閲覧頂き、ありがとうございます。毎月思いの他多くの方々に閲覧頂いて驚い
ております。
午月はあと僅かになりました。私の手持ちの資料によれば7月7日が節日
節時間は17時31分となっております。7月7日は「小暑」で「七夕」
月干支は同日17時30分迄は「戊午」で17時31分から「己未」へと
変わります。七夕です!短冊にどんな願い事を書かれましたでしょうか?
私は「世界平和」の他は矛盾していますが「棚ボタ」に「自力本願」を
書きました。
今回は平岡滴宝訳 神峰通考・干支体象詩から午と未について少し書きます。
( 本文序から、
神峰通考とは、通常中国の人と言われる。神峯張楠氏の作とされています。
正確には神峰通考命理正宗と呼ばれるこの書は氏の著と編纂で成立して
おりますが、中でも天干体象全編論は氏の言といわれています。
前言から、
原文は命理正宗と渕海子平にのっている文面を対照させ万を期しました。)
今回は、午宮詩日(六小節目)を書いて見ました
「戌寅同見超光明」と、直訳では「地支に戌寅があって火局になっている午は
、非常に強いものです。」
補注では
「午の1支の強さは月支が1番ですが、火の会局で一段と強くなるのは地支
中では午だけで、寅や戌は午を助けていることになります。」)
〇こうした考え方は、支える天干の他の干からの尅に対しての抵抗力や質
を知る事ができます。
〇夫々の地支が冲・支合で抜ける時期の程度を推す必要があります。
〇地支で人間関係を見る場合に役立ちます。
〇午は火の専支で体陽用陰、月令丁は天干丙をより強めます。
〇夫々地支蔵干の役目や風景への注目は、推命には役立ちます。
未宮詩曰から、今回は(二小節目)を選びました。
「藏官藏印又藏財」意味:未は藏干によっては財干印の三種の通変星を
もっています。」)
例えば日干が金であれば、木の財 火の官 土の印の様にです。
通根はありませんが、側干、源流還流があれば関係性は生じます。
又、色々と考えは巡りますが、未の特徴は三気の雑気木火土を、特に乙丁己
を強め乙→丁→己と木火通命の順生ですから、例えば火が日干なら印と
児(食傷)の通変で、児が有利となり、食傷が忌なら有情で喜なら無情と
言う事になります。
しかし、三小節目には「近無卯亥形難變」と意味深な事を書いています。
未は雑気三気の為児の蔵干がある事が多々あります。何故財官印に
拘るのでしょうか、古く昔は財官印の命式は非常に良いとの評価からでは
無いかと個人的に思いました。しかし 滴天髄は「異路の功名軽しと説くなかれ」
と言っています。異路を食傷と見る時現在では大いに活躍されている方は大勢
おられます。未は順生児を財に繋げる事もあります。
そうした利点を活かす事も大切かと思います。しかし
未は陰支の上蔵干中の乙己は水分不足、水を欲しがりますから乙己を支える
ならそうした意味からも、未と相性の良いもう一支が欲しいものです。
こうした事が「近無卯亥形難變」へと続いたのかな等と不勉強ながら考え
ました。干支体象詩の十干十二支の訳や補注では、推命に役立つ興味深い
話が多く表記されております。
さて、暦の上の季節は、夏は終りへと向かっています。
松尾芭蕉の夏の句から一句
― 朝露によごれて涼しい瓜の泥 ―
瓜の泥から涼しさを感じる珍しい句です。
子供の頃、暑い最中庭に少し泥のついた瓜に限らずスイカ・かぼちゃ
キュウリ等々が横たわっていた事が懐かしく思い出されます。
瓜は幾種類かありますがその頃の瓜はどんな瓜だったのでしょうか
( 子峰院の出版物 及び ブログの参考文献 )
平岡滴宝訳 「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」
平岡滴宝著 「改訂版 あなたの運命のすべて」
「改訂版 子平学・四柱推命法深書」
「改訂版 秘本・子平廣論」
( 子峰院 占い人・和珞 2023/07/06 )
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