子峰院の子平学・四柱推命(半合と局と専支について)

見出しの局とは、方局と会局をのことです。 半合とは、専支と同気の三合会局ないし方局の内の1支が揃う事を言います。 例えば、火の専支「午」と寅・巳・未・戌の何れかの組み合わせを言います。 すなわち午と寅、午と巳、午と未、午と戌が主に隣同士に並ぶ組…

創作小説 < アイツ・10 >

郷里より届いた最後の芋から芽が出てきました。あまりに可愛いので端を切って 深めの陶器の皿に水をはって置きましたら、数日後芽は成長、水に浸かっている 切る口付近から根も生えてきました。貧しい我が家の観葉植物です。 家族1「いつまでそんな所にほっ…

子峰院の子平学・四柱推命 (鑑定例133)

先日Twitterで、正・偏官のことを呟きましたら反応を頂きました。 過去の鑑定書の下書きノートと見ますと、私に取りましては、珍しい命式が 見つかりました。若かりし頃の鑑定例です。天干は水と土だけの命式で、 偏官は強く、それ以上に比肩が非常に強い命式…

創作小説 < アイツ・9 >

子平学についての最新ブログ ↓ sihoin-waraku.hateblo.jp ( 不安 ) 運動会が終り、文化祭の準備に取り掛かろうと園芸部と書道部の二つの部の事で 不安と気懸かりな気持ちで過ごしていると、園芸部の美枝が「園芸部の事は心配し なくても大丈夫だよ。少しず…

子峰院の子平学・四柱推命(財星運と食傷、特に食神について)

ブログを閲覧頂き、有難う御座います。 アクセス数は以前に比べるますと随分減りましたが、私が思う以上に多くの 方々に閲覧頂いているのは確かです。 昨日9日の日曜日も更新していないのにアクセス数が多いのは「申し訳ない」 と、今朝アクセス数を確認し…

子峰院の子平学・四柱推命(和珞、十二支の戌を好き放題に書く)

子平学・四柱推命は生年月日時の十干十二支を柱にして、推命(占い)を 行います。ご存知の通り日本ではこの占いを新たに「四柱推命」と言い、的を得た 呼称が付けられています。十二支は十干と共に子平学には欠かせないものですが どうしても十干が重視されが…

創作小説 < アイツ・8 >

めっきり秋です!一日の仕事を終え健康の為の散歩に出かけると、外は暗く なり、虫達の合唱と見上げる夜空の主人公お月さまが微笑んでくれているかの 様に見えます。虫の声と鼻歌交じりの私の歌とセッション! 「今日も一寸頑張った!」と自己満足に浸る散歩…

子峰院の子平学・四柱推命(鑑定例132)

今年の八月はとても暑く夏休みを決め込んでいましたが、「どうしても」と言う 依頼が数件飛び込んで来ました。それも経験以来珍しい命式ばかりで、頭を抱え 込んだ八月でした。この命式もその中の1件です。 推命仲間との会話で「内格で、日干類が強く身旺で…

子峰院の子平学・四柱推命 (日干丙について)

「日干だけでものを言うな」と、よくこの道でのお偉い方々が仰います。かくて 以前の私も同様の考えでしたが、長年続けていますと「そうとも言えないな」と 言う考えに変わってきました。例えば 丙日の人は、草花や野菜を育成栽培が好きで上手な所があります…

創作小説 < アイツ・7 >

子平学・四柱推命に関する最新記事 滴天髄 絆神論と反尅 ↓ https://sihoin-waraku.hateblo.jp/entry/2022/09/07/145212 ( 山登り ) 女郎花や萩やススキ、リンドウ等の草花が山道脇にチラホラ咲き皆 で秋の山道を楽しんだ、国内の有名な山に比べれば標高は低…

滴天髄・絆神論(任氏・きはん)と反尅

滴天髄は従来の四柱推命学を、より進歩させる原因ともなった 最初の原書名です。 この書を編纂したのは、中国は明の太宗朱元璋を助けた「劉伯温」と言う人です。 「新訳 滴天髄」より <絆神論> 門を出て、天涯に向かいて遊ぶをようすれば なんで、くんさい…

創作小説 < アイツ・6 >

子峰院の子平学・四柱推命 最新ブログ ↓( 鑑定例131 ) https://sihoin-waraku.hateblo.jp/entry/2022/08/29/102318 アイツ・6は夏休みの話です。夏休み中に書きたかったのですが 予定通りに行かないのが、悲しいかな私の人生です。 ※この話はフィクショ…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例131 )

官に財、そして印星の透干があれば「三貴の命」と言われ良い命式だそうですが 本当にそうなのでしょうか。この方もとても誉められたそうですが「誉め言葉より も現実的な話が聞きたい」と御家族からの依頼でした。暴力的だと・・・ (芥川龍之介の代表作であ…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 十二支未の刑について )

お盆の14~16日の間はゆっくり休憩して溜めて置いた録画の映画を観たり、 本を読む計画でしたが、以前依頼のあった方から挨拶方々再度の依頼相談 があり、計画通とは反対にゆっくりとは行きませんでした。 前回十二支未の刑について書き残しがあり、早々心残…

創作小説 < アイツ・5 >

2022年お盆も最後の一日となりました。昔は庭先で家族たちは8月13日の夕方は 迎え火を、16日の夕方は送り火なるものを炊いていましたが現在は火の不始末が恐 いのでしていません。 子峰院の子平学・四柱推命の最新のブログはこちら ↓ < 和珞、十二支の未を好…

