私は冬生まれの割には日中の時間帯は苦手です。何故かといえば月支以外は
火支の巳寅未で戊山に薄っすら積もった喜の癸財が、日中の日差によって蒸発して
しまうからです。
昼が苦手な理由等考えた事はありませんでしたが、最近になってやっと気がつきま
した。買い物等の用事は別として、運動の為の散歩は毎晩夕食を済ませて出かけま
す。それも若い娘さんなら絶対行ってはいけない様な場所に・・・、木々や雑草に
覆われた夜道を今でしたら虫の音を聞きながら歩きますが、それでも時々何時も顔
を合わす人と、すれ違ったり追い抜かれたり「こんばんは」と挨拶を交わして前進
します。と、言っても人通りは僅かに過ぎず、先日九月の始め何時もより
もっと蒸し暑い夜のせいか、人っ子一人通る様子も無く懐中電灯を手に何時もの
ように歩を進めいて行きますと、口笛の音が聞え耳を澄ませばどうも後ろからの
様で自転車の音も・・・自転車が追い越して行きました。1分も経ったでしょうか
同じ曲で又口笛が背後から聞えます。「あれ!?」と思うも後ろを振り返るのも
嫌な気分でしたから真っ直ぐ前だけ向いて歩いていると、何時しか口笛が止み暫く
して振り返っても人の気配は無く、なら!其の続きを私が吹いてやろうではない
かと意気込み口をすぼめ突き出して吹こうとしても出るのは気の抜けた様な僅か
に勢いづいている擦れた音の息音ばかり、それからは年甲斐も無くスキップで
家路へと・・・
誰だったのでしょうか?2023年、晩夏の思い出送り物を下さったのは?
さて、次は
< 甲と乙の関係 >
神峰通考 干支体象詩 「甲木詩日」では、
「源無枝葉與根荄」(もともと甲木は枝葉や根のついたものの名称ではあり
ません)続けて(自然界で長い期間生き続けるにはこまかい土や湿った土に
素直にむきあって、根を深くうめなければならない)と・・・・まだまだ続き
ますが。
古説では「甲と乙の関係は甲木に対して側干の乙木は蔓や枝葉に例えられ
て、巻きついたり枝葉となって甲木の養分を横取りする乙は、甲に取っては迷惑
な弟(きのと=木の弟)であって、乙は甲を強めない。」と、解釈しています。
自説ですが、「透干の干を強めるのには比和(同気)の干を使うと良い」の論説に
対しての異論と考えると頷けます。
「この場合乙は甲を強めない」では、どうすれば甲木を強めるのか?今回はそれ
にはあまり触れず、甲に取っての乙、特に今回は甲日生まれの乙の役目等に付
いて書き進めて行きけたらと思います。
甲日の乙の通変星は敗財、甲の一途さに乙の敗財の融通性等が加わり
この場合、特に華やかさ賑やかさがが増し其の表現力は、話題が豊富で話上手。
文書なら副詞や形容詞の使い方等に魅力がありそうです。
又、甲木が最も恐れるのは庚金ですが、月支蔵干(月令)が庚辛以外であれば、
乙は庚を合去ですから非常に役立つ弟ですし、月令が金なら庚乙は化金で厄介な
弟になります。秋生まれは特に恐怖心が顕著ですから、心の萎縮等による弊害等
を注意深く見ています。枝葉や蔓になれば養分の横取りですから、養分不足なら乙
は甲に取って迷惑な存在ですが、養分過多であれば反対で非常に役立つ乙になりま
す。又前者であれば嫌でも甲は乙に従い(奉仕?)後者では押し付けられて乙は甲に
従う(奉仕?)形ですが、地支の根幹は同じ結局のところは一連斲所です。
この様な事からは、性格 表現力、見た目と本質、人間関係、精神面等を
見る事が出来ます。
どうでも良い様に見えますが詳細を把握する事で、相談内容等によっては良い
アドバイスのヒントに繋がります。
※乙が枝葉や蔓となるのは、勿論甲の側干の場合だけです、日干甲に年干乙の
様な場合は単体で考えた方が良いでしょう。
< 子平学の豆知識 >
年支と日支が同じであれば、特に男性の場合結婚は難しい様です。
結婚を、お希望であれば、独立可能な早い時期に、母親とは別居した方が宜しい
でしょう。特に日干と年支・日支が繫がっていればその傾向は強いようです。
( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )
平岡滴宝訳 「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」
平岡滴宝著 「改訂版 あなたの運命のすべて」
「改訂版 子平学・四柱推命法深書」
「改訂版 秘本・子平廣論」
( 子峰院 占い人・和珞 2023/09/18 )
子峰院へのお問い合わせはこちら
↓
子峰院ホームページ
子峰院 【最新改訂版 子平学 四柱推命法 皆伝書】