能性があります。この場合も自覚が

あれば苦労の軽減は可能でしょう。

上記二つの命式は、土を尅す木があれば救われます。忌の印星格では

木は喜になります。

従強格の場合、財星忌の木が疵となっても悪い象意ばかりでは有りません。

しかし、

こうした命式でも、天干の並び方は重要ですし、干関係(庚・辛・戊・己)そして

象意は絶対無視できるものでは有りません。

有効な並び方につきましては、平岡滴宝訳、新訳滴天髄 順反論には詳しく

書いております。お持ちの方はお目を通してみて下さい。

又、君臣論では、「この考えも使える」

通隔論では、「木が無根でも、丁運に出合わなければ役立たずでは無い場合も

あり得る」とか思ってしまいました。

 

 日干金が埋金の命では、木財に助けられますが、丁火運では木は

丁に従い間接的に土を生じ裏切られる場合が有りますが、木が湿木であれば

丁火を疎くし却って助けられますし通変星財の意味も確りしたものになり

ます。この場合の推命は慎重を期したいものです

こうした推命は、対人関係や体質の変化そして時間の経過、出合い、別れ

等々を見る事ができます。

出合いは、対人関係ばかりでは無く仕事や環境等の出合いでもあります。

この様に、子平学・四柱推命帰納と演繹ですが、特に演繹を慎重に行え

ば良いアドバイスが思いつくはずですし、そうした演繹は行くべき帰納

方向を定めてくれる筈です。

 ↓      (秋はブタクサでしょう!)

        

こうした考えは、何も滴天髄の理論だけでは有りません。

徐大升氏は、「金賴土生,土多金埋」や「金能剋木,木堅金缺」とも

仰ってしますし

(金は生じてくれる土に頼るが、土が多ければ金は埋まる)

 (金は木を剋すが、木が堅ければ(強ければ)金の鉾先を欠かす)

 

韋千里氏も 「埋金,土多易埋,喜木制土,忌火助土」と、仰っています。

での喜忌は後出しで、

( 埋金の命、土が多ければ(金)埋まりやすく 、土を制していれば木は喜、

土を助けて(生じて)いれば火は忌 )と、訳してみました。

 

神峰張楠氏は 干支体象詩 庚金詩日 では

「戊己干支重遇土 不逢冲破即埋蔵」と仰っています。

 

私の浅学では、このぐらいですが他にも同じ様な事を述べられている

先人方は少なくない筈です。

忌の印星格の評判は良くありませんが、

税理士や薬剤師の資格を持ち、人様に信頼されバリバリと社会活動を

送られているお二方を存じています。やはりよく推すべきでしょう。

 

金の状態は、土生金、埋金 の他 洗金、沈金、汚金、湿金汚金、等々が

あります。興味をそそられるのには「金水清水」なるものがありますが

「金多ければ、水却って濁る」等と難しくもあります。

 

十天干の内、「木は唯一の生物なので他の干からの影響は大きい」と言われ

ますが、経験上庚辛の金はそれ以上に他の天干地支の影響を受け易い

と感じています。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

         「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                      「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2023/10/25 )

 

 

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子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例・家庭内暴力 )

家庭内暴力」等と聞こえは良く有りませんし、耳や目を背けたくなる事

案ですが、私の場合この様な事柄から耳も目も背ける訳には行きません。

何故ならこの様な案件での依頼も少なく有りませんし、関係の無い事案でも

人生の流れから知る必要が有る場合もあります。又暴力は仕掛ける側であって

不本意ながらの場合長年苦しんでいる方がおられます。

私共は精神カウンセラーの様な専門家では有りませんが、一歩踏み込めない

原因がそこにある場合は(意識する事で、先の人生が多少でも良くなる効果

の期待を込めながら)支障の無い範囲でお尋ねしています。

 

この方の場合も思う事が有りまして、確認の為に訪ねてみました。

「失礼ですけど中学生の頃、家族の誰かを虐めた覚えがありますか」と、

あ~と思い出すようにして答えてくれました。「母親と弟には可哀想な事をして

しまって、大人になって平謝りでした。」と、頭を搔き搔き話してくれました。

< 命式・男性 >

時 日 月 年     干合・支合・冲無し

殺   官 才     月令-卯 季節-春

丙 庚 丁 甲     庚1干1支 (2)

戌 寅 卯 午     甲1干(令)2支 (5)

戊 甲       丙丁2干3支 (5)      

