子峰院の子平学・四柱推命 (日干丙について)

 「日干だけでものを言うな」と、よくこの道でのお偉い方々が仰います。かくて

以前の私も同様の考えでしたが、長年続けていますと「そうとも言えないな」と

言う考えに変わってきました。例えば

丙日の人は、草花や野菜を育成栽培が好きで上手な所があります。これは晩

年定年過ぎて特にその傾向にあります。又子育ても上手とお見受けいたしま

す。子供が成人すれば同居を好みませんが、一人前になるまではどんな協力

も惜しみません。一端社会進出すれば裏を返したように家から追い出した

様で、同居の人を思い出せません。

 近所の高い木に毎年カラスが巣を作ります。子育て最中は近くに人を見つけ

ると狂ったかの様に攻撃を仕掛けてきいます。私も木の枝を上から落とされた

経験が有ります。子供が成長して飛べる様になると、付きっきりで見守ります

がチャンと飛べる様になると、反対に巣や親に近付こうとすれば異様な

泣き声で威嚇、自立をトコトン促します。カラスながら毎年それを見ては

「あっぱれ」と思わず言ってしまいます。↓

            

 カラスと比べるなんて非常に失礼では有りますが、丙日生まれの人はその

「あっぱれ!さ」がそっくりだと思います。

日本でも指折りの大会社の部長まで務めた丙日生まれの人「定年したら何を

するのですか」と聞けば「農業をしたいと思います」と言った方がおられまし

たが、都市近郊に邸宅を構えており田舎への移住は伴侶との折り合いの都合で

叶いませんでした。しかし、近所の大きな畑を分割した狭い畑を借りる事が

可能になり、そこで何種類かの野菜を栽培して現在は余生を楽しんでいます。

先日用事で、ご近所に伺う事があって出逢いしましたら、この暑い最中肩には

鍬、頭には麦藁帽子少しばかりの会話では、キュウリやナス、カボチャの出来

栄えを心配しておりました。この方も勿論子供さんとは同居しておりません。

又趣味仲間の女性 日干丙1干0支 時干強い壬 弱いながら光輝相映、

喜の殺持ちの身弱、地上に降りて来るのを恐れるシャイな人ですが、

伴侶を還暦間近で無くし「さみしい」と毎日涙していました。

それでも、六人の子供達を縛り付ける事無く外国や遠い都会で活躍。

彼女も独居、近くに住む伴侶の母親の畑で「淋しい」と言いながら野菜や

花の栽培と義母のお相手に日々勤しんでおります。

僅か二例ですが、ご近所の丙さん達も分割の畑を借りたり大小のプランター

等で花に限らずオクラやナス・ミニトマト・キュウリ等栽培、他の方々の

それと比べれば量と質、手入れにはかなりの差があるな、と感じています。

この方々も例外なく、伴侶と二人ないし独居で、子供さん達は皆さん

仕事に就き立派に独立されております。この様に観察する者としては、

丙日生まれの方々の同一性を、古書には有りませんが信じて疑いません。

 例外はお一人、障害者の子供さんをしっかりお家で面倒を見ておられます。

私の鑑定例は、かなり少ない方ですから「経験不足が何を言う」とお叱りを

受けても仕方有りませんが

 私の場合、丙日生まれに係わらず、古書には全く書いていない事で

全ての十干には、経験から感じる同一性があります。

推命に役立たなければブログに書く意味が有りませんが、

念頭に入れて自分なりに役立てていますし、依頼者には、確認出切る内容で

あれば尋ねては確認しております。

 

滴天髄、天干論 丙火では、「丙火は猛烈」で始まっていますし、

 

(神峯氏の干支体象詩では、「丙火明明一太陽 原従正大立綱常」

丙火は非常に明るく、太陽のようなものです。

最初から公明正大なもののたとえとして、人の踏むべき大道の手本です。」

(平岡滴宝訳 神峰通考 干支体象詩 より)

と、始まっています。

 

(ブログの参考文献 )

平岡滴宝訳  「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」

 

( 子峰院 占い人・和珞 2022/09/17 )

 

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