子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例126 ) 

印日干比(A)3に対し、児財(B)いずれかが1の場合内・外格の決め方は 難しいと思います。外格の場合は必ず干関係なりのAはBの3倍以上が 必要になり干関係によれば以下の事もある訳です。 この命式は(下記説明)外格であれば、壬財は忌で疵=病の干になり 運…

子峰院の子平学・四柱推命( 滴天髄 通天論の順・悖について )

このブログは「子峰院」発行 平岡滴宝訳 新訳・滴天髄を参考にしています。 命式の順・悖について今まで意識して考えた事が有りませんでしたが、 今回真正面から、自分なりの順・悖について考えてみようと挑戦して見ました。 桜の花が散り始めました。小さな青…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例125 ) 

この命式の方は、現在陶芸のお仕事に就き頑張っておられます。 最初はお母様より、娘さんお二人の事で対面鑑定の依頼を受けましたが 鑑定が終って「もう一人の娘を見ていただけませんか?」と恥ずかしそうに 申し出があり急遽の鑑定となりました。当時未熟な…

子峰院の子平学・四柱推命 ( 敗財と劫財 ) 

命式には、本人に取って都合が良い命式と 他人に取って都合が良い 命式がある様な気がしてなりません。今回は敗財では無く 主に「劫財」について書いてみました。 さて、日干と劫財の命式は本人に取って都合が良い命式でしょうか? 敗財とは、日干が陽干なら…

子峰院の子平学・四柱推命( 鑑定例124 )  

この命式に出会った時 一瞬でとりこになりました。いわゆる一目惚れです。 人間は皆同じと言いますが、私にはこれ程素晴らしい命式の持ち主からの 依頼は殆ど無いのではと思います。一目惚れついでに推命をさせて頂きました。 推命の大運には喜忌の印を入れ…

子峰院の子平学・四柱推命( 彼女の身の上話№4 )

< 日干を強めるグループと日干を弱めるグループの 平均が取れた命式は中庸の命式の部類に入ります。> 平岡滴宝式子平学を、私がブログにする時 〇日干を強める、両印星と比肩・敗財・劫財を一つのグループと考え このグループをAグループ、省略してAと書く事…

平岡滴宝訳 「四柱推命秘則 新訳 滴天髄 隠顕論」を読む

このブログは、 平岡滴宝先生の訳による「新訳 滴天髄」を参考に書きました。 滴宝先生の看命方の最大なる特徴は 天干と地支の強さを何干何支と言う 具合に数字に置き換える処にあります。勿論数字が全てでは有りません。 数字化は、月令(季節)と同気の天干…

子峰院 和珞の鑑定例123

今回の命式は、木2・火3・土2・金3・水3、割に五気のバランスが取れた命式 で「中庸で良い命式」と言われる方も多いかと思います。 19才大運は、乙運に入ったばかりの頃稀に観る良い成果を挙げましたが、 性格的な事から「この調子が何時まで続くのか」と…

和珞と子平学・四柱推命 №7(子平心理学)

孫が生まれた事を切っ掛けに本職を投げ出した私は、孫離れの為にも、 家庭生活を重視して次に生きる道を模索している頃 趣味仲間や郷里の看護師の義姉や事業をしている叔母や高校の級友からの 紹介で、推占術の依頼の仕事量は結構有り、同時にその相談内容は…

和珞と子平学・四柱推命 №6(彼の身の上話 №2)

< 天干体象について > ※天干体象とは、自然界と十天干の基本的な対比 即ち干関係を言います。 子平学・四柱推命法深書の中で平岡滴宝先生は 「四柱八字の命式は、四天干の旺衰強弱や天干の並び方の他に、体象としての 関係がわかってこそ、初めて喜や忌に…

子峰院  和珞の鑑定例122

平岡滴宝先生に支持した数十年前ワンツーマンの講義は理論の他、幾人かの 推命をノートの見開き左側に命式・大運と内容を書き指導を仰ぎました。 開いた右側は師によって、殴り書きの様に縦横斜めと多きめの 漢字二・三・四字と書いてくれましたが、当時その意…

和珞、丑を好き放題に書く!

丑は十二支の二番目の地支で 水金土を強め特に己辛癸を強めます。 蔵干の内水は三合会局 金は方局に属し、己は冬を担当します。 丑は陽暦では1月を受け持ち、1月の月令は節日より12日目までが癸 それ以降 2月の節日前日までは己となります。己の時期は冬…

そのお題頂戴します( NO1 )  「ないよりまし干について」

推命仲間から「天干1干0支と弱く 強い制尅を受けていれば「1」の強さも 無くなる事もあるのに、何故1の数字をいれるか?それは皆無に等しい、 と言う意見に対してどう思われます」との質問あり、 「天干に1干あれば力があろうが無かろうが 1干は1干 …

子峰院  和珞の鑑定例121

命式は、化水格の外格・弱従旺格です。 この人は医療従事者、命に携る仕事に従事しながら悲しくも貴い数人の 命に手をかけてしまいました。 この命式で、学生時代はお喋りを交すような親しい友達は少なく根暗だと そして仕事場では不器用で要領の悪さは、叱…

子峰院  和珞の鑑定例120

最近のTwitterでは、先・後について呟いています。 (先後の考え方は、命式によってその人が性格的に最初どの様な考え方で 始まり、結局どのやり方で人生を送ってゆくのかを主体に見分ける方法です。 体用の考え方とほぼ同じですが、体用の考え方は主に日干の…