 

A2 対 B10 (身弱) 用神取法-専旺法  格名-外格、従官格

  喜の干・支=甲・丁・丙・午・卯・寅  △=戌

  忌の干=庚 

 

< 命式は >

 水気は全く無く 甲は月令に旺じられ燥木の甲は丁によく従い強い丁を

より強め、日干庚金は、両側から強い火に攻められ弱っています。

日干2に対し官財は10、身弱の外格、専旺用神は強い丁が側干の甲に尚

強められている事から丁(正官)とし、格名は外格・従官格としました。

よって忌の干は日干の庚 忌の地支は有りません。Bの従格としては疵が

少ない命式になります。

戌は庚を支えていますが火の丙丁と還流どちらかと言えば火尅金の働きが

有りますが庚を支えている為△としました。

木火が強く気ばかりが焦り、金は弱く尅され水気は無く体力はそれに対して

追いついていけないタイプですが、命式のままですと庚金は火に素直に従う

事が出来ますし、丁の力量からは頭の良い人です。

 

<  大運  >

90 80 70 60 50 40  30 20 10 0

〇 ✓ 〇 〇 ✓  ✓ ✓ ✓ ✓

丁 丙 乙 甲 癸 甲 辛 庚 己 戊

官 殺 財 才 傷 食 敗 比 印 倒

丑 子 亥 戌 酉 申 未 午 巳 辰

✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 〇 △ 〇

  午 寅 卯 卯 寅 午     戌

 

< 大運は >

☆金を弱める時期は喜運 強める時期は忌運

☆木や火を強める時期は喜運 弱める時期は忌運

☆40才~の壬運は、化木運壬は甲に月干丁は乙に変化 乙は強化

 

〇生まれた時から忌の印星(戊)運は、甲木は燥木で戊印を尅す力が有り

ませんし、なにより幼少期本人はそれを意識する時期ではありません。

〇辰運は、火と金を支える戌を無力にしますが割合的には外格を強め喜運。

〇己運は、年干喜財を無力にしA2対B5は内格になり破格は忌運となり、

親元の喜財の変動は、父親は祖父母から独立するが仕事は安定せず経済的

な苦労が続く、本人は同居の祖父母の家を家族共々離れて転校、経済的な引

け目と学校に馴染めず苦しむ、巳運は火と金を強め破格傾向は巳運へと尾を

引きます。十年間の内数度、母親と弟に八つ当たりがあったそうです。

虐めをしかける側としてはよく身旺の人が取り沙汰されますが、

 

平岡滴宝先生は、著書である「子平廣論」で、

低年層におけるコンプレックスは、命式の身弱内向性だけで論じること

は無理です。人格形成が未熟な時代ですからよく命式を推さねばなり

ません。虐めを仕掛けること事態もコンプレックスの現れです。」と仰って

います。

 

自制心の強い人ですから行動の後には後悔、其の気持ちは何時までも

忘れ得ぬ思いとして心中深く止まり苦しんだのでは無いかと思います。

40才の化木運に養子として迎えられ結婚をしていますが、長続きせず

数年で離婚をしています。「その後が知りたい。」との依頼でした。

この頃は、財テクで稼いだそうです。

離婚の原因は聞いていますが書けません。

ただ、外格Bの従格の場合どうしてもここぞと言う時の押しが効かない

場合があります。外格の場合、滴宝先生は「ある種の挑戦」と申しております。

この命の化木運は、運の甲は月令に旺じられ、乙に化し強化・月令と

2の強さの日干庚に対して、財星は異状に強まっています。

此処まで書けば、象意も結婚相手がこの方に取ってどのような人なのか想像

がつくかも知れません?。

〇癸運は、無根霧の様な物で強い火が癸を尅しますから大した事があり

ません。用神は格名の丁ですが、運の癸に対しては丙が対処します。

加えて申・酉・戌・亥・子と上記の様に命中の1支を無力にするだけ

で変格を起こしませんからこれらの時期も大した事は有りません。

〇甲・乙運は、喜財を強め喜運。

〇丙運は二丙となり忌運。

 