子峰院の子平学・四柱推命 (和珞、十二支の未を好き放題に書く)

平岡滴宝先生の著書によれば、命理約言や滴天髄 輯要を書かれた陳素庵氏 や命理尋言や滴天髄、補注・造化元論・窮通宝鑑を書かれた徐楽吾氏は、 「地支は複雑で簡単に説明しにくい」と表現されたそうです。 私は生意気にも、この地支を語る事が大好きです。…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 鑑定例130 )

適職の勉強には理論も必要かも知れませんが、職種溢れる現在では現実に ある職業に就き馴れ親しみ全うした人の命を見る事も勉強になると痛感 しています。そして日々あらゆる分野の職業人を時間推定では有りますが見て 勉強しています。 今回のブログはその…

創作小説 < アイツ・4 >

ブログを見てくれている知人から「アイツ」の続きはまだですか? と聞かれ、楽しみにしてくれている人もいるのだとわかり、腰を 上げました。 子平学・四柱推命に関する最新ブログはこちら 題して、子峰院の子平学・四柱推命( 滴天髄の生時論と源流論からの推…

子峰院の子平学・四柱推命( 滴天髄の生時論と源流論からの推命法 )

先日のTwitterでは、時支と源流を元にした命式の見方を呟きました事から 今回は、「滴天髄」の生時論と源流論を根拠にした見方を御紹介したいと 思います。 平岡滴宝先生に子平学を習い始めてから、鑑定の勉強にはノートの見開き2ペー ジを1人分に使いまし…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例129 )

今回は丁を護丁するには戊土、それとも己土が良いのかを考えてみました。 「 平岡滴宝著 子平学・四柱推命法深書、丁←戊より 丁と戊の関係では、戊は炉と考えます。命式上に、丁火に見合った強さの戊が あれば丁火の状態は激しい感情などと共に非常に安定しま…

子峰院の子平学・四柱推命( 干支体象詩巳詩と元運の応用 )

元運の見方の応用は多数ありますが、その一つに 母親と社会環境、伴侶と社会環境、伴侶と子供の関係を見る事ができます。 (下記説明) 今回は神峰・干支体象詩、巳詩の1文から 滴天髄の元運を元にした見方まで 飛んでしまいました。これぞ「和珞の暴走」で御…

創作小説 < アイツ・3 >

( この話はフィクションです ) アイツと郁(かおる)) 明日は文化祭と言う日の放課後 大勢の父兄が見学に来るからと花壇を綺麗にする 為に園芸部の仕事をして、その日は何時もより遅くなった。 通学路の違う美枝と別れて学校を出ると橋を渡りかけた時 橋…

子峰院の子平学・四柱推命( 大運について )

今回は大運について書きました。大運は十年で見る いえ 五年で見る等と その論争は尽きる事を知りません。今回私もその論争のお仲間入りをさせて 頂きました。と言っても平岡滴宝式で(大口を叩いておいて)一寸だけ論じて みました。 平岡滴宝著 子平学・四…

創作小説 < アイツ・2 >

校長先生) 二学期は体育祭や文化祭 そして二年生は生徒会委員の選抜選挙等が あって学校は何やら慌しい様子だったがスポーツは嫌いで体育祭は 無ければ良いと思うくらいだし、文化祭にも興味が無く、生徒会も 二年生の問題で毎日が何と無く過ぎて行く感じで…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例128 )

< 鑑定例128 > この命式は特殊な従財格になります。 滴天髄は寒暖論で言います。 「地道に燥湿あり、品彙を生成し、人道これを得れば偏るべからず。」 と。地支に寅未の火支があって天干に壬癸の字を見ない命式ですから 寒暖論で言う、完全なる「燥の命…

創作小説 < アイツ・Ⅰ >

( ※この話はフィクションです ) アイツと初めて会ったのは、中学一年生の夏休みが終り二学期の 始業式の日だった。教壇に立って担任に紹介されたアイツは、背が高く 後に皆が言う、牛乳瓶の底の様な眼鏡をかけていた。 最初の印象としては「なんと覇気の無…

子峰院の子平学・四柱推命( 子供の行動性と子平学・四柱推命 )

あるご婦人のお話しです。 都会より初めて、気の合ったご婦人方と子供連れで田舎の川遊びに 行った時の事です。 そんなに川幅は広くなく当日は数日前から雨も降っていなかった為 水量も多くなく、水辺には子供達が遊んだり皆が休むには程好い広さの砂浜も 有…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例127 )

< 和珞の鑑定例127 > 今回のブログは鑑定例と決めて鑑定経験の中から、是と定め書き始めまし たが二回程今の社会情勢の流れによって、これはまずいと思い中断しました。 しかし私の依頼者方は、人生にかなり問題を抱えて参ります事からどうしても 両手…

子峰院の子平学・四柱推命( おもしろ通変星 印綬と偏印(倒食) )

日干比劫敗を生じて強める干を印星と言います。又印干は、財干から尅され、 食傷(児)干を尅し、官干から生じらる関係にあります。 日干と陰陽を同じくする印干は偏印、陰陽が異なる印干を印綬と言います。 両印星を、勉学の神様と見る事が多い様ですが、平岡…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例126 ) 

印日干比(A)3に対し、児財(B)いずれかが1の場合内・外格の決め方は 難しいと思います。外格の場合は必ず干関係なりのAはBの3倍以上が 必要になり干関係によれば以下の事もある訳です。 この命式は(下記説明)外格であれば、壬財は忌で疵=病の干になり 運…