滴天髄は衆寡論 と 外格( 彼女の身の上話№3 )

強きをおさえ、弱きを助ける者は常理、 強きを用いて弱きをすてるものは元機なり 滴天髄は衆寡論です。 「強きをおさえ」は、用神法では扶抑で格名は内格にあたります。 「強きを用いて」は、用神法は専旺で格名は外格に当たります。 順逆論では、外格は「特…

子峰院  和珞の鑑定例№119

「結婚して数年が経つのに子供ができないのですが、可愛い赤ちゃんを この手に抱く事が出来るのでしょうか」と、若い方達からこの様な相談での 依頼が舞い込む事は少なく有りません。 < 命式・女性 > 時 日 月 年 干合・冲・支合なし 財 倒 才 月令-庚 季節…

旺衰と強弱について と 家を建てる時

( 平岡滴宝訳 新訳滴天髄 はじめに )より 従来旺旺衰と強弱の強さの比較は、これまであいまいであったと 思いますが、今回私はその両方を数字で明確にしました。 平岡滴宝式子平学の最大の特徴は、旺衰と強弱そして絆神強化等を 数字にする事で、 他の干と…

子峰院  和珞の鑑定例118

運良し悪しと精神面で状態とは異なり 精神状態で大運を取らなければ、依頼者には納得して頂けない事がしばしば 有ります。若かりし頃、喜忌を基本通りに取った大運に、御依頼の方は 「内の息子の運はこんなに良くない」と、納得頂けず 再度精神面で取り直し…

子峰院  和珞の鑑定例117

何と!子平学・四柱推命は、ドラマチックなのでしょうか? この方は、丁己は離れて還流も無く、己と癸は相性も良く側干であり 知恵(癸印)で財(己財)を掴む近道を選ぶばずが、 遠回りをして癸水で甲木を育て、丁の洩気で己財を増やす道を選びました。 何故…

和珞「滴天髄」について考える No1中和論と順逆論

子平学・四柱推命の手順は、まず命式の強弱・旺衰を出し、内格(扶抑法)か 外格(専旺法)を決めて、十干十二支の良し悪しを見極めていきます。 内・外格を決める手順としては、外格かそうでないかを見極め、外格でなければ 内格と言う具合に見る方が確実でしょう…

子峰院  和珞の鑑定例116

この命式は、平岡滴宝先生が生前依頼を受けた方で、 機会があるならと発表の許可を頂いた命式です。 先生は、大運は54歳未運の胃癌を見抜いていましたし「恐らくは」と全て 御見通しでした。未は木火土を強めますが、木土の還流己土は乙からの尅よりも 甲…

子峰院  和珞の鑑定例115

身旺・身弱の判断はそんなに大切でしょうか?勿論大事です。しかし、 そればかり重点を置けば、他の事柄が見え難くなる事から私は、 命式の帰納を重視しています。 この命も命式上は身旺ですが、性格的には典型的な身旺ではない事が 理解して頂けるのでは無い…

子峰院  和珞の鑑定例114

彼女は「あげまん」、この様な方を伴侶に迎える人は将来有望ですが、 彼女は伴侶に対し、少々焼きもち焼きで干渉過多気味 この方と長期間折り合いをつけられる人は、哲学者の様な人かもしれません。 と言う事で、夫婦はお互いの努力で添い遂げられものではな…

用神法

今回のブロウは、平岡滴宝著 子平学・四柱推命法深書より、「用神法」を書き 写しました。この項では用神の種類を述べています。用神の決め方「用神取法」の 前置きと捉えて頂ければと思います。(和珞) 無断転記禁止 (子平学・四柱推命法深書から 用神法) 用…

子峰院 和珞の鑑定例No113

二十才前後壬財がぬける丁運の頃「学校に行かず友達と遊びほうけてばかり」 「七喜全彰、良い命式です」とか言われても「馬鹿言ってんじゃないよ!」と ご両親は思ったかどうか? 風景?濁壬の中に金が仰山!そんな風景にしないで下さいね。 この命式は平岡…

子峰院 和珞の鑑定例No112

滴宝先生は過去の鑑定依頼からタイプ分けして、子平学的に理論付けして 秘本・子平廣論では説明されています。 私共はどのようなタイプにしろ否定する訳には行きません。 どの様なタイプの方にであっても、お話に真摯に耳を傾けそこから問題解決に 至る事が多…

子峰院の子平学・四柱推命 印綬と偏印(倒食) (彼の身の上話1)

今回は印星について書きます。 平岡滴宝式子平学では、どの通変星も正偏で同じ象意と、 表裏の如く全く異なる象意があります。また通変星で見る人間関係は、 六親だけではなく、六親よりももっと幅を広げて身の回りの社会環境の人達をも 巻き込んだ人間関係…

子峰院 和珞の鑑定例 No111

「自動車免許の返納は何時頃が良いでしょうか?」こんな鑑定依頼が 舞い込んでまいりました。加えてこれからの運の成り行きと 健康面を見て欲しいとの事でした。最近は長寿のせいでしょうか、 年配の方からの依頼も少なくはありません。 さて!この先は平岡…

子峰院 和珞の鑑定例No110

ツイートでこの命式を見て「おやっ?」とか「もしかして?」等と 思われた方がいればそれは正解です。ブログを書き始めた一つの要因は、 この様な方達を理解して頂きたいと思ったからでもあります。占術者の中には この様な人に大運に喜忌があるのかと、全て…