晩年は、火気が強まり甲乙も丁を強めますから、水気が全くない命式と

しては早い時期からの健康管理には勤めて欲しいものです。

上記でも、体力の弱さを書きましたが、それが原因で無理をしない仕事

の選択と、自身が指図する立場よりも、指図を受けての仕事の方が向いて

いる事等もお話させて頂きましたが、よく心得ている様でした。

「再確認」の言葉を頂きました。

現在では、弟さんの事業を手伝っております。

この世界では用神重視ですが、その使い方には具体的な説明を

受ける必要があります。私は一応気には止めていますが、巡る運の干支に

対しての仕事は用神以外の天干or地支にさせる方が有効的な時が多々有り

アドバイスは有効的な干の通変星で、地支ならその暗蔵の通変星等でさせて

頂いていますが、命式と運次第で色々と使い分けています。

イジメを受ける側としては、よく身弱を言われますが、身旺の方の依頼

も沢山承っております。

大運はあまり良いとは言えませんが、進行具合は人生の底から徐々に

良くなっていますから、大運の流れとしては悪くはありません。

           

< 子平学・四柱推命の豆知識 >

 子平学の大運は、五年運無いし十年運で見ます。加えて年運でも見ますが

五年ないし十年の期間は長いものです。ですから安定して吉運OR凶運と

言う事は略(ほぼ)有りません。

吉中凶を含む」「好事、魔多し」等と言われ、こうした現象は年運以外

でも起ります。それを知るには夫々の干関係や天干の力量と巡る運も同様に

その現象はを推して見て行くことになります。現象的には起り易い時期や

外格(専旺格)等も割合的には多いかと思います。

じっくりと命式と大運を照合して行く必要があります。

 

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

         「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                      「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2023/10/12 )

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 通変星と干関係 )

 期待とは反対に厳しい残暑が続いて、仕事を抱えての体調管理にはホトホト

手を焼いてしまいました。

それを言い訳に九月の最終のブログは手を抜いてしまいました。

又ぐうたら根性が働いてしまいましたが、ぐうたらばかりですと鈍い頭が一段

と鈍さを増します。サッ!バックした思考から少し前進しましょう。

 

< 通変星と干関係 >

 子平学・四柱推命の通変星は、推命上最も欠かせないものです。日干を中心

として日干と同じ星を比肩、他の九干にも夫々に通変星名がつけられます。

星と言っても実在する星では無く、意味を判断する上での分類記号です。

通変星で表すこの分類法は、人間の心理的な働きを的確に現しています(性質)。

ですからこの記号(通変星)判断は基本中の基本で、推命には欠かせませんし

判断ができなければ夫々干関係の象意は発生しません。例えば、辛と戊の関係は

日干と印綬、日干と傷官、正財と偏官(殺)、正官と偏印等々(もっとありますね)

の関係がありますが 夫々の象意は干関係よりもまず通変星関係の違いから生じる

ものです。

 例えば、辛は宝石や非鉄金属に例えられ戊は対比で山に例えられ、辛に取っては

産出される母親の様な物です。又庚と戊の対比では金の原石に対して戊は産出され

る山ですが、辛が日干なら戊は母親の様な印綬 庚が日干なら戊は偏印、倒食等と

呼ばれます。辛戊と庚戊の干関係は同じ様な物ですが、通変星の印綬と偏印の象意

は大きく異なります。

 又滴宝式子平学での命式の判断は、日干と他の通変星の関係を見るだけでは無く

他の夫々の干同志の関係や生尅制洩や反生反尅からも判断いたしますし

何時も通変星の意味を念頭に置き推命判断を行う様に教わっております。

                                                                   

