ブログをそろそろ書かないと、と思いましたが何を書けば良いのか
思つきません。
老いのせいでしょうか?それとも鈍ら癖のせいでしょうか?
年末は、買出しやお節の用意、正月は食事の世話は何時もより大層で、洗濯等
の通常の仕事もサボれず、要領の悪い私は、正月は思うほどしたい事が出来ま
せんでした。そうそう、この場は愚痴をこぼすところではありませんでした。
遅ればせながらの
「明けまして、おめでとうございます。本年も宜しゅうお願いします。」
短縮して「あけおめ、ことよろ」と若い方から御挨拶を頂きました。
さて、そろそろ老いと鈍ら癖のついたこの頭で、ブログ始めをしましょう。
通変星について用意をしていましたが、まだ出来上がっていませんので
ネタを、私のTwitterから見つけてきました。
昨年末から、徐大升氏の「反生反尅の理」を呟いていましたから、
それを書きます。
1、徐大升曰:「火能生土、土多火晦。」
( 火は土を生じるけれど、土多ければ火は晦(くら)みます。 )
〇丁(地上の火)火は土を生じ、炉の様になって火を守る役目をしますが、
火が小さく炉が大きすぎれば、覆われた火の輝き・灯りは返って見え
難くなる事があります。土が強まる時期がポイントになります。
〇又、戊(山)と丙(太陽)も同じ事が言え、戊山に挟まれた丙は両側山向こうに
影を作ります。この関係は喜忌を同じくする事もありますから、双方の通変星や
強さ等は運でのポイント・行方・象意を見つけるヒントになりそうです。
※象意としては、陰・日向のある人等と見ますが、秘め事等と見る場合も
あります。日干が丙の場合大運で戊、年運でもう片方の戊が合去
両側の戊が無くなった時はどうなるかがポイントになる事もあります。
2、徐大升曰:「土賴火生、火多土焦。」
(土は、土を生じる火に頼るが、火が強ければ返って土は焦げる)
〇 例えば、丁火は土(戊己)を生じ戊己は炉の様になって丁を守りますが
(護丁作用)、丁火が強すぎれば、炉は乾き(焦げ)ひび割れ挙句には炉は
壊れて丁を護る力を失う場合もあります。
※丁は、ゆらぎやすく不安定になりがち、護丁された強い丁は、時に炎が
あふれる状態を起こします。あふれた分だけ感情が出やすいと言う事ですが
上記の場合土が焦げれば炉にひびが生じ、ひびの隙間から丁の炎は溢れ出
た状態は感情が時と場合によっては、その激しさを顕わにする事があります。
※1と2の文は意味が重複している様ですが、その意味は全く異なります。
1のポイントは運で土が強まる時期がポイント、2のポイントは火が
強くなる時期と言えます。双方共象意は喜忌運で異なりますが忌運は最も
注意すべき時期になります。
平岡滴宝先生は、「生尅制洩」「生尅制化」の理論は勿論、徐大升氏が説か
れた、この「反生反尅の理」と言う十干の特殊性をも重要視されました事から、
神峰通考・干支体象支、特に補注ではその多くを取り入れ解説・説明をしています。
先生は、御近所の方々に信頼され方でしたし、実践の鑑定の多くはそうした知人
からの紹介でした事から、鑑定その後を様々な形で追尾を可能に出来ました。
著書は、そうした実践を参考にして説明をされています。
平岡滴宝訳 神峯通考・干支体象支、丁火詩曰 より
丁日詩は最後の文です。「 其間衰旺當分曉 旺比一爐衰一檠 」
その間すいおうは、まさにぶんぎょうすべし
比、おおずればいちろで、すいはいっけい
直訳:丁の状態も、よく見分けなければなりませんが
丁火が強ければ戊の方が良く、弱い丁には己が良いでしょう。
意訳:丁火は1干0支から何干何支、生月での旺衰など色々ありますから
見分ける必要があります。しかし丁火はゆらぎやすく、不安定になりがちですから
強い丁には炉があれば突発的な感情を制することが出来ますし、弱い丁には
己の手燭があれば炎の安定に役立ちます。
時々子平・四柱推命に関する中国のブログらしきものを、偶然にも目にする事が
ありますがこの「反生反尅の理」を面白く紹介されているのがあります。ただ
上記の様に重複では無いかと思われるのが多くありますが、その解説はなる程
と納得でき面白いと思う事が度々ありました。中国の子平・四柱推命の占術を
される方達は、どうもこの「反生反尅の理」に慣れ親しんでいるようです。
ブログでは、その感想などの御報告をしたいと思っています。
(ブログの参考文献 )
平岡滴宝訳 「改訂版 新訳・滴天髄」 「改訂版 神峰通考干支体象詩」
平岡滴宝著 「改訂版 あなたの運命のすべて」
「改訂版 子平学・四柱推命法深書」
「改訂版 秘本・子平廣論」
( 子峰院 占い人・和珞 2023/01/04 )
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