< 一寸面白い話 >

 母は辛日生まれ、扶抑用神は忌の印綬(戊)は時干にあります。私が思春期の

頃学校からの帰りが遅くなったり少し気に入らない事を言えば、母は自室の布団

に潜って出て来ませんでしたが、二時間位経つと何事も無かった様にケッロとした

顔で出てきました。引篭もる部屋が扶抑用神の戊印綬ですから、精神的苦労が

あっても其処から出たり入ったりして上手に心休めが出来ますし、自身が引篭もる

事で「今後、そんな態度は許さんよ」と言う警告を発して、人を手品に掛ける道具

として戊を利用する器用さ(知恵)があります。その上印綬ですから周囲の人達から

は助けられ悪者は私の方で「お前の行動が悪いのだから仕方ありません。今後気を

つけなさい」てな事になります。

用神がこの人の基本的考えの心情は「自身の居心地良くしてくれる処で落ち

着きたい」となりますが、例えば良く見せてくれる洗金壬の透干があれば、そちら

に気が向きますから、考え方と落ち着く先は違う事が多々ありますが、それは前記

の様に用神の通変星が根本的考えが原因だからです。それでも陰陽混合の通変星の

透干がなければ一途なタイプで迷いは少ない方です。又、そうした変わった行動は

社会や贔屓にしてくれる目上に対して行えば居心地は、悪くなりますから

取りません。

辛に取っての戊印綬は大きな知恵袋ですから、鉄の原石庚日の戊偏印とは全く

違う出方になります。これは通変星の印綬と偏印の違いからくるものと言えます。

辛日生まれ月令等が効いていれば、戊が強く引篭もったとしても

必ず時期の到来と共に世の中に出ていきます。

この様に通変星は、子平学判断には絶対に欠かせないものです。

 

子平学・四柱推命の基本 十干の通変星表 - sihoinのブログ

 

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平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

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子峰院の子平学・四柱推命(甲に取っての乙)

 私は冬生まれの割には日中の時間帯は苦手です。何故かといえば月支以外は

火支の巳寅未で戊山に薄っすら積もった喜の癸財が、日中の日差によって蒸発して

しまうからです。

昼が苦手な理由等考えた事はありませんでしたが、最近になってやっと気がつきま

した。買い物等の用事は別として、運動の為の散歩は毎晩夕食を済ませて出かけま

す。それも若い娘さんなら絶対行ってはいけない様な場所に・・・、木々や雑草に

覆われた夜道を今でしたら虫の音を聞きながら歩きますが、それでも時々何時も顔

を合わす人と、すれ違ったり追い抜かれたり「こんばんは」と挨拶を交わして前進

します。と、言っても人通りは僅かに過ぎず、先日九月の始め何時もより

もっと蒸し暑い夜のせいか、人っ子一人通る様子も無く懐中電灯を手に何時もの

ように歩を進めいて行きますと、口笛の音が聞え耳を澄ませばどうも後ろからの

様で自転車の音も・・・自転車が追い越して行きました。1分も経ったでしょうか

同じ曲で又口笛が背後から聞えます。「あれ!?」と思うも後ろを振り返るのも

嫌な気分でしたから真っ直ぐ前だけ向いて歩いていると、何時しか口笛が止み暫く

して振り返っても人の気配は無く、なら!其の続きを私が吹いてやろうではない

かと意気込み口をすぼめ突き出して吹こうとしても出るのは気の抜けた様な僅か

に勢いづいている擦れた音の息音ばかり、それからは年甲斐も無くスキップで

家路へと・・・

誰だったのでしょうか?2023年、晩夏の思い出送り物を下さったのは?

さて、次は

                                                         

< 甲と乙の関係 >

神峰通考 干支体象詩 「甲木詩日」では、

「源無枝葉與根荄」(もともと甲木は枝葉や根のついたものの名称ではあり

ません)続けて(自然界で長い期間生き続けるにはこまかい土や湿った土に

素直にむきあって、根を深くうめなければならない)と・・・・まだまだ続き

ますが。

古説では「甲と乙の関係は甲木に対して側干の乙木は蔓や枝葉に例えられ

て、巻きついたり枝葉となって甲木の養分を横取りする乙は、甲に取っては迷惑

な弟(きのと=木の弟)であって、乙は甲を強めない。」と、解釈しています

自説ですが、「透干の干を強めるのには比和(同気)の干を使うと良い」の論説に

対しての異論と考えると頷けます。

「この場合乙は甲を強めない」では、どうすれば甲木を強めるのか?今回はそれ

にはあまり触れず、甲に取っての乙、特に今回は甲日生まれの乙の役目等に付

いて書き進めて行きけたらと思います。

 甲日の乙の通変星は敗財、甲の一途さに乙の敗財の融通性等が加わり

この場合、特に華やかさ賑やかさがが増し其の表現力は、話題が豊富で話上手。

文書なら副詞や形容詞の使い方等に魅力がありそうです。

又、甲木が最も恐れるのは庚金ですが、月支蔵干(月令)が庚辛以外であれば、

乙は庚を合去ですから非常に役立つ弟ですし、月令が金なら庚乙は化金で厄介な

弟になります。秋生まれは特に恐怖心が顕著ですから、心の萎縮等による弊害等

を注意深く見ています。枝葉や蔓になれば養分の横取りですから、養分不足なら乙

は甲に取って迷惑な存在ですが、養分過多であれば反対で非常に役立つ乙になりま

す。又前者であれば嫌でも甲は乙に従い(奉仕?)後者では押し付けられて乙は甲に

従う(奉仕?)形ですが、地支の根幹は同じ結局のところは一連斲所です。

この様な事からは、性格 表現力、見た目と本質、人間関係、精神面等を

見る事が出来ます。

どうでも良い様に見えますが詳細を把握する事で、相談内容等によっては良い

アドバイスのヒントに繋がります。

 

乙が枝葉や蔓となるのは、勿論甲の側干の場合だけです、日干甲に年干乙の

様な場合は単体で考えた方が良いでしょう。

 

< 子平学の豆知識 >

年支と日支が同じであれば、特に男性の場合結婚は難しい様です。

結婚を、お希望であれば、独立可能な早い時期に、母親とは別居した方が宜しい

でしょう。特に日干と年支・日支が繫がっていればその傾向は強いようです。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著    「改訂版 あなたの運命のすべて」

         「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

       「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2023/09/18 )

 

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子峰院 【最新改訂版 子平学 四柱推命法 皆伝書】

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子峰院の子平学・四柱推命(鑑定例 人生の底から急激に上昇)

15年以上も前、ある対談番組でこの方をはじめて知り、そのお話を伺い

驚かされました。小学校中学年より、精神的肉体的に酷い虐めに遭い

リストカットの経験もしたそうです。成績は振るわず高校にも行けなかった

彼が、ある時を境に独学を始め、大学は国立にそして大学院まで修了しました。

そんな並外れた経験を持った彼の人生に引かれて、当時勉強させて頂きました

が、現在も尚お元気でご活躍の情報を得る事が出来ました。

 

<命式・男性・推時>    ※生時は推定です。

時 日 月 年    甲己―絆神強化 甲は三倍の強さ

食   官 劫    月令-癸 季節-冬

辛 己 甲 戊    戊己2干1支 (3)

未 卯 子 申    辛1干1支  (2)

己 乙 癸 庚    甲(強化)3干2支 (5)

   

A3 対 B7  格名ー内格 正官格  扶抑用神-正官

Aが弱く喜 Bが強く忌

〇土と火が強まる時期は喜運、弱まる時期は忌運

 

< 命式は >

 日干己は未に根を持つが、強化の強い甲木に酷く尅され身弱傾向、

己は時干の辛からも洩気で弱められている。年干戊劫財の透干は日干を

強めないものの、甲は戊にも気が向き尅の力の分散に効果がある、申は忌

の強い甲に対しては喜だが、月令癸の元となる子とは半合に組して水

としては弱くなく喜忌双方の役割があり△とした。又木の根は卯未で水を欲し

がる忌の根に潤いを与えたり、化水の原因を作る月支子は役割的にも良く無く

月令癸と共に忌。

 

< 大運 >  11才丙運は化水 丙は壬に 時干辛は癸に変化

91 81 71   61   51 41 31   21 11 1

      △ 〇 〇 〇 〇 ✓ ✓

甲 癸 壬 辛 庚 己 戊   乙    (年運)庚辛壬癸甲

官 才 財 食 傷 比 劫 倒 財 殺

戌 酉 申 未 午 巳 辰 卯 寅 丑      (年運)乙壬丁戊己                  〇 〇 △ △ 〇 △ △ ✓ △ 〇

卯 卯       子 申      申 子

 

< 大運は >

 小学校中学年より精神的、肉体的に酷いいじめと成績の悪さに悩み続け

リストカットの経験もしているそうです。

〇1才乙~「乙、陰土(己)よく尅す」と言われ、身弱の己に取って乙はしんどい

相手です。困難の時期です。複雑な家庭環境で父親からもイジメを受けたそう

です。

年干戊は喜ですが、日干との間甲からの尅を分散している為乙運も同じ様

な傾向は、本人が苦しい時程度には多少の違いがあるものの父親も苦しん

でいます。経済状態は苦しかったそうです。

〇6才丑~丑は月支子と支合、子とは和合(仲良し)冲と比べると作用は弱く

10年運で考えると乙運の酷い影響が継続している可能性はあります。

〇11才壬(化水)~時干辛も癸に変化、冲天奔地、壬癸水は月令にも旺じ

られ戊は山崩れ、甲は流木、己は流土、辛は沈金と命式の天干に影響を与え

酷く弱体、悪い状態です。

〇16才寅~16才に母親を18才に母親を亡くしています。原因は壬運にあると

思われます。40才迄の年支の変化は母親だけでなく父親の変化も場合

あります。

〇21才丁~丁は甲を洩気で弱め戊己の土を強める木と土の通関用神で、良い

役割を果します。木火通命でもあり通関神の中でも最高の役割をするのがこの

場合の丁です。又木の根である未卯は丁火に洩れ易い地支ですし、未は特にこ

の時期木火土に還流して非常に良い役割です。強い丁は忌の辛を尅します。

調節期としては早く以降の人生に期待が持てます。

丁運中の23才より小学中学年のドリルで独学を始めています。

現実でも、良い伴侶との出会いがありその伴侶から高校進学を勧められ

その後夜間高校から国立大学、大学院と進んみ36歳母校の高校の

教論に向かえられていますし、物理学の研究にも熱心だったそうです。

その後の大運も悪くありませんから人並み以上に、飛躍の可能性は充分あり

ます。

現実では、教育関係の仕事、そして現在は執筆や講演等で活躍中です。

表題は、「人生の底から急激に上昇」と付けました。よそ目からは良く

見えますが、上記に書きましたように何もかも最低の状況からの急角度の上昇

は、心身ともに疲れる状態ですから非常な苦労があり努力が求められ、成果が

大きければ大きい程、苦労努力は比例、決して楽ちんコースではありません。

 

大運の大きな流れは推命上とても役立ち、この大運の様に幼少青年期が忌運続

でどんなに悲愴であっても、其の後喜運が長く続く様な人は決してぐれる様な

事はありませんし、人生の悪を、自身の生い立ちのせいにする事もありません。

 

 

< 最後に >

 日干己土と側干甲の関係は化土にならなければ、絆神強化の甲は三倍の強さ

になり習い立ての頃、滴宝先生は「草花を植えるような植木鉢に、大きな木を

植えるようなもの」と仰っておられました。日干(本人)にとって甲はしんどい

相手で干関係は良くありません。

推命経験では、虐めを受ける人や身体特に足の不自由な方を見ました。

しかし反骨精神が強いのでしょうか、皆さん夫々良い成果を出されています。

甲乙は、言語力の才を表して語学や短歌・詩の世界に身を投じている方もおられ

切ない自身の気持ちの表現は、苦労した人ならこその魅力があります。この方

は数学や物理、自身の体験を生かしたエッセイの出版や講演等の世界で活躍し

ておらられます。この方の場合調節期の丁運は偏印ですから印星の道と甲の

文書力等を生かした道、時の遭遇が一役買った命式と言えるでしょう。

病薬論の命式判断は命中には無用と役立つ干と支を見出して推命する

方法ですが、こうして推命してみますと不要な干支を見つけるのは非常に厄介

です。

この様に迷惑な干支の役立つ時期や役立て法を見出す推命法もあります。

私の場合、万年暦から手書きで書き写し、干合・冲・支合で力量を測り

大運を手書きしていくうちに思いつく事が多々あってそれに赴くまま推命

を行っています。手書きならではの思いつきです。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著     「改訂版 あなたの運命のすべて」

          「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

          「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2023/09/07 )

 

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http://sihoin.web.fc2.com/shihei9.html

子峰院の子平学・四柱推命 ( 正・偏官について )

 ブログを認(したた)めようと思いますが、残暑に翻弄されて頭の巡りがより

悪くなって思うように行きません。今回は出来るだけぐうたらを決め込んで

短文で終らせようと計画付いております。

 子平学は日干を基本に考える事から、日干を弱めるグループと強める

グループの二つに分けられ、喜忌は夫々のグループで分別されます。

(実際は、この様に単純ではありませんが・・・)

官星(正・偏官)とは、基本日干を尅し弱める働きがありますが、

見るに難しい天干だと思います。官星は日干を制尅するだけでなく、

日干を強める印星を生じ、食傷からは制尅される関係にありますが、

日干類と印星は同じグループで喜忌は同じになりますが、喜の日干を尅す

官星は悪い働きをしますが、弱い喜の印星を生じる官は忌であってもそんなに

悪くない場合が多々あります。

食神・傷官は、日干を洩気で弱めますから日干を弱める官星と同じグループ

に属しますが、傷官見官・食神制殺と言って、傷官と正官・食神と偏官の組み合

わせはその力量や還流関係や透干場所によっては同じグループであっても喜忌

は異なる事がよくありますから、その喜忌や象意の判断はより慎重になるべき

でしょう。

さて、官星は地位欲を現しますが、

正官の主な性格象意の一つに、目上に対しては礼儀正しく、目下に対しては

厳しい。それにたいして偏官の性格象意は、目下に対して優しく、目上には厳

しいがあります。

滴宝先生の偏官(殺)の面白象意とし、目上の人に対して「貴方の言い分も聞きま

すが、其の前に一寸私の言い分も聞いて下さい」があります。

官星の性格の拘りとして、「正邪に厳しい」と「義理人情に厚い」などが挙げられ

ますが、同じ様であって違うのがこの正邪と義理人情です。

経験から、付き合いの良いのは義理人情で、悪いのは正邪とも言えますし、

義理人情は恩ある人にはどんな事があっても「味方」のつき、恩があろうと無

かろうと正しい行動を取る側の味方につくのは正邪と言え、その基本的考

えは真逆に位置します。

官星の欲望の一つには「地位欲」がありますが、昇進等の地位向上にはやはり

後ろ盾や贔屓にしてくれる人が多ければ多い程有利になります。この場合は

義理人情に訴える事になるのでしょう。そうした組織に属した経験はありま

せんが仕事上ではよく耳にします。しかし義理人情には落とし穴がありまして

とんでもないハプニングと遭遇する事もあるようです。其点可能性は少なくても

正邪の道は一匹狼ですがチャンスの到来には身辺は清く、安全で着実に

可能性を現実に変えらる事は間違いないようです。

 

学友のお父様の話ですが)

高校卒業後公務員になり定年まで勤めた人でした。友達の

話では曲った事が嫌いな堅物で、盆や暮れの品を受け取らず不必要な交際

はせず勤めが終れば真っ直ぐに家に帰る様な変わり者だったそうです。

(変わり者と言えるかどうか?)

長い勤めの期間中に同僚達は色々な問題を起こし勤めを辞めていく人も少なく

無かったそうです。友の父親は付き合いの悪さから昇進を諦めていたそうです

が、退職の数年前にその生真面目さが買われて室長を命じられ定年まで全うし

たそうです。

友「くそ真面目な父を馬鹿にした期間が長くて申し訳なく後悔したけど、救いは

母がそんな父を尊敬し続けてくれた事、私は御蔭で形見の狭い思いをしないで

済んだ事には感謝しか無く、定年後の両親を大切にしようと思う。」と話してく

れた事を思い出します。

 

祖母には野菜作りの仲間が数人いまして、其の方達に市役所から野菜作りの

指導者が二ヵ月に一度程、同じ人が訪れていました。テーブルを囲んでの

講義や畑に出向いての指導でした。仲間達で季節のお礼をと考えた様でしたが

「お気遣いありませんように」と断わられたそうでした。それでも育った野菜は

出来栄えの確認の為にと仰って持ち帰る事があったそうです。この方がエリート

の公務員と知ったのはつい最近でした。

知り合いの若い男性は、国立大学と院を卒業後、国家公務員になりましたが、

指導者として東京から地方へ転勤、転勤先は知人のいない場所を選択しなけれ

ばいけないそうです。エリートなのにあ~この方も出世とは縁遠い世界へと行く

のだろうなーとつまらない事を考えました。大学の頃北海道で林業の仕事がした

いと仰っていましたから林業の指導員かな等と思っています。

祖母達の農業指導員は、この方と階級が同じ国家公務員だったのではと気付

かされました。さて、

 

そこで、子平学の豆知識

この様に、人生は20歳代で大方の目安が付く方が多くおられますが、以外に

思わず落とし穴もしくはチャンスは30代~40代に訪れます。それは元運で

の月柱、主には月干の干合が巡る運に位置します。月干の干合は忌運と決定

付ける推命も少なくありませんが、それですと30・40代の転角は誰でもが

落ち目と言う事になります。しかし人生はそんなに単純では無いと思われます。

勿論この月干の干合時期の見極めは非常に重要で見逃し出来ない時期です

 

平岡滴宝訳 新訳滴天髄、「通隔論」では

月干は、年干と日干の通関神として説明しております。

 

( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

平岡滴宝著   「改訂版 あなたの運命のすべて」

        「改訂版 子平学・四柱推命法深書」

                     「改訂版 秘本・子平廣論」 

 

( 子峰院 占い人・和珞 2023/08/26 )

 

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子峰院の子平学・四柱推命 ( 十二支の申 )

八月が始まりましたが、子平学・四柱推命では今月の月節の8月8日で

月干支は庚申に変わります。「立秋」ですね。

一寸、口づさみたくなりますね。

  ― 風たちぬ 今は秋 今日から私は心のた~び~びと~ ― 

そうです。暦の上ではこんなに暑いのに秋なのですね。話が又それてしまい

ました。

暦は不思議ですが、子平学・四柱推命に取って「暦」は切っても切れない重要な

関係です。

立秋」はその年によって違い、8月の8日か7日ですが、

今年は8日になります。

 

今回は 十二支の内の「」に挑戦いたします。

  ( 十二支 申について )

平岡滴宝訳 神峰通考 干支体象詩 申宮詩曰 から

最初に「申金剛健月支逢」 月支の申は剛健、

最後に「温柔珠玉不相同」 申がどう言う状態かを知ろうと思えば、暖かい

、柔らかい、真珠、玉なのかなど、その状態をまず知るべきです。

ご存知の様に、同じ地支でも場所によってその強さは変わり、勿論月支が

1番ですし、人生の前後半で強さが変わる場所もあります。

月支の強さが1番強くても申の場合、どの命式でも剛健と言う訳に行かな

いのは当然の事ですから、推命時には見極めが重要になります。

申金の文と温柔の文の間には申の有り様を面白く書いています。

申は水の会局、金の方局に属しますが正気は庚ですし月令(月支蔵干)は

8月の1ヶ月間「庚」で通します。申詩には「子辰局裏得光鋒」ともあり、水局

の申を言い、色々と勉強になる話が満載しております。

「温柔珠玉不相同」は酉か辛の話では無いかと疑われる人も少なからずいる

のではと思いましたが、間違いなく「申宮」です。

 

さて補注では、

命式のあらゆる状態の申と側支の他の十二支との関係の説明がありますし

申が怜悧、頑健、温情、温と柔、玉、剛頑、剛と柔 等々の説明が多彩です。

申宮詩曰の補注最後には、

位置に関しては子の項でのべましたが、これはすべての地支においても

同じですし、質の考え方にもあてはまります。

又側支と、離れている場合での順序は、当然側支との関係が先です。」

と述べております。

 ※色変えの文は本文を書き写しおります。

                

( 子平学・四柱推命の豆知識 )

 申は、上記の通り金水を強めますが庚と壬をより強めます。申は金と水と

通用門であり還流があれば、壬水を尚強める役割をします。

又「金多ければ、水は反って濁る」と言われる事から月支の申が壬水を支えて

いれば良し悪しは兎も角その傾向と考えて良いでしょう。

水が清ければ良いかと言えば現実では、誠実面では良しとしても、融通の利か

なさで出る場合は義理人情には不利な事が多い様ですし、時に贔屓に期待する

場合等は思う様な期待は望めない事が多々あります。

経験上「濁り」は不都合では無い場合があります。しかし、濁りの短所である

象意は子平学・四柱推命では知っておく必要は当然あります。

 

唐突に!( 家を買う時 )

子平学・四柱推命に引かれた理由の一つには、「家」があります。

家を買う時、選ぶ時、個人に取って家を買う事は人生の一大事業で出費は

膨大な金額になりますから慎重な選択が必要です。

今回は、そう言った観点から占いとは関係は有りませんが少しでも役立てば

と思い現実的なお話を書きたいと思います。

 知人に頼まれて新築建売の物件を見に行った時の事です。

その日は大降りの雨でしたが、前もっての約束で双方の都合から日にちの変更

はできませんでした。家は三階建て出窓があり見た目には素敵な家でした。

互いにお風呂やトイレと隅々を見て廻りあーだのこーだの言って点検して

長い時間を新築の家で過ごしていると、雨は酷くなるばかりでした。

大きな音がする出窓を見れば、出窓の取り付け部分からザーザーと雨漏りが

していて、彼女「駄目だコリャ」と言って不動産屋さんも大いに納得、

そそくさと物件から遠のいた事がありました。

大降りの雨の日に、物件を見学は悪くはなさそう」と言う話でした。

 お し ま い      

 

今日は食糧不足が何日も続いた沖縄にやっと、日本航空とイオンが支援物資の

緊急輸送を始めたとのニュースを聞いて「良かった」と声を

つい挙げてしまいました。

                     ※無断転載禁ず

 

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( 子峰院 占い人・和珞 2023/08/08 )

